このページは、NHKの連続テレビ小説「なつぞら」で、天陽(吉沢亮)の兄・山田陽平(犬飼貴丈)のモデル・神田一明(かんだかずあき)さんについて紹介します。

陽平さんのモデルっていうことは、画家になるんですか?

そうだね。「なつぞら」の陽平は、漫画映画を手伝っていたり・・・なつとの結婚の話もあるよね。そんな注目するところが多い陽平のモデルになるから、くわしいことは、もう少し待って。

はい。

神田一明さんの紹介をした後に、後半には「なつぞら」の山田天陽と神田一明さんの比較もしていきますね。

楽しみです。
神田一明の人生とは?

神田一明さんは、1934年東京で、長男として生まれています。

東京は、どこ?

練馬。父は、神田要一さんだよ。

戦争で空襲を受けた家族全員で北海道に来たんだよね。

そのため、笹川小学校に編入したのです。

小学校の時から絵が得意で、ずっと描いてたんだよね。

そうそう、天陽のモデルになっている神田日勝さんと一緒に絵を描いてたんだ。

神田一明さんは、帯広柏葉高校で美術部で油絵を熱心に描いていました。神田日勝にも、そのころに油絵の指導をします。

神田一明さんは、その後芸大に入ったんだよね?

うん。東京芸術大学に入っています。神田日勝さんも絵が得意だったけど、家計が苦しいので一明さんだけが進学しています。

絵の才能があったので、大学は奨学金で通いました。今の奨学金と違って成績優秀な人だけ奨学金をもらうことができ、授業料が完全に無料になったんだ。

すごいですよね。それから、一明さんは、学生結婚しているんだよね?

そうそう。22歳の時に結婚しているんだ。お相手は、岡野比呂子さん。

大学を卒業後は、今でいう大学院に進学しますが途中でやめます。それから、北海道に戻り教員になります。

美術の先生をしながら、画家としても活動してたんですよね。

うん、うん。画家として賞もとっているよ。

どんな賞なの?

市教育長賞や道教育長賞をとってるよ。その後は、北海道教育大学で教鞭もとってるんだ。その後、名誉教授になっています。

その後、自費で神田日勝記念美術館を設立しています。弟の神田日勝さんが32歳という若くして亡くなっているので、天才と称されますが一明さんも同様に絵で生きていたといえるでしょう。
山田陽平と神田一明の違い

ここからは、「なつぞら」の山田陽平と神田一明さんの違いについて紹介していきます。

神田一明さんの人生を見てもらえればわかるけど、ほとんど同じ人生ですね。

なつぞらは、陽平だけでなく、他の人もできるだけモデルに忠実に描いているみたい。

絵が得意で東京芸大行っているという点は、同じですね。漫画映画のアルバイトをしていたのも同じ。天陽君のような絵の上手な弟がいたのも同じだよね。

違う点は、なっちゃんに漫画映画を紹介したりってとこかな?ここは、架空の話だよね。

うん、うん。そこは、脚本家の大森さんのオリジナルの部分だと思う。

家が貧しかったのも事実だし、弟が家業の農家を継いでいたってのも同じだよね。

なつと結婚する噂がインターネット上ではあるけど、一明さんは全然別人と結婚してるよね。

うん。なんで、陽平さんが私と結婚することになるのか理解できないよね。

ほんの些細なところから、噂になって拡散するからね。なっちゃんと結婚はしないよ。だって、一明さんは奥山玲子さんと結婚してないもん。