マコちゃん(貫地谷しほり)のモデル・中村和子は手塚治虫の右腕!?

このページは、朝ドラ「なつぞら」のマコちゃんこと大沢麻子(貫地谷しほり)のモデル・中村和子(なかむらかずこ)さんについて紹介しています。

なつ
マコさんは、なつ(広瀬すず)となにかとぶつかることが多い先輩アニメーターですね。そのモデルの中村和子さんがどんな人物なのか知れるのは楽しみです。
ウッチャン
中村和子さんがどんな人だったかだけでなく、なつぞらのマコちゃんとの違いなんかも後半に見ていきます。
なつ
「なつぞら」は、アニメーション編に入ってからモデルにかなり忠実に描かれているので違うところとか知れるのも楽しみなところですね。

中村和子はどんな人?

ウッチャン
中村和子さんは、1933年に満州で生まれ。幼い頃から絵が好きな少女でした。終戦後、日本の山口県の宇部高校を卒業し美大に入ります。絵だけで食べていくのは厳しいと考え、教員免許も取得しています。
なつ
そこから、すぐにアニメーターになったのですか?
麻子
いえ、大学卒業後、6ヶ月ほどはアルバイトをしてた。その頃、東映動画が募集をしていたので、試験を受けたのよ。
なつ
それで、合格したんですか?
麻子
そう。私は、入社してすぐに「白蛇伝」の制作に携わったの。
なつ
朝ドラ「なつぞら」の白蛇姫ですね?
麻子
そう。当時は、まだ原画担当が森康二さんと大工原章さんだけで新人ばかりだったわ。私は中間のセカンドを任されてもらっていたの。
なつ
白蛇伝の後は、どんな作品を手掛けたのですか?
麻子
「少年猿飛佐助」や「西遊記」の制作に加わったわ。でも、東映動画では「西遊記」が最後の仕事だった。
なつ
東映動画を辞めちゃったのですか?
麻子
結婚したのをきっかけに、退職したの。絵本を描きたいって気持ちもあったの。

手塚治虫との出会い

なつ
そこから、手塚治虫さんの「虫プロダクション」に行くきっかけは何だったんですか?
麻子
東映動画の最後の「西遊記」の原案が手塚治虫さんのもので、その際に高く評価してもらって東映動画退職後に誘われたの。
なつ
それで、いきなり「鉄腕アトム」ですか?
麻子
「虫プロダクション」に行ったら、鉄腕アトムの1話を制作していて初日から徹夜だったのよ。
なつ
それから「鉄腕アトム」の作画監督をしてたのですか?
麻子
そうそう、「鉄腕アトム」の作画監督と「ある街角の物語」を同時進行でやっていたの。

専業主婦から再びアニメーターへ

なつ
それから専業主婦になったのですか?
麻子
うん。
なつ
でも、その後「虫プロダクション」に復帰したんですよね?
麻子
そうそう。1年後ぐらいに、先生に助けてほしいと言われてね。夫も「虫プロダクション」の役員をしていたから、頼まれたので。
なつ
アニメーターに復帰ですね。それから、どんな作品を手掛けたのですか?
麻子
「W3(ワンダースリー)」、「リボンの騎士」、「千夜一夜物語」、「クレオパトラ」などを手掛けたわ。
なつ
順調に制作は続いたのですね?
麻子
周囲から見ると、順調に見えるかもしれないけど、「リボンの騎士」の時に夫を亡くし・・・「クレオパトラ」あたりからは、人件費が増えて赤字になっていたわ。
なつ
それで、「虫プロダクション」を退社したんですね。
麻子
「虫プロダクション」は大きくなりすぎていたので、手塚治虫先生も手に負えない状況だったの。だから、一緒に辞めたの。
なつ
その後も手塚治虫さんと一緒に仕事をしたのですか?
麻子
うん。フリーのアニメーターになっても、手塚治虫さんがいろんな人に声をかけてくれていたので、仕事はいつもやらしてもらってた。
なつ
その後、東映動画でも仕事をしたんですよね?
麻子
キャラクターを担当した手塚治虫さんが、東映動画の重役に中村和子を使わないと自分も降りるって言ってくれたみたいで。なので、「おやゆび姫」で作画監督補佐をさせてもらうことになったの。
なつ
その後、「火の鳥」にも参加していますよね。
麻子
そうね。それも全部、手塚治虫先生との出会いがあったおかげね。

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なつぞらの麻子と中村和子の違い

ウッチャン
ここからは、なつぞらのマコちゃんと中村和子さんの違いについてみていきます。
なつ
同じところなら、すぐに上げれるけど・・・。
ウッチャン
どんなところ?
なつ
美大でているところや白蛇伝でセカンドをしているところ。
ウッチャン
そこは、一緒だよね。違うところは、どこにあるだろう?
なつ
違うところは、今のところ思いつかないかな。描かれていないところならあるけど・・・。
ウッチャン
どんなところ?
なつ
例えば、満州で生まれたところとか・・・。手塚治虫さんと出会ってっていうのも、まだわからないところです。
ウッチャン
そうだね。これから先に違うところが出てくるのかもしれないね。
なつ
マコさんが今後、どんな方向に進んでいくのか楽しみですね。