エール第16週ネタバレ,あらすじ「不協和音」

このページは、NHKの朝の連続テレビ小説(朝ドラ)「エール」の第16週のネタバレ,あらすじを吹き出し方式、会話方式でお伝えしています。

エール15週のあらすじで、世の中はどんどん暗くなっていきます。そんな中、裕一(窪田正孝)が作曲した「露営の歌」が大ヒットしました。そして、藤堂(森山直太朗)のために歌を作りました。

 

エール第16週のあらすじは、さらに世の中が暗くなっていくところから始まります。エール16週のタイトルは「不協和音」です。

エール ネタバレ,あらすじ16週

昭和16年、太平洋戦争が勃発。世の中の戦争色が色濃くなっていきました。戦時歌謡の他、戦地の情報を伝えるニュースと一緒に流れる「ニュース歌謡」にも裕一は携わることになります。

ニュース歌謡は短時間で生放送で作曲するため、多忙を極める裕一。そんな中、物資がなくなり人々の生活は苦しくなっていきました。

 

一方、華は11歳になっていました。音(二階堂ふみ)が開いていた音楽教室も戦争のため生徒が辞めていってしまいます。

裕一
音楽教室はどう?
また、一人辞めちゃった。こんなご時世だしね。
裕一
あんまりよく思わない親御さんも多いんだろうね。
近所の人たちにも言われる。発表会も戦争中に不謹慎だって、結局できなかったし。

そして、裕一に久志(山崎育三郎)から電話がかかってきました。久志に召集令状が届いたのです。そのことを鉄男(中村蒼)に言います。

鉄男
ついに来たか。あいつ、なんか言ってたか?
裕一
いや、それがね・・・
久志
ちなみに、壮行会なんてやらなくていいから。気をつかわなくていいから。
裕一
それって、つまり。
鉄男
やれってことだよね。
裕一
だよね。

そして、久志の出征の壮行会をやることになります。壮行会には、保(野間口徹)と恵(仲里依紗)なども集まって行います。普通は、送り出す方が歌う壮行会ですが久志が一人で歌い続けます。

久志
私、佐藤久志は明日出征します。お国のために力を尽くしてまいります。

しかし、派手な壮行会を行った久志はすぐに戻ってきました。

久志
ご覧のとおり戻ってきました。即日帰郷だ。身体検査で落とされた。戦うことよりも、しばらくは歌うことでお国のために尽くすように言われた。
裕一
そう。まあ、よかった。とりあえず、座ろう。
久志
いや、座らない。
裕一
なんで?
久志さんどこが悪かったんですか?
久志
いや、いい。
裕一
いや、よくないよ。どこ?
久志
お尻の・・・
鉄男
聞こえない。なに?
久志
ぢ、痔でした。
裕一
痔って、お尻の?
久志
お尻以外の痔がどこにあるんだよ。情けないよな、まったく。
裕一
いや、そんなことないよ。華も寂しがってたから喜ぶよ。
久志
いや、この機会に福島に戻ろうと思ってる。親父が心配なんだ。歳がきて、いろいろガタがきているから。あの人の息子は俺しかいないから。向こうを機転に慰問に回ろうと思ってる。
鉄男
実は、俺も作詞の仕事はいったん休もうと思ってる。
裕一
なんで?
鉄男
昔の上司がこっちの新聞社に来てて、人手が足りないから手伝ってくれって。世話になった人の頼みだしな。
裕一
そっか。
福島三羽烏の次の曲、楽しみにしてたんだけど・・・
裕一
いや諦めないよ。諦めない。今は、こういうときだから仕方ないけど。
鉄男
ああ、またいつかやろう。
久志
3人で。

戦争中に確かな約束はありません。しかし、3人はまたいつかと固い約束をかわしたのです。

 

そんな折、音は配給をもらいに行ってるところで吟(松井玲奈)に会います。

音、ちょうどよかったわ。今から家に行くところだったの。
どうしたの。
あんた、また婦人会さぼってるやろ。噂になってるわよ。婦人会に参加しなかったら配給にも差をつけられるし、裕一さんにも迷惑がかかるのよ。
はい、はい。
本当にわかっとるの。これから、私が入っとる婦人会の会合があるから、今からこりい。

音は、こうして嫌々で婦人会に参加します。

古山音です。よろしくお願いします。

婦人会で音を指導するのは、班長の克子(峯村リエ)でした。その日は、竹槍を作っていました。その熱心な姿勢や威厳に、音は圧倒されてしまいます。

そして、音は婦人会が終わった後に保(野間口徹)の店で愚痴っていました。

あ~疲れた。あそこの婦人会の班長さんすごい迫力で。
熱心な人っているのよね。
私は、馴染めないかな。
しっ~。外でそんなこと話したらダメだって。
婦人会を敵に回したら怖いからね。
裕一さんもラジオの仕事で忙しいし、お国のためっていうのはわかるんですけどね。
まっ、これでも食べて一息入れてよ。
なんですか。これ?
里芋のババロア。
里芋?いただきます。

そういって音が食べます。

どう?
悪くはないけど、デザートっていうよりはおかず。
だよなあ。
発想はいいと思います。発想は・・・
手に入る材料が限られているから、知恵を絞るしかないんだよな。
少し前まで普通だったことが普通じゃなくなっていますからね。

 

一方、音の音楽教室は生徒が減って通うのは弘哉(外川燎)だけになっていました。そんな弘哉も軍事教練が忙しくなり、毎日通うことができなくなりました。

そんな優しい弘哉のことを華は、好きになっていました。そして、弘哉の母親が庭で作って持ってきたかぼちゃを見て、音も庭でお芋を作り始めます。

 

そんな折に、東国音楽協会から手紙がやってきました。音楽挺身隊のことについて書かれているものです。

裕一
軍事工場や医療施設などを慰問で周るところっていってたな。音楽学校出身の人が集められてるって言ってたよ。

音は、その手紙が少し気になります。

 

そんな話をしていると、五郎(岡部大)が古山家に突然やってきました。五郎は、馬具職人としてずっと修行をしていましたがうまくいかずに、訪れてきたのです。

裕一
五郎くん、どうしたの?
五郎
先生、岩城さんの試験を何度受けても落ちてばっかりで、いつまで経っても結婚できる見通しがたちません。
裕一
でも、五郎君の筋がいいって。

そこに、五郎を追ってやってきた梅(森七菜)が五郎に決断を迫ります。

どういうこと?ねえ、五郎さん。この際だからはっきりいい。私と結婚したくなくなったんでしょう?正直に言って。私のこと嫌いになったって。
五郎
そんなことない。おっかねえんだ。自分でも情けないと思うけど試験になると緊張するんだ。

裕一のフォローに五郎は決意します。

五郎
約束する。次は、必ず合格する。

五郎は、岩城の試験に次で合格することを誓いました。その後、吟がやってきます。吟は梅と音と考えが異なり口喧嘩に発展します。

 

そして、梅は音楽挺身隊の手紙をみました。

なにこれ?音楽挺身隊?いいじゃない。
でも、そういうの向いとらんから。
へえ。その程度なんだ。お姉ちゃんの歌に対する気持ち。幸せなことだよ、好きなことができるって。戦争が激しくなったらできんかもしれんのに。なのに、なんでやらんの。私が口出すことじゃないけど。

梅は、音楽挺身隊に音が入ることのすすめてくれました。そして、五郎たちが豊橋に帰っていきます。その後、音は決意します。

裕一さん。私やってみようかな。音楽挺身隊

音が音楽挺身隊に入ることを希望していることを小山田先生(志村けん)が引っかかります。

小山田先生
古山音?

小山田先生は、裕一の奥さんであることの説明を秘書に受けます。そして、音は音楽挺身隊に行くと、学生時代の友達に会い懐かしい再会を喜び合います。

しかし、そこで音楽挺身隊の顧問をする神林は、軍隊のような迫力で説明をしていきます。

裕一
その神林さんとは、何か話した?
まさか。とてもそんな雰囲気じゃなかったし、あんな感じだと思っていなかったので驚いた。
裕一
あんな感じって?
すごい迫力で、挺身隊ってより、軍隊って感じだった。音楽の話より戦争の話ばかりで、ついていけるかな。
裕一
まずは、慰問に行ってみて先のことはその後考えたら?
そうね。歌うの久しぶりだからたくさん練習しなきゃ。

当時、音楽挺身隊とは徴兵検査で不合格になった人々を中心に結成され軍歌によって、慰問を行い戦意高揚につとめた組織でした。

 

その頃、五郎が豊橋に帰って修行していました。その様子を光子(薬師丸ひろ子)と梅が見ていると、2人を見張る特攻隊がいました。そして、東京の出版社の人が梅の元にやってきていました。

しかし、出版社の人は作品は持ち込まないでほしいと言われます。作品時代は素晴らしいですが、家族に問題ありと聞いたので、今後、梅とは付き合いを差し控えるって言われてしまいます。

五郎
おかしいよ。こんな世の中。

音は慰問活動を体験してみて再び歌う喜びを感じ帰りました。

裕一
今日、どうだった?
大成功。すごく喜んでいただいた。

しかし、そのことがきっかけで吟(松井玲奈)と喧嘩に発展します。

うちの婦人会の班長さんがまた、あんたに来てほしいって。
最近、音楽挺身隊でけっこう忙しくて。慰問の予定もつまってるし。歌の練習もせないけんし。
あんたは、いつだって好きなことしかやんないもんね。
好きなことしてなにがいかんの。好きなことをして人の役に立ってるなら、別にそれでもいいでしょう。向いとらんことを無理してやるよりいいと思う。
あんたって時々、とんでもなく残酷なこと言うわ。自分には、音楽があるけど私にはなんもないって言いたいわけ。
お姉ちゃん。
もういい。帰る。

吟の夫・智彦(奥野瑛太)は軍人で出征を控えています。軍人の妻として自由にふるまうことはできない。夫を立ててお国のために尽くすべきだと考えていたから自由に振舞う音に反発したのです。

 

そんなある日、鉄男(中村蒼)や木枯(野田洋次郎)がやってきました。木枯は、数々のヒット曲を世に出してきたがこの時代には「軟弱」と評価され売れなくなっていました。

木枯
世の中の空気に合わせて曲を作ることはできない。
鉄男
俺も新聞記者に戻ったのは、忠君愛国、戦意高揚のためだけに詩を書くのに嫌気がさしてな。
木枯
でも、裕一はたいしたもんだよ。求められている曲を室を落とさず、どんどん生み出してる。
裕一
僕は、国のために頑張ってる人を応援したいだけだよ。
木枯
利用されなきゃいいけど。

裕一の純粋な気持ちを心配して木枯は帰りました。一方、音は慰問先の人たちと一緒に歌うことを提案し、選曲を任されます。隊員たちは、音の選曲を歌いやすいと喜びました。

しかし、神林に選曲基準を問われます。

歌いやすくて、心豊かになれる曲を選びました。

すると、神林は戦争に役立たない音楽など不要だと音を批難します。

私は、音楽は音楽だと思います。歌を聞いてくれる人たちに笑顔になってもらうために、私は挺身隊にいます。

それを聞いた神林は、音に帰るように命じます。非国民は音楽挺身隊にはいらないというのです。そして、音は戦意高揚のための音楽に疑問を持ち始めます。

徐々に、裕一と音、鉄男や木枯の考えにずれが生じ始めます。エール16週のネタバレ,あらすじはここまで。エール17週のネタバレ,あらすじにつづく

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