おちょやん第80話あらすじ「一緒に暮らせへんか?」感想

このページは、NHKの朝ドラ「おちょやん」第80話のあらすじ・感想を全部まとめてお伝えしています。

おちょやん第79話のあらすじで、寛治(前田旺志朗)がお金を盗んでいたことを千代(杉咲花)が謝罪しました。

 

おちょやん第80話のあらすじは、小暮(若葉竜也)と百合子(井川遥)が新聞にのるところからです。おちょやん第80話のタイトルは「一緒に暮らせへんか?」です。

おちょやん第80話あらすじ

一平が千代に新聞を見せます。小暮と百合子がソ連に行ったことが報道されていました。

一平
これ。すごいな。2人は。
千代
ちょっとええ?

千代は、寛治を呼んで話をしようとします。

寛治
なんだす?まさか、この前のことお母ちゃんと呼んでないことを?
千代
そないなことはもうええ。
寛治
まさか、またお母ちゃんと呼んでほしいって。
千代
それも、もうええ。

そういって、千代は自分のことを話はじめました。

千代
うちが生まれたのは、ものすごい田舎でな。お母ちゃん小さいときに死んでしもてな。酒と博打ばっかりのろくに働かへんろくでもないお父ちゃんと、学校にも行かれへんと弟の面倒みながら暮らしてたんや。あげくの果てに、そのお父ちゃんが別の女連れてきてな。うちは9歳で家を追い出された。うちもアンタと同じや。お父ちゃんに捨てられてもうた。
千代
ほんでな岡安というところで、働きだして8年勤めて年季開けたころにな、お父ちゃんの借金のために身売られそうになった。それで、道頓堀逃げ出したんや。京都行ってたら、またお父ちゃんきてお金せびってな。ほんで、いろいろあって道頓堀に戻ってきた。ほんで、家庭劇で芝居することになったんだす。その年明けかな、10何年ぶりに弟のヨシヲに会えたんやけどな、結局また生き別れになった。うちは、結局また一人になった。
千代
あんときは、ほんまにつらくてな。その時に、一平が一緒になろ言うてくれた。5年前に、死に際のお父ちゃん来てな。うちはどうしてもお父ちゃん許せんくて、でもみんながようしてくれて、ちょっことだけお父ちゃん許すことができてん。ほんで、今のうちがある。

そして、一平も自分のこと話します。

一平
俺の親父も役者でな。小さいころに母親が男作って出ていってしもて、親父とずっと二人やったんや。ほんでな、嫌やったけど子役として舞台立たされて、はように親父は死んでしもた。
一平
すぐに一座は解散して、俺は本や芝居の勉強して・・・そないな時に鶴亀が新しい一座をつくるいうてな。それが今の鶴亀家庭劇や。ええ名前やろ。
一平
芝居の勉強しているときにな、家族連れのお客さんがものすごい楽しそうにしててな、どこにでもいてるような人のために芝居を作りたい思たんや。俺は、家庭というものを知らん。けど、この一座が俺の家庭やと思ってる。愛情というものを知らんかったけど、家庭劇のみんなと千代のおかげで、そういうもんがわかるようになった気がする。

そして、千代は寛治に言います。

千代
寛治、うちらと一緒に暮らせへんか?うちは、どない逆立ちしても、あんたのほんまのお母ちゃんにはなられへん。せやけど、あんたのこと心配やねん。そやさかい、そこに入れて。うちらがアンタのこと守ってあげるさかい。あんたは、またキレイごとやいうかもしれんけど、うち悩んだで。悩んで悩んで。うちらは、アンタを裏切らへん。なんでかわかるか?あんたの痛みを知ってるからや。
寛治
無理やん。騙されへんで、僕。

そういって笑う寛治に一平は言います。

一平
笑わんかてええ。無理に笑らうことなんか、あれへん。
寛治
そやけど、泣くよりええやろ。

千代は、寛治を抱きしめていいます。

千代
泣きたいときは、おもいっきり泣いてええのや。ええんやで。

この日から、寛治は千代と一平の家族になります。そして、一平は新しい本を小暮と百合子の物語をトリにもってきます。そして、家庭劇の「人生すごろく」が幕を開けました。

その舞台には、寛治の姿もありました。

 

その後、世の中はどんどん戦争に突入していき太平洋戦争が開戦します。おちょやん第80話のあらすじはここまで。おちょやん第81話のあらすじにつづく

おちょやん第80話感想

おちょやん第80話のあらすじでは、千代と一平が寛治と家族になるというストーリーでしたね。千代と一平が寛治に自分の生い立ちを話すところは感動しました。

千代も一平も、寛治に最初に生い立ちを話していたらもっと早くに打ち解けることができたかもしれませんね。

 

寛治は、人を信用できひんようになっているけど千代なんか、もっとひどいことをされてきています。一平は、寛治とすごく似ている人生。

そういうことを話すと、寛治も心を開きやすいですよね。これまでの上っ面だけの発言や笑顔っていうのは、なくなるんだと思います。

 

千代が寛治を守ってあげなければアカンっていったのは、自分がそういう経験をしてきたから。だからこそ、自分たちみたいな大人が支えなあかんって思ったんでしょうね。

昨日から千代を見てて、ちょっと鬱陶しいなって寛治側の気持ちが理解できたのですが、しっかりと話をしたので良かったです。

 

寛治も芝居の舞台で「お母ちゃん」と呼びましたし、これまでよりいい関係が作れそうですね。しかし、時は戦争に向かっていきました。

笑いの粛正みたいなことが行われてきそうな予感です。おちょやん第80話の感想はここまで。おちょやん第81話の感想につづく。

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