エール最終週(第24週)ネタバレ,あらすじ「エール」

このページは、NHKの朝ドラ「エール」の第24週(最終週)のネタバレ,あらすじの吹き出し、会話形式で見ていきます。

エール23週のあらすじで、裕一(窪田正孝)はアキラに華(古川琴音)のために曲を1曲つくるように伝言をしました。

 

エール最終週(24週)のはじまりは、アキラが曲を書き上げて古山家にやってくるところから始まります。エール第24週のタイトルは「エール」です。

エール ネタバレ,あらすじ24週

アキラが華のための曲を作ってやってきました。アキラは、ガチガチになりながらも裕一に丁寧に挨拶をしました。

裕一の隣に、音。アキラの隣に華が座り重苦しい空気が流れます。そのため、華が音になにか言うように目配りされます。

まあ、甘いものでもつまんで。

そう言って出された羊羹を、アキラは落としてしまいます。

アキラさん面白い人ねえ。

しかし、裕一の顔は険しいままです。そして、アキラが娘さんをくださいと挨拶すると裕一は、ようやく口を開きました。

裕一
お引き取りください。娘は、あなたにはやれません。
なんで?
裕一
音楽で稼いだ収入はありますか。今の収入で、家族を養えますか。音楽で食えるようになてから、出直してください。
お父さんも何もなかったけどね。私にプロポーズした時、音楽の収入なかったよ。
裕一
銀行で働いていた。収入は、あったよ。
音楽で稼いでないから、アキラさんと一緒じゃない。
裕一
一緒じゃない。僕は、音楽で賞をもらってたしレコード会社と契約していた。
あれは、私がとってきたの。その契約金だって、実質借金だったじゃない。「船頭可愛いや」が売れるまで、却下された曲は100曲以上?
裕一
21曲だよ。
お父さんと今のアキラさんって、大差ないってことじゃない?
人気がある分だけ、アキラさんの方がマシかも。
裕一
華、冷静になれ。女性関係が心配だ。これまで、何人の女性と付き合ってきた?

アキラは、正直に12人と答えます。その答えを聞いて、音も裕一の方に意見が傾いてきます。それでも、アキラは華は特別だと訴えます。

騙されたらダメよ。私、音楽のために水商売をしていたことがあるの。モテル人は、みんなに特別だって言ってるから。

そして、不利になったアキラは歌を聞いてほしいとお願いします。アキラが歌い終えた後、音と華は笑い転げます。アキラが鼻血をたらしていたからです。

裕一
華、手当してきてやりなさい。

裕一は、音と2人きりになり聞きます。

裕一
歌、どう感じた?
本気、感じました。彼が普通の仕事をしてたら、許しましたか。病室で、彼のことをどう思いましたか。

黙ったままの裕一に、音は続けます。

私たちの時も反対されました。あの時、キスが見つからなかったらお母さんも許したかどうか。
裕一
大反対だったもんね。どうしてだったんだろうね。
私と裕一さんの才能の差を見抜いていたかも。私がつらくなるって心配して。それか、単純に裕一さんのことが不安だったのかも。
裕一
アハハ。そっちだよ。絶対、そっちだよ。僕は、あの時なにも持ってなかったから。よく、許してくれたよね。
お母さんの言葉「汽車は、走り出しました。もう止まりません」って今も、時々思い出す。
裕一
あれね、父さんも急に任せておけって乗せられて。ま、そのせいで、うちは借金苦になったんだけど・・・音は、賛成なの?
引っかかるところはあるけど、さっきの歌を聞くと頭でダメって言ってるけど、心が行けって叫ぶの。
裕一
いつの間にか、昔の自分を棚に上げて安定とか考えて大切なものを見落としてるのかな。
なにかって?
裕一
自分の娘を信じる気持ち。父さんも光子さんも、僕たちを信じる気持ちだけで許してくれたのかも。

そして、裕一はアキラと華の気持ちをもう一度確認して許しました。華とアキラはライブハウスで結婚パーティーを行い祝いました。その帰り道で、裕一が音に言います。

裕一
俺たちの人生も、終わりに近づいたな。
そうですか。私は、まだまだある気がしますよ。
裕一
音は、やっぱりいいな。

その後、アキラはレコード会社と契約をします。ロカビリーブームの波に乗って人気を得ていきました。また、華とアキラには子どもができて裕太と名付けます。

 

裕一は、「君の名は」以降も多くの曲を作りました。森光子が主演を務めた舞台「放浪記」では、2017回も公演を重ねる伝説の作品になりました。

 

そして、昭和38年(1963年)裕一のもとに新しい仕事の依頼がありました。それは、なんと東京五輪の入場行進曲です。裕一は、驚きながらも答えます。

裕一
やります。やらせてください。

1960年代、日本の高度経済成長期が最高潮に達していました。古山家もオリンピックをカラーテレビで見たいと購入しました。

オリンピックの曲は、どう?
裕一
まだ・・・かな。他の曲も忙しいし。
大丈夫?オリンピックは、1年後でしょ。締め切りは、その前でしょう。

すると、裕一はなにも言わずに書斎にこもりました。音は、テレビで三波春夫が歌う「東京五輪音頭」を見ていて思いつきます。

ちょっと、相談しようかな。

東京五輪音頭は、木枯(野田洋次郎)が作曲していたので音は相談してみようと考えたのです。

 

音は、バンブーで木枯と会います。

裕一さんには、どうしても成功してもらいたいんです。
木枯
古山は、どんな様子?
大丈夫、ここにあるって。

そう言って、頭を指します。

木枯
じゃあ、あるんだよ。僕らの仕事って、出すと消えちゃうの。だから、自分の中で楽しんでるんじゃないかなと。
それならいいんですけど。
木枯
もしくは、最後のピースを探してるのかもね。

この日、鉄男(中村蒼)が古山家にやってきました。

鉄男
オリンピックのこときいた。良かったな。誰よりも藤堂先生が喜んでるやろ。
裕一
聞いてもらいたかったな。
鉄男
心配するな。当日は、俺がラジオもって墓参りするから。
裕一
ありがと。

そこに、木枯と音が帰ってきます。久志と藤丸も呼んでみんなで、わいわい飲みます。翌朝、音が起きると裕一が曲を書いていました。

起きてたの?盛り上がったね。
裕一
木枯くんに、相談したでしょう。
不安だったの。勝手なことして、ごめん。
裕一
なんて言ってた?
楽しみを先延ばしにしているのか、最後のピースが埋まらないって。
裕一
さすがだね。どっちも合ってる。僕は、日本で行われるけど古来の音楽にしたり、復興を高々に掲げるマーチにしたくないと思ってたんだ。もっと、世界中が楽しめる曲にしたいと決めたんだ。でも、何か足りなくて・・・。
その何か、見つかりそう?
裕一
今日、見つかった。いつあっても、同じように騒げる仲間がいるって、それだけで幸せなことだよ。人と人のつながりを僕は、曲に込める。どうかな。
もう、待ちきれません。

オリンピック当日、古山家では華、アキラ、裕太に保と恵、智彦と吟、御手洗まで集まっていました。福島では、浩二が三郎とまさの遺影を抱いてテレビを見ていました。

舞台は、東京オリンピックの開会式。裕一は、緊張のあまりトイレに隠れていました。音がそんな裕一を探しだします。

 

そして、そこにいた長崎出身の警備員が「長崎の鐘」に生きる希望をもらったと励まされ裕一はオリンピックの開会式を観戦しました。開会式が終わり裕一は聞きます。

裕一
どうだったかな?
最高です。

それから、1ヶ月後小山田先生(志村けん)が亡くなりました。秘書の方が裕一にあてた手紙をもってきてくれました。それは、裕一への賛辞の言葉と謝罪の言葉かつづられた内容でした。

その手紙を受けて、裕一は池田とのコンビで曲を書き続けました。そんな日々が10年ほど続いた後に、池田が倒れて入院しました。

池田
次はな、オペラ。
裕一
オペラ、いつかはやりたかったんです。
池田
そう思ってな、思う存分活躍できる舞台作っから、待ってろ。

しかし、その約束は果たされることがありませんでした。池田は、その後病院で帰らぬ人になってしまったのです。

その後、裕一は何度か仕事に取り組みますが、かつてのような情熱はもどらず第一線を退きました。音は、孫の成長を喜びにしていましたが乳がんを患い長い闘病生活に入ります。

 

そんなある日、不思議なことが起きます。音と裕一は、気が付けば砂浜を歩いていました。二人は、出会った頃の若々しい姿に戻りはしゃぎます。

海辺にオルガンがあり、裕一が弾き音が歌います。

裕一
君がいなければ、僕の音楽は生まれなかった。ありがとう。
私は、あなたの側にいられて幸せでした。ありがとう。

そう言って、二人は手をつないで波の音を聞きました。音楽と生きてきた二人は、波の音が奏でるメロディーをずっと感じていました。

エール 完

 

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