鎌倉殿の13人ネタバレ,あらすじ第44話「審判の日」

このページは、NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」第44話のネタバレ,あらすじを会話・吹き出し方式でわかりやすくお伝えしていきます。

鎌倉殿の13人のあらすじ第43話で、源実朝(柿澤勇人)は、左大将の官位をもらいその授与式が行われることになりました。

 

鎌倉殿の13人の第44話のあらすじは、源実朝が更なる出世をするところからはじまります。鎌倉殿の13人の第44話のタイトルは「審判の日」です。

鎌倉殿の13人ネタバレ,あらすじ第44話

実朝(柿澤勇人)は、左大将からさらなる昇進をはたします。なんと右大臣が授けられたのです。北条家では、この実朝の昇進に沸き返ります。

義時
こんなに浮かれていいんでしょうか?
北条政子
みんな嬉しいのよ。身内から右大臣がでるなんて。

しかし、義時(小栗旬)は夢にでてきた白い犬を不吉に感じ不安を覚えます。

 

建保7年(1219)1月26日、公暁(寛一郎)が鶴岡八幡宮で図面を広げ三浦義村(山本耕史)らに計画の説明をしていました。実朝の右大臣の拝賀式が行われた後に、命を狙っていました。

三浦義村
実朝さまの首をとれば、謀反人。御家人たちの心が離れないようにするのが肝心かと。

三浦義村は、祝賀ムードの源実朝を討つことで御家人たちの気持ちが離れてしまうことを心配していました。

それでも、公暁は北条が頼家(金子大地)を殺したことや実朝が鎌倉殿になった経緯から、本来は誰が鎌倉殿になるべきなのかを示そうと考えていました。

 

そして、三浦が打倒北条を掲げれば御家人たちはついてくると読んでいました。

三浦義村
他の御家人たちは必ずついてきます。

翌日、儀式の前に政子(小池栄子)、義時、実衣(宮澤エマ)が集まり、実朝が受ける官位を喜びあいます。

実衣
人って変わるものね。元々、信心深いことなかったのに。
北条政子
そうね。
義時
元々、計画をしていたものです。

実衣は、次の鎌倉殿のことを気にしますが、政子が今は実朝のお祝いをしようと話を変えました。

 

義時の嫡男・泰時(坂口健太郎)らは、警護に目を光らせていました。そんな中、義時の妻・のえ(菊地凛子)は源仲章(生田斗真)に誘われておしゃべりをしてしまいます。

源仲章
それにしても、今日は一段とお美しい。北条殿もここまでくるには、かなりの苦労をされたのでしょうな。先代の頼家さまが亡くなった時のことはご存知ですか?
のえ
その頃のことは、よく知らないんですの。
源仲章
聞きたいなあ。頼家さまが北条殿に殺されたという噂・・・
のえ
言っておきますけど、うちの人がやっているわけないですから。

その様子が見えたので、義時は気にします。

義時
あの男は、私を追い落とそうと躍起なのだ。なにか言質をとられたのではないか?

義時は、のえを叱りました。

のえ
私をみくびらないで。

のえは、義時に言い返しました。

 

鶴岡八幡宮では、公暁が実朝を暗殺する準備をしていました。しかし、平盛綱(きづき)が蓑を準備していることに気づき泰時に報告します。

泰時は、すぐに三浦館を偵察します。三浦館には、武装した兵がたくさん集まっていました。泰時は、そのことを義時に知らせました。

北条泰時
今日の拝賀式は、取りやめた方がよいかもしれません。三浦館に武装した兵が集まっています。拝賀式で本宮にあがれるのは、ごく少数です。襲うのは、これ以上ない場所にございます。

泰時の情報を聞いた義時は、それを三浦義村に確認します。

義時
公暁さまに不審なところは、ないか?
三浦義村
若君が?冗談じゃない。今は、千日の参籠の真っただ中。若君には、鎌倉殿をとって変わる気持ちはこれっぽっちもない。俺が誓う。

三浦義村は、義時にそう誓いました。しかし、義時と義村は盟友です。そのため、嘘をつくときの仕草も知っています。

三浦義村は、嘘をつくとき襟をさわる癖があります。義時は、義村が襟を触る仕草を見ました。そして、すぐに源仲章(生田斗真)と実朝に中止を促します。

義時
謀反の怪しい動きがあります。今日の拝賀式は、中止にしましょう。ことが起きてからでは、取返しがつきません。
源仲章
今更中止などにできるわけがない。式に関しては、余計の口出しは無用。
源実朝
しかし、わからん。なぜ、公暁が私を狙っているのだ。
義時
鎌倉殿の座を狙っているのではないかと。

そこで、実朝は話題を変えました。

源実朝
それより小四郎。よい機会だ。お前に伝えたいことがある。いずれ私は、京に行こうと思う。ゆくゆくは、御所を西にうつすつもりだ。
義時
頼朝さまの作った、鎌倉を捨てるというのですか?
源実朝
そういうことになるが、まだ先のことだ。

実朝は、鎌倉を捨て京に行こうとしていることから、廊下にでて義時は怒りに震えました。そこに、源仲章がやってきて言います。

源仲章
頼家と一幡の死の真相をのえ殿から伺った。

源仲章は、そうかまをかけてきます。

義時
かまをかけても無駄だ。妻は何も知らん。そなたの目当ては、なんだ。なんのために、鎌倉にやってきた。
源仲章
京でくすぐっているより、こちらで力をふるいたい。やがて、目ざわりな執権が消え、親王さまを将軍に迎え、私がそれをサポートする。
義時
お前には無理だ。
源仲章
血でけがれた誰かより、余程、相応しい。

義時に対して、上から目線で言ってきます。

 

義時は、すべてを知っている大江広元(栗原英雄)に相談しました。

大江広元
あなたは、頼朝さまに鎌倉を託されました。臆することはありません。それが、この鎌倉の流儀。仲章には死んでもらいましょう。

そして、義時はトウ(山本千尋)に仲章殺害を命じました。

義時
殺せ。

拝賀の儀が行われようとする中、泰時は三浦館に行きました。

三浦義村
今日のために、兵をそろえろとのお達しがあった。
北条泰時
申し訳ないのですが、今日の儀式、三浦勢には参加しないでいただきたい。これは、鎌倉殿の言葉おもってください。

泰時は、武装している兵を見てその場を去りました。三浦義村は、鎌倉殿襲撃計画がバレたことですべての行動を中止します。公暁にもそのように伝達します。

 

泰時が鶴岡八幡宮に帰ると、北条からの兵で警護を強化しようとします。

北条泰時
三浦勢からの襲撃に備え、警護を強化します。
義時
その必要はない。

義時は、これまでの態度を一変させました。泰時が聞いても、教えませんでした。

 

一方、公暁に襲撃計画の中止の報告がありました。しかし、公暁はこんな機会は二度とないと考え実行しようと考えます。それを母・つつじ(北香那)に説得され、悶々とします。

 

義時は、時房(瀬戸康史)に打ち明けました。

義時
お前だけには伝えておく。ここからは、修羅の道だ。源仲章に死んでもらう。
時房
鎌倉殿には、どう説明を・・・
義時
公暁がその鎌倉殿を狙っている。
時房
すぐに、公暁を取り押さえましょう。
義時
余計なことをするな。もはや、愛想が尽きた。あのお方は鎌倉を捨て、武家の都を別のところにうつそうと考えておる。そんな人に鎌倉殿を続けさせるわけにはいかん。断じて。

北条が守ってきた鎌倉を源実朝が捨てるため、死んでもらおうと考えたのです。

 

 

一方、実朝はなぜ公暁が鎌倉殿にこだわるのか。頼家(金子大地)の死の経緯を三善康信(小林隆)に聞きます。

三善康信
頼家さまは、病で亡くなったのではなく殺されたのです。

実朝は、事実を知って政子のところに行きました。

源実朝
兄上は、病で亡くなった。そう聞いておりました。生き返ったらしいじゃないですか。なぜ、黙っていたのですか?公暁が私を恨むのは当たり前です。私は、鎌倉殿の座を返上しなければなりませぬ。北条は、比企を滅ぼし一幡を殺し、兄上を殺した。
北条政子
あなたが知らなくても良いことだから。
源実朝
公暁が私を恨むのは当たり前です。私は、鎌倉殿の座を返上しなければなりませぬ。北条は、比企を滅ぼし一幡を殺し、兄上を殺した。
北条政子
公暁は出家しました。あの子を守るため。
源実朝
いいえ。兄上が比企と近かったためです。私は、鎌倉殿になるべきではなかった。公暁が哀れでならない。公暁をないがしろにして、なぜ平気なのですか?兄上がそんなに憎いのですか?私は、母上がわからない。あなたという人が。

政子は終始、謝りますが・・・実朝は怒ったまま一人、鶴岡八幡宮に向かいました。そして、実朝は公暁に謝罪ました。

源実朝
公暁すまぬ。親王様の一件、どうしても断るわけにはいかんのだ。どうか、許してください。さぞ、わしが憎いであろう。お前のきもちは、痛いほどよくわかる。

それでも、公暁は実朝の気持ちを受け止めることができませんでした。実朝の言葉にも、公暁は騙されないとこぼしました。

 

政子は、義時を呼びました。政子は、実朝が北条に殺されるのではないかと心配していたのです。

義時
私たちは、自分のしてきたことを背負っていきるしかないのです。
北条政子
決めてきたのは、あなたでしょう。
義時
正しいと思ってやってきた。そうではないのですか。私たちは、正しかった。いつだって。

そこに、実衣がやってきました。そして、義時は式典に向かいました。そして、時房に言いました。

義時
今夜、私が太刀持ちとして従う。公暁が鎌倉殿を斬ったら、私がその場で公暁を斬る。それで終わりだ。

時房はあまりのことに驚き、言葉もでませんでした。

 

拝賀式が始まりました。義時が見守る中、源仲章もやってきていました。トウが暗殺に失敗したのです。

源仲章
私を狙った雑色をとらえた。必ず履かせてみせる。しくじったな。

そういって手をだします。源仲章は太刀持ちを変われと手を出したのです。

 

そして、参籠しているはずの公暁がいませんでした。公暁の居室に図面が残っており、暗殺を狙っているのは源実朝ではなく義時であることに泰時が気づきます。

北条泰時
これは、帰りの行列の並びだ。公暁殿の狙いは、父上だ。

鎌倉殿の13人第44話のネタバレ,あらすじはここまで。鎌倉殿の13人第45話のネタバレ,あらすじにつづく。



鎌倉殿の13人第44話の感想

鎌倉殿の13人第44話のあらすじでは、公暁が鎌倉殿を暗殺しようとしていることを知っていた義時は、止めようとするのではなく殺させようとしました。

しかし、公暁が殺そうとしているのは、鎌倉殿だけでなく義時も狙っていることを太郎(泰時)が気づくという内容でした。

 

すごく面白い状況になってきました。三浦も義時も、そして泰時もみんなが公暁が鎌倉殿を殺そうとしていることを知っています。

鎌倉殿と公暁が腹を割って話をしたときは、公暁が説得されたような気がしました。しかし、公暁の恨みの根はとても深かったです。

 

そりゃあ、そうですよね。比企の血を引いていることから公暁は仏門に入れられ、弟の源実朝が北条の流れなので鎌倉殿になった。

しかも、実朝が鎌倉殿を辞めても、京から親王が迎えられることを考えると公暁は、とても信頼できなかったんでしょう。

 

この辺りの心の動き模様がとても面白かったです。ブラックな義時も、板についてきて・・・ついに鎌倉殿が殺されることも黙認します。

京に御所をうつそうとしたことが、実朝の最後につながります。鎌倉殿は殺されるが義時はどうやって殺されずにすんだのか。

 

続きが気になります。いよいよクライマックスで、楽しくなってきました。鎌倉殿の13人第44話の感想はここまで。鎌倉殿の13人第45話の感想につづく

 

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