エール第5週ネタバレ,あらすじ「愛の狂奏曲」

このページは、NHKの朝ドラ「エール」の第5週のネタバレ,あらすじを吹き出し形式,会話方式でお伝えします。エールの先読みをしたいあなたは最後までご覧ください。

エール第4週のあらすじで、音(二階堂ふみ)から「もう忘れてほしい」と手紙が届き、いてもたってもいられなくなる裕一(窪田正孝)。

 

エール第5週のあらすじは、手紙をもらった裕一が音の住む豊橋まで飛んでいきます。エール第5週のタイトルは「愛の狂奏曲」です。

エール ネタバレ,あらすじ第5週

昭和5年、関内家の夕食の席では、音(二階堂ふみ)が音楽学校へ進学する話をしていました。

先生が東京帝国音楽学校に推薦状を書いてくれるって
御手洗
音さんなら実技試験も大丈夫だろう。

音は、確実に歩みを進めていましたが一緒に東京に行く姉・吟(松井玲奈)の方は少し頼りありませんでした。

お母さん、私はどうしたらいい?
お姉ちゃんってさ、いつも人を頼ってるよね。
なに?あんたを心配して、私は東京に行くのよ。あんたまだ、文通相手のこと諦めてないでしょう。
そんなことない。
ある。

口喧嘩をして、吟のアジフライをとって部屋を出た音の目の前に一人の青年がたっていました。

裕一さん。
裕一
お食事中申し訳ありません。古山裕一と申します。

裕一は、音の手紙を受け取っていてもたってもいられなくなり、豊橋までやってきたのです。

光子
音の母の光子です。今日は、何の用事でこちらに?
裕一
すみません。音さんからお別れの手紙をいただいて、どうしても会いたくなって衝動を抑えられなくてここにいます。
光子
はい。
裕一
しばらく、ここに置いてくれませんか?

音に会った瞬間、裕一の中に頭にメロディーが溢れ出ていました。裕一は、頭の中に溢れてきたメロディーをすぐに残しておきたかったのです。

光子は、思いつめた表情の裕一を追い返すのはかわいそうと思い一泊だけ泊めてあげることにします。そして、音に言います。

光子
ご近所さまの手前、親戚が遊びにきていることにしましょう。
ありがとう。お母さん。
光子
でも、深入りはダメよ。あの人は留学するんだから。

その後、音は裕一がいる部屋に行きました。

裕一
突然来てごめんなさい。どうしても会いたくて。
最後に書いた手紙は、本心なの。私のことなんて、忘れてください。
裕一
今日、あなたのこと初めてみてキレイだなって感じました。あなたに会って、思い浮かんだメロディーです。全然書けなくなっていたのに、あなたに会ってからメロディーが溢れるように浮かんできます。あなたは、僕の音楽の女神です。ひと時でもいいので、同じ時間を過ごさせてください。

音は、裕一の熱意を受け入れます。

明日、豊橋をご案内します。。
裕一
ありがとうございます。

翌日、音は裕一を豊橋に案内しました。父が亡くなる前に、歌手を目指すきっかけになった教会。父が好きだった、だんご屋。父の遺骨をまいた海。海で裕一は、波音を聞きました。

裕一
音楽だよ。これこそ、音楽だ。そうでしょ?

音も波の音を聞きました。

お父さんに会いたい。歌手になるって約束したの。お父さん元気かな。
裕一
聞いてみるよ。お父さん元気ですかあ。

裕一の声に、波が動いた気がしました。

裕一
元気だって。詩書いてよ。お父さんへの。曲作るから。
うん。

エール22話(4月28日)

その頃、川俣では三郎(唐沢寿明)が下宿に来ていました。三郎は裕一が文通相手に恋しているといったことを思い出し、手紙を探します。

三郎
豊橋かあ。

そう言って、三郎は下宿を出て豊橋に向かいました。

 

音は、裕一を歌の先生の御手洗(古川雄大)のレッスンに連れていきます。

御手洗
うわっ輝きが違うね。
裕一
こんにちは。古山裕一です。音さんから、ドイツに留学していたと聞きました。当時のお話聞かせてもらってもよいですか?
御手洗
オフコース。

そう言って、ドイツ留学の時の話をしてくれました。

 

そして、音と裕一が関内家に戻ると、裕一のことを聞きつけた余興師・鶴亀寅吉が家に来ていました。豊橋で、裕一の演奏会を企画するという。

光子は、その余興師を怪しいと感じますが音は乗り気になります。3か所の会場で演奏会を開き、最後は音と裕一の共演で締めくくるという契約書を交わします。

 

翌日、裕一と音は一緒に神社のお祭りに出掛けます。楽しく過ごす裕一に対し、音の表情が曇ります。音は光子に言われていました。

光子
もう十分、楽しんだでしょ。裕一さんだって、夢が膨らむほどつらくなるんだから。ね、身を引くことを今日、伝えなさい。
演奏契約しちゃったから、その後でもいいでしょ。
光子
ダメ。演奏会はやってもいいけど、今日言いなさい。
手紙では伝えたよ。
光子
裕一さんは、あなたのことが好きなの。それ以上に音楽が好きなの。どちらかを選ぶ時、彼にとって一番いい道はなに?彼のためよ。つらくても。

しかし、祭りがおこなわれている中で、音と裕一の気持ちは縮まっていました。そして、2人が関内家に帰ったところ三郎(唐沢寿明)がやってきていました。

三郎
裕一、おかえり。

エール23話(4月29日)

すでに、三郎と光子は2人を別れさすことで意見が一致していました。そして、光子、三郎、音、裕一で話をします。

三郎
息子と文通をしていただいたみたいで、ありがとうございます。
ファンレターの返事が返ってくるとは、思っていませんでした。
光子
どうして、お返事くれたの?ファンレターは、たくさん来たでしょう?
裕一
みなさん、はげましてくれたり褒めてくれたりはするのですが、僕の音楽に関心をしめしたのは、音さんだけだったんです。実は、返事を書いたのも音さんだけです。
キャア

音は思わず、嬉しそうな声をあげました。そして裕一が突然、音に言います。

裕一
お世話になりながら、ちゃんと言えてなかったのですが音さんは素晴らしい女性です。僕のお嫁にください。
光子
ハハハ面白いわ。裕一さん。
三郎
ああ、冗談か。すっかり騙されちまった。
裕一
冗談ではありません。僕は、音さんと結婚したいです。僕には、あなたが必要です。僕の音楽には、あなたが必要なんです。どうか、僕の申し出を受け取ってください。

音は、突然でびっくりしましたが喜びの方が勝っていました。一方の光子と三郎は、突然のことで言い争いをしていました。

三郎
光子さん話が違いません?先ほどいいましたよね。娘には別れるように言ってある。娘も承認していると。
光子
そちらこそ、いきなりやってきて住ませてあげたのに、いきなり結婚を申し込むなんてどういうつもりかしら。

裕一が謝ろうとすると、三郎がそれを止めていいます。

三郎
謝んな。こっちは悪くない。
光子
悪いでしょう。大事な娘をたぶらかして。
三郎
ファンレターなんか送ってこなきゃ、こんなことにはなってないんだ。
光子
ファンレターに返事書く方がどうかしているわ。
三郎
裕一、よく見ろ。一見かわいく見えるけど、どこにでもいる普通の顔だ。イギリスに行けば比べもんにならねえぐらい美人がわんさかいんだぞ。
人を外見で判断するな。

音が大きな声で怒ります。それにびっくりする三郎。

お父さん、見かけの美しさなんて本当の美しさじゃありません。心のキレイな人が本当にキレイなんです。
三郎
性格は、顔にでるっていうけどな。
そうです。性格は顔にでます。
三郎
なんだ。結局、顔ってことじゃねえか。

そう言われて音は言い返せなくなります。すると、光子が言います。

光子
とにかく、外国に行っていつ帰ってくるかわからない男の嫁にはやれません。

そう言って、光子は三郎がお土産にもってきた饅頭をたべ始めます。そして、三郎がトイレに行き光子がお茶を入れにいった間に音と裕一は、二人で話をしました。

本気なの?プロポーズ
裕一
本気だ。僕には、君しかいない。音さんは嫌なの?
あたしも、あなたしかいない。
裕一
ありがと。
結婚しても、歌手の道は諦めないけどいい?
裕一
もちろん。一緒にがんばろ。お互いエールを送り合って。もう一度いうよ。結婚してください。
うん。

裕一は音の肩を抱き寄せキスをしました。その様子を光子も影から見てしまいました。その後、三郎と光子も戻ってきました。

三郎
留学は、どうするんだ。二人じゃいけねえだろ。
私、努力して力つけて期待されるようになってイギリスに行きます。
三郎
見上げた根性だ。でも、世間では女が生きたい道を行くというのは厳しいぞ。裕一が養子に行くところはもっと頭が固い。
裕一
父さんは、反対なの?
三郎
俺は、男だから女だからってのはねえ。みんな人間だ。
その通りです。ますます、裕一さんと結婚したくなりました。
三郎
俺は、そうだが歌手になりてえという女と結婚を許すとは思えねえ。もし、結婚したいなら歌手の夢を諦めろって言われたらどうする?

音が答えに困っていると、光子が急に味方に回ります。

光子
三郎さんだけが頼りです。そちらの一族をご説得ください。お願いします。
三郎
あんたさっきまで、反対してたじゃねえか。なして、急に変わったんだ。
光子
二人が接吻しているのを見ちゃったの。汽車は、もう走りだした。泊まりません。あなたは未来が有望な作曲家かもしれませんけど、まだ1曲しか作っていないひよっこよ。とても諸手を挙げて喜ぶことはできないの。でも、あなたに託すの。なんでだと思う?
裕一
接吻したからですか?
光子
違う。あなたの人柄を信じてるの。頭はダメって言ってるけど、心はいいって言ってるの。だから、私は認める。
裕一
ありがとうございます。

そして、光子は裕一に誓わせます。裕一、音が順番に互いを幸せにすることを誓いあいます。

光子
あとは、三郎さん。古山家の許しを頼みます。
三郎
なんだかよくわかんねえけど、俺に任せておけ。

そう言い残し、三郎は福島に帰っていきました。

エール24話(4月30日)

その後、音は父・安隆(光石研)のことを思った詩を書こうとしますが、なかなか進みません。

そのため、梅(森七菜)にお願いをします。しかし、それをあっさり断られてしまいます。

わかった。詩って難しいもんね。書けないんだ。

音は、梅の性格を知った上でわざとかけないといいました。

書けます。

 

一方、裕一は御手洗先生のもとで作曲します。

御手洗
本当に独学なの?
裕一
ほとんど、山田耕三先生の本で学びました。

御手洗は、裕一の才能に驚きを隠せませんでした。裕一は、御手洗のおかげでずいぶんと作業がはかどりました。

裕一
あの、どして先生って呼ばれるのが嫌なんですか?
御手洗
昔、先生に男なら男らしくしろって殴られてね。泥水を飲まされるようなこともあったわ。これで、治るってね。

明るい御手洗にそんな過去があったことに裕一は驚きます。

御手洗
でも、幸いにも両親はこんな自分を認めてくれてね。だから、早くに海外に行かせてくれたの。もちろん、海外も差別とかあった。けど向こうは結果を出せば認めてくれるから。
裕一
すごいです。ミュージックティーチャー
御手洗
先生って言葉は、昔のつらいことを思い出しちゃうから。あなたには、私みたいにつらい気持ちの人を勇気づける曲を作って欲しいの。
裕一
はい。

裕一が関内家に戻ると、梅だけがいました。

裕一
みんなは?
軍に納品に行ってる。
裕一
梅ちゃん、何してるの?
お姉ちゃんから詩書けって言われてるから。質問があります。どうやって曲をつくるのですか?
裕一
いろいろあるけど、だいたいは突然曲が降ってくる感じ。バーンって。参考になった?
全くならない。
裕一
なんで、そんな質問をするの?

裕一が聞いても、梅は答えてくれませんでした。

裕一
ねえ、僕の質問にも答えてよ。内緒にしとくからさ。

すると、梅は文芸雑誌を開いて裕一に渡してきました。

16歳で賞をとる子もいるのに、私は最後まで書けないの。裕一さん、バーンって曲が降ってくるって言ってたよね。どんな感じ?
裕一
一曲丸ごと浮かぶことが多いかな。
私はダメ。
裕一
ものをつくるには、きっかけが必要なんだ。書けないなら、外に目を向けてみるといいと思うよ。
なるほど。参考になった。
裕一
しっかりしとるね。安心した。

 

そして、三郎から電報が届きました。

三郎
スグカエレ。バンジヨシ。チチ

その電報に、裕一と音だけでなく吟(松井玲奈)と光子も喜びます。こうして、裕一はコンサートが終わった後に福島に帰ることにしました。

エール25話(5月1日)

そして、コンサートの日がやってきました。音の歌は練習をしすぎて喉を傷めていました。

裕一
大丈夫。僕も一緒だ。

裕一の曲は、拍手のシャワーを浴びました。そして、音の歌がトリを飾ります。しかし、音が歌うのを途中でやめてしまいます。

裕一
どうしたの?
歌えない。わかるの。このままじゃ高音がでない。

客席がざわつき始めます。

裕一
音さん歌うんだ。音が出なくたって、かすれたっていい。音楽は心だ。心から歌えばきっと伝わる。
わかった。

そして、裕一は客席に向き直りお客さんに向かっていいました。

裕一
こちらの音さんは、練習をしすぎて声がでにくくなっていますが、私は彼女の歌声が聞きたいです。皆さんはいかがですか?

そう裕一が言うと、拍手が起きます。

裕一
この曲は、若くして亡くなった彼女のお父さんに送る曲です。詩は彼女の妹、梅さんが書きました。曲は僕が書きました。聞いてください。

裕一が音の声がでないのをカバーして無事公演を終えます。二人のコンサートは、新聞にも取り上げられ大きな注目を浴びることになります。

また、それは裕一の知らないところで、尊敬する山田耕三先生(志村けん)の耳にも入っていました。

 

ただ、客入りもよく、大きく収益を上げたコンサートの収入は鶴亀寅吉に持ち逃げされてしまいます。そのことを音は怒りました。音は東京の音学学校の学費にあてようと考えていたからです。

それが鶴亀寅吉のせいでかなわなくなってしまい光子に迷惑をかけると思って、怒っていたのです。しかし、裕一は冷静でした。

裕一
音さんと一緒に舞台に立てたし、楽しかったから別にいいじゃないですか?

そして、裕一と関内家は安隆(光石研)の眠る海に一緒に報告に行きました。

お父さん、東京でいい人見つけるからねえ。
絶対作家になります
光子
そうよ。音、お父さんに歌うたったら?

そう言われ、音は安隆に歌を歌いました。そして、裕一もなにか言うように促されます。

裕一
音さんを生んでくれてありがとう。
光子
生んだのは私よ。あの人は、ただおろおろしとっただけ。
裕一
それは、広い意味で。

無事コンサートが終わった裕一は、留学と結婚の準備をするために張り切って福島に帰りました。エール第5週のネタバレ,あらすじはここまで。エール第6週のネタバレ,あらすじにつづく