エール第2週ネタバレ,あらすじ「運命のかぐや姫」

このページは、NHKの朝ドラ「エール」の第2週のネタバレ,あらすじを吹き出し方式、会話形式でなるべく読みやすいようにお伝えしています。

エール第1週のあらすじの終わりに、鉄男(込江大牙)が落とした「古今和歌集」を届けにいくと、鉄男は父・善治に鬼の形相で怒られていました。

 

エール第2週のあらすじは、鉄男が善治に怒られているところから始まります。エール第2週も引き続き子役たちが活躍しますので、子役の可愛い演技をご堪能ください。タイトルは「運命のかぐや姫」です。

エール第2週ネタバレ,あらすじ

鉄男は善治に怒られて、紙片を投げつけられていました。そして、善治が家に入った後に裕一(石田星空)がその紙片を拾います。その紙には、詩が書かれていました。

鉄男
何見てんだ、お前。

裕一は、紙片を鉄男に奪い取られます。裕一は、古今和歌集を渡そうとかばんをあけようとすると手が震えて手間取ってしまいます。それにいらだち、鉄男はかばんを奪ってたたきつけて怒ります。

裕一
ごめんなさい。

裕一は「古今和歌集」の入ったかばんを置いたまま逃げ帰ってしまいます。鉄男は、かばんからはみだした古今和歌集を見て、裕一が何しにきたか初めて気づきました。

 

裕一は家に帰って、まさ(菊池桃子)の前で声を上げて泣きました。しかし、なにがあったのかは絶対に話しませんでした。かばんも学校に忘れてきたと嘘をついたのです。

翌朝の登校時に、久志(山口太幹)に声をかけられます。

久志
かばん、どうしたの?
裕一
ちょっとね。
久志
ちょっとって?
裕一
誰にも言わない?

約束をして、鉄男の家に行ってあったことを久志に話しました。

 

その日の帰り、鉄男が裕一に近づいてきました。裕一は、殴られるとおもってびびります。

鉄男
昨日はすまなかった。

鉄男が頭をさげました。そして、壊れていたハーモニカを無理やりなおしていました。

裕一
ありがと。
鉄男
吹け、吹かなきゃなおってるかわからないだろ。

裕一がハーモニカを吹くと、おかしい音がしました。

鉄男
すまねえ。

裕一は、ハーモニカの音で笑うと鉄男も笑いました。そして、鉄男と裕一は川を眺めてはなしました。

鉄男
和歌と詩が好きで「万葉集」も読破してる。
裕一
すげえ。将来は、詩人だね。あの詩すごかったもん。
鉄男
親父が許さねえ。
裕一
でも、詩を書くの得意なんでしょ。藤堂先生言ってた。人よりほんの少し努力するのがつらくなくて、ほんの少し簡単なこと。それが得意なことだって。しがみつけば将来道は開けるって。詩人になれるよ。
鉄男
ばか言うな。
裕一
いや、絶対なれるよ
鉄男
うっせえ。母ちゃんと弟の面倒みなきゃなんねんだ。お前、明日の飯に困ったことあっか?俺は、毎日だ。詩では飯は食えねえ。
裕一
あの詩、あの詩に曲つけるから。つけたらもってくね。いい?

鉄男は、返事をせずに去っていきました。この頃、日本経済は急激に悪化して老舗呉服店の喜多一も資金繰りに困っていました。

三郎(唐沢寿明)は金策にかけずりまわっていたがもう、残された方法は、まさの兄・権藤茂兵衛(風間杜夫)が頭取の川俣銀行に頼るしかありませんでした。

 

しかし、三郎はどうしても川俣銀行を頼りたくありませんでした。茂兵衛は、裕一か浩二のどちらかを養子にという話をもちかけていたからです。それを断れなくなる。

そんな思いから川俣銀行だけは、どうしても避けたかったのです。そのため、代々受け継いでいた書物や骨董、レジスターなどを売ってなんとかしのいでいました。

 

一方、藤堂先生(森山直太朗)は鉄男のことを心配していました。久志から、鉄男の家が困難に陥っていることを聞いたからです。藤堂は鉄男に名刺を渡しました。

藤堂
頼ることを恥じることはない。自分の才能から逃げるな。一生後悔するぞ。
鉄男
先生は、逃げたのか?
藤堂
俺は逃げていない。ないものを追っかけたんだ。

そう言って、藤堂先生は鉄男の前を去っていった。

エール7話(4月7日)

それからほどなくして、鉄男の一家は借金をあちこちでして夜逃げしました。その話を伝え聞いて、裕一は福島を見下ろせる信夫山にいました。

裕一
大将・・・できたよ。聞いて。

裕一は、そう言って鉄男がつくった詩に曲をつけ歌いました。それは、裕一が他人に初めて送ったエールでした。

大正12年の秋。裕一が教会で会った、関内音(清水香帆)は11歳になっていました。音の父・安隆(光石研)は陸軍で獣医をしていましたが、現在は名古屋で陸軍向けの馬具を製造・販売しています。

音は、母・光子(薬師丸ひろ子)、姉・吟(松井玲奈)、妹・梅(新津ちせ)の5人家族で伸び伸びと過ごしています。音は、父が大好きで川俣の出張に一緒について行ったことがありました。

 

すると、教会の前で聖歌隊が歌っていたので、音も歌いたくなります。

安隆
行っといで。大丈夫、なんとかなるから。

音は、最初は恥ずかしかったがだんだん楽しくなります。その様子を裕一(石田星空)が見て、虜になっていることは知りませんでした。

やって良かった。
安隆
お父さんは思うんだ。やらずに後悔するより、やって後悔する方がいいって。さっき、教会が音のおかげで元気になってた。音、すごいわ。

 

それから3年の月日が経ちました。音の学校では、学芸会の準備が始まっていました。しかし、教師が決めた題目に納得がいきませんでした。女子のクラスなのに、題目が「浦島太郎」だったからです。

そのため、音はクラスで多数決をとって「竹取物語」に変更させることに成功しました。そして、自分が「かぐや姫」役になれると思っていました。

お父さん、お母さん学芸会見にくるでしょう?
安隆
ああ、絶対行く。

友達たちも、音が主役のかぐや姫になると言ってくれていました。そして、妹の梅(新津ちせ)が竹取物語の本をくれます。

主役やるなら、ちゃんと読んでおいた方がいいよ。
ありがとう。

しかし、音に割り当てられた役はおじいちゃん役でした。ショックを受けた音は、安隆に愚痴をこぼします。

せっかく、梅がくれた竹取物語もう暗記してたのに。
安隆
おじいちゃん役は嫌か?
いやだよ。セリフ「これはなんて可愛い子じゃ」ってそれだけだよ。それなら、「かぐや姫」でなくても「桃太郎」でも使えるよ。
安隆
そうじゃな。でも、音がかぐや姫じゃったら、おじいちゃんは他の誰かがやるよな。その人が嫌々してたらどう思う?
しっかりしてって思う。
安隆
じゃろう。人には、それぞれ役割がある。みんなが主役をやれるわけじゃない。主役だけでは、お芝居にならん。それを支える人が必ずいるんだ。
それでも私は・・・。
安隆
今回は、残念だった。でもお父ちゃんは、楽しみだよ。
嘘つき。

そんな話をしていて、教会でする予定だった琴の演奏を忘れていました。安隆は、元々教会に連れていくために音を呼びにきたのだった。

遅れて行った音が教会に到着した時には、オペラ歌手の双浦環(柴咲コウ)が歌っているところでした。

エール8話(4月8日)

音は、その声に感動します。そして、思い切って環にこえをかけました。

歌・・感動しました。ここに・・・ここに響きました。

そう言って、音は胸をさしました。

安隆
実は、今日ここで一番に琴の演奏をする予定だったのですが、遅れてしまって。学芸会でかぐや姫になれるかと思ったら、おじいさんの役になってふてくされて。
双浦環
人間だっただけまだいいじゃない。私なんか、最初は枯れ木よ。枯れ木。
枯れ木?

思わず、音の顔に笑みがこぼれます。

双浦環
将来、私みたいになりたい?だったら、どんなことがあっても出番に穴をあけちゃだめ。周りの人に迷惑かかるから。出番を全力でやりなさい。わかった?
はい。

そう言って、環は音にレコードをプレゼントしてくれました。音は、安隆との帰り道で言いました。

私、歌を習いたい。

その晩、安隆と光子(薬師丸ひろ子)は音にお琴をやめて歌を習わすことにしました。

 

学校で、竹取物語の練習が始まりました。しかし、かぐや姫役の神崎良子が腹痛を訴え中断してしまいます。実は、良子がかぐや姫役に選ばれたのは、良子の母・ますが教師に働きかけたからです。

良子は、ますからのプレッシャーによりお腹が痛くなったのです。

 

そんなある日、音が朝起きたら安隆はいなくなっていました。朝早く出張に出かけていたのです。

お父さん、学芸会までには帰ってくるよね?
光子
必ず戻ってくるわよ。大丈夫。
良かった。

しかし、音が学芸会の練習をしているときに先生から急遽連絡が入ります。

エール9話(4月9日)

音の父・安隆が電車にはねられて亡くなってしまいます。子どもを助けようとしたところ、代わりに亡くなってしまったのです。

葬儀が行われて1週間が経過しました。しかし、音には安隆が亡くなった実感がわきません。そんな音たち3姉妹を光子が海に誘います。

光子
お父さん、お墓みたいな狭いところに眠るのは嫌だって言ってたの。だから、きっとこうする方が喜ぶと思うの。

光子は、骨壺を持ってきていました。そして、遺灰を海にまきました。光子が手を合わせると3姉妹も同じように手を合わせました。

 

 

木曜日になります。いつも安隆と一緒に銭湯に行く日でした。

光子
今日、銭湯に行く日だったね。どうする?

三姉妹は誰も返事しませんでした。

光子
今日は、やめとこうか。
行く、行こう。

銭湯の帰りに、団子屋により安隆がいた時と同じように過ごします。

お父さん、団子好きだったもんね。
光子
若いころには、みたらしとあんこを交互に食べて最高のぜいたくってやってた。
それ、川俣でもやっとった。

そう言って、笑い合うと突然誰も話さなくなります。

お父さん本当にいないんだね。こうやって銭湯も一緒にこれないんだよね。もうご飯も一緒に食べられないんだよね。

そう言いながら、音は涙ぐみます。

光子
音、泣いていいんだよ。

そう言うと、音は大泣きします。

お母さん。お父さんは、なんで私たちを残して他の子を助けたの?その子の方が大切だったの。ひどいよ。お父さんに会いたいよ。会いたいよ。

光子が吟、音、梅を抱き寄せていいました。

光子
お父さんはいる。あなた達には見えないけど、ずっとそばにいるのよ。
本当に?
光子
うん。

それでも、音の涙は止まりませんでした。

 

光子は、なんとか陸軍との商売をそのまま続けようとします。しかし、陸軍との仲介をしていた打越金助(平田満)は足元を見て契約解除をちらつかせてきます。

打越金助
関内さんが軍を離れて、もう何年になるかの?
光子
10年です。
打越金助
もうそんなになるかいな。10年いうたらちょうど契約を見直す時期だべ。ずっと関内さんとこいうわけにもいかんだわ。元軍人で馬具屋やっとるのは、他にもおるでね。まあ、一遍ように考えてみとくれん。

そして、ほかの業者さんも次々と契約解除となり、職人もどんどん辞めていきます。ついに、番頭をしている岩城新平(吉原光夫)までもが辞めてしまいます。岩城の居場所を見つけて、怒る音。

逃げるんですか?
岩城
女子どもには、わからん。
お父さんに世話になっとったじゃないですか?
岩城
職人は、仕事がなけりゃ食っていかれん。
負け犬。

家に帰った音は、光子にそのことを話します。

光子
しかたないわ。みんな、それぞれ人生があるんだもの。
うち、大丈夫?
光子
かなりまずい。

エール10話(4月10日)

そんな状況に、音は怒っていました。3姉妹でうちのことを話します。

絶対に、逃げていった職人たちを見返してやる。

そして、吟(松井玲奈)が契約書の存在に気づきます。契約書を読んだ光子は、契約の破棄には違約金が発生することを確認しました。

 

光子は打越とその契約書をもとに交渉をします。

光子
ここには、1年以内の契約破棄には違約金が発生するとあります。請求すると、かなりの違約金を陸軍は、私たちに払わなければなりません。仲介する打越さんも陸軍と関係悪くなるのではないですか?このまま、取引をした方がお互いにいいと思うのですが・・・
打越金助
あんたのところは、職人がおらんなったろ。納期は守れるんか?
光子
大丈夫です。守れます。今後とも、どうかごひいきに。女子どもですが。

このことで契約が継続されました。

 

一方、学芸会の方では、音は良子にお願いされて「かぐや姫」を演じることになります。良子は、帝になり母・ますの言いなりにはならないといいます。

劇の途中、音はかぐや姫として歌声を披露します。それが観客を感動に包み込みました。その歌声で、ますの目にも涙がうかびます。そうして、無事に学芸会は終了します。

 

その晩、音は環のレコードを手に安隆の遺影に誓いました。

お父さん、私は絶対に歌手になるから・・・見守ってて。

音は、天国の安隆に歌手になることを誓いました。翌朝、音が学校に行こうと登園すると作業場に岩城がいました。

なにやってんのよ。
岩城
仕事があるって聞いたので、戻ってきた。それだけだ。
それだけだって・・・あなたね。

音が怒ろうとするところを光子が止めました。

光子
音、早く学校に行きなさい。
最低。
光子
私は、戻ってくると思っていました。

岩城は、光子の言葉に返事することなく作業を続けていました。エール第2週のネタバレ,あらすじはここまで。エール第3週のネタバレ,あらすじにつづく