柄本明(龍佐民/りゅうさみん)

このページは、大河ドラマ「西郷どん」の中で龍佐民(りゅうさみん)を演じるキャスト柄本明(えもとあきら)さんについて紹介します。

 

また、「西郷どん」の中で柄本明さんが演じる龍佐民がどんな役どころなのか。見どころがどこにあるのか等を後半に詳細にお伝えしていきます。

 

事前に少しだけ説明すると、西郷吉之助(鈴木亮平)が結婚する愛加那(二階堂ふみ)の叔父という役どころになっていいます。詳しくは後半をご覧ください。

 

その前に、まずは柄本明さんがどんな俳優さんなのか。これまでにどんな映画やドラマなどに出演してきているのかを具体的に見ていきたいと思います。

 

柄本明はどんな俳優なの?

不思議な魅力で映画やドラマで活躍されている柄本明さん。志村けんさんとのコントも印象強く、俳優さんなのか芸人さんなのかと思うこともしばしばです。

 

柄本明さんは、謎めいた役も見事にこなすことができますよね。柄本明さんといえば、1948年生まれの現在69歳になります。出身は、東京都になります。

 

奥さんは角替和枝さん、息子さんの柄本佑さんと柄本時生さんお二人ともに俳優さんということで知られています。柄本佑さんにお子さんが誕生されたので、おじいちゃんにならました。

 

2006年NHK大河ドラマ「功名が辻」で次男の柄本時生さんと親子共演を果たしています。柄本明さんは高校卒業後の1974年に自由劇場へ参加し、俳優として起用されました。

 

しかし、作風の相違から1976年退団し、同年にベンガルさん、綾田俊樹さんと共にお笑い劇を得意とする劇団、「東京乾電池」を結成することとなり、俳優として活動を本格化させることとなりました。

 

劇団時代から培われたものなのでしょう。「志村けんのだいじょうぶだぁ」で見る芸者コントでのお笑いセンスは本物ですね! 柄本さんの独特な風貌で演じられるキャラクターはいずれも存在感があり、数々の作品で評価されています。

 

1998年映画『カンゾー先生』では、ユーモアある医者役で第23回報知映画賞主演男優賞や、日本アカデミー賞最優秀主演男優賞を受賞。2004年映画『座頭市』などで第58回毎日映画コンクール男優助演賞を受賞されています。

 

2010年公開の芥川賞作家の吉田修一さんの小説を実写化した2010年映画『悪人』で、柄本明さんは殺人事件の被害者の父を熱演し、「日本アカデミー賞最優秀助演男優賞」ならびに「芸術選奨文部科学大臣賞」を受賞されています。

 

役者さんとしてしっかりと認められていることがわかります。こんなすごい人だったのですね。2011年のドラマ『妖怪人間ベム』では怪しい生物学者を演じられていました。とにかく怪しい役が似合う俳優さんです。

 

お笑いだけではなく、シリアスな役もこなされる柄本さんは、2018年も映画「悪と仮面のルール」映画「今夜ロマンス劇場で」、2018年6月公開予定の映画「万引き家族」にも出演されますので、ご活躍の1年となりそうですね!

 

柄本明さんは、お笑いも本格的な演技もできる名俳優さんだということがわかりますよね。今回の大河ドラマ「西郷どん」でもちょっと変わった役になりますので、期待したいと思います。





西郷どんで龍佐民の見どころ

柄本明さんが「西郷どん」の中で演じる龍佐民は、愛加那の叔父であり西郷吉之助の世話人でもあります。広い土地を持ち農業をしています。そこで、吉之助は薩摩藩に搾取されていることを知ります。

 

その中で、吉之助は侍・役人であるにもかかわらず農民側の立場にたって物事を考える姿に驚きます。最初は、典型的な役人。お侍をイメージしていたので吉之助が民のためにと考えていることにびっくりしたのです。

 

なので、最初は敵対していたところから徐々に心を開いていくことになります。この龍佐民が吉之助の理解者になってくれたからこそ、吉之助と愛加那の関係が認められたのです。

 

見どころとしては、吉之助に対してどのように信頼していくのかというところです。最初は、大嫌いだった人物に対して徐々に好意を持つようになり・・・やがては応援したくなるように変化していった心の変化。

 

その辺りのところが最も大きな見どころになると思います。かなり複雑で難しい演技だと思いますが、キャストの柄本明さんなら大丈夫だろうなって思います。ちょっと変わっているけど、実は義理堅い。

 

こういうタイプを演じさせたら、柄本明さんは最高に力を発揮すると思います。なので、難しい役どころの柄本明さんの演技についても注目したいと思います。楽しみですね。