どうする家康 ネタバレ,あらすじ第26話「ぶらり富士遊覧」

このページは、2023年(令和5年)のNHK大河ドラマどうする家康第26話ネタバレ,あらすじを吹き出し(会話方式)でお伝えしています

どうする家康のあらすじ第25話で、瀬名(有村架純)の謀の動きが信長(岡田准一)に伝わり、信康(細田佳央太)と瀬名は亡くなりました。

 

どうする家康の第26話のあらすじは、徳川軍が高天神城を囲むところからスタートします。どうする家康の第26話タイトルは「ぶらり富士遊覧」です。

どうする家康ネタバレ,あらすじ第26話

天正9(1581)の春、武田軍が守る遠江の高天神を徳川軍は囲みました。高天神は、遠江の要所で堅固な山城です。

井伊直政
ついに高天神城が落ちました。

家康(松本潤)としては、なんとしても奪い返したい城でした。家康は、武田軍の食料、弾薬の供給を絶ち兵糧攻めにしていました。籠城している兵たちは、餓死寸前の状態です。

 

武田勝頼(真栄田郷敦)からの援軍もなく、岡部元信(田中美央)は降伏しました。岡部は自分の引き換えに、城内の兵を助けて欲しいと文を送ります。

大久保忠世
殿、受け入れましょう。

家康はそれを読むこともなく、火の中に燃やしてしまいます。

徳川家康
降伏は受け入れぬよう上様から言われておる。

それに、本多忠勝(山田裕貴)が異を唱えました。

本多忠勝
ですが、敵はもう戦わないと申しております。我らも武田は憎い。されど、無益な殺生でござる。
徳川家康
無益ではない。敵が無残に死ねば死ぬほど、勝頼の信頼はなくなり崩壊する。武田は崩れる。
本多忠勝
だからといって、命乞いをしている人を殺せというのか。侍の道に・・・
徳川家康
嫌なら、帰っていいぞ。上様の命じゃ、奴らを皆殺しにせい。

家康は、平然とした顔で家臣たちに命じました。

 

岡部元信が率いる城兵は、討ってでて壮絶な死を遂げました。そして、徳川と武田のながきに渡った戦が終わりをつげようとしていました。

瀬名(有村架純)と信康(細田佳央太)を失ってから、家康は変わってしまった。しかし、家臣たちの多くはそれも仕方ないと考えていました。

 

そんな中でも、本多忠勝と榊原康政(杉野遥亮)はそのことに批判的でした。

本多忠勝
信長の足をなめるだけの犬になりさがってしまった。

本多忠勝は、信長の命に従うだけの家康に歯がゆい思いを抱えていたのです。

大久保忠世
やめんか。伊賀の国を見よ。今の上様には、誰も逆らえん。

信長(岡田准一)は、神仏も恐れることなく攻め、本願寺との血みどろの戦いもついに降伏させたのでした。

鳥居元忠
そうじゃ、殿はかしこくなられたのじゃ。
本多忠勝
けっこうなこった。

そう言い残し、本多忠勝と榊原康政はその場を去りました。

 

秀吉(ムロツヨシ)が家康を訪ねてやってきていました。

徳川家康
しかし、1羽もとれませんでしたな。
羽柴秀吉
上様に新年のあいさつに訪れたついでに、ここまで足を延ばしたまでだべよ。
徳川家康
毛利攻めで忙しいのでは?
羽柴秀吉
上様には内緒にしとってくれいよ。
徳川家康
そこまでしてなぜここに・・・
羽柴秀吉
会いたかったに決まっておるべよ。お辛い時は、この猿を頼ってください。なんでも力になりますで。わしは、徳川殿が心配で心配で。
徳川家康
心配とは?
羽柴秀吉
信康殿と奥方さまの・・・
徳川家康
お恥ずかしい限り。
羽柴秀吉
上様を恨んでおるのではないかい?
徳川家康
まさか。なにゆえ。私が決めたことです。すべては妻と息子の責任です。

織田・徳川連合軍は、武田との最終決戦をするため甲斐に侵攻していきました。織田軍は、信長の嫡男・織田信忠が信濃から先発し、徳川は駿河から甲斐に入ります。

武田軍は裏切りが相次ぎ、家康が甲斐に入ったときに本拠地は跡形もなく破壊されていました。家康が館の裏に行くと、穴山梅雪(田辺誠一)が待っていました。

穴山梅雪
お待ちしておりました。徳川殿。この穴山梅雪、織田様と徳川殿のお役に立てるよう力を尽くします。
石川数正
よくぞご決断くださった。礼を申し上げます。

そこに、本多忠勝と榊原康政がやってきて武田勝頼の死が伝えられました。わずか40人ほどの手勢で、勝頼は織田軍に挑んで最後を迎えました。

 

家康は信長に会いに行っているところ、徳川家では酒が酌み交わされていました。

 

本多忠勝
われらの手で討ち取れず、無念。
榊原康政
織田に花をもたせるために、自分たちに武田を討たせてくれなかった。
本多忠勝
どこまで、織田の足をなめるのか。

本多忠勝は、そういって悔し涙を流しました。

 

家臣が不満を抱いている中、家康は織田本陣を訪れていました。

徳川家康
上様、見事武田勝頼を討ち取り、心よりお慶び申し上げます。

信長の機嫌もよく、穴山梅雪が献上品を渡します。

明智光秀
徳川殿は、三河、遠江、駿河をおさめる大大名ですな。

そういう明智光秀(酒向芳)も、丹波一国を任された大大名でした。そして、武田勝頼の首桶をもってこさせます。

明智光秀
お待ちかね、武田当主の哀れな姿をどうぞごらんあれ。長年の恨みを気のすむまで、蹴るなり、殴るなり好きにしてください。さあ、積年の恨みをこめて遠慮なく。
徳川家康
恨みなどありませんぬゆえ。死ねば仏かと。
織田信長
別の誰かを恨んでおるのか?
徳川家康
なんのことでございましょう。

信長が苦笑いしていると、石川数正(松重豊)が割って入りました。

石川数正
時に上様、安土に帰る日程はお決まりでしょうか。武田に勝利したお祝いを徳川にさせていただけませんか。
織田信長
やぶさかではないが・・・

石川数正の提案に信長は、興味を示しました。

 

実は、家康は内々でこの計画を進めていました。安土まで帰る途中に、富士の絶景を堪能して帰ってもらおうと考えていたのです。

人を楽しませることが得意な於愛(広瀬アリス)や商いがうまくいっている茶郎四郎次郎(中村勘九郎)の助けもあり、「富士遊覧おもてなし道行き」の計画が進んでいました。

徳川家康
さあさあ、富士の名所でございます。

しかし、信長はそのおもてなしに興味を示しませんでした。

織田信長
見事じゃ。参ろう。

富士の名所も、信玄の隠し湯もかんしんがなく、旅行行程がどんどん前倒しになっていました。

織田信長
湯は好かん。
徳川家康
湯はなしじゃ。

計画のことを聞かされていなかった本多忠勝と榊原康政はついに我慢の限界に達していました。

榊原康政
殿のあのような姿をこれ以上見とうない。
大久保忠世
だとしても、殿はわしらの主じゃ。
榊原康政
なんのために、2人は自害された。2人が報われん。そう思いませぬか。

それに対して、於愛が怒りました。小平太に怒ります。

於愛の方
そのようなこと言うでない。殿が、殿がどんな気持ちでもてなしているのか。お前たちにわかるのか。

そういって、於愛はいなくなりました。そして、立ち尽くす本多忠勝と榊原康政に酒井忠次(大森南朋)は言います。

酒井忠次
殿には、深いお考えがおありなのだと私は信じておる。

その頃、富士の裾野でお茶を飲みながら信長は家康に言いました。

織田信長
家康よ。前から気になっていたが、あの旗にあるあの文句じゃ。
酒井忠次
厭離穢土、欣求浄土でございましょうか。
織田信長
あれは気味が悪い。陰気臭いんじゃ。気持ちがなえる。だいたいお前のところは田舎くさいんじゃ。これからは、お前が駿河を治める。バカにされるぞ。
徳川家康
そのことで、一つお考えが。駿河は今川氏真に任せたいと考えておりまして。
織田信長
氏真、氏真・・・?お前はたわけか。
明智光秀
今川から奪った国を今川に返すと?
織田信長
無能の奴には任せん。
徳川家康
氏真は無能では。。。
織田信長
無能だから国を滅ぼした。違うか。
徳川家康
ごもっともです。
明智光秀
徳川殿、ついでに申しておきます。伊賀を根絶やしにしてください。
徳川家康
一人残らず始末します。

そして、信長に家康が舞を披露しました。

徳川家康
えびすくい・・・えびすくい・・・
織田信長
はっ、はっ、はっ、はっ

翌日、家康は信長に言われます。

織田信長
家康よ。よい時をすごした。お主はまだ安土に来たことがないな。安土に来い。今度は俺がもてなす。
徳川家康
恐悦至極に存じまする。
織田信長
また、すぐに会おうぞ。

こうして、家康は富士遊覧を大成功させたのでした。

織田信長
あれは変わったな。
明智光秀
確かに素直になられたような・・・
織田信長
心を見せないようになった。化けよった。

家康はその頃、瀬名(有村架純)とすごした日々を思い出していました。

本多忠勝
左様なふるまいを続けるなら、ついていけませぬ。
酒井忠次
そろそろ、お心うちを・・・
徳川家康
わしも、そう思っておった。

そして、家康は重い口を開きました。

徳川家康
信長を殺す。天下を取る。

どうする家康第26話のネタバレ,あらすじはここまで。どうする家康第27話のネタバレ,あらすじにつづく



どうする家康第26話の感想

どうする家康第26話のあらすじでは、家康が信長たちを富士の大遊覧に招待してもてなしました。しかし、感情を殺したその本心は違いました。

信長を討つことと天下をとることを家臣に打ち明けました。まだ具体的にどうやってというのはわかりませんが、本能寺の変まであと46日という状況です。

 

来週は、家康が信長に安土城に招待されるストーリーです。有名なシーンも満載になりそうですね。しかし、慎重な家康が信長を討つことを宣言したのには驚きです。

家康は武田信玄(阿部寛)から学んだことで、戦の前に勝つ状況をつくってから戦をすると思っていました。現状では、家康が信長に勝てるなんて誰も思っていません。

 

明智光秀が本能寺の変で、信長を討つように家康も信長を狙っていた。もっというと、秀吉も信長が死ぬことを望んでいた。

信長が天下統一をしそうな状況の中、みなが信長の首を狙っている状況でした。われこそが天下人になる。そういう気持ちなんでしょう。

 

家康は、瀬名と約束した平和な国を作ることを念頭に置いているのかもしれませんね。ただ、正直まだ力が足りないと思います。

織田家には柴田勝家もいますし、秀吉もいる。明智光秀もいます。信長の首をとったからといって簡単に家康の天下になるとも思えません。

 

大事なのは、信長を討った後です。そこまでを考えるとまだ早いです。信長を討つことは、光秀のように信長の行動を知っていれば可能かもしれません。

しかし、その後まで考えないと天下はとれない。本能寺の後までの駆け引きが楽しみです。どうする家康第26の感想はここまで。どうする家康第27話の感想につづく



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