鎌倉殿の13人ネタバレ,あらすじ第43話「資格と死角」

このページは、NHKの大河ドラマ「鎌倉殿の13人」第43話のあらすじ,ネタバレを会話形式・吹き出しで読みやすいようにお伝えしていきます。

鎌倉殿の13人のあらすじ第42話で、鎌倉殿である源実朝(柿澤勇人)は、養子をとって自らは大御所に退くことを決めました。

 

鎌倉殿の13人の第43話のあらすじは、公暁(寛一郎)が鎌倉に戻ってくるところからはじまります。鎌倉殿の13人の第43話のタイトルは「資格と死角」です。

鎌倉殿の13人ネタバレ,あらすじ第43話

建保5年(1217)6月、公暁(寛一郎)が静岡八幡宮の別当となって鎌倉に戻ってきました。約6年ぶりのことです。乳母夫・三浦義村(山本耕史)が公暁を出迎えます。

三浦義村
鎌倉殿を継ぐのは、若君を置いておりませぬ。

公暁は、任せておけと強気に語ります。三浦義村は、公暁を執権の義時(小栗旬)のところに連れていきます。

三浦義村
若君は、頭も切れ剣の腕も無双だ。さすがは、頼朝さまの血筋だ。鎌倉殿は、子も側室も持たれない。次の鎌倉殿に決まりではないのか。

公暁を政子(小池栄子)のところに連れていった後に、義時が三浦義村に話します。

義時
次の鎌倉殿は、京より迎えるというのだ。
三浦義村
若君はどうなる?
義時
後を継がせるべきではない。鎌倉殿がそう考えたのだ。
三浦義村
いずれ鎌倉は、西に乗っ取られることになるぞ。

納得できない様子の三浦義村のところに、政子がやってきました。

北条政子
公暁に後継ぎのことは話してないのですか?

そういう政子も鎌倉殿になる気満々の公暁に事実を伝えることができませんでした。

 

誰も、公暁に事実を伝えることができぬ中、公暁は源実朝(柿澤勇人)と対話しました。

源実朝
この度、京より養子を迎えることにした。私は大御所になるので、そなたには鶴岡別当として新しい鎌倉殿の相談相手になり、力になってもらいたい。

実朝の次は自分であると思っていた公暁は、養子をもらい鎌倉殿が別のところからやってくると聞いて驚きます。

鶴岡八幡宮に戻った公暁は、話がまったく違うので三浦義村を怒りました。

三浦義村
千日参籠を終えるまでには、鎌倉殿を説き伏せます。

そういってなんとか時間を稼ぎました。そして、義村は義時と実衣(宮澤エマ)を交えて養子の件をなんとか覆せないか話合います。

三浦義村
これが、帝の子であれば俺も納得してやる。
実衣
連れてくるのであれば、それぐらいでないと。
義時
この話は、なんとか阻止しなければならない。

その頃、政子(小池栄子)は養子の件をこれでよかったのか不安に思っていました。そのため、大江広元(栗原英雄)に相談します。

北条政子
本当にこれで良かったのでしょうか。
大江広元
尼御台は、今後も自分の思う通りに進めばよいのです。
北条政子
頼りにしていますからね。
大江広元
私は、頼朝さまに呼ばれてここに参りました。鎌倉殿は、頼朝さまから頼家さま。実朝さまとうつりかわりました。それでも、変わらないのは尼御台でございます。
北条政子
大江殿、重すぎます。

政子は、京から養子を招けば御家人同士のいざこざがなくなり鎌倉に平穏な日々がやてくると思っていたのです。その考えに、広元は賛同していました。

ある日、実朝が跡継ぎのことで話があるとみなを集めました。そこで、義時はなんとか養子を受けることをひっくりかえそうとします。

義時
その前によろしいですか。大事なことは、評議で話を決めることになっています。ここは、もう一度われら宿老が検討するべきではないでしょうか。
実衣
私の息子も頼朝さまにとっては、甥にあたり実朝さまの従妹です。鎌倉殿に子がいなくとも公暁殿もいれば、うちの息子もいるのです。

そこで、タイミングを見て実朝が泰時(坂口健太郎)に合図を送ります。後白河法皇(尾上松也)からの書状をみせ言います。

北条泰時
申し訳ないが、これはもう進んでおることだ。上皇様は、親王様から誰かを遣わせてもよいとおおせでございます。これなら、反対する者はいないと思うが・・・

実朝が義時と義村の方を見渡しました。

三浦義村
実現すれば、これにまさる喜びはございません。
義時
御家人たちもみな喜ぶと思います。

しかし、三浦義村はこの千載一遇チャンスに諦めていませんでした。

三浦義村
このままでは、若君は鎌倉殿にはなれん。俺は、諦めん。この好機をものにしなければ。

建保6年、政子は上洛しました。北条時房(瀬戸康史)が共に同行しました。政子は、藤原兼子(シルビアグラブ)と対峙しました。

政子は、へりくだることもなく上手に藤原兼子の自尊心をくすぶります。政子は、藤原兼子に気にいられました。

 

建保6年4月、実朝の後継者が頼仁親王に決まりました。そのタイミングで親王の後見ということで実朝は左大将に任命されました。

実朝は、左大将であった頼朝の官位を超えました。政子も官位をもらい、北条泰時も讃岐守を源仲章より推挙されました。

義時
息子は、まだまだ若輩者。国士には早い。
源実朝
いや、なってもらいたい。上皇様が許してくれるかの。
源仲章
私が推挙すれば。

廊下を歩いていると、源仲章(生田斗真)が義時に声をかけてきました。

源仲章
頼仁親王が将軍になられた暁には、私が執権になろうかな。ははは・・・

この晩、義時は泰時と話をしました。

義時
単刀直入にいう。讃岐守のことは断ってもらいたい。いずれお前は、執権になる。そしてお前はおれができなかったことを出来るようになる。その時に、源仲章は立ちはだかることになる。借りをつくるな。
北条泰時
わけをうかがってもよいですか?
義時
いずれお前は、執権になる。そしてお前はおれができなかったことを出来るようになる。その時に、必ずあの男が立ちはだかることになる。源仲章が邪魔になる。だから気をつけろ。借りをつくるな。
北条泰時
ご安心してください。讃岐守はご辞退するつもりでした。気が合いましたね。父上ができなかったこととはなんですか?
義時
親王が将軍にする件、受け入れることにした。つまり、親王は人質だ。
北条泰時
父上ができなかったこととはなんですか?

義時は、泰時の言葉に返事をせずにいなくなりました。

 

公暁は、千日参籠に専念できていませんでした。頼仁親王が跡継ぎであることが噂で耳に入っていたからです。

そのため三浦義村は公暁に呼ばれ、公暁が鎌倉殿になる可能性はないのか聞かれます。

三浦義村
若君が鎌倉殿になれば、必ず災いがおきます。

公暁は、父・頼家(金子大地)の死の真相をしりませんでした。そのため、三浦義村は事の真相を話しました。

三浦義村
あなたの父上は、殺されたのです。北条の手によって。北条は、頼家さまを亡き者にし、扱いやすい実朝さまを鎌倉殿にしたのです。

公暁に記憶がよみがえってきます。

比企尼
北条を許してはなりませぬ。決して許しては、なりませぬ。

公暁に怒りがこみあげてきます。

三浦義村
北条を許してはなりませぬ。そして、北条に祭り上げられた源実朝も真の鎌倉殿にあらず。

4月に政子が鎌倉に戻ってきました。政子は、達成感でいっぱいでした。

源仲章
まずは、おめでとうございます。
源実朝
1日も早く、親王様に鎌倉殿を譲り父上もみたことのない景色を見てみたい。

6月に、実朝が左大将となって儀式を行うことがきました。鎌倉殿の13人第43話のネタバレ,あらすじはここまで。鎌倉殿の13人第44話のネタバレ,あらすじにつづく



鎌倉殿の13人第43話の感想

鎌倉殿の13人第43話のあらすじでは、源実朝が推し進めていた京から迎え入れる養子が頼仁親王に決まりました。

後鳥羽上皇の御子息とあって、義時や三浦義村も反対しようがない家柄でした。そのため、義時は反対することをやめました。

 

しかし、公暁が帰ってきたのは可哀想した。これであれば、帰ってくることなく仏門にずっといればよかったのにって思いました。

三浦義村は、なんとかひっくり返した思いから公暁を焚きつけました。今後、鶴岡八幡宮での暗殺に続くと思うと・・・すごく怖いですね。

 

源実朝の暗殺は、歴史の中でもかなり謎に包まれているところです。北条義時を狙って源仲章(生田斗真)を殺すのは理解できますが・・・源実朝まで殺す必要はありません。

京から鎌倉殿を新しく迎えたことが公暁が実朝を殺した理由でしょうか。鎌倉殿の13人では、三浦義村が黒幕の設定になりました。

 

来週を見るのがとても怖いですね。いよいよ、鎌倉殿の13人はクライマックスです。源氏の時代の終わりを来週しっかりと見届けたいと思います。

源実朝は、朝廷と近づきすぎました。それが結果的に暗殺になります。この時代の怖さを感じてしまいます。鎌倉殿の13人第43話の感想はここまで。鎌倉殿の13人第44話の感想につづく

 

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