このページは、第102回のNHKの朝ドラ「エール」のネタバレ,あらすじを吹き出しで最終回までお伝えしていきます。「エール」のネタバレ,あらすじを吹き出しで読みたいあなたはご覧ください。
「エール」のネタバレやあらすじ以外にもモデルの古関裕而(こせきゆうじ)さんや登場人物のモデルの特集もしています。また、主役の窪田正孝、二階堂ふみさんなどキャストも紹介もしています。
朝ドラが好きな人のために、「エール」のネタバレ,あらすじ,感想,モデルなどをまとめて見れるようにしています。
今すぐこの先を知りたい。吹き出し、会話形式で読みたいならブックマーク登録してくださいね。
エール ネタバレ,あらすじ(最終回まで)
朝ドラ「エール」のネタバレ,あらすじを最終回まで吹き出し形式、会話方式でなるべく読みやすいように解説しています。エールのあらすじやネタバレを読みたいならコチラ
エール1週「初めてのエール」
「初めてのエール」
昭和39年10月10日。東京五輪開会式の日。間もなく開会式が始まろうとしています。会場に来ていた古山裕一(窪田正孝)は隠れてしまいます。それを・・・エール1週ネタバレ,あらすじはコチラ
エール2週「運命のかぐや姫」
「運命のかぐや姫」
裕一(石田星空)は、鉄男(込江大牙)が落とした「古今和歌集」を持っていくと、鉄男が鬼の形相で父親に怒られているところを見てしまいます。・・・エール2週ネタバレ,あらすじはこちら
エール3週「いばらの道」
「いばらの道」
朝ドラ恒例の幼少期が終わり、裕一(窪田正孝)は17歳の高校生になりました。裕一は、商業高校に通いながら独学で音楽を勉強を継続していました・・・エール3週ネタバレ,あらすじにつづく。
エール4週「君はるか」
「君はるか」
裕一(窪田正孝)の初恋は、儚く終わりましたが、その後は真面目に銀行の仕事を黙々とこなしていきます。そのことに、茂兵衛(風間杜夫)はご満悦・・・エール4週ネタバレ,あらすじに続く。
エール5週「愛の狂奏曲」
「愛の狂奏曲」
裕一(窪田正孝)は、イギリスに留学が決定。しかしそのことで、音(二階堂ふみ)から「私のことは忘れて欲しい」と手紙をもらいます。裕一は、豊橋の関内家に・・・エール5週ネタバレ,あらすじはコチラ
エール6週「ふたりの決意」
「ふたりの決意」
裕一(窪田正孝)は、三郎(唐沢寿明)からの電報を受け福島に帰ります。しかし、三郎がいったのとは真逆で裕一の結婚に誰も賛成していませんでした。・・・エール6週ネタバレ,あらすじはこちら
エール7週「夢の新婚生活」
「夢の新婚生活」
裕一(窪田正孝)は、音(二階堂ふみ)が結婚し東京で新生活をスタートせさます。裕一はコロンブスレコードで正式契約をしますが、何度書いても曲が・・・エール7週ネタバレ,あらすじにつづく。
エール8週「紺碧の空」
「紺碧の空」
音(二階堂ふみ)は、千鶴子(小南満佑子)の助けにより記念講演の1次審査を突破しました。そんなある日、早稲田大学の応援団長・田中隆(三浦貴大)が・・・エール8週ネタバレ,あらすじに続く。
エール9週「東京恋物語」
「東京恋物語」
裕一(窪田正孝)は「紺碧の空」を作曲できたことで自信を取り戻します。そして、福島で新聞記者をしている鉄男(中村蒼)に一緒に曲をつくる提案します・・・エール9週ネタバレ,あらすじはコチラ
エール10週「響きあう夢」
「響きあう夢」
ある日、鉄男(中村蒼)が上京してきました。裕一(窪田正孝)はコロンブスレコードに紹介しますが、廿日市(古田新太)は相手にしません。福島行進曲が・・・エール10週ネタバレ,あらすじはこちら
エール11週「故郷の歌」
「家族の歌」
音(二階堂ふみ)が帝国音楽校を退学して、元気な女の子・華を生みました。裕一(窪田正孝)は、作曲そっちのけで華に夢中になっていました・・・エール11週ネタバレ,あらすじにつづく
エール12週「あの世、パリ、神田」
「父帰る、古本屋の恋、環の恋の物語」
裕一(窪田正孝)の父・三郎(唐沢寿明)が胃がんで亡くなりました。その後、東京に戻ってきた音(二階堂ふみ)のもとに、父・安隆(光石研)が白装束で・・・エール12週ネタバレ,あらすじに続く
エール13週「スター発掘オーディション!」
「スター発掘オーディション!」
昭和11(1936)年、裕一(窪田正孝)がコロンブスレコードと契約してから5年が経過していました。ご当地ソングや野球の球団の歌を数多く作曲して安定して・・・エール13週ネタバレ,あらすじはコチラ
エール14週「弟子の恋」
「弟子がやってきた」
田ノ上五郎が裕一(窪田正孝)のところに来て、弟子にしてほしいとお願いします。裕一は弟子を取る気はなかったのですが、五郎の熱意にうたれ・・・エール14週ネタバレ,あらすじはこちら
エール15週「先生のうた」
「先生の歌」
田ノ上五郎(岡部大)が梅(森七菜)と豊橋に帰った後、世の中は暗い影を落とし始めます。裕一(窪田正孝)は、廿日市(古田新太)に作曲を依頼され・・・エール15週ネタバレ,あらすじに続く。
エール16週「不協和音」
「不協和音」
世の中は、戦況がさらに悪化していきます。裕一(窪田正孝)は戦争歌謡の他にも依頼が相次ぎ多忙な日々を送ります。そんな中で、久志(山崎育三郎)に・・・エール16週ネタバレ,あらすじにつづく
エール17週「歌の力」
「歌の力」
世の中は、さらに戦火が大きくなっていきます。そんな中、裕一(窪田正孝)に召集令状が届きました。音(二階堂ふみ)は心配しますが、裕一は覚悟を・・・エール17週ネタバレ,あらすじはコチラ
エール18週「戦争の歌」
「戦争の歌」
裕一(窪田正孝)が慰問に向かった先は、ビルマ(現在のミャンマー)でした。やがて、裕一はビルマに藤堂先生(森山直太朗)がいることを知りり会いに・・・エール18週ネタバレ,あらすじはこちら
エール19週「鐘よ響け」
「鐘よ響け」
終戦から3ヶ月が経過しましたが、裕一(窪田正孝)は曲を書くことができなくなっていました。そんな裕一を励ますために音(二階堂ふみ)は・・・エール19週ネタバレ,あらすじに続く
エール20週「栄冠は君に輝く」
「栄冠は君に輝く」
終戦から3年が経過し、裕一(窪田正孝)には仕事が殺到していました。そんな裕一と鉄男(中村蒼)を藤丸(井上希美)が連れていった先には・・・エール20週ネタバレ,あらすじにつづく
エール21週「夢のつづきに」
「夢のつづきに」
先生のすすめもあり、オペラのオーディションに挑戦する音(二階堂ふみ)。一次審査をパスして、二次審査の審査席にいたのは千鶴子(小南満佑子)でした・・・エール21週ネタバレ,あらすじはコチラ
エール22週「ふるさとに響く歌」
「ふるさとに響く歌」
1951年、裕一は多忙な日々を過ごしていました。一方、鉄男(中村蒼)は家族の絆をテーマにした映画の主題歌の作詞を断ります。それは・・・エール22週ネタバレ,あらすじはこちら
エール23週「恋のメロディー」
「恋のメロディー」
昭和27(1952)年、裕一は池田(北村有起哉)とのコンビで生放送のラジオドラマ「君の名は」をスタートします。しかし、半年後に思わぬトラブルが発生して・・・エール23週ネタバレ,あらすじにつづく
エール最終週「エール」
「エール」
華(古川琴音)の恋人であるアキラが裕一に挨拶しにやってきました。しかし、裕一はアキラと華の付き合いに反対します。それを音(二階堂ふみ)が・・・エール最終週ネタバレ,あらすじに続く
朝ドラ「エール」モデルは誰?
朝ドラ「エール」にはモデルがいます。それは、早稲田大学応援歌「紺碧の空」、全国高校野球選手権大会「栄冠は君に輝く」や阪神タイガース応援歌「六甲おろし」等の作曲をした古関裕而(こぜきゆうじ)さん。
そんな夫を支えた、妻の古関金子(こぜききんこ)さんの夫婦が朝ドラ「エール」のモデルになっています。脚色の部分もありますが、大まかなストーリーは古関夫妻をモデルに描いています。
古関裕而さんのことを動画で詳しく知りたいというあなたは、コチラの動画をご覧いただければと思います。古関裕而さんのインタビューもありますし、詳しく特集しています。
古関裕而さんの動画(YouTube)はコチラ
時間がないので文章で読みたいというあなたは、下記からご覧ください。古関裕而さん以外にも、朝ドラ「エール」の登場人物とキャスト,モデルを一覧にしていますので、興味があるあなたはご覧くださいね。
ドラマ | 実在モデル |
---|---|
古山裕一(窪田正孝) | 古関裕而(こせきゆうじ) |
古山三郎(唐沢寿明) | 古関三郎次(こせきさぶろうじ) |
古山まさ(菊池桃子) | 古関ヒサ(こせきひさ) |
古山浩二(佐久本宝) | 古関弘之(こせきひろし) |
権藤茂兵衛(風間杜夫) | 武藤茂平(むとうもへい) |
藤堂清晴(森山直太朗) | 遠藤喜美治(えんどうきみこ) |
佐藤久志(山崎育三郎) | 伊藤久男(いとうひさお) |
村野鉄男(中村蒼) | 野村俊夫(のむらとしお) |
関内音(二階堂ふみ) | 古関金子(こせききんこ) |
関内安隆(光石研) | 内山安蔵(うちやまやすぞう) |
関内光子(薬師丸ひろ子) | 内山ミツ(うちやまみつ) |
関内吟(松井玲奈) | |
関内梅(森七菜) | |
双浦環(柴咲コウ) | 三浦環(みうらたまき) |
打越金助(平田満) |
古関夫妻の近い人物も多数登場することから、モデルにしていることは間違いありません。実際に、ストーリーはオリジナルだとNHKは発表しています。
これは、現在残っている人たちの権利関係であったり会社だったりの影響もあるので、あえてオリジナルストーリーだとしていると思います。
古関裕而の年表
ここでは、今回の朝ドラ「エール」のモデルになっている古関裕而(こせきゆうじ)さんがどんな人生を歩んだのか年表で簡略化してお伝えします。ちなみに、裕而という名前はペンネームで、本名は古関勇治です。
年(歳) | 古関裕而の出来事 |
---|---|
1909 | 8月11日、福島市大町に誕生。家は呉服屋「喜多三」 |
1914 (5歳) |
父・三郎次が蓄音機を買い、レコードを聴く。 |
1916 (7歳) |
小学校に入学 |
1918 (9歳) |
担任・遠藤喜美治に唱歌とつづり方を教えてもらう。 |
1919 (10歳) |
卓上ピアノで作曲をスタートする。 |
1922 (13歳) |
福島商業学校に入学。本格的に、作曲・編曲を行い始める。 この頃、呉服屋「喜多三」が倒産 |
1926 (17歳) |
福島ハーモニカ・ソサイティーに入る。 |
1927 (18歳) |
勇治からペンネーム・裕而をつける。 |
1928 (19歳) |
川俣銀行に勤務 |
1930 (21歳) |
金子(きんこ)と結婚する。コロムビア専属作曲家として上京。 |
1931 (22歳) |
早稲田大学の応援歌「紺碧の空」作曲、福島行進曲を発売。 |
1932 (23歳) |
長女・雅子が誕生 |
1934 (25歳) |
次女・紀子(みちこ)誕生 |
1935 (26歳) |
「船頭可愛や」が初ヒット |
1937 (28歳) |
夫婦で満州に旅行。 「露営の歌」を作曲、ドラマ「当世5人男」を担当する |
1938 (29歳) |
中支従軍 |
1940 (31歳) |
「暁に祈る」を作曲 |
1942 (33歳) |
南方慰問団派遣員になる。 |
1944 (35歳) |
インパール作戦特別報道班員になる。 |
1945 (36歳) |
約1か月軍隊生活を送る。 NHK連続ラジオドラマ「山から来た男」で、菊田氏とタッグを組む。 |
1946 (37歳) |
長男・正裕誕生 |
1947 (38歳) |
NHK連続ラジオドラマ「鐘のなる丘」放送スタート。 この頃から、放送番組や社歌、校歌などで忙しくなる。 |
1949 (40歳) |
「長崎の鐘」作曲 |
1950 (41歳) |
「イヨマンテの夜」作曲 |
1952 (43歳) |
NHK連続ラジオドラマ「君の名は」放送開始 |
1953 (44歳) |
NHK放送文化賞受賞 |
1956 (47歳) |
東京宝塚劇場「恋すれど恋すれど物語」初公演。ここから、舞台活動へ転身していく。 |
1957 (48歳) |
「暖簾」の初公演のミュージカル、ドラマ、映画などすべての音楽を手掛ける。 |
1964 (55歳) |
東京五輪にあたって「オリンピックマーチ」作曲 |
1969 (60歳) |
紫綬褒章受章 |
1972 (63歳) |
札幌冬季オリンピックにおいて「純白の大地」作曲 |
1973 (64歳) |
菊田氏死去。「道頓堀」がコンビの遺作になる。 |
1976 (67歳) |
早稲田大学内に「紺碧の空」の記念碑樹立 |
1979 (70歳) |
福島商業時代に作曲した「福商青春歌」の記念碑を母校に樹立。 福島市名誉市民となる。レコード大賞特別賞受賞。 |
1989 (80歳) |
死去 |
エールの視聴率推移
NHKで毎朝放送されている朝の連続テレビ小説(朝ドラ)は、毎回とても高い視聴率をたたき出します。今の時代に20%超えが当たり前のテレビ番組は、他にないぐらいの人気です。
過去3年間を見ると、直近のスカーレットが初めて20%を割っています。スカーレットも19.4%なので、高視聴率であることは間違いありません。過去3年間の視聴率はコチラ。
今回の「エール」は、どれくらいの視聴率になるのか期待ですね。ニュースなどでは、コロナウイルスの影響で高くなるのでは?なんて言われています。20%超えなるか?
これまでの最高視聴率は22.1%、最低視聴率は18.3%です。エールの期間平均は、20.1%でした。
[table id=2 /]エールのキャスト(出演者)一覧
ここからは、朝ドラ「エール」のキャストを紹介していきます。主役やその脇を固める人まで、朝ドラならではの豪華さを役どころと一緒にご覧いただけたらと思います。
古山裕一(子役・石田星空)

主人公・古山裕一の幼少期を演じるのは、石田星空(いしだせら)くんです。現在10歳の子役です。これまでには、大河ドラマ「真田丸」の豊臣秀頼の幼少期を演じてる経験があります。
その他、大きな役は演じていないので今回の朝ドラ「エール」の主役の抜擢はチャンスといえるでしょう。多くの朝ドラは、1週目は幼少期なのでその主役を石田星空くんが中心です。
主人公の古山裕一の幼少期は、気弱でいじめられがちな男の子ですが音楽の時には大きな才能を発揮します。普段は、あまり目立たない小学生が自分の特技の時には輝くという典型です。
今回の「エール」では小学生で音楽で作曲するシーンがありますが、そこでどのように輝くのか。石田星空くんの演技は必見です。一気にブレイクする可能性ある子役です。
古山裕一(窪田正孝)

今回の朝ドラ「エール」の主人公・古山裕一(こやまゆういち)を演じるのは、窪田正孝(くぼたまさたか)さんです。過去の朝ドラでは「ゲゲゲの女房」や「花子とアン」に出演しています。
たくさんの出演作があるので、知っている人も多い俳優さんじゃないかなと思います。女優の水川あさみさんと結婚していることでも有名ですよね。
そんな窪田正孝さんが演じる古山裕一は、福島県で代々続く老舗呉服屋の長男になります。音楽と出会うまでは、いじめられっ子の気が弱い男の子。
しかし、音楽と出会ってからはそれが一変します。誰かに教わることなく、独学で作曲の勉強をしその実力を発揮します。呉服屋の跡取りとして進学し、叔父の金融機関に勤務しますが音楽の道をあきらめられない。
そんなときに、妻となる関内音(二階堂ふみ)と出会い一緒に音楽の道に進むことになります。音との出会いや銀行をやめて音楽の道に進むところが最初の見どころになるかなと思います。
不本意ながら作っていた戦歌から戦後に作曲した「栄冠は君に輝く」や「六甲おろし」がどのように誕生したのかそのストーリーが楽しみです。
古山三郎(唐沢寿明)

朝ドラ「エール」の主人公・古山裕一(こやまゆういち)の父・古山三郎(こやまさぶろう)を演じるのは、唐沢寿明(からさわとしあき)さんです。
唐沢さんは、皆さんご存知だと思いますが朝ドラは今回で3作目になります。1回目は、後に奥さんになる山口智子さんが主演の「純ちゃんの応援歌」。2作目が、高畑充希さん主演の「とと姉ちゃん」でした。
とと姉ちゃんでは、変わった編集者の花森安治をモデルにした花山伊佐次を演じました。スカートをはいたり、ちょっとぶっ飛んだ人でしたね。3回目の今回は、主人公の父親役になります。
三郎は、老舗呉服店の「喜多一(きたいち)」の4代目店主になります。自分自身は、3男だったために後継ぎになることはないと思っていましたが上2人に亡くなったことで後継ぎになります。
そのため、裕一には自分の好きな道を進んでほしいと願っています。唐沢さんが演じるので、どちらかというと厳しい父親かと思っていましたが優しい父です。キャストの唐沢寿明さんの演技は要チェックです。
古山まさ(菊池桃子)

裕一(窪田正孝)の母・古山まさを演じるのは菊池桃子(きくちももこ)さんです。菊池桃子さんと言えば、歌手であり女優でありと多方面で活躍していた芸能人です。
若い子は知らないかもしれないですが、超有名芸能人です。ただ、あまりNHKに出ているイメージは少ないです。朝ドラも今回が初めてです。
私は好きな女優さんなので、今後、大河とかにも出て欲しいなって個人的には思います。そんな菊池桃子さんが演じる古山まさは、主人公の母。
裕一を自由に音楽の道にすすませてやりたい夫・三郎(唐沢寿明)と養子縁組を結びたい兄・権藤茂兵衛(風間杜夫)の板挟みになり苦労する役どころです。
板挟みになるって感じが朝ドラって感じがしますが・・・そんなイメージにぴったりな母親像が菊池桃子さんにはあります。なので、いい演技してくれるのではないかなって思います。たくさん出て欲しいな。
古山浩二(佐久本宝)

古山裕一(窪田正孝)の弟・古山浩二(こまこうじ)を演じるのは佐久本宝(さくもとたから)さんです。佐久本宝さんと言えば、「3年A組」に出演していたことでも有名ですね。
ダンスをやってて、ちょっと喧嘩っ早いところがありました。そんな佐久本宝さんが今回の朝ドラ「エール」で演じる古山浩二は、主役・裕一の弟になります。
裕一とは逆に、福島に残って老舗呉服店の「喜多一(きたいち)」の立て直しに尽力する人物です。責任感が強く、地元のために奮闘します。
なので、一番の見どころとしては「喜多一」を立て直すことができるのかというところになるでしょう。立て直して5代目になってほしいなって個人的には思います。キャストの佐久本さんの熱い演技も楽しみです。
大河原隆彦(菅原大吉)

菅原大吉(すがわらだいきち)さんが演じる大河原隆彦(おおがわらたかひこ)は、三郎(唐沢寿明)が代々受け継ぐ呉服屋「喜多一」の番頭さんになります。
三郎が喜多一を受け継ぐ前から喜多一で働くため仕事のことはなんでも任せる存在です。三郎のことを助けてくれる心強い番頭さんです。
キャストの菅原大吉さんは、朝ドラ「あまちゃん」や「まんぷく」にも出演しているベテラン俳優さんですね。ピンクの電話のみやちゃんと結婚していることでも有名ですよね。
まんぷくでは、ガサ入れしてお金を持っていくという憎い役でした。今回の「エール」ではいいひとそうなので安心です。喜多一の番頭として、たくさん登場してほしいですね。
桑田博人(清水伸)

清水伸(しみずしん)さんが演じる桑田博人(くわたひろと)は、呉服屋「喜多一」の品質管理担当です。三郎(唐沢寿明)の経営に批判的で、店の将来を心配している店員の一人です。
喜多一では、呉服職人としてすべての商品の品質をチェックしています。なので、喜多一にとっては重要な職人の一人です。
キャストの清水伸さんは、北野武監督の映画や井筒監督の映画にもよく起用されている俳優さんです。朝ドラは「半分、青い。」に少しだけ出演していました。
今回は、主人公の家の呉服屋の職人ということで出演は多くなるでしょう。どんなお芝居をするのか。今から期待しています。
及川志津雄(田中偉登)

田中偉登(たなかたけと)さんがキャストの及川志津雄(おいかわしづお)は、呉服屋「喜多一」の店員です。まだ若いこともあり、三郎(唐沢寿明)の後を誰が継いでいくのか気にしています。
そのため、裕一(窪田正孝)の行動にイライラしてしまうこともあります。田中偉登さんといえば、若手の注目されている俳優の一人です。
13歳のハローワークで、主人公の幼少期を演じて人気になります。その後、事務所の移籍などありますが毎年コンスタントに映画やドラマに出ています。イケメンですし、エールで再ブレイクの可能性あると思います。
20歳とまだまだ若いので、初々しい演技に来たいしたいですね。裕一と衝突などあれば、面白くなると思います。今後、さらに期待したい俳優の一人です。
権藤茂兵衛(風間杜夫)

権藤茂兵衛(ごんどうもへえ)は、古山まさ(菊池桃子)の兄になります。裕一(窪田正孝)たから見ると伯父にあたります。川俣の銀行の経営者で、実業家です。
子どもに恵まれなかったため、裕一か浩二(佐久本宝)のどちらかを養子にして後継ぎにしたいという考えをもっています。そんな権藤茂兵衛を演じるキャストは風間杜夫(かざまもりお)さんです。
風間杜夫さんは、今回の朝ドラ「エール」で6回目のNHKの朝の連続テレビ小説への出演になります。直近だと「マッサン」や「ゲゲゲの女房」に出演しています。
大河ドラマにも多数出演しており、NHKによく出演されている印象があります。演技も幅広くこなせるので今回の貫禄のある権藤茂兵衛にもぴったりだと思います。
落合吾郎(相島一之)

落合吾郎(おちあいごろう)は、古山裕一(窪田正孝)が勤務する川俣銀行の支店長です。行員をまとめるまとめ役になります。また、影で裕一のことを心配してくれています。
キャストは、相島一之(あいじまかずゆき)さんです。相島さんは、これまでに連続テレビ小説は「春よ、来い」、「純情きらり」、「花子とアン」に出演しています。
大河ドラマでも4作品に出演していますので、NHKの番組の常連さんであるといえるでしょう。また、映画「ステキな金縛り」などにも出ています。芝居力に定評のある俳優です。
今回も支店長役ということで、かなりはまっているように思います。支店長として、裕一をどのように見ているのかというのは楽しみな視点ですね。
鈴木廉平(松尾諭)

鈴木廉平(すずきれんぺい)は、裕一(窪田正孝)が働く川俣銀行の行員です。女好きで、裕一をダンスホールに誘ったりする人物です。
キャストは、松尾諭(まつおさとる)さんです。松尾さんと言えば、なんといっても「ひよっこ」ですね。現在再放送されていますが、バスの車掌さんとしていい味出してます。
朝ドラでは、ひよっこ以外にも「てっぱん」や「わろてんか」にも出演する常連さんです。今回は、女好きという役でこれまでにない一面が見れそうです。楽しみなキャストです。
菊池昌子(堀内敬子)

菊池昌子(きくちしょうこ)は、川俣銀行の事務員になります。裕一に、女心がどういうものか教えてくれます。当時の銀行では、女性が少なかったので紅一点です。
キャストは、堀内敬子(ほりうちけいこ)さんです。堀内さんと言えば、はやり「メイちゃんの執事」や「有頂天ホテル」になると思います。
「エール」の中では、そこまで登場回数は多くありませんが、どこまで上手な役回りができるのか。銀行の事務員という当時の立場も気になるところです。
松坂寛太(望月歩)

松坂寛太(まつざかかんた)は、まだ入社2年目の新人です。頭取の権藤茂兵衛(風間杜夫)や、将来頭取候補である古山裕一(窪田正孝)にゴマするタイプの人物です。
キャストは、望月歩(もちづきあゆむ)さんです。望月さんと言えば、「3年A組」での活躍が印象的ですよね。まだ、19歳ということもあって売り出し中の役者です。
「3年A組」の後も「鈍色の箱の中で」も重要な役どころでした。今回のNHK朝の連続テレビ小説「エール」の後に、さらなる飛躍をする可能性のある俳優さんです。要チェックです。
志津(堀田真由)

朝ドラ「エール」の中で、志津(しず)のキャストは、堀田真由(ほったまゆ)さんです。堀田真由さんと言えば「わろてんか」で風太(濱田岳)と結婚したりんが印象的です。
まだ若く21歳で、モデルもやっており「non-noの専属モデル」でもあります。わろてんか以外でも、「3年A組」や「チア☆ダン」など人気のドラマに多数出演しています。
今回の志津は、ダンスホールの踊り子で裕一の初恋相手になります。実は、裕一の小学校の時の同級生でそれを気づかれなかったことで、一緒に踊ります。
しかし、裕一は見事にふられるので志津の見どころとしてはどんな形でふるのか。そこのあたりが一番の見どころになるのかなと思います。
藤堂清晴(森山直太朗)

藤堂清晴(とうどうきよはる)を演じるのは、森山直太朗(もりやまなおたろう)さんです。森山直太朗さんと言えば、「さくら」などのヒットで有名なシンガーソングライターです。
最近、少し俳優活動を始めており2020年1月~2月の間に放送されたNHKのドラマ「心の傷を癒すということ」というドラマに出演しているぐらいです。
「心の傷を癒すということ」は、阪神淡路大震災の物語で主人公の兄の役を演じています。なので、今後は俳優活動が増えていくのかもしれませんね。
そんな森山直太朗さんがキャストの藤堂清晴は、古山裕一の小学校の恩師になります。裕一の担任をしており、音楽に情熱を傾けます。裕一の作曲の才能をいち早く見抜きます。
大人になってからも、裕一のよき相談相手になり、裕一がすすむ音楽の道を応援する役どころです。なので、今回の「エール」の中でも大事な存在です。裕一の人生を変える先生って言えばいいでしょうか。
それぐらい重要な役になります。森山直太朗さんが朝ドラでどんなお芝居をするのかもわくわくします。俳優・森山直太朗をチェックです。
佐藤久志(山崎育三郎)

古山裕一(窪田正孝)の幼馴染・佐藤久志(さとうひさし)のキャストは、山崎育三郎(やまざきいくざぶろう)さんです。山崎さんと言えば、ミュージカル俳優さんですね。
元モー娘。の安倍なつみさんと結婚していることでも有名です。「下町ロケット」出演以降は、テレビドラマにも多数出演して、歌を歌ったりと大活躍です。
そんな山崎育三郎さんがつとめる佐藤久志は、主人公の幼馴染です。家は、県会議員で裕福な育ち。やがて、東京で裕一と一緒に仕事をする仲になります。
裕一が作曲で、佐藤久志が歌を歌うという設定です。山崎育三郎さんが歌うのかというところにも注目ですね。西郷どんでも挿入歌を歌っていますので、「エール」でもそんな機会があるかもしれません。
村野鉄男(中村蒼)

村野鉄男(むらのてつお)は、裕一の幼馴染です。幼いころからガキ大将で喧嘩っ早いところがあります。家が魚屋「魚治(うおはる)」をしているので、それを手伝います。
長男で、魚屋を継ぐのかと思いきや、歌が好きでやがて詩を書くことに。やがて、作詞家になり裕一が作曲、作詞が鉄男、歌が久志を担当することも。
この3人が福島三羽烏として、人気を博します。そんな村野鉄男を演じるのは中村蒼(なかむらあおい)さんです。中村蒼さんは、これまで多数のドラマに出演してきています。
代表的なところでいうと、「イケメンパラダイス」や映画「東京難民」などがあります。ただ、NHKにはこれまであまり縁がなかったので朝ドラはこれが初めてです。
今後、大ブレイクする可能性のある俳優さんだと思います。そのきっかけに「エール」がなるかもしれません。今後のさらなる活躍する可能性のある俳優さんですよ^^
関内 音(子役・清水香帆)

朝ドラ「エール」のヒロイン・関内音の幼少期を演じるのは、清水香帆(しみずかほ)ちゃんです。清水香帆ちゃんは、現在11歳で2018年にキラピチモデルのグランプリを獲得して芸能界デビューします。
同じ事務所のアイドルグループであるマジカル・パンチラインのファンです。これまでドラマでの活躍などはなく、いきなりのお芝居が朝ドラです。
しかも、ヒロイン関内音の幼少期ということで緊張するかもしれません。お嬢様育ちで、将来はプロの歌手を夢見ている歌うのが大好きな女の子です。元気いっぱいの歌を聞かせてくれると思います。
関内 音(二階堂ふみ)

関内音(せきうちおと)は、関内三姉妹の次女です。関内家は、馬具(うまに装着させる道具)の製造と販売を行っている家。そこで、音はプロの歌手になることを夢見ていました。
音は、裕一(窪田正孝)がイギリスの作曲コンクールで入賞したことを新聞で知り、手紙を送ります。それから文通する仲になります。やがて、結婚して裕一を咤激励しながら音は歌手を目指します。
関内音の演者は、二階堂ふみさんです。二階堂ふみさんと言えば、ゴチにも出てた女優さんで多数の出演作があります。NHKでも大河ドラマに3作も出ています。
直近の「西郷どん」では西郷隆盛の島での妻・愛加那を演じて話題になりました。今回は朝ドラ「エール」のヒロインになります。W主演のもう一人がこの音になります。
裕一をどのように咤激励していくのか。歌手として、どのようになっていくのか。そのあたりのところが見どころになるのではないでしょうか。
関内安隆(光石研)

光石研(みついしけん)さんがキャストをつとめる関内安隆(せきうちやすたか)は、馬具(ばぐ)を製造して軍に販売する会社の経営者です。音楽が好きで、子どもたちにいろんな楽器を習わせていました。
なので、厳しい父というよりは、優しい父です。娘がかわいくて、かわいくてというタイプの父親です。そのため、音(二階堂ふみ)が歌手になることも喜びます。
演じる光石研さんと言えば、たくさんの映画やドラマのわき役をつとめる役者さんです。今回の朝ドラ「エール」で7作品目という常連です。古くは、「おしん」から最近では「ひよっこ」に出ています。
ひよっこでは、中華料理店の店主で養子を優しく育てるという優しい父でした。なので、光石研さんと言えば優しいイメージがあります。「エール」でもそのやさしさを発揮してくれそうです。
関内光子(薬師丸ひろ子)

薬師丸ひろ子(やくしまひろこ)さんがキャストの関内光子(せきうちみつこ)は、音(二階堂ふみ)の母親です。3人の娘たちに、自立した人生を送ってほしいと考えています。
この時代には珍しい3姉妹全員を好きな道にすすめさせてあげようと考えている優しい母親です。そのため、音は歌手を目指すことができました。
演じるのは、薬師丸ひろ子さんです。薬師丸ひろ子さんを知らないって人は、あまりいないと思いますが数々の作品の映画ドラマだけでなく、歌手としても「セーラー服と機関銃」などのヒット曲が多数あります。
NHKだと「あまちゃん」や「いだてん」に出演しています。今回の朝ドラで、どんな演技をするのか。優しい母親の役柄なので、うまくはまるような気がします。
関内吟(松井玲奈)

松井玲奈(まついれな)さんがキャストの関内吟(せきうちぎん)は、音(二階堂ふみ)の姉になります。吟は、おしゃれ好きで素敵な人と出会って幸せな家庭を作りたいと考えている女性です。
なので、音のように歌手になりたいといった大きな夢を持っているわけではありません。そのため、音とは対照的な姉です。
演者の松井玲奈さんは、元SKEと乃木坂のメンバーです。1期生として、人気も高く大活躍していました。卒業後は、女優業を中心に活動しています。
朝ドラは「まんぷく」にも出演していました。まんぷくでは、主役・福子(安藤サクラ)の親友の敏子でした。福ちゃんが困ったときに、助けることが多くありましたね。
今回のドラマ「エール」では、ヒロインの姉ということで前回と同様に出演回数が多くなってほしいですね。最近のNHKは大河ドラマや朝ドラなどAKBグループのメンバーがよくでてる印象があります。
関内梅(森七菜)

関内梅(せきうちうめ)は、音(二階堂ふみ)の妹になります。本が好きで、特に文学に興味を持っています。そのため、将来は小説家になりたいと夢を持っています。
懸賞小説に、何度も応募しています。見どころとしては、将来小説家になれるのかというところでしょうか。懸賞小説が当たって、小説家って可能性は十分ありますね。
長女・吟(松井玲奈)が幸せな家庭にって夢なので、妹二人は夢を叶えそうな気がします。そのあたりは脚本の出来上がりが楽しみ。キャストの森七菜(もりなな)さんは、朝ドラ初出演です。
まだ18歳と若く、今後ブレイクする女優の可能性がありますね。「3年A組」にも出演していました。NHKの連続テレビ小説「エール」から大ブレイクするのか。今後注目の女優です。
双浦環(柴咲コウ)

双浦環(ふたうらたまき)は、世界的なオペラ歌手です。音(二階堂ふみ)は、豊橋の教会で双浦環の歌声に憧れ、プロの歌手になろうと決めます。
そして、音が音楽大学生の時に双浦環と再会を果たします。音だけでなく、裕一(窪田正孝)の両方に大きな影響を与える人物になります。
キャストの柴咲コウさんについては、今さら説明の必要もないとは思いますが「オレンジデイズ」、「GOOD LUCK!!」、「ガリレオ」などたくさんの高視聴率ドラマに出演しています。
NHKでも大河ドラマ「おんな城主直虎」の主演を演じています。歌手としても、ヒット曲を歌っていますので世界的なオペラ歌手もうまく演じてくれると思います。
早い段階で一度、登場しますので今から出演が楽しみですね。最近は、露出が減っているだけに柴咲コウさんの出演回数が多ければうれしいなって思います。
打越金助(平田満)

打越金助(うちこしきんすけ)は、関内安隆(光石研)の商売に協力している人物です。安隆同様に、軍関係に物品を納入している業者になります。
キャストは平田満(ひらたみつる)さんになります。故郷の豊橋が舞台ということで、平田さん自身が出演できるのは嬉しいと話しています。
大ベテランの俳優さんで、NHKも大河ドラマや朝ドラともによく出演している印象がありますね。大河ドラマなら、「西郷どん」、「花燃ゆ」。朝ドラなら「芋たこなんきん」、「純情きらり」など出ています。
打越金助は、第2週目に出演ということで早い段階での登場になります。役どころは、まだ詳しくわかりませんがどんな形で登場するのか今から楽しみです。
小山田耕三(志村けん)

小山田耕三(おやまだこうぞう)を演じるのは、志村けん(しむらけん)さんです。志村けんさんと言えば、大人から子供まで知るコメディアン。
しかし、武漢発の新型コロナウイルスで亡くなってしまいました。私自身、好きな芸能人だったのでショックが大きいです。しかも、今回が初めての朝ドラですごく楽しみにしていました。
演じた小山田耕三は、作曲の世界で知らない人はいない山田耕筰をモデルにしています。エールの主人公・古山裕一(窪田正孝)はずっと小山田耕三をもとに独学で作曲の勉強をしていました。
そして、裕一がコロンブスレコードと専属契約を結ぶのは、小山田耕三の口添えがあったからこそ契約できました。しかし、やがて小山田耕三は裕一の才能に嫉妬して妨害するようになります。
ここまで取り終えたところで志村けんさんが亡くなったので、今後どうなるのか展開がまったく読めません。志村さんが亡くなって、脚本を変更するとのコメントがNHKからありました。
なので、最終的に悪い役にはならないのではないか。そんなことが予想されますね。志村けんさんのご冥福をお祈り申し上げます。
NHK朝ドラ「エール」の主題歌
朝ドラ「エール」の主題歌は誰が歌うの?毎回、主題歌は誰の歌っていうのが話題になりますが今回は「GReeeeN」が歌う「星影のエール」に決定しています。
今回の舞台が福島ということもあり、福島県で結成された「GReeeeN」が主題歌をNHKから依頼されて快諾したという流れで決定しています。
GReeeeNは、4人組のボーカルユニットで「キセキ」や「愛唄」などヒット曲を多数生み出しているアーチストです。しかも、4人とも歯科医師の免許を持っているという異色の経歴です。
仕事と音楽を両立させるため、メンバーは本名と顔出しをせずに活動しています。まさに、音楽と勉強・仕事を両立して活躍しているアーティストです。
毎朝、聞いて元気がでる曲の「星影のエール」で一日をスタートさせる。日本中にそんな人がたくさんあらわれるのではないかなと期待しています。
朝ドラのヒットは、曲によっても大きく影響を受けますので、GReeeeNの「星影のエール」も一緒に楽しみにしていきましょう。
エール ネタバレ,あらすじ全体
ここからは、エールのネタバレ,あらすじを文字ばんでお伝えします。吹き出しで週ごとの場合は、最終回までの方をご覧ください。
1話(3月30日)
エール1話は、紀元前一万年前から始まります。太古の昔から人間は音楽とともにあるというメッセージを挟みながら、主人公を演じる窪田正孝さんとヒロインを演じる二階堂ふみさんが原始人から始まります。
現代までの人と音楽をつなぐワンシーンを取り上げて演じていました。現代のフラッシュモブを取り入れたプロポーズがあっさりお断りされると、お話の本筋である昭和初期の時代にまた戻ります。
ひとりの男性が空白の楽譜の前で頭を抱えていると、その男性の妻が庭先で「さくら」を歌いながら掃除をしていました。その光景を見た男性はペンを取り楽譜に音譜を書き始めます。
さらに時が移り、オリンピックの開会式でしょうか、世の中はオリンピックのお祝いのようなムードで盛り上がってる一方、楽譜を描いていた男性が緊張してじっとしていられない状態でした。
妻が男性を探し回りますが見つかりません。どうやら開会式に出なければいけないようで、時間が惜し迫っているのに男性が姿を消してしまっているようでした。
トイレの個室にうずくまっていた男性を見つけると、妻は何とか会場へ行かせようと男性を説得します。裕一と呼ばれたその男性に、二人のやり取りをずっと見ていた警備員の男性が話しかけます。
その人は長崎出身で家族を空襲で失っていました。しかし、裕一の歌から夢と希望をもらったと感謝を伝えます。
すると、裕一は会場へ出る決心がついたようで落ち着きを取り戻します。ようやく自分から廊下を歩く裕一の隣を妻は嬉しそうに歩いていました。
時は遡り明治42年、子供が生まれたことを喜ぶ父親が家の外まで出て、出産したことをご近所さんに報告しながら走り回っていました。
2話(3月31日)
エール2話は、明治42年、福島の呉服屋で裕一が産まれた日から始まります。母・まさは子宝に恵まれずもう子供は無理かとあきらめかけていた矢先の妊娠・出産でホッとした様子でした。
呉服屋の4代目である父・三郎は喜びのあまり家を飛び出したまま帰ってきていませんでした。しばらくすると大荷物を荷車に乗せて三郎は帰宅し、まさの名前を呼びます。
使用人に荷車から持って来させたのは当時日本にはまだ数台しか存在していなかったレジスターでした。自分の息子が産まれた日にわざわざこれを買ってきたのかと、まさは呆れていました。
すると、三郎はこれから子供のためにももっと働かなければならないと言ってこのレジスターを買った理由をまさに教えていました。
そんな両親に大事に育てられた裕一は、どこか頼りなさげな小学生に成長します。運動も武道も苦手で、人前に立つと緊張してしまいうまく言葉がでず、どもってしまう裕一をクラスメイトは笑い馬鹿にします。
ある日、裕一をからかっているクラスメイトが同じクラスの少女を連れてきました。少女は自分の家の方がお金持ちだと言い、どちらがお金持ちか喧嘩で決着をつけようと勇ましく言ってきました。
裕一は相手にしないようにその場を立ち去ろうとしましたが、少女が父・三郎のせいで裕一がうまくしゃべれないのだろうと、三郎を馬鹿にしたことを言いいます。
すると、裕一は振り返り「おなごだからと手は抜かない」と少女の勝負を受けて立ちます。しかし、裕一は少女にもあっさり負けてしまいました。
喧嘩の審判を請け負った乃木大将とよばれている少年は、負けてニヤニヤと笑ってごまかそうとしている裕一に「おめえみてぇなぐずたれが大っ嫌いだ。町で見たらぶっ飛ばす」と言い捨てて立ち去って行きました。
ぐずたれとは「意気地なし」という意味です。三郎も裕一の事を心配していましたが、その三郎自身もなかなかのぐずたれのようで、苦手な人の前では小さくなってしまっていました。
突然来たまさの兄・権藤茂兵衛が三郎を威圧すると、三郎は威勢よくしていた態度が一変してしまいます。茂兵衛は、まさに三郎の不甲斐なさを口にしたかと思うと、空回りしている三郎に呆れた様子。
何か用があった様子でしたが、すぐに帰ってしまいました。その後、泥だらけの顔で帰宅した裕一を三郎は心配して声をかけます。三郎はとにかく夢中になれるものを探せと裕一にアドバイスしました。
夢中になれるものがあれば、それで生きていけると言うと、裕一は三郎の夢中になれるものは何なのかと聞き返しました。しかし、三郎はそれには答えてくれません。
裕一が山や川を見ているとほっとするといい、その理由が「しゃべらなくていいから」だと話します。
何とも言えない様子で、話をそらすように三郎は裕一の弟のお祝いに買った蓄音機で、西洋音楽を一緒に聞くかと誘いますが、裕一は断っていました。
部屋で一人遊んでいると、三郎が居間でその西洋音楽を流し始めました。すると、裕一はその音色に誘われるように居間に出てきました。
三郎が声をかけていることにも気づかないくらい裕一がキラキラした目で蓄音機の音色に気きっていました。
3話(4月1日)
エール3話は、裕一が朝から西洋音楽に聞き入っているところから始まります。三郎に飯がまずくなると言われて裕一は慌てて蓄音機を止めます。
もうすぐ運動会の季節、当時運動会は町をあげてのビックイベントで、運動が苦手な裕一にとっては憂鬱この上ない時期です。登校中、裕一は乃木大将が喧嘩している場面に遭遇します。
相手を打ち負かした乃木大将を木の陰から覗いていると、県会議員の息子・佐藤久志から裕一に声をかけてきました。
喧嘩に負けない乃木大将を熱心に見ている裕一をその男の子は、喧嘩なんてナンセンスだといった態度で立ち去って行きました。
その佐藤久志は、裕一にとっての終生の友達になるのですが、当時の裕一にはいまひとつ彼が理解できない性格のようでした。
学校では運動会の種目である騎馬戦の練習が行われていました。騎馬役をしていた裕一はすぐに転んでしまい、人目のつかないところで担任の先生からビンタされ「気合が足りない」怒られます。
裕一は、一生懸命反論しようとしていましたが、先生は口答えするなとまた手を振り上げます。そこへ新任の先生が体育教師の振り上げた手を掴んで止めに入ります。
新任の先生にも罵声を浴びせていましたが、体育教師はそそくさとその場を立ち去って行きました。新任の先生はすぐに裕一が緊張するとうまくしゃべれないことに気づきます。
裕一に優しく深呼吸して落ち着くように言います。「人はお互い違うところがある、違いを気にするな」とアドバイスしてくれました。
呉服屋の外で三郎は魚屋さんの魚治に早く走る方法を教えて貰っていました。気の良い魚治が実は乃木大将と呼ばれている鉄男の父親であることを知り、裕一は驚きます。
その後、家の中で魚治に教えて貰った早く走るコツを三郎と子供たちは一緒になってレコードを聞きながら練習していました。運動会の日、大勢の観客が見守る中種目が一つ一つ進んで行きます。
裕一を担任の先生から助けてくれた新任の藤堂先生はハーモニカを持った女の子たちの集団に声をかけ、運動会などの大会は種目の間に演奏することがあると教えていました。
5年生の徒競走が始まり、いよいよ裕一の出番がやってきました。スタートしてすぐに裕一は転んでしまいます。まさや三郎に励まされ起き上がろうとしますが、足を挫いたようでまた地面に倒れ込んでしまいました。
その様子を見て観客が笑い始めました。それでも起き上がろうと裕一がもがいていると、藤堂先生はハーモニカ隊に合図して演奏を始めます。
ハーモニカの音色に気づいた裕一は、くじけかけた心が持ち直したように立ち上がり、足を引きずりながら前に進み始めました。すると、観客は笑うのを止め裕一を応援し始めます。
どうにかゴールした裕一にみんなが拍手と声援を送り、藤堂先生は倒れ込みそうな裕一を支えながら「よく頑張ったな」と声をかけてくれました。
生まれて初めて自分に向けられたエールに、裕一が笑顔を浮かべてました。
4話(4月2日)
エール4話は、春、新学期になり新しいクラスで裕一がニコニコしているところから始まります。裕一は今まで、学校でクラスメイトからいつもからかわれて憂鬱でした。
しかし、今回は新しい担任が藤堂先生だと分かり、いつになくご機嫌でした。久志がクラスメイトであることはよかったのですが、さらにいじめっ子たちもクラスメイトだと知り、また一気に落ち込みます。
当時、「赤い鳥」という童謡や童話が掲載された児童向けの雑誌が人気で、学校ではその雑誌に載っている童謡が大人気でした。学校の授業でも取り入れられ、藤堂先生も音楽には力を入れていました。
藤堂先生は北原白秋の詩をみんなに配り、その詩に曲を付けるよう宿題を出します。いきなり作曲しろと言われて戸惑う子供たち。
しかし藤堂先生は、鼻歌で適当な音を付けるようにハーモニカやオルガンを使ってチャレンジしてみるように言いました。学校帰り、裕一はその宿題ができる自信がないようでした。
小川のほとりで座りこんで悩んでいる裕一に、久志は「自分の家にはピアノがあるし、裕一の家にも蓄音機があるから何とかなる」と励ましてくれました。
裕一が父親が西洋音楽のレコードを買ったことを話すと、久志は裕一の父親はかっこいいと言ってくれました。そして、「西洋音楽を聞いているなら作曲は簡単だよ」と言って先に帰ろうとします。
すると、裕一は久志を呼び止め、父親を褒めてくれたことにお礼を言いました。久志はなぜ裕一がそのように喜んでいるのかがよく分かっていない様子でした。
裕一が帰宅すると、三郎は新しいレコードを手に入れたと裕一に報告します。二人で新しいレコードを聞いていると、まさが裕一に明日は二人で川俣へ行こうと誘いました。
弟は三郎と家で留守番し、自分は大好きな母親と二人で祖父母の家に行けると知り、裕一はとても喜んでいました。まさの実家に着くと、まさは裕一を連れて映画に出かけます。
洋装の母に裕一は「今日は綺麗だね」と褒めていて小さな英国紳士のようでした。裕一が飴を買ってもらっていると、まさが知り合いから声をかけられ立ち話が始まってしまいました。
母の目を離れ裕一がキョロキョロしているところに、教会から讃美歌が聞こえてきます。裕一は讃美歌に気づくとフラフラとその音が聞こえてくる教会の中に入って行きました。
合唱団の真ん中で讃美歌を嬉しそうに歌う少女は、のちに裕一と夫婦になる妻の音です。音が父親に手を振っているのを自分に向って手を振っていると勘違いし、裕一は手を振り返しながら、音に見惚れていました。
教会からでると、裕一を必死に探していたまさが裕一を見つけて声をかけます。すると裕一は笑顔で振り返り「川俣、良い!すんごく良い!」といいます。
それから、まさの実家に戻ってご飯を食べている間も今日の楽しかったことを興奮気味に祖父母に話していました。夜、まさは兄・茂兵衛から二人の息子のどちらかを養子に出すよう迫られていました。
その茂兵衛も父親から、子供ができない今の妻と別れて再婚しろと迫られていました。まさと裕一が自宅に帰ると、裕一は三郎から作曲入門の本を渡されて大喜びします。
すぐに裕一は本を開き4、5時間経っても本を読みこむ姿を両親が嬉しそうに見守っていました。しかし、いつまでも楽譜に何か書こうとしないことに二人が疑問を覚えます。
そして本を閉じた裕一は、藤堂先生がオルガンやハーモニカを使って試してみろという言葉を思い出し頷いてすぐに布団に入って寝てしまいました。
何も知らない両親は、てっきり作曲を始めるものと思っていたため小首をかしげます。翌日、裕一は朝早く登校して教室のオルガンで音を出してみますが、ピンと来ないようすですぐに音を出すのを止めました。
教室を見渡しながら裕一の中で突然音楽が流れだし、思わず「できた!」と叫んでいました。しばらくして、教室にやってきた藤堂先生が教室の机に突っ伏して寝てしまっている裕一に気づいて驚きます。
黒板には、音譜が書かれそれを見た藤堂先生が驚いて寝ている裕一を振り返っていました。
5話(4月3日)
エール第5話のあらすじでは、藤堂先生が裕一の家を訪れるところから始まります。三郎は不審者と勘違いしてお店から追い出そうとしていました。
居間に上げられ、まさは藤堂先生にお茶を出しながら三郎の失礼を謝ります。裕一はまだ帰宅していないことをまさが言います。
しかし、藤堂先生は裕一ではなく両親に裕一の才能について話に着たのだと説明しました。まさと三郎がきょとんとしていると、藤堂先生は裕一の作曲の才能に驚いたことを話します。
そして、裕一にとって蓄音機が素晴らしい買い物だったを褒めます。すると気を良くした三郎が何か音楽を聞こうかと調子に乗っていました。そこへ裕一が帰宅します。
家に藤堂先生が来ている事に気づき驚いていると、以前裕一が得意なものは無いと答えていたことについて、「みつかったんじゃないのか?」と質問します。
裕一がその質問の意味が分からない様子でいると、「得意なものは、ほんの少し努力する必要がなくて、ほんの少し人より楽にできる事。もしそれを見つけたらしがみつけ」と裕一に伝えました。
夜、裕一が寝た後、まさが居間に戻ると三郎は静かに晩酌をしていました。三郎は生まれて初めて息子の裕一が褒められたことを心から喜んでいました。そして、裕一の学校生活は一変します。
作曲した曲は生徒たちも認める腕前で、女子からは自分の作った詩に曲を作ってくれとせがまれていました。さらに裕一はハーモニカ部に入り毎日を楽しそうに過ごせるようになっていました。
しかし、久志は人気を集めたことでねたまれることもあるからと裕一に注意を促していました。裕一が久志と話をしていると、大人の怒鳴り声が聞こえてきました。
二人がそちらの方を向くと、乃木大将・鉄男が突き飛ばされ罵声を浴びせられていました。以前、鉄男の父・魚治から買った魚が腐っていたためその男は怒っていました。
鉄男は素直に手をついて謝り、男は妻に諫められ家に引っ込んでいきました。魚の桶を背負い鉄男は立ち上がると、木陰から見ていた裕一と久志に気づきます。
思わず裕一は半笑いで「やぁ」と声をかけますが、鉄男はそれを無視して、弟と一緒に立ち去って行ってしまいました。裕一は鉄男が古今和歌集を落としたことに気づいて、拾います。
魚治の魚屋も三郎の反物屋も不況のため資金繰りが厳しい状況でした。久志は、裕一に鉄男が学校をやめると言う噂が立っていることを教えます。
そして、三郎の反物屋も融資先が見つからず銀行に頭を下げていました。まさの兄に頼むことも考えていることを三郎がまさに話すと、まさはその前に話があると切り出しました。
まさから息子のどちらかを兄の家に養子に出す話をされ、三郎は一人頭を抱えます。次の休日、三郎は裕一を楽器屋で楽譜を買ってもらっていました。
当時はとても高価な楽譜を買ってもらい、裕一は飲み屋に寄るという三郎と別れ一人でニコニコしながら楽譜を大事そうに抱えて歩いていました。
すると、いじめっ子たちに見つかり、持ってるものをよこせと追いかけてきます。追いつかれ、裕一も抵抗しましたが、楽譜を取り上げられてしまいました。
学校で作曲するのは止めろと脅され、いじめっ子たちが楽譜を持って立ち去ろうとしましたが、裕一は「いやだ」ときっぱり言い返しました。怒ったいじめっ子は楽譜を破ろうとします。
すると、それを見ていた鉄男が止めに入り、楽譜を取り返してくれました。鉄男は裕一が自分で抵抗しようとしたことを評価してくれたのです。
自宅に帰ると裕一は、以前拾った鉄男の本が引き出しにしまってあったことを思い出し、その本を持って再び出かけます。
裕一が鉄男の家を探して歩いていると、また大人の怒鳴り声が聞こえてきました。以前とは人が変わったようにすさんだ様子の魚治がもっと魚を売ってこいと鉄男を怒鳴りつけていました。
裕一は、魚治が鬼の形相で怒っているのを初めて目撃するところで「エール」の5話のあらすじはおわりです。
6話(4月6日)
エール6話のあらすじは、裕一が鉄男に会いに行くところから始まります。魚治は鉄男がこっそり詩を書いていたことに怒り、「色気をだしてんじゃねぇ!お前は魚屋の子だ」と怒鳴っていました。
鉄男の母親に止められ、魚治が家に戻った後、裕一は鉄男に声をかけます。鉄男はみっともないところを見られてしまいバツがわるかったのか、「なに見てんだ!」と裕一に凄みます。
裕一は委縮し半笑いで拾った本を返そうと取りだそうとしましたが、鉄男が裕一のバッグを取り上げ地面にたたきつけてしまいました。
裕一は謝り、走って帰ってしまいました。鉄男はバッグから飛び出してしまったハーモニカが壊れていることに気づき拾い上げていました。翌日、裕一が学校へ出かけると、三郎は郡山に行ってくるとまさに伝えます。
郡山にはお店の立ち上げ時からの付き合いの銀行があり、そこがダメでもまさの実家は銀行家なので大丈夫だと使用人たちは話していました。
一方、裕一が学校に向っていると、突然鉄男が目の前に現れました。昨日、とても怒っていた様子だった鉄男を見て裕一は殴られるのではないかと思い思わず謝ります。
しかし、鉄男の方も昨日は悪かったと頭を下げました。そして、自分が壊してしまったハーモニカを差し出し、鉄男が自分で直したため治ったかどうか確認したいから吹いてくれと頼みました。
ハーモニカは問題なく音が出ていて、改めて謝る鉄男に裕一は笑顔で答えていました。三郎は郡山東銀行からも融資を断られてしまいます。
もう川俣銀行しか残っていないと使用人たちはいよいよ慌てていました。しかし、まさが慌てて電話をして家の状況を兄の茂兵衛に伝えます。
三郎は家の骨董品を売り払い、資金を作っていました。なかなか後継ぎを確保できない茂兵衛は、祖父からプレッシャーをかけられていましたが、茂兵衛は一時しのぎに過ぎないと言い訳します。
学校に行かず鉄男と話をしている裕一は、鉄男の家で拾って見た、鉄男の詩がすごかったと褒め、将来は詩人になるのかと無邪気に尋ねます。
しかし、裕一のように裕福ではない鉄男にとってそれは叶えたくても叶えられない夢のようです。
裕一が食べ物に困るならうちで食べればいいということを言いかけましたが、鉄男はそれを最後まで言わせず、自分は乞食ではないと怒って立ち上がります。
裕一はせめて鉄男の書いた詩に曲を付けていいかと聞くと、鉄男はそれには小さく頷いて、立ち去って行きました。
しかし、鉄男の家は夜逃げしてしまい、裕一が作った曲を鉄男は聞くことが出来ませんでした。野宿しながら逃げる鉄男に向って、裕一は山の中で鉄男の詩の歌を歌います。
藤堂先生は鉄男に記者の名刺を渡していました。藤堂先生は鉄男の性格も分かっているのか「頼ることは恥ずかしいことではない」とアドバイスしていました。
鉄男は夜逃げの事を藤堂先生には話していたのか、「先生も逃げたのか」と尋ねます。その問いに藤堂先生は「俺は無いものを売ったんだ」と答えていました。
裕一がハーモニカで鉄男の曲を吹き続け、音が父親と散策していました。
7話(4月7日)
エール7話のあらすじは、時が少しだけ遡り、音が川俣を訪れているところから始まります。音は父親の仕事に同行し川俣を訪れていました。音はキリスト教徒の父親と教会に入ります。
音は前で一緒に讃美歌を歌いたいと父親に言います。「行っておいで」という父親の手を掴み一緒に行こうとしますが、父親は一人で行ってごらんと音の手を離します。
音は恐る恐る前に進み、歌い始めると笑顔であふれていました。そこへ裕一が教会に入って来て音に見惚れていたのでした。
合唱が終わると、始めは恥ずかしかったけどやってよかったと音は父親に話します。父親も「やらずに後悔するよりやって後悔する方がいい」と音に話していました。
自宅に帰った音は朝から姉と雑誌の取り合いで大騒ぎしていました。三人姉妹の次女である音は姉のおしゃれ雑誌を見せてもらいたくて、二人大声で言い争います。
朝から元気だとのんきにその賑やかの声に耳を傾ける父親は、陸軍の元獣医で、今は乗馬の道具を卸す仕事をしていました。
音は作業場にこっそり入ろうとしますが、職人さんに「女子供が入る場所じゃない」と怒られてしまいます。
音は男尊女卑の世の中が気に食わないお年頃のようで、女子クラスの学芸会の出し物についても、担任に意見していました。
生徒で多数決をしようという提案にクラスメイトも同調して、音は竹取物語のかぐや姫について、クラスメイトも推薦してくれたと嬉しそうに家族話していました。
女生徒に意見されたことが気に食わなかった先生たちは、配役を勝手に決めてしまいました。音はおじいさん2という役になってしまい落ち込みます。
落ち込んでいる音に、父親はもし自分がかぐや姫になれば、だれかがおじいさん2の役をやることになると確認し、自分がかぐや姫をやるお芝居でやる気のない人の事をどう思うか尋ねます。
音は素直に「ちゃんとやってほしい」と答えていました。父親は誰もがみんな主役になれるわけではないと諭し、「何の役だろうとお父さんは楽しみだよ」と優しく声をかけていました。
ふと時計に目をやり、二人は慌てて教会に向います。この日、音は教会で琴の演奏を披露する予定でした。
教会に入ると双浦環という世界的に有名なオペラ歌手が舞台に上がるところでした。歌い始めたその歌を音が熱心に聞き入っていました。
8話(4月8日)
エール8話のあらすじは、音がオペラ歌手の環の歌を聞いているところから始まります。歌が歌い終わると、父親は音に環と話してみたいか尋ね、二人で環に声をかけに行きます。
父親が環に音を紹介すると、環は「素敵なお名前ね」と優しく話しかけます。今日は教会で最初に音が琴を披露する予定が遅れてしまったことを父親が説明すると、環はその理由を尋ねます。
学芸会の配役で、音が与えられた役が気に入らず、すねていたことまで話すと、環は「人間なだけましじゃない。
私なんて初舞台は枯れ木よ」と答え、音は驚きます。さらに環は自分のようになりたいか尋ねました。
音が頷くと、「だとしたらどんな役であれ、出番に穴をあけるのはダメだ」と言い、「目の前の事に全力を尽くしなさい」とアドバイスしてくれました。
そして、音に自分のレコードをプレゼントしてくれました。帰り道、音は父親に「歌を習いたい」と笑顔で言っていました。
夜、音は「おじいさん2」役のセリフが一つしかない台本をすべて読み込んでいました。次の日、明るい様子の音を友人は不思議そうに見ていました。
お芝居の練習が始まり、神崎さんというかぐや姫役の子は緊張のあまりお腹を押さえてうずくまってしまいました。
お昼になっても保健室から戻ってこないその子の事を音は「悪いものでも食べたのかな」と心配していると、友達が主役のかぐや姫をやることで緊張してしまっているのだと教えてくれました。
さらに、神崎さんは母親から失敗しないようにとプレッシャーをかけられていました。音の姉の誕生日、家族はこっそり誕生日の準備をして、帰宅した姉をサプライズで出迎えてお祝いします。
プレゼントの口紅を音も欲しがり、一度使わせてくれとねだったりと相変わらず賑やかな日でした。家族みんなで社交ダンスをしたり本当に幸せそうな家族です。
翌日、父親は出張に出かけ、音は学校で学芸会の練習が始まっていました。かぐや姫役の神崎さんはやる気のない様子でセリフは棒読みです。
そして、台本を覚えきれておらず、途中で分からなくなってしまっていました。台本を読みこんで覚えていた音は、解説のように割って入り、神崎さんの代わりにセリフをすらすら口にします。
余計なことをするなと、神崎さんは怒って教室から出ていってしまいました。練習が中断してしまい、音は先生に謝ります。
先生はかぐや姫が出ていないところを練習しようとみんなに声をかけていると、先生が呼び出されて、練習は結局中断してしまいました。
廊下で、先生は警察から連絡があったと説明され、その連絡に驚きます。そのやり取りを知らない音がクラスの友達と楽しそうにおしゃべりをしていました。
9話(4月9日)
エール9話のあらすじは、音が担任の先生から、父親が事故に遭い亡くなったことを知らされるところから始まります。父親は出張先の大阪で子供を助けて、電車にはねられてしまったそうです。
あまりにも突然の父親の死で、音は葬儀が終わり一週間経っても実感が湧かずにいました。母親は音たちを海岸に連れて行くと、子供たちはポツリポツリと父親の事を話します。
母親は父親の遺灰を手に持ち、抱きしめるようにその手を頬に当てて目を瞑ります。海に向ってその手のひらを広げ、遺灰は風に吹かれて海の方に飛ばされて行きます。
遺灰が母親の手の中かから消えていくと、4人は静かに祈りをささげていました。父親の居ない食卓に子供たちは沈んだ様子でした。
そこで母親が「今日は銭湯の日だ」と思い出し、3人に行くかどうか尋ねます。音は姉と妹を説得するように「行こう。ね?」と言いました。
姉も妹も戸惑っていましたが、結局4人で銭湯に行き、帰りは行きつけのお団子屋さんでお団子を食べます。
お父さんはお団子が好きだったと話していると、音は不意に父親がもう居ないのだと実感しました。母親は娘たちに「泣いていいんだよ」と声をかけると、3人は堰を切ったように泣き始めました。
なぜ、自分たちを残してまでほかの子を助けたのかと音が悔しそうに母親に尋ね、「お父さんに会いたい」とさらに涙をこぼします。
母親は父親の「高い高い」やおんぶしてもらったことを覚えているかと3人に聞くと、3人とも涙を流しながらうなずきます。すると、母親は「覚えているなら、お父さんは居る。
目には見えないけど、ずっとあなたたちのそばに居る」と3人を励まします。そして、4人はこれから試合にでも挑むかのように、手を重ね気合を入れ、泣きながらでしたが音たちは笑っていました。
夜、母親は夫の遺影に向って「あの子たちを守ります。安心してください」と声をかけていました。
しかし、以前から取引でお世話になっている知人は、主人が亡くなったのをいいことに、母親に悪いようにはしないと下心があるような話を持ち掛けます。
母親は「今まで通りの取引を」とお願いしますが、女など取引先の陸軍も相手にしないだろうとあしらわれてしまいました。
他の取引先にも頭を下げますが、どこもいい顔をしてくれません。困り果てているところへ、職人さんたちが仕事を取れないことを察して辞めていってしまいました。
職人頭の岩城も辞めたことを知り、音は岩城を探し出して問い詰めますが、岩城は相変わらず「女子供には関係ない」と言い捨てて立ち去っていってしまいました。
家に帰った音は、母親に家は大丈夫なのか尋ねます。母親は「んー。かなりまずい?」と苦笑いで答えました。
10話(4月10日)
エール10話のあらすじは、明るい母親が家のピンチを隠しきれず素直に「かなりまずい」と言っていたことで、音が姉と妹に「この危機を絶対に乗りきる」と息巻いているところから始まります。
音と妹が姉に家業をどうにかさせようと頼み込んでよく分からない押し付け合いになっていましたが、姉は読書家の末っ子の出番だとある提案を出しました。
3人は事務所で契約書を探します。書類を引っ張りだして、妹がそれを読み漁っているところに母親が何をやっているのかと怒りに来ました。
子供たちに契約書を探していると言われ、母親は3人を家に戻した後、自分がその契約書を探し出しました。
その契約書には突然の契約打ち切りには違約金が発生することが書かれており、母親は下心をちらつかせた知人にそれを突き付けます。
「どうぞ今後ともご贔屓に、女子供ですけど」と皮肉を添えて頭を下げました。無事危機を乗り切った母と音は遺影に向って「お父さんも喜んでくれてるよね」と話します。
「やらずに後悔するより、やって後悔する方がいい」と言っていた父親は、自分たちに会えないことは後悔していないのかと音はつぶやきます。
母親は娘たちと会えなくなったことは悔やんでいると思うと答え、父親がロシアでの戦争に行ったときの話しをしました。
その時の事はあまり話さなかった父親でしたが、戦争で目の前でたくさんの人が死んでいくのを見て、何もできなかったと悔やんでいたことを音に話しました。
ずっとそのことを引きずっていて、子供が目の前で死にそうになったのを見て、体が先に動いてしまったのではないかと母親は自分の考えを音に話しました。
「お父さんらしいよね」という母親の言葉に音はうなずいていました。発表会の日、神崎さんは音に父親が亡くなったのに「どうしてそんなに平気なの?」と質問されます。
平気ではないけれど、「泣いてばかりじゃいられないから」と答える音に、神崎さんは「強いよね。あんたは」と皮肉とうらやましさが混じったような感想を口にします。
そして、本当はかぐや姫をやりたくなかった神崎さんは、音にかぐや姫をやってほしいとお願いしました。音たちのお芝居が始まり、竹の中から音が出てきます。
それを見て、神崎さんの母親は驚いた様子でした。怒った様子で帝役をやっている神崎さんを睨み付けるようにお芝居を見ていました。
お芝居は進み、かぐや姫が月へ帰るシーンで、帝が「せめてもう一度歌声をきかせてもらえませんか?」とかぐや姫にお願いをすると、かぐや姫は「おぼろ月夜」を歌い始めました。
音の綺麗な歌声がシーンとした会場に響き渡り、音は歌いながら父親との楽しい家族の日々を思い出し、涙を流しながら歌い続けていました。
神崎さんの母親も音の歌には感動したようで、怒った顔も微笑みに変わり、娘と目を合わせてうなずき合っていました。
翌日、音が登校しようとすると岩城が作業場に居るのを見つけて文句を言いに行きます。母親に止められても、音は岩城に「サイテー!」と言い捨てて走って行ってしまいました。
しかし、岩城が戻って来てくれたことは、音の家の会社にとっては悪い事でありません。音は「まいっか」と言ってすっきりした様子で学校への道を歩き始めました。
それから3年が経ち、裕一は音楽に夢中で商業学校を留年してしまいます。授業中に楽譜を書いているのを先生に見つかり、怒られていました。
11話(4月13日)
エール11話のあらすじは、裕一が授業中に作曲をしているところを先生に見つかり、廊下に立たされているところから始まります。
勉強そっちのけで作曲の独学に時間を注いでいる裕一は落第して、2度目の商業高校の4年生となっていました。
裕一は実力派のハーモニカ部にも所属していて、部を取り仕切る会長から公演で発表する曲を作曲するように言われます。
曲を提供するのは裕一だけではなく、部内から複数の人間に楽曲を提供させて、投票で曲目に入れるかどうかを決めるとのことでした。
会長も曲を作ることを確認すると、裕一はとても嬉しそうにしていました。裕一は家に帰ると、小学校から独学で続けている作曲の勉強に没頭します。
今年受験を控えている裕一の弟は、もしも、今年裕一が留年してしまえば、同じ商業学校へ行く自分と同じ学年になってしまうため、自分は違う学校へ行くと三郎とまさに言っていました。
当時、商売をしている家の子供は商業学校に行くのが慣わしで、弟も最初はそのつもりだったのですが、裕一と同じ学年になり、友達に冷やかされるのは耐えられなかったようです。
入学祝いに勉強をする約束で買ってもらった卓上ピアノに張り付き、勉強をしようとしない裕一を弟は苛立たしく思っているようです。
しかし、弟が高等学校へ行こうと思っていることを裕一に話すと、裕一は何も考えていない様子で「いいんじゃない?」と笑って答えていました。
裕一は会長から呼び出され、部を止める事になったと話されます。会長にはお兄さんがいたのですが、重い病のため家の料亭を弟の自分が継ぐことになったと説明しました。
ずっと会長を憧れてきた裕一は、会長が音楽家を目指していたのではないのかと尋ねます。しかし、会長は部員を鼓舞するために目標を大きく掲げていただけで、最初から音楽家になる気はないと答えました。
むしろ、専門の勉強をしていない裕一が本気で音楽家になるつもりだったのかと馬鹿にしたように質問を返していました。
父・三郎はというと、商売が順調な様子でしたが、とある人にさらに商売を広げる気はないかと持ち掛けられていてなにやら不穏な空気が漂っています。
交渉人が帰った後、京都の呉服を一手に引き受けるのだと大喜びしていましたが、その話を聞き、一部の従業員は首をかしげていました。
しかし、浮かれているのもつかの間、母・まさの実家から、裕一か弟を養子にしろとせっついてきます。まさの父が「時間がない」と焦っているようで、養子に出さなければ家の縁を切るとまで言われてしまいました。
まさの兄・茂兵衛も病に伏していて子供が作れない妻とは別れたくないようで、「縁を切る」といいつつ藁にも縋る想いで、三郎に養子を出してくれるよう頭を下げてお願いしていました。
その頼みを受けて、三郎は裕一と話をします。裕一はまた養子の話が来たのかと嫌がり、音楽家になりたいという夢を諦めたくないと話していました。
子供のころよりも夢への意思が固くなったと裕一が話すのを聞き、三郎は養子の話はせず「がんばれ」と言ってくれました。
裕一は夜遅くまで作曲をしていて、授業中は居眠りをしてしまうありさま。先生に注意され廊下にバケツを持って立っていると、先生から「このままでは落第ではなく退学だ」と言われます。
先生が立ち去り、バケツを持った裕一が廊下でうなっていました。
12話(4月14日)
エール12話のあらすじは、裕一が喫茶店で頭を抱えながら曲を作ろうとしているところからスタートします。
友人の史郎が戻って来て曲ができたか尋ねると、裕一は苛立たしそうに手を洗ってる時間で曲ができるわけないと怒っていました。
焦る裕一に史郎は、会長に否定されたことに怒りを感じて見返してやろうと息巻いている裕一は、いつもの裕一ではないと言います。
昔いじめっ子だった自分を恨まずに高校に入って仲良くしてくれる心根の優しいところが裕一らしさだと説明すると、裕一は譜面を見ると会長の顔を思い出してしまうと気付きます。
すると、史郎が会長の顔ではなく自分の顔を思い出してみてはと冗談交じりにのん気な顔を裕一に向けてアドバイスしました。
すると、裕一は以前、史郎がバスパートが単調でつまらないと言っていたことを思い出し、興奮した様子で「曲ができるかもしれない!」と叫びました。思わぬ反応に史郎の方が驚いていました。
裕一はようやく曲を作り上げ、曲目の投票では、僅差で会長の曲が勝っていました。しかし、会長はOBから預かった票を出してきました。結果は裕一の曲の勝利でした。
解散後、自分の事のように喜んでいる史郎に、裕一は会長がどんな気持ちだったのかと話していました。
史郎は会長が部員から自分に気を使って投票する可能性が高かったため、OBに票を入れてもらうことを頼んでいたことを話します。
会長の音楽に対する気持ちはとてもまっすぐで、本当にいい曲が選ばれることを望んでいたことを知り裕一は感心します。
夕方、裕一が帰宅すると三郎から店を弟の浩二に継がせると伝えられます。裕一が浩二に「いいのか?」と尋ねると、浩二から家を継ぎたかったと言われ、裕一はお礼を言います。
そのあと、三郎は茂兵衛に電話し、息子は養子に出さないと宣言していました。養子に出さなければ縁を切ると言われていたまさは、三郎から電話を代わり話を聞きながら泣いていました。
しかし、養子の件はそれでひと段落とはいきませんでした。三郎は京都の呉服屋を一手に引き受けようと言う話を持ってきた男の連帯保証人になっていて、その男が逃げたという連絡を受けます。
借りた多額のお金がすべて三郎の借金となってしまったのです。三郎はまさと、茂兵衛に頭を下げ助けてくれるようお願いします。
しかし、茂兵衛が頭を下げてお願いしても養子を断ったことに茂兵衛は怒りを隠せないようで、まさが家族を守るためだと言うのを自分も同じだと返します。
茂兵衛が三郎たちを助ける条件は裕一か浩二を養子に出すことだけだと冷たく言い放ちました。夜、浩二に家を継がせることを決めてしまっていた三郎はまさと話し合います。
養子に出すことにずっと抵抗していた二人でしたが、「多少の犠牲を払ってでも支え合うのが家族なのでは」とまさはあきらめた様子でした。
それでも決めきれない三郎は布団に入って現実逃避するように寝てしまいました。裕一の倶楽部では公演の練習後、会長がこの公演を持って倶楽部を辞めることをみんなに伝えていました。
そして、会長の後任に裕一を指名します。裕一は自分の事を否定していた会長がなぜ自分を指名するのか分からないと言った様子でした。
会長は裕一の曲を高く評価していて、自分にはない才能を授けられたと裕一に伝えます。もし、夢を実現したいなら東京へ行けとアドバイスし、裕一が次期会長になることを祝福されました。
その夜、自分が認められて裕一が喜んでいました。
13話(4月15日)
エール13話のあらすじは、公演当日、準備をする史郎が裕一に「大丈夫か」と声をかけるところから始まります。裕一はすぐに大丈夫だと答えますが、史郎は会長に裕一の様子が変だと報告します。
幕が開く直前、会長は裕一の様子をこっそりうかがっていました。幕が上がり、演奏が始まると客席で三郎は応援するように演奏を見守っていました。
実はその日の朝、裕一に三郎は自分が騙されて店が窮地に陥っていることを話していました。まさの実家を頼るには裕一か浩二が養子に行かなければいけないことも裕一はすぐに察しました。
しかし、まさの実家の銀行を継ぐことになれば、裕一の音楽家を目指す夢が絶たれてしまいます。裕一は弱々しく嫌だと言いますが、どうにもならないことも分かっていました。
公演の曲目は続き、裕一の曲の番になりました。会長は裕一が作曲した曲だと説明し、指揮を裕一がやるように舞台上で言いました。
裕一は驚いていましたが、指揮者の位置を会長と代わり指揮棒を振り始めました。裕一は音楽家になる夢を諦めていました。指揮棒を振りながら、今朝の三郎とのやり取りを思い出します。
三郎はそれでも夢を諦めるなと言ってくれていましたが、裕一にはその言葉は残酷なだけでした。公演終了後、裕一は倶楽部を止めることを伝えみんなに謝ります。
茂兵衛からの融資で、三郎の店は持ち直し、淡々と日々は過ぎていきました。そして、旅立ちの日の前日、裕一は浩二に、「家族と店、頼むぞ」といい翌日旅立っていきました。
裕一は銀行に住み込みで働きます。荷ほどきをしていると、鞄の中から母が忍ばせて置いてハーモニカが入っていました。
裕一がハーモニカを見つめていると、銀行の従業員さんたちが裕一の部屋に入って来て明るく挨拶してくれました。
14話(4月16日)
エール14話のあらすじは、裕一が朝起きるところから始まります。その頃裕一は銀行に住み込みで働き、一人前になったら養子にしてもらうことになっていて、週に2度本家で食事をする毎日でした。
子供のころは母親と楽しそうに祖父母と食事していた裕一ですが、今では祖父に対しても緊張し落ち着かない様子で食事をしています。
この頃の地方銀行は不況の影響で元々暇だった仕事がさらに暇になってしまい、たった5人の行員が融資の金銭の出入りを管理するだけが業務でした。
居眠りしてしまっている裕一に支店長は声をかけ、お使いを頼みます。職場の皆が優しく裕一は平穏な日々を送れていました。
お茶の時間、裕一が女性と付き合ったことが無いことを知り、支店長や先輩たちは「それはまずい」と口々に言ってきます。
早速、先輩の廉平は裕一を踊り子さんが居るダンスホールに連れて行きました。ダンスホールでは一緒にダンスを踊るチケットが売られていて、そのチケットを踊り子さんに差し出します。
踊り子さんには拒否権があるようで、人気の踊り子さんほどあっさり申し込みを断ってしまいます。その様子を見ていた裕一は自分も断られるのではないかと不安そうにしていました。
廉平はそれほど申し込みが殺到しなさそうな女性を見繕って、裕一から声をかけるように指示します。ホールを横切る時、裕一は一番人気の踊り子さんと目が合っていました。
裕一は申し込む踊り子さんの前でチケットが出てこずオロオロしながら連なっているチケットの紙を出して、チケットをもぎろうとします。
すると、先ほどほど目が合った一番人気の志津さんがいつの間にか裕一の後ろに立っていて、裕一のチケットを奪い取り、一枚きり取って自分から「Shall we dance?」と言って裕一をダンスに誘ってくれました。
まともに踊ることができない裕一でしたが、裕一はすっかり志津に惚れこんでしまいました。裕一はその日から毎日ダンスホールに通い志津さんとダンスを踊ります。
ある日、飲み物を取ってこようと立ち上がる裕一の手を掴み、「どうせなら外でご飯食べない?」と提案します。そのまま裕一は志津とダンスホールから出ていってしまいました。
その様子を遠くから廉平は見ていて、翌日みんなに報告します。その話を聞いた支店長は、自分はダンスホールに100回は通っているのに、そんなこと一回もなかったとつぶやいていました。
先輩の昌子さんは、「そんなに綺麗な人なら早く交際した方がいい」と裕一を急かします。すると、裕一より1年先輩の歩は「交際の境界線てなんなの?」と素朴な疑問を口にしました。
「珍しく良い質問をした」とその質問に昌子さんが反応します。昌子さんが交際の境界線について解説を始めます。
15話(4月17日)
エール15話あらすじは、裕一の同僚たちが恋愛の境界線について話し合っているところから始まります。一生懸命に裕一の恋愛の仕方について話し合っているのを聞いていました。
そのため、裕一も少し乗り気になってきていました。恋愛経験のない裕一と、人気の踊り子さんである志津の境界線は「接吻」だと昌子さんは結論を出します。
早速、どうやって志津さんと接吻をするところまで持って行こうかと議題が移って行きます。昌子さんの計画の元、裕一は志津さんとレストランへ行きます。
接吻大作戦のため、同僚もこっそり同じ店に入って作戦がうまく進むように裕一をサポートしていました。しかし、裕一は寸前で勇気が出ず作戦は失敗に終わりました。
食事の帰り道で、志津は裕一にこれからはダンスホールではなく、個人的に会おうと言って帰って行きました。裕一が嬉しそうにガッツポーズをしていると、一人の男性が裕一の方に向ってきます。
そして、「何やってんだおめぇ」と絡んできました。裕一が怖がっていると、その男性は村野鉄男だと名乗ります。裕一はすぐに同級生だった鉄男を思い出しました。
家族で夜逃げしてしまいそれ以来会えずにいた鉄男に会えて、裕一はとても嬉しそうにしていました。新聞記者になった鉄男の名刺を見ながら「よかったねぇ」と笑っていました。
すると、鉄男はどうして音楽家ではなく銀行に住んでいるのだと怒った様子で裕一に尋ねました。裕一は家族を助けるために叔父の家に養子になる予定である事を説明します。
鉄男はその説明に納得はしていない様子で、昔、裕一から言われた「しがみつけば必ず道は開ける」という言葉を思い出させ「あれば嘘か?」と夢を諦めてしまっている裕一に突っかかります。
鉄男は裕一の言葉を信じてまだ詩を書いていました。鉄男があきらめないでその言葉を信じ続けてこれたのは、裕一の言葉が子供のころ唯一自分を励ましてくれた言葉だったからだと裕一に話します。
翌日になっても、裕一は鉄男の言葉が忘れられずぼんやりと過ごしていました。すると、裕一は外回り中にお金の入ったバッグをバスに置き忘れて行ってしまいました。
慌てて銀行に戻ると、茂兵衛がそのバッグを持って裕一を待ち構えていました。バッグはすぐに茂兵衛のところに送り届けられていたようでしたが、裕一の失態を知りとても怒っていました。
ダンスホールに入り浸っていたことも知っていて、お前の相手は俺が決めると裕一を怒鳴って銀行から出ていってしまいました。
茂兵衛から相手を決めるのは自分だと言われ、裕一は志津への想いが大きいことに気づき、夜、志津に会いに行きます。
町で志津を見つけ出して、裕一は志津に告白しますが、志津は馬鹿にしたように笑い始めてしまいました。まだ自分を思い出さないのかと志津は呆れたように尋ねます。
志津は小学生のころ裕一にどちらの家が裕福か喧嘩で決着しようと言ってきた、とみという女の子でした。とみは実家が潰れ、生きていくためにダンスホールの踊り子なっていました。
それに対して、裕一は銀行の跡取りだと知り嫉妬し、裕一をからかってやろうと悪意を持って近づいてきていたのでした。
さんざん裕一を馬鹿にして、志津は裕一に別れを告げ去って行きました。裕一はショックのあまりただ立ち尽くしていました。
16話(4月20日)
エール16話のあらすじは、志津から手ひどくフラれた裕一が仕事に没頭しているところから始まります。暇ははずの銀行で朝からずっと仕事をしている裕一を見て、同僚は心配します。
しかし、男の傷を癒すには時間が必要だという結論になり、同僚たちはしばらく裕一をそっとしておこうと決めました。
そして、一年が経ちずっと裕一が真面目に働いているという報告を受け茂兵衛は珍しく上機嫌で、やっと身内に養子ができたと報告ができると喜んでいました。
確かに仕事はしていましたが、裕一は抜け殻のようになっていました。笑いもしない裕一を同僚たちはいよいよ心配します。元気を出させる作戦をいくつか試みますが、うまくいきません。
裕一は何が一番好きなのかという疑問の答えは、皆は最初から知っていました。一方、鉄男は上司から双浦環のコンサートの記事を書くように指示されます。
ずっとレストランなどのお店紹介ばかりを書かされていた鉄男は音楽関係の仕事を貰い喜びます。そして、勉強しておけと渡された音楽雑誌をめくっていると作曲コンクールの募集記事に気づきます。
鉄男は裕一にその雑誌を見せに「やるだけやってみろ」といって雑誌を置いて行きました。裕一はあきらめきった様子でした。
鉄男が直して返してくれたハーモニカを手にしながら、自分が鉄男に言った言葉を思い出していました。すると、外からハーモニカの音色が聞こえてきます。
裕一が顔を出すと、松坂がハーモニカを吹いていました。支店長や他の同僚たちも現れて、裕一にコンクールに作品を出すよう勧めました。
「小山君の仕事は自分たちがやるから挑戦してみろ」と言われ裕一の顔にはやっと笑顔が戻り、昌子さんは一年ぶりの裕一の笑顔に安心して泣いていました。
早速、裕一は譜面に向って目を瞑りますが、音が浮かばず首をかしげます。ふと鉄男がくれた雑誌を手に取り、双浦環の写真を見て綺麗な人だと脱線していました。
一方、音は歌手を目指して歌のレッスンを受けていました。色々トラウマがありそうで面倒そうな先生のレッスンを終え、音が帰宅します。
音の帰りを待っていた姉の吟が音に「お見合いをして」といきなりお願いします。音がお見合い写真を見て「これと?」と嫌な顔をしました。
17話(4月21日)
エール17話のあらすじは、音が姉の吟に頼まれ、気の進まないお見合いをする所から始まります。吟は付き合いたい男性が自由恋愛を希望していました。
その弟のお見合い相手として音を連れて行き、付き添いの男性とお近づきになろうと企んでいました。音は、しぶしぶお見合いに行ったものの、あからさまな男尊女卑。
自己主張が激しい海外の女性より日本の女性の方がいいとにやけながら話す弟に、音は我慢しきれず胸ぐらをつかんで「私は一緒に歩きたい!それが私の信条!以上!」と啖呵を切って帰りました。
音の後を追って帰ってきた吟は「これで私の恋路もご破算だわ」と恨めしそうにしています。そんな音を母の光子は自分の若いころとそっくりだと言って笑い、亡き父・安隆とのなれそめを話します。
しばらくして、お見合い相手の兄が音の家にやってきます。吟が対応に出て戸惑っていると、兄は音とお付き合いしたいと頭を下げます。
吟はショックのあまり「いやー!」と叫んで崩れるように座りこんでしまいました。一方、裕一は真っ白な譜面を見て首をかしげるていました。
作曲から離れた時間が長かったため、なかなかカンが戻らないのだろうと同僚たちは心配します。すると、裕一の部屋から絶叫が聞こえてきます。
同僚たちは「これはどうにかしねぇと」と立ち上がります。夜、支店長は鉄男も呼び出し裕一の作曲のテーマについて話し合います。
しかし、3時間かけても良い案は浮かばず、今日はお開きにしましょうと締めに入りました。ふと気が緩み今日は満月だったと昌子さんが思い出し、みんなで月を見に外に出ます。
空は晴れていて、きれいに満月が見えていてみんなの顔に笑顔が浮かびます。鉄男はその月に見惚れながら、自然と詩を読み上げていました。
鉄男の詩を聞きながら、裕一の頭には一つのテーマが浮かび上がりました。興奮しすぎて何を言っているか分からない裕一を鉄男は落ち着かせて話を聞きます。
月と鉄男の詩で思い浮かんだのは「竹取物語」でした。裕一は日本の昔話をオペラのように物語として交響曲にすることを思いついていたのでした。
そして、裕一はそこから作曲に没頭し、1カ月でその交響曲を完成させていました。音はお見合い相手の兄にずっと言い寄られていました。
兄の方は弟より女性の活躍には寛大そうではありましたが、音は全く興味がなかったようで断るのに苦労している様子でした。
それよりも、なぜ女性ばかり結婚をうるさく言われるのかとうんざりしていました。音は女の幸せよりも夢を取りたいと光子に話します。
光子はやはり自分の若いころと同じだと笑い、自分も結婚する前は歌劇団で踊りたかったと笑っていました。
今となっては安隆と出会い、音たちを産んでしあわせだと言いましたが、音の生き方も一つの人生だと受け止めてくれます。
裕一の元には、イギリスから手紙が届いていました。それは裕一が作品を出した国際作曲コンクール入賞の知らせでした。入賞したことを知り、裕一が大喜び。
18話(4月22日)
エール18話のあらすじは、裕一が国際作曲コンクール入賞の知らせを受け取ったところから始まります。当時、日本人が国際的な作曲コンクールで入賞することは驚くべき快挙です。
入賞した暁にはイギリスへの留学の招待状と学費を全額免除してもらえるとのことでした。
茂兵衛との養子の約束もあり、裕一は同僚たちには入賞の事は伏せておこうとしていましたが、ニヤけるのをこらえるのに必死で明らかに挙動がおかしくなってしまいます。
しかし、同僚の一人が、こんな田舎から入賞者が出るほど甘いコンクールではないと音楽に詳しい知り合いから聞いたと話していて、まさか入賞はしていないだろうと思っていました。
そんな折、権藤家の当主である裕一の祖父が亡くなります。養子を保留にしていた茂兵衛でしたが、当主の死を受けて、裕一を今月中に養子にすると話を進めてきていました。
三郎は2年ではまだ裕一も一人前になっていないだろうと否定的です。呉服屋を継ぐ浩二が新しい商売の話を持ち掛けようとしても、呉服屋として一人前になるには10年かかると言って、浩二の話を遮っていました。
茂兵衛から養子の話をされ、裕一は「心の整理をしたいのでちょっと待ってください」とお願いします。茂兵衛はそれを承諾しますが、養子になれば本家に住むことになるので、荷造りもしておけと一方的に言って帰ってきました。
養子と留学のどちらを選ぶのか悩む裕一は藤堂先生に相談の手紙を出します。手紙を受け取り、藤堂先生は直接裕一に会いに来てくれました。銀行に訪れた藤堂先生に昌子さんは釘付けで一目惚れしてしまったようです。
裕一は藤堂先生と喫茶店に移動すると、藤堂先生は力いっぱいコンクールの入賞を褒めてくれました。そして、悩む裕一に全力で留学を勧めます。
裕一は本家の銀行から融資をうけることを条件に自分が養子になることになった経緯を話し、それがなければ、自分の生家のお店が倒産してしまうと説明しました。
音楽か、家族かの難しい選択を迫られている事を藤堂先生は理解してくれましたが、それでも天から授かった才能を自分だったらドブには捨てないと裕一に言いました。
裕一はとりあえず、入賞の話は内密にと念押しして藤堂先生と別れましたが、藤堂先生は裕一の快挙を黙っていることができず、新聞記者である鉄男に話してしまいます。
鉄男はそれを記事にしてしまい、翌日には新聞に載ってしまいました。新聞を見た茂兵衛はもちろん裕一のところへどういう事だと怒鳴りこんできます。
音も歌のレッスンの先生からその記事を教えて貰い、大興奮で家族にそのすごさを説明しますが、家族はピンと来ない様子で、黙って音の話を聞いていました。
興奮が収まりきらない音は、ファンレターでこの気持ちを伝えなければと妹の梅にファンレターを書くようお願いします。
しかし、梅はそういうことは気持ちが大事だと諭され、音はペンを取り自分で裕一へのファンレターを書き始めました。
新聞記事でたくさんの人に入賞が知れ渡り、裕一の元にはファンレターがたくさん届いていました。音のファンレターは裕一の心に響いていたようです。
裕一は返事を書こうとしていましたが、三郎があわただしく部屋に入って来て、裕一を飲みに誘います。
裕一は養子の話が決まったときに、三郎がそれでも音楽を諦めるなといったことに腹が立っていたことを話しました。
そして、諦めきれない気持ちをこのコンクールに挑戦することで終わりにしていようとしていました。
三郎は素直に謝り、裕一は自慢の息子だと喜び、何もなかった人生で唯一誇れるのは裕一だけだと言ってくれました。そして、「おれにまかせとけ!」と言ってお酒を呷っていました。
一方、ファンレターの返事をまつ音が郵便屋さんが通りすぎ、がっくりしきていました。
19話(4月23日)
エール19話のあらすじは、音が歌のレッスンを受けているところから始まります。音の歌声から何かに悩んでいることを感じて、先生は音の歌を止めてどうしたのか尋ねます。
音は祐一に出したファンレターの返事がこないことにショックを受けていました。先生は音にとっては心のこもった一通の手紙でも、一躍有名になった祐一にとっては、音の手紙はありんこの中の一匹だと音を諭してました。
しかし、音が工場で岩城の手伝いをしていると、慌てた様子で姉が顔を出し、ファンレターの返事が来たことを音に知らせます。
祐一からの手紙には、数あるファンレターの中で音の手紙が一番自分の心に響いたと伝えてきました。音は大喜びで、吟と梅はファンレターの返事など来ないと思っていたため驚いていました。
好きな詩と音の音域を教えてくれれば、曲を作りたいと祐一は書き添えていて、音は妹の梅が選んでくれた詩を祐一に返します。
音が送ってくれた詩を読み、祐一はうっとりした様子で頭の中には音楽がすぐに流れ始めていました。
目をつぶって頭の中で音楽を奏でていましたが、ふと横を見ると茂兵衛が立っていて、留学に大反対し、今すぐにでも養子縁組の話を進めると言ってきました。
留学したいと言う祐一に「まかせておけ」と言っていた三郎でしたが、結局茂兵衛を説得することができませんでした。三郎は祐一を飲みに誘い謝ります。
しかし、祐一は最初から期待はしていなかったと、茂兵衛としても留学を許すわけはないだろうとあきらめきっている様子でした。
やけに冷静な祐一は、留学の事より手紙のやり取りをした音が気になっていたのでした。その話を聞き、三郎は「会ったこともない手紙だけの女に恋をしているのか」と呆れます。
帰宅した三郎は誰も居ない暗い店内を見渡し、これまでの苦労を思い返します。
いつの間にかそばに居るまさに、三郎は「一度金のために魂を売ってしまったら、もう取り戻せないんだな」と茂兵衛に何も言えなかったことを話していました。
それでも、三郎は祐一を留学させてやりたいと頭を抱えていました。音と祐一は何度も手紙のやり取りをし、祐一は音に「今後作曲するすべてをあなたに捧げます」と手紙に書いていました。
歌の先生にアドバイスされ、音は一緒に祐一の留学先へ行きたいと光子に相談しますが、留学の招待状や賞金をもらっている祐一と、すべて自腹で行かなければいけない音とでは世界が違う。
そう門前払いされました。一方、喜多一で三郎が何かの知らせを受けて大きな声で驚いていました。
20話(4月24日)
エール20話のあらすじは、三郎がまさからある知らせを受け驚き、同じ知らせを受けた祐一も激しく驚いているところから始まります。茂兵衛は突然祐一の留学を許可したのでした。
5年でものにならなければ帰ってこいと言って、茂兵衛は立ち去ります。祐一は素直に喜び、留学決定を鉄男に報告します。
祐一の頭の中には今、音楽が溢れかえっていて、いくつもの曲をすでに書き始めていました。歌だけのオペラを書くのだと、新しいアイディアも溢れています。
それもこれも、よき理解者に出会えたのだと祐一は鉄男に教えました。しかし詳しいことはまだ秘密だと付け足します。
一方、留学を全力で否定していた茂兵衛はなぜ唐突に許可したのでしょうか。茂兵衛は養子縁組の話を無理やりにでもすすめてしまおうと祖母と相談していました。
しかし、祖母は、留学することについては英語が上達し、人脈も広がるのでいっそのこと行かせた方がいいと考え直します。
音楽の世界で成功するなど万に一つの話だと、二人は祐一が音楽家としては挫折して帰ってくると考えたのでした。
祐一は音にも手紙で留学決定の報告をします。祐一の楽しそうな文章とは裏腹に、音は自分と祐一の立場の違いに苦しんでいました。
家族から言われた現実的な言葉を「分かっている」とつぶやきながら思い返していましたが、最後には「分かっていないな。私」と悲しそうな顔で遠くを見つめます。
それ以来、音は祐一との文通を止めてしまいました。光子は吟と相談して、落ち込んでいる音を励ますために、吟と音で東京に行き、音は音楽学校に通うことを提案しました。
祐一は突然音からの返信が途絶え、嫌われてしまったと大泣きしてしまいます。親が見知らぬ男との文通に反対して、手紙を止めてしまっているのではないかと、同僚たちが予想し、祐一は「裕子」と名乗って手紙を送りました。
光子は最後の一文字だけ変わった送り主の手紙がすぐに偽名だと気付き、音に手紙を読むように手紙の中身を手渡しました。
手紙には音からの便りが途切れて、音楽が作れなくなってしまったと書かれていました。せめて最後に写真だけでも送ってくださいという内容でした。音はその手紙で顔を覆ってしまいます。
数日後、祐一が藤堂先生と昌子さんのお見合いのような場に立ちあっていると、支店長が音からの返事を持ってきてくれました。
手紙は別れを告げる内容でいしたが、祐一は「このままじゃあ自分が前に進めない」と言って、音に直接会いに行く決心をし飛び出していきました。祐一が街中を走っていきました。
スカーレット 19.4%
なつぞら 21.0%
まんぷく 21.4%
半分、青い。 21.1%
わろてんか 20.1%
ひよっこ 20.4%
べっぴんさん 20.3%