おちょやん第104話あらすじ「長澤も来た」感想

このページは、NHKの朝ドラ「おちょやん」の第104話のあらすじ・感想をまとめてお伝えしていきます。

おちょやん第103話のあらすじで、千代(杉咲花)のところに花車当郎(塚地武雅)がやってきました。話は終始、当郎のペースになります。

 

おちょやん第104話のあらすじは、当郎が帰るところからはじまります。おちょやん第104話のタイトルは「長澤も来た」です。

おちょやん第104話あらすじ

花車当郎
お邪魔しましたな。
千代
いうときますけど、なんべん来てもろても返事は同じです。
花車当郎
もうけえへんで。僕もやらなあかんことようけありますのや。このラジオドラマ、絶対に成功させたいのや。あとは、千代ちゃんが決めはることや。おおきにな。今日は、ほんまに楽しかったわ。

その日の帰り、当郎は長澤(生瀬勝久)に会います。

花車当郎
先生、こんなところで何してますのや。ひょっとして、先生も竹井千代に会いに?顔出してくれればよかったのに。なんやったら、もういっぺん今から・・・あっアカンわ、僕、もうけえへん言うてしもた。舌の根の乾かぬ内に・・・ええか。行きましょ。
長澤
その必要はあらへんな。君の言う通りや。彼女はええもん持ってる。せやけど、どないええ役者でも、本人にやる気があれへんやったらそれまでや。誰かに無理強いされて、迷いながらやってもええ芝居はできるもんやない。戦争中の私らがそやったようにな。
花車当郎
そやな。あないな想いは、もう二度としたない。そやからこそ、彼女のこと諦めたないんです。

千代は、その日はじめて芝居をみた「人形の家」の台本を見ていました。そして、自分が演じた役のことを思いだしていました。そこに、春子(毎田暖乃)がやってきました。

春子
千代叔母ちゃん、花車当郎さんってこないな字でおうてる?
千代
今日のこと書く気なの?
春子
うん。けど、あたし作文嫌いやねん。
千代
なんで?
春子
みんなの前で読まなアカンねんで。私、そういうの苦手や。緊張して、絶対にうまいこと読まれへん。
千代
前に仲良しの友達いてるいうてたよな。もし、失敗してもその友達らは、きっと春ちゃんのこと応援してくれるはずや。うちもそやった。みんなが助けてくれた。そやから、だんない。あとは、うんと大きい声だしたら恥ずかしいのなんか吹き飛んでしまうわ。
春子
ほんまに。
千代
うん。
春子
なあ、千代叔母ちゃんはもうお芝居やれへんの。
千代
そうや。もう、やれへん。
春子
なんで?見たかったなあ。千代叔母ちゃんのお芝居。

春子が寝た後、栗子(宮澤エマ)が千代に謝ります。

栗子
あないなこというて、堪忍やで。
千代
春ちゃんは、なんも悪おまへん。みんなうちの問題だす。
栗子
あんたが来てくれてから、あの子えらい明るなった。ほんまやったら、わての顔なんか見とうなかったやろに。ここに残ってくれておおきに。
千代
うちは、なんもしてしまへん。お芝居やめてしもたうちにできることなんて、なに一つあれへん。ただ生きて、ここにいてるだけだす。
栗子
さくらが、娘が亡くなったときに、わても後追おうと思ったんや。けど、春子がおったおかげでおもいとどまった。ただ、おってくれるだけでええ。それで、十分や。芝居してへんかっても、アンタはアンタや。おおきにな。
千代
こっちこそおおきに。栗子さん、体にさわりますさかい、はよ休んでください。

千代が仕事から家に帰ってくると、今度は長澤が待っていました。

長澤
竹井千代さん?
千代
はい。
長澤
すみません。待ち伏せするようなことして。
千代
まさか、脚本家の先生がおいでいただけるなんて。せやけど、うちはもう。
長澤
わかってます。もう役者やるつもりは、あらへんのだすな。
千代
はい。せやったらなんで?
長澤
後悔せえへんためにです。当郎から、あなたのことさんざん聞いてきましたけど、それ以上に道頓堀で聞いたあなたのことが、どないしても気になりましてね。
千代
道頓堀に行きなはったんだすか?みんなに会いはったんだすか?
長澤
あなたのこと心配してはりました。と同時に、あなたのことを信じてるって。いつかまた、役者として道頓堀に帰ってくるって。ほんまのこというと、このラジオドラマは別の女優がやった方がええ思ってました。せやけど、当郎とあなたのやり取りを表で聞いて、しばらくそこから離れることができへんかった。あれこそ、私たちが目指すものなんやって確信しました。戦争で失った家族の団らんをもういっぺんこの国に取り戻したい。子供たちに生きてさえいれば、人生おもろいことがおきるんや。諦めたらあかんのやって教えてやりたい。力を貸してください。竹井さん。
千代
申し訳あらしません。うちには、無理だす。怖いんだす。辛いこと思い出してしまいそうです。どうか、堪忍しておくれやす。
長澤
わかりました。私の方こそ、勝手なこと言うて・・・あなたのこと傷つけてしもた。竹井さん、お芝居はもうつらい思い出しかあれへんのだすか。やとしたら、残念です。

おちょやん第104話のあらすじはここまで。おちょやん第105話のあらすじにつづく

おちょやん第104話感想

おちょやん第104話のあらすじは、千代のもとに長澤がやってきて熱い想いを伝えるというストーリーでした。

当郎や長澤があれだけ強い気持ちでお願いしても千代は断ってる。この先、どんなことがあれば、千代はラジオドラマに出演するんやろか。

 

そんなことを思わせるぐらい、長澤のおもいは強烈でしたね。また、道頓堀のメンバーはみんな千代のことを役者として復活するって思ってる。

信じてるって。もう一回、道頓堀の舞台にたつって。千代は、怖いって打ち明けていました。やっぱりあの号泣した千秋楽の芝居がトラウマになってるんかな。

 

お芝居するのが怖い。それは、春子の作文の発表と同じなのかもしれません。みんなに笑われるのが怖い。失敗するのが怖い。

千代は、これまで助けてもらってやってきたって春子を励ましました。なので、キーポイントになるのは、春子なのかなって思います。

 

また、そろそろ栗子が亡くなってしまいそうな、そんな予感がします。栗子と和解できたことは、本当に良かったなあって思います。

千代がどんな形でラジオドラマに出演するようになるのか楽しみですね。おちょやん第104話の感想はここまで。おちょやん第105話の感想につづく

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