エール第4週ネタバレ,あらすじ「君はるか」

このページは、NHKの朝ドラ「エール」のネタバレ,あらすじを吹き出し方式、会話形式で書いています。エールのネタバレを読みたい。先読みしたいというあなたは最後までご覧ください。

エール第3週のあらすじで、裕一(窪田正孝)は志津(堀田真由)に初恋して告白しましたが、見事に玉砕。フラれてしまいました。

 

エールの第4週は、裕一がフラれてから1年が経過したところから始まります。エール第4週のタイトルは「君はるか」です。

エール第4週ネタバレ,あらすじ

裕一は、志津にふられてから心を入れ替えて銀行業務に取り組むようになりました。あれから1年、裕一は黙々と銀行の仕事をこなしていました。

茂兵衛(風間杜夫)は上機嫌でした。裕一が熱心に仕事をしていたからです。

茂兵衛
裕一がこのまま仕事に励んでくれたら、養子としてお披露目できる。

そう言ってご満悦です。しかし、行員たちは心配していました。裕一が失恋してから立ち直る気配がまるでなかったからです。

鈴木(松尾諭)は、ビールと焼き鳥をもって裕一の下宿先を訪れました。

鈴木
もう20歳だべ。飲め。

裕一は、鈴木に注がれたお酒を一気に飲み干します。そして、酔った裕一は裸踊りをします。しかし、翌日には黙々と仕事をこなす裕一。それを見て支店長・落合(相島一之)が言います。

落合
彼の好きなことはなんだ。
鈴木
音楽ですよね。
落合
誰か楽器できる奴はおらんか。

そんなことを言っているところに、鉄男(中村蒼)が銀行にやってきました。裕一は、鉄男を下宿先に案内します。

鉄男
これを見てくれ。

裕一は、一瞬だけ見てすぐに目をそらしました。

鉄男
音楽を避けたい気持ちはわかる。でも、このページだけ見てくれないか。

そう言って、国際コンクールの募集雑誌を裕一に見せます。

鉄男
ストランヴィスキーが審査員だぞ。挑戦するだけなら、タダなんだからやってみろ。

しかし、裕一はまったく興味を示しません。すぐに、その雑誌を鉄男に返しました。それでも、鉄男は引き下がりませんでした。

鉄男
俺は、やっとちゃんとした記事を任されるようになった。双浦環って歌手のインタビュー記事だ。これから、その取材がある。もしよかったらお前も行かないか?

鉄男の問いかけにも、裕一は首を横に振りました。

鉄男
お前、このままだとダメになっぞ。無理にとは言わねえ。気が向いたらでいい。俺は、諦めねえからな。

そう言って、鉄男は国際コンクールの雑誌を置いたまま、双浦環(柴咲コウ)の取材に向かいました。

 

その日の夕方、裕一が下宿先にいると銀行にハーモニカの音が響きました。音楽好きの裕一を元気づけようと、松坂(望月歩)が吹いたものでした。

松坂
僕ら古山君を元気づけたくて。今のキミは、君じゃない。1年もその状態なんて、つらすぎる。君と音楽の間に何があったか知らないけど、好きなんだろ?音楽。
鈴木
国際コンクールも応募してみたら?

鉄男が銀行でも、国際コンクールの話をして背中を押すようにお願いしていたのです。

昌子
このまま、いじいじしてたら志津って女の思うつぼだよ。

落合や鈴木(松尾諭)、昌子(堀内敬子)もやってきて、裕一のことを次々と励まします。

落合
古山くんの仕事は、俺たちがやっから挑戦してみ。
裕一
はい。

その晩、裕一は募集の記事を再び読みました。課題は「交響曲」です。裕一は、久しぶりに五線譜に向かって曲つくりに入ります。

しかし、ブランクの影響もありまったくメロディーが思いつきません。翌日から、昼は仕事。夜は曲作りに励みます。

裕一
うわ~なんでだ。まったく浮かんでこない。

エール17話(4月21日)

裕一の声を聞いて心配した落合たちは、鉄男も交えて曲のテーマを考える会議を開きます。

落合
古山くんが音楽復帰に悩んでる。曲をつくる主題に悩んでる。そこで、我々も協力するのが議題だ。

そして、行員たちだけだと不安なので鉄男も呼んでいました。

落合
では、さっそくだが何かあるか?

しかし、なにも決まらないまま時間だけが過ぎていきます。今日は、お開きにしようとなりかけたところに昌子(堀内敬子)が言います。

昌子
今日は、満月ね。

それを聞いて、みんなで外にでました。すると、鉄男が和歌を読みました。

鉄男
今はとて 天の羽衣着る折ぞ 君を哀れと 思い知りぬる

鉄男が読んだのは、竹取物語でした。裕一は、それにインスピレーションを感じ曲が湧き上がってきました。裕一は、テーマを竹取物語と記します。

裕一
歌のないオペラだよ。日本古来の音楽をふんだんに取り入れて交響曲にするんだ。いける。鉄男、ありがとう。

そう言って、裕一は譜面に曲を記しはじめました。

鉄男
裕一が音楽に戻ってくれて、よかったよ。
裕一
ちがうよ。これを区切りにする。音楽に別れるための儀式なんだ。

裕一は、再び譜面に向かいました。

昭和5年3月、裕一の運命を変える結果の手紙が届きました。なんと、裕一が作った「竹取物語」がイギリスの国際コンクールで、最年少記録を塗り替えて2位に入賞したのです。

イギリスへの留学も認められ、留学費も出ます。やめる予定だった裕一ですが、喜びを爆発させました。

裕一
やった。僕は、やったんだ。

エール18話(4月22日)

裕一が賞をとったタイミングで、祖父の源蔵が亡くなりました。そのため、茂兵衛(風間杜夫)は裕一との養子縁組を急ごうとします。裕一は、心の整理をつけたいとすぐ返事しません。

そして、裕一は賞をとったことと養子の話を藤堂(森山直太朗)に相談します。

藤堂
やったな。おめでとう。
裕一
先生は、どう思います?
藤堂
留学だ。決まってるだろ。これがどんなにすごいことかわかってないのか?
裕一
わかってますけど、僕は家族を捨てて養子になったんです。今更、養子をやめて作曲家になるなんて言えません。

喜多一は、茂兵衛から融資を受けていました。そのため、裕一が養子をやめるというと倒産だ。

藤堂
家族か音楽家・・・難しいな。
裕一
先生ならどうします?
藤堂
自分の人生を生きる。天から授かった才能をどぶには捨てない。
裕一
先生、このことは内密にお願いします。

裕一は、コンクールに入賞していたことを藤堂以外には誰にも話してなかったのです。ところが、この数日後、裕一は新聞に載ることになります。

藤堂は、鉄男に話してしまいそれが新聞記事になったのです。それを見て、茂兵衛が銀行にやってきました。

茂兵衛
これは、どういうことだ。

反響は、これだけにとどまらずファンレターが裕一のところにたくさん届くようになりました。その中で、ひときわ目を引くファンレターがありました。

関内音(二階堂ふみ)から届いたファンレターです。

古山裕一さま。

突然のお手紙失礼します。私は、豊橋に住む関内音と申します。音という名前のとおり私は音楽を愛しています。いつか、あなたの作曲した曲で私が舞台に立って歌うことがあることを願っています。あなたの魂を私が歌で伝える、そんな夢のような日々を思い描いています。今後の活躍を願っています。お体には気を付けて。

関内音

自分とわずか2歳しか違わない裕一が国際的なコンクールの快挙に、音は興奮していました。その興奮のまま、音は裕一にファンレターを書いたのです。

裕一は、すぐに返事を書きました。

裕一
関内音さま。お手紙ありがとう・・・

そして、音のために曲を作りたいと思い手紙の返信をします。そんな手紙を書いたところで、三郎(唐沢寿明)がやってきました。

三郎
裕一、酒飲みに行くぞ。

裕一は、三郎と飲みに行きます。

三郎
すげえ賞とったな。おめでとう。
裕一
ありがとう。怒ってるかと思った。
三郎
浩二はカンカンだ。
浩二
留学行ったら、喜多一潰れんだよ。家族がバラバラになんだよ。わかってんかな。
三郎
母さんは、浩二の気持ちも考えて、どうしたらいいかわからないって不安がってる。俺もあの人にどやされた。
裕一
ごめん。どうするか決めて公表するつもりだったんだけど。
三郎
いいんだ。いいんだ。それよりあれだ、賞金あんだべ?いぐらだ?
裕一
400ポンド。日本円で4000円ぐらい。渡航費とか留学のお金も含めてだから。

今の金額に直すと、1200万円ほどだ。

三郎
福島の音楽学校にも行ってない男に、そないな大金を。お前、俺の息子か?

三郎の驚きように裕一は笑います。

裕一
俺、どうしたらいい?
三郎
留学は、いつからなんだ?
裕一
2か月後には、経たないと間に合わない。ごめん、音楽諦めたつもりだったのに。コンクールも、断ち切れない気持ちにけじめをつけるために受けたんだ。
三郎
でも、お前は結果をだした。
裕一
よくわかんねえくせに。
三郎
お前は、俺の自慢の息子だ。失敗ばかりの人生だけど、唯一誇れるのはお前だ。あとは、俺に任せとけ。

裕一は、三郎の言葉にうなづきました。

エール19話(4月23日)

その数日後、音は裕一からの手紙を読んでいました。

裕一
お手紙ありがとうございます。たくさんの手紙の中で、音さんのものが特別に私の心に喜びを与えてくれました。歌手を目指しているということで、好きな詩と音域をおしえてくれたら、あなたのために曲を作りたいと思います。
やった。やった。返事来た。詩何にしよう。ね、何がいい?

そう言って妹の梅(森七菜)に言うと、梅は「君はるか」という題で書いていた詩を音に渡しました。「君はるか」の詩と音域などを書いて、音は裕一に返事を書きました。

 

それを銀行で読んでいた裕一が詩を読み曲を思い浮かべていると、そこに茂兵衛がやってきました。

茂兵衛
留学なんぞ、許さんからな。

そう言われた後ろには、三郎が小さくなっていました。

茂兵衛
もう待てん。今すぐ、養子縁組するぞ。以後、父親は俺だ。三郎ではない。
裕一
留学に反対するんですか?
茂兵衛
当たり前だ。お前は権藤家の跡取りだ。音楽するために、養子にしたのではない。

その晩、裕一は仕事を終えて三郎と飲みに行きました。

三郎
すまねえ。取り付く島もなかった。
裕一
大丈夫。茂兵衛伯父さんが反対するのは、当然だよ。
三郎
お前やけに、冷静だな。いつも冷静だけど、これはお前にとって人生最大のチャンスだぞ。わかってんのか。
裕一
わがってるけど、実は俺・・・。

裕一は、三郎を家に連れていき音(二階堂ふみ)からの手紙を見せました。

裕一
素敵だろ。たくさんのファンレターの中で、彼女だけが僕の音楽に興味をもってくれたんだ。
三郎
お前、手紙だけの女に恋してるのか?

裕一が同意したことに、三郎は驚きました。その後も裕一と音は、手紙のやり取りを続けます。そのため、ただの文通相手というよりはお互い大切な人に送るという感情になっていました。

 

音は、歌の先生である御手洗(古川雄大)に裕一からの手紙を見せて相談しました。

御手洗
やっぱり、すごい音楽を作る人は文章もハートもビューティフルね。いい人と出会ったじゃない。
でも、留学を反対されているらしくって。
御手洗
なんで?ありえない。
留学したら5年しなければならない契約らしくて。5年後って私、23歳です。
御手洗
だったらあなたも行けばいいじゃない。

音は、御手洗に言われたことから光子(薬師丸ひろ子)に相談してみます。

裕一さんと一緒に留学したいの。
光子
そのお金どうするの。裕一さんは、賞をとって学校へ招かれていくの。あなたは、今の状態でイギリスに行っても何も学べないわ。

音は、光子の言葉に反論することはできませんでした。

エール20話(4月24日)

裕一は、留学するのか。それとも権藤家の養子になるのか決まらないまま数日がたっていました。そんなある日、茂兵衛が突然に裕一の留学を認めました。

茂兵衛
5年だ。ものにならなかったら帰ってこいよ。

茂兵衛は、そういい裕一の留学を許可しました。

裕一
はい。ありがとうございます。

実は、茂兵衛の母も今回の話を聞き、独学で勉強してきた裕一が活躍できるほど甘い世界でないので行かせるべきだといったのが理由でした。

音楽を諦め、英語がうまくなり人脈もできるから祖母・八重は行かせるように茂兵衛に言ったのでした。

 

裕一の留学が決まって、そのことを伝える手紙を送りました。それを読む音に対して、妹の梅(森七菜)は言います。

ロンドン言っちゃうんだ。向こうにいっぱいきれいな外国人いるよ。
裕一さんは、そんな誘惑に負ける人ではありません。
手紙だけで、お姉ちゃんに会ったこともないのに。お姉ちゃんとその人には、大きな差があるの。ロンドンに行って、一流の音楽家や歌い手と出会って遠く離れた文通相手にあり続けると思う?

そう言われた音は不安になります。そして音は裕一のから手紙を読まなくなり、返信がなくなったのです。音は、今の自分と裕一との差から身を引こうとしていたのです。

裕一
嫌われたんだ。もう生きていけない。

裕一は、音に嫌われたと思って元気をなくします。そんな裕一を落合が励まします。

落合
気落ちするのは早い。きっと親だ。親が恋文の邪魔をしてるんだ。
昌子
女の名前で手紙を出せば、警戒されないわ。

裕一は、昌子のアドバイスを取り入れ「古山裕子」という名前で手紙を送りました。すると、音から返信の手紙が来ました。

留学の件、おめでとうございます。私が手紙を返さなかったのは、裕一さんの勉強の足かせになりたくなかったからです。私は、あなたのことが大好きです。それと同時に、あなたへ音楽への愛情を大切にしたいです。
あなたは、世界的アカデミーから招待を受けるたった一人の日本人。私は、田舎で歌を習う一人にすぎません。どうか私のことは忘れて作曲に邁進してください。いつか、あなたの曲を聴けるのを楽しみにしています。さようなら、音

そんな手紙が送られてきて、裕一はいてもたってもいられなくなりました。裕一は、落合にお願いをします。

裕一
休みをください。彼女に会いに行きます。このままじゃ、僕は前に進めない。答えを探しに行ってきます。

裕一は、その足で駅に行き汽車に乗りました。エールの第4週のネタバレ,あらすじはここまで。エールの第5週のネタバレ,あらすじにつづく。