エール第78話あらすじ「その程度なんだ」感想

このページは、NHKの朝ドラ「エール」の第78話のあらすじを吹き出し方式でお伝えしています。また、後半には感想も書いています。

エール第77話のあらすじの最後に五郎(岡部大)が古山家に突然やってきました。そのことに驚く裕一(窪田正孝)と音(二階堂ふみ)。

 

エール78話のあらすじは、その続きから始まります。エール78話のタイトルは「お姉ちゃんの本気」です。

エールあらすじ78話

裕一
で、どうしたの?
五郎
先生、もう僕だめかもしれません。梅ちゃんの家でずっとやってきたけど、岩城さんの試験に落ちてばっかりで。結婚する見通しはたたないんです。
裕一
五郎くんの腕はいいと、前、音のお母さんが言ってたよ。

そこに、梅がやってきました。

五郎さんいるでしょう。

そう言って、部屋に入ってきます。

やっぱりここにいた。どういうこと?ねえ、五郎さん。この際だからはっきりいい。だから、わざと試験に落ちるようなこと。
五郎
そんなわけ・・・
普段は、なんの問題もなく仕事できとる。ちゃんと納品できる品質のものができとる。なのに、どうして試験になったら。もう正直に言って。私のことが嫌いになったって。
五郎
違うよ。おっかねえんだ。次こそは受からなくちゃって。思うように手が動かくなくなって。自分でも情けないと思うけど。
裕一
わかるなあ。僕もすごく緊張することがある。他人事とは思えないね。
本番に弱い人っているよね。
ちょっと、ダメな人間みたいに言わないで。
かばったのに。
裕一
五郎くん。その時さ、頭の中で好きな音楽流してみるといいかも。そうすると、自然と心が落ち着くよ。
五郎
やってみます。
裕一
やってみて。
五郎
頑張るよ。約束する。次は絶対合格する。
わかった。
良かったねえ、仲直りできて。

そこに、吟(松井玲奈)がやってきました。梅が豊橋からやってきたのを聞いて、何事かと思って駆け付けたのです。吟は、魚をもってやってきました。

五郎
魚はなかなか手に入らないですよ。
やっぱり軍人さんの家は、いろいろと優遇されとるんやね。
変な言い方せんでよ。軍人は、お国を守るために命をはっとるの。民間にはわからん苦労もあるのよ。
裕一
お義兄さん元気ですか?
転属決まって、いよいよ前線に行くことになったって。
そっか。寂しくなるね。
最初からその覚悟で結婚しとるからね。豊橋の方は?お母さん元気?
元気だけど、特攻に目をつけられとる。キリスト教の中でもウチの宗派は、監視の大勝らしい。
大丈夫なん?
目立つことせんと大丈夫だと思うけど。
監視なんて、なんも悪いことしてないのにね。
物書きだってそうだよ。小説書いとるってだけで、監視の対象になる。
裕一
梅ちゃんも?
私は書く。今は出版できんけど、信頼できる人に見てもらうために今日も原稿もってきた。
なんでもかんでも統制されて、不自由な世の中ね。
裕一
そうだね~。
お国を批判する人は、謀れても仕方ないと思うけど。
それ言い出したら、文学も芸術も死ぬことになる。表現の自由はおかされていいものではない。
今は、一丸となって国民のために闘わんといけない時代だよ。
でも、心で思うことは止められないんじゃないかな。一致団結とか一丸となってと言っても、人それぞれ考えが違うというか・・・
やっぱり、あんたは呑気よね。いい歳して、世の中のことがなんもわかっとらん。
そっかな。私は音姉ちゃんの言ってることわかるけど。
もういいわ。

その晩、仕事をしている裕一のところに五郎がお茶をもってきます。

五郎
なつかしいな。作曲の道は諦めましたけど、音楽はよく聞くんです。先生の曲は全部レコードで買っています。
裕一
嬉しいな。ありがとう。
五郎
今は、戦意高揚の曲しか作らせてもらえないんですかね。
裕一
えっ?
五郎
書きたいものが書けなくなるって大変ですよね。
裕一
僕は、求められるものには全力でこたえたいと思ってる。仕事をいただけることは、ありがたいことだからさ。

翌朝、音が庭を耕していると梅と五郎が起きてきます。五郎は、耕すのを手伝ってくれます。梅は、音楽挺身隊の手紙が音に届いていることに気づきます。

音楽挺身隊?こんなのあるんだ。
行かんけどね。柄じゃないし。
でも、ここ入ったら歌えるんでしょう。
ほら、そういうの向いとらんから。
へえ、その程度なんだ。お姉ちゃんの歌に対する気持ち。こんな時まで、大好きな歌ができるなんて幸せじゃん。戦争がもっとひどくなったらでくなくなるかもしれないじゃん。なのになんでやらんの。野良仕事やってるだけでいいの。私が口出すことでもないけど。

そして、五郎と梅は豊橋に帰っていきました。

ねえ、裕一さん。やってみようかな。
裕一
なにを?
音楽挺身隊。

エール78話のあらすじはここまで。エール79話のあらすじにつづく。

エール78話の感想

エール第78話のあらすじは、五郎と梅がやってきて帰っていくというストーリーでしたね。嵐のようにやってきて、嵐のように帰っていきましたね。

しかし、五郎は単純ですね。裕一に音楽を思い浮かべたらリラックスできるって言われてやってみるって・・・そんなことで問題解決するならわざわざ東京まで来る必要あったのかな。

 

でも、本人からすると何をやってもうまくいかないから、裕一に話を聞いて欲しかったのかもしれませんね。でも、梅は自分のことを嫌いになったんじゃないかって思いこむし。

梅は、圧力が強いので五郎は正直に打ち明けられないことがあったのかもしれません。しかし、3姉妹の関係はとっても冷や冷やしました。

 

立場が違うので、こうなるような気がしていました。吟は、軍人の妻なので軍人の意見をいう。音は音楽家の妻、梅は小説家。それは相容れるところないですよね。

本当は、吟も音や梅のように自由に生きたいって思ってるのかもしれません。でも、立場があるから難しいのかなって思いました。

 

私が吟の立場なら、意見が違うので誘われても行かないかな。一回、こういうことがあると次会うのは難しいですよね。姉妹とはいえ。

でも国防婦人会とかもあるから・・・って考えてしまうかな。吟と音と梅の関係、うまくいってほしいなって思いました。エール78話の感想はここまで。エール79話の感想につづく。

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