青天を衝け第27話ネタバレ,あらすじ「篤太夫、駿府で励む」

このページは、NHKの大河ドラマ「青天を衝け」第27話のネタバレ,あらすじを吹き出し形式、会話方式でお伝えしています。

青天を衝け第26話のあらすじで、栄一(吉沢亮)は日本に帰ってきて実家に帰った後に駿府で慶喜(草彅剛)にあいました。

 

青天を衝け第27話のあらすじは、栄一が駿府の勘定頭に任命されるところから始まります。青天を衝け第27話のタイトルは「篤太夫、駿府で励む」です。

青天を衝け ネタバレ,あらすじ27話

慶喜へ報告を終わらせた栄一は、駿府藩庁に呼ばれます。大久保一翁と平岡準蔵に駿府藩の勘定組頭として励むように言い渡されます。

栄一
水戸にいる昭武さまに上様の書状を届けなければならねえ。だから、駿府をたたねばなりませぬ。

しかし、一翁から勘定組頭就任の命令が慶喜の配慮であることを聞きます。

 

水戸が今も天狗党の乱が尾を引いていて内紛が続いていました。そのため、昭武に会いに栄一が水戸に行けば水戸藩士の嫉妬を買い、斬られる可能性があると考えたのです。

だから、慶喜は栄一の身の危険を守るため駿府にとどまるように命じたのです。それを聞いて、栄一は駿府に残ることを決めます。

 

しかし、勘定組頭になることは断りました。

栄一
徳川家は、石高が10分の1になった。にもかかわらず、仕官するものが後を絶えない。禄も得られず多くの者がさまよっている。ひと時でも旗本にしてもらった百姓の矜持として、徳川にご迷惑をおかけすることつもりはありません。今後は、商いか農業をして駿府で余生をすごします。

その言葉に、一翁と平岡は驚きます。

 

栄一は、その後に駿府藩庁で杉浦愛蔵(志尊淳)と再会します。杉浦は、学問の教授になっていました。杉浦は、幕臣たちの窮状を話します。

そこに、平岡がやってきて・・・栄一にどうしても勘定組頭になってもらわないと困るといいます。

 

栄一は、組頭に行き今の駿府の財政状況を聞きます。駿府藩は、新政府による太政官札でまかなっており、その実態はただの年3分とる借金でした。

栄一
財政を救うというのは、新政府軍の建前で実際は単なる借金だ。

しかも、与えられた太政官札の53万両のうち、すでに28万両を使っており今後新たな収入が入る見込みがありませんでした。

栄一は、平岡に禄を得られず働く幕臣と主だった商人を集めるように言います。すると、萩原四郎兵衛らの商人や川村恵十郎(波岡一喜)らの武士が集まります。

栄一
借金をこれ以上ふやさないために、太政官札の25万両を藩の費用として使わず、俺に預けてほしい。駿府藩の預り金と商人のみなさんで、できるだけお金を集め西洋でいうところの「カンパニー」を作りたい。いうなれば、皆さんで合力する商い所です。

パリでエラールに教えてもらった仕組みを使おうと栄一はずっと考えていました。しかし、この発想が商人や武士には、理解できない。

栄一
多くの人のお金を集めて事業をし、藩の借金を返す。お金を払ってくれた人には、配当も払う。

理解は得られませんでした、民間人として駿府藩の財政を立て直すことを約束して栄一は仕事を引き受けます。

武士は商人と働くのを嫌い、商人は御用金を支払ったところだったので意欲はありませんでしたが、栄一の説得により新しい事業がスタートします。

 

明治2年1月「商法会所」を設立した栄一は、太政官札の交換に東京に行きます。太政官札は、商人たちから信頼がなく買い付けや貸し付けもできない。

そのため、栄一は太政官札を現金に交換しに行ったのです。豪商・三井家で栄一は太政官札を現金に交換してもらいました。

 

しかし、番頭の三野村利左エ門に額面の2割を手数料としてとられてしまいます。そのお金をもって、栄一は肥料屋に向かいました。

肥料の品定めをしていると、薄汚れた男に声をかけられます。

五代才助
この肥料は、どうです?稲作に使いたいのだが。
栄一
こりゃ、安物だな。こっちの方が粘りがあっていい。
五代才助
かたじけない。この辺りは、あらっぽい官軍崩れが多いので気を付けたほうがいい。新政府が官軍の兵に禄を払えず、商人や待ち人にゆすりたかりをするのを黙認しておる。だから荒れるのだ。おいは、薩摩の五代才助もす。

そういって、いなくなりました。栄一は、五代という名前に聞き覚えがありました。幕府がフランスから借款が不成立になった時に名前があがった人物です。

栄一は、慌てて外にでましたが五代才助(ディーンフジオカ)はすでにいなくなっていました。

 

商法会所では、武士と商人たちが不満を抱えた状態のまま働いていました。そんな一同に栄一は話しかけます。

栄一
武士のみなさんには、刀をすてそろばんを。商人のみなさんは、駿府を背負う矜持をもってください。これからは、武士も承認も互いの良いところを認め合い働くのです。

すると、萩原が「合本」を日本中が真似するようになるよう協力するという。そして、川村恵十郎は刀を置き、商人に教えをこいました。

すると、他の武士たちも刀を置き商人に教えをこいます。

栄一
みんなで手を携え、駿府が新しい商いの先駆者になりましょう。

その日、栄一は千代(橋本愛)とうたを呼び寄せ幸せにひたりました。そして、商法会所も順調に進み、お金を預ける人が増えていきました。

 

そのころ、旧幕府軍は新政府軍の戦いを続けていましたが劣勢に陥っていました。昭武(板垣李光人)は出陣要請を受けていましたがその必要もないほどでした。

栄一は、喜作(高良健吾)のことを心配します。そして、5月に入って土方歳三(町田啓太)が戦死します。

土方歳三
お前は生きろ

土方は、そう喜作に言い残しました。永井や榎本らが投降して、すべての戦が終了しました。そのため、栄一は慶喜を訪ねます。

しかし、慶喜は栄一に会わず一人、亡くなった人たちに手を合わせていました。

 

そのころ、大隈重信の家に外国事務掛の伊藤博文(山崎育三郎)が訪ねていました。大隈は、戦争が終結したことを喜びます。

この日は、五代才助も大隈の家に招かれており、大隈はエラールからの手紙を五代に見せます。そこに、栄一の名前が書かれていました。

伊藤博文
駿府藩は、今、商人と組んでよく利を得とると聞く。この男の仕業らしい。

伊藤はそういい、栄一について書かれた新聞記事を五代に見せます。

五代才助
民部公子と一緒に渡仏し、滞在中に2万両のお金を残し、これと別に4万両の利益を蓄えを駿府藩内に配分。

五代才助は、その記事を読み渋沢栄一の名前を覚えるが、それが肥料屋で会った男であることを知らない。青天を衝け第27話のネタバレ,あらすじはここまで。青天を衝け第28話のネタバレ,あらすじにつづく。

 

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