鎌倉殿の13人ネタバレ,あらすじ第1話「大いなる小競り合い」

このページは、2022年(令和4年)のNHK大河ドラマ鎌倉殿の13人第1話ネタバレ,あらすじを吹き出し方式、会話形式でお伝えしています

また、後半には感想もお伝えしています。鎌倉殿の13人は、北条義時の物語で主役は小栗旬さん。脚本は、人気脚本家の三谷幸喜さんになっています。

 

鎌倉殿の13人の第1話のあらすじは、平安時代の末期からスタートします。鎌倉殿の13人の第1話のタイトルは「大いなる小競り合い」です。

鎌倉殿の13人 ネタバレ,あらすじ第1話

栄華を極める平家の世に、小さなほころびが生じようとしている。源氏の名の下に集う新しい力。歴史がうねり始めている。

平安時代の末期、平家は平清盛(松平健)のもと最盛期を迎えていました。平清盛は、源氏を追い落とし、帝や朝廷までも意のままに操れるようになっていました。

 

北条義時(小栗旬)が住む伊豆でも、平家の支配は及んでいました。義時は、父で伊豆の豪族である北条時政(坂東彌十郎)の補佐をしていました。

1175年(安政元年)の秋、時政は帝の警護役を終え、3年ぶりに北条家の館に帰ってきました。

時政
どう考えても足りんな。
義時
なぜ、もっと買っておかなかったんですか?
時政
そんなに安いものじゃないんだよ。
義時
やはり、土産は1人1つではなく、一家で一つがいいのでは。父上は優しいから。
時政
三郎はどうした?
義時
先ほどから姿が見えません。

その晩、時政の帰ったことを祝って宴が催されていました。そこで、相模の三浦義澄(佐藤B作)が時政に言います。

三浦義澄
さすが、京に3年もいると垢抜けるもんだな。
時政
アハハハ。京の土産じゃ、受け取ってくれ。

義時(小栗旬)が酒の席から抜けてきたことろ、三浦義村(山本耕史)がやってきます。

三浦義村
小四郎。飲まないのか。
義時
宴の席は苦手じゃ。
三浦義村
お前、爺様の話は、聞いとるか。えらい騒ぎになっておるぞ。

爺様とは、平家の御家人・伊東祐親(浅野和之)のことです。義澄も時政も伊豆の豪族・伊東祐親の娘を嫁にもらい、関係を深めていました。

義時
なにがあった?
三浦義村
都から流されて爺様のところで、面倒見ていた罪人がいたじゃろう。
義時
源頼朝?
三浦義村
伊東の連中は、必死にあいつを追っている。
義時
わかるように頼む。
三浦義村
お前の大好きな、伊東八重さん。野花を摘んで、伊東八重さん。頼朝と八重さんは、爺様がいない間にできてたんだ。務めを終えて、京から戻れば、娘は子どもまで産んでた。平家に知られればただではすまん。爺様は、頼朝を殺すように家人に命じたが逃げ出したそうだ。

義時は、密かに八重(新垣結衣)を想っていたため、八重のことが不憫でなりませんでした。

義時
八重さんが不憫でならない。
三浦義村
そっちかよ。最後に会ったのは?
義時
爺様と父上が京に行く、祝いの席で。
三浦義村
案外、その時には頼朝と出来ていたのかもしれん。

義村がいなくなった後、兄・宗時(片岡愛之助)がやってきていいます。

宗時
やはりここに居たか。
義時
兄上
宗時
なあ、佐殿のことどう思う?頼朝殿だ。

佐殿とは、源頼朝(大泉洋)のことです。

義時
ああ、あの流人。
宗時
そういう言い方をするな。佐殿は、13歳の時に帝から官職をいただいておるのだ。
義時
それは、すごい御役目なのですか?
宗時
知らん。とにかく、我らとは格が違うのだ。その佐殿が今、窮地に立たされておる。
義時
耳には入っております。
宗時
ならば、話ははやい。俺は、佐殿に手を貸す。爺様は、清盛にすり寄って、今の地位を築いた方じゃ。
義時
兄上の平家嫌いは存知あげております。しかし、佐殿は行方知れずと聞いております。
宗時
今、この館にいる。

宗時はその時、既に祐親に反発する次男・伊東祐清(竹財輝之助)と一緒に北条の隠れ家に、かくまっていました。

義時
佐殿のこと、父上は知っておられるのですか。
宗時
まだ言ってない。
義時
佐大丈夫なんですか~。

その前では、安達盛長(野添義弘)が警護にあたっていました。頼朝は観音様に向かってお経を読んでいました。

 

義時は、自分の意思にかかわらず宗時に連れられ、頼朝に引き合わされました。

宗時
佐殿、弟の小四郎を連れてまいりました。
義時
小四郎義時でございます。

頼朝は、義時をじっと見ました。

源頼朝
お邪魔しておる。
宗時
これより、わが弟は佐殿の手足となり、源氏復興に尽くしまする。
源頼朝
かたじけない。
宗時
必ずや八重殿と若君を助け出し、この北条館に連れてまいりあす。

義時は、宗時と隠れ家を後にして、言います。

義時
話が、おかしなことになっているじゃないですか。
宗時
京では、清盛が我が世の春を謳歌している。この坂東だって、平家とつながる奴らがいい気になって、人の所領を奪い甘い汁を吸ってやがる。小四郎、俺は佐殿の力を借りて、平家をぶっ潰す。
義時
話が、大きすぎます。
宗時
おいおいの話だ。

その後、義時は姉・政子(小池栄子)に頼朝に食べ物を運ぶようにお願いします。

 

義時は、どうするか迷って義村に相談しました。

三浦義村
頼朝がこの館にいるのか。
義時
しい~。しい~。教えてくれ。本当に、佐殿が立ち上がれば平家の世の中は、ひっくり返るのか。
三浦義村
今は、源氏が諸国に散り散りになっておるから、無理だ。
義時
やはりそうか。
三浦義村
罪人だから、もうとっくに官位だって取り上げられておる。
義時
なんだかな。
三浦義村
だいたい、頼朝をかくまったら爺様は黙ってないだろ。
義時
このことは、くれぐれも内密に。
三浦義村
わかった。

義村は、家に帰る途中、頼朝が北条家の隠れ家にいることを義澄に打ち明けました。

三浦義澄
そんなこと、一言も。
三浦義村
三郎が勝手にやっているとのこと。一波乱ありそうですね。
三浦義澄
黙っていたことが爺様の耳に入ってしまえば、こっちも危ないぞ。
三浦義村
ここは爺様に伝えましょう。伊東を敵にすれば、我が家は立ち行きません。
三浦義澄
それしかないな。しかし、北条はどうなる。
三浦義村
いい手があります。

そう思案をめぐらせてしました。

 

北条館は宴席がつづき、そこに伊東祐親がやってきました。

義時
まずいな。どんどんまずくなる。
伊東祐親
なかなかにぎやかなことだな。
時政
爺様の方は、大変なことになっておられますね。まだ見つからんのですか。
伊東祐親
源頼朝、あの男だけは許さん。もしも、頼朝が助けを求めてきたらすぐにワシに知らせる。よいな。
時政
われらも兵を出して、領内を調べることにする。

祐親は、頼朝を捕らえる協力をお願いしにやってきたのでした。祐親の横で、祐清はなにくわぬ顔をしていました。

祐親が来ていたので、警戒して義時が頼朝がいるところを訪ねました。すると、姉・北条政子(小池栄子)が頼朝の気を引こうとして、蹴鞠をしていました。

義時
中に入ってください。

義時は、政子を主屋に返して源頼朝に言いました。

義時
爺様、伊東祐親殿が来ていますので、くれぐれも目立つことはしないようにしてください。
源頼朝
政子殿だが、あの歳で嫁に行っていないのは、何か理由でもあるのか。あれだけの美しさじゃ。もったいないのう。

義時は、頼朝の言葉を警戒して、姉を褒めませんでした。

 

この夜、時政は3度目の妻を迎えることを発表しました。祐親が仲人で、公家の牧家のりく(宮沢りえ)が相手でした。家族に祝福され、時政は上機嫌でした。

義時
兄上、絶好の機会です。

頼朝の1件を父に話すように、促しました。そして、宗時が頼朝の話をした時です。時政が激怒しました。

時政
馬鹿野郎。なんてことをしてくれたんだ。爺様に今更、うちにいましたと言えんぞ。
宗時
佐殿は行くところじゃなかったんです。あのお方が立ち上がれば、必ず多くの坂東武者がついてきます。平家の世をひっくり返すのですよ。
時政
こいつは、本気なのか。
義時
そのようです。
宗時
父上は、今のままでもよろしいのですか。平家に近いものだけが力をもつ。あまりに理不尽。
時政
悪いがまったく耳に入らん。

怒る時政でしたが、宗時の熱意に負け、離れ家にいた頼朝にしぶしぶ挨拶しました。

 

頼朝と対面した時政は、頼朝を高く評価しました。

時政
源氏の嫡流とあって、言葉の重みがあるわい。3日だけだ。

 

翌日、義時は伊東家の八重を訪ねました。頼朝からの手紙を渡しにやってきたのです。頼朝の書状には、会いたいという言葉がありました。

八重は、北条家に行こうとしますがそれを義時が止めます。

義時
いつかまた、一緒に暮らせる時がくるのを願うという意味だと思います。

書状を渡して、帰ろうとする義時を伊東祐親が呼び止めます。祐親は、頼朝をかくまっているのが北条であることをかぎつけていたのです。

伊東祐親
今すぐ、頼朝を引き渡せ。引き渡さなければ、力づくで取りにいくまでじゃ。帰って、時政にそう伝えよ。

義時が帰っている途中で、八重の息子・千鶴丸と一緒にいた善児(梶原善)が、濡れた着物を手に立ち尽くしていました。千鶴丸の着物でした。

義時が北条館に帰った後に、頼朝がいる館に行きました。

義時
千鶴丸は殺されました。
源頼朝
仕方あるまい。それが、あれのさだめじゃったのじゃ。

お経を読みはじめた頼朝に、義時が聞きます。

義時
愛には、思いこむと突っ走る性分。でも私は違います。北条家を守らなければなりません。それで、はじめて佐殿のお力になれます。そもそも、佐殿は兵を挙げるおつもりなのですか。平家の世をひっくり返す気でいらっしゃるのですか?
源頼朝
私は、これまで何度も死を目の前にした。しかし、私は生きておる。天は、私を生かしておる。それがなぜかはわからぬ。おそらく、この世になすべきことがある。私に言えるのは、それだけだ。立つのか。立たぬのか。わしにもわからぬわ。

それから、程なくして伊東祐親が兵を率いて北条にやってきました。そして、時政、宗時と押し問答になっていました。

義時は、なんとか頼朝を逃がそうとしましたが伊東の兵に周囲を囲まれてしまいます。北条政子の提案で、頼朝に化粧をほどこし着物を着て敵を欺きます。

 

義時が頼朝を馬に乗せ、逃げます。その後ろから矢を射られますが、なんとか逃げ切りました。

 

このころ、平清盛と後白河法皇(西田敏行)は蜜月関係にありました。しかし、その関係も終焉を迎えようとしていました。

一方、奥州の覇者・藤原秀衡(田中泯)の庇護のもと、頼朝の異母兄弟・源義経(菅田将暉)が暮らしています。

 

天賦の才をいかしてやがて平家を滅亡に追いやるのが、この義経である。鎌倉殿の13人第1話のネタバレ,あらすじはここまで。鎌倉殿の13人第2話のネタバレ,あらすじにつづく



鎌倉殿の13人の感想第1話

鎌倉殿の13人の第1話のあらすじは、北条宗時が源頼朝を北条館に勝手にかくまって、伊東祐親と対立するというストーリーでした。

鎌倉殿の13人の第1話は、思っていたよりも笑いの少ないストーリーだと思いました。三谷幸喜さんの作品は、いつも笑いを入れてくるのですが第1話はほぼ笑いがありませんでした。

 

時政がちょっと面白い感じでしたが、期待していたよりもちょっと残念な感じでした。まだ第1話なので、今後に期待ということにはなりますが、小四郎は大変そうな役割ですね。

宗時が頼朝を時政の許可を得ずに連れてくるなんて驚きです。小四郎は、兄と父に振り回されそうな印象です。小四郎が一番まともなのかなって思います。

 

また、三谷幸喜作品ということもあって、山本耕史さんいいポジションですね。過去の大河でも重要な役でしたが、頼朝の置かれている立場を冷静に判断していました。今回の大河も期待です。

しかし、頼朝は女遊びが激しい人物なんですね。八重に政子とまだ今後も出てくるであろう女性と鎌倉時代にあまり詳しくなかった私としてはびっくりです。

 

政子もわかりやすいですよね。あんなに蹴鞠が下手なのに、頼朝の気を引こうとしているのが見え見えですね。

とはいえ、伊東祐親が腹立てるのも無理ないです。流浪人として預かっていると、自分の娘・八重を妊娠させるとかってありえないですよね。しかも、伊東家からいなくなるって。

 

それにしても、伊東祐親は八重の子どもを殺すって容赦ない怖さです。伊東祐親は、平家の力をバックにしているので、小四郎に対してもかなり強気でした。

頼朝をかくまって戦争するのは、北条にとっても決して良い選択だとは思わないのですけど・・・時政はなぜ、頼朝を渡さなかったのでしょうか。

 

時政も頼朝を担いで平家の世を終わらせようとしているのかな。なんとも不思議に思いました。そして、小四郎と頼朝が馬に乗って逃げている時、弓矢が当たらずラッキーでした。

あの距離での弓矢なので、当たるか当たらないか紙一重だと感じました。鎌倉殿の13人の第1話のMVPは、頼朝を逃がした北条政子です。鎌倉殿の13人の第2話の感想につづく。

 

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