べらぼう ネタバレ,あらすじ第7話『好機到来「籬の花」』

このページは、2025年(令和7年)のNHK大河ドラマべらぼう第7話ネタバレ,あらすじを吹き出し(会話方式)でお伝えしています

べらぼう第6話のあらすじで、鱗形屋(片岡愛之助)が違う本の海賊版を作っていたことから逮捕されました。

 

べらぼうの第7話のあらすじは、蔦重(横浜流星)が鶴屋(風間俊介)を訪れるところからスタートします。べらぼうの第7話のタイトルは「好機到来「籬の花」」です。

べらぼう ネタバレ,あらすじ第7話

蔦重(横浜流星)は、地本問屋の鶴屋(風間俊介)を訪れました。この日、西村屋(西村まさ彦)などが集まって会合を行っています。

西村屋
鱗形屋にかわって、細見をだそうという方はいらっしゃいませんか。

我先にと手を挙げる問屋がいる中に、蔦重がやってきました。

蔦重
にわかのお邪魔、ご無礼つかまつります。
西村屋
蔦重、大事ないからな。これからは、西村屋で細見を出してお前さんが改をだせるようにしよう。
蔦重
お心遣いありがとうございます。ただ、今後は俺が版元になって細見をだそうと思っております。

しかし、他の地本問屋の面々は了承しようとしません。

鶴屋
仲間内しか版元になれねえと定をお伝えしたはずじゃが。
蔦重
ええ、ですからこの際に俺を仲間に加えていただけないでしょうか。版元の数を限るのは、共倒れを防ぐためと聞きました。

鱗形屋さんが持ち直すのは厳しそうですし、ならば俺が細見を出して末席に加えていただいても問題ないのでは?

西村屋
蔦重、それはさすがに厚かましいぞ。

口々に罵詈雑言が飛んできます。しかし、蔦重にとっては想定内のことです。吉原の親父たちなら手が飛んでくるところそれがないだけマシでした。

蔦重
俺なら、これまでの倍売れる細見を作れます。そうすりゃ、皆さんだって儲かる。
鶴屋
それなら、まず見せてもらおうか。みなが倍売れると思う細見ができたら、仲間に入れることでどうでしょう。
蔦重
それは、鱗形屋と同じく細見を皆様にも広めていただけると思ってよろしいでしょうか。
鶴屋
もちろんです。みなさまが売りたいと思う細見であった場合でしょうが。
蔦重
わかりました。では、皆さんが倍売れるというものに仕上げてまいります。

蔦重は、この件を吉原の親父たちにも報告しました。

大文字屋
お前のつくった細見が倍売れれば、市中の本屋の仲間に入れてもらえるっての?
蔦重
とりあえず、そのように決まりましたので親父たちにもこれまでの倍を買っていただきたいんです。
駿河屋
てめえ、また一言も言わずに勝手に決めやがって。
蔦重
俺が地本問屋になれば、吉原も自前で地本問屋を持てるってことです。そうなれば、いつでも吉原を売り込めるってことです。

もし、蔦重が地本問屋になれば吉原に地本問屋ができることになるので、いつでも本を広めることができると吉原の親父たちは喜びます。

蔦重は、吉原細見を倍売るためにはどうすればいいのか思案します。次郎兵衛(中村蒼)と半次郎(六平直政)のいる蕎麦屋でどうすればいいか算盤をはじきながら考えていました。

次郎兵衛
鱗形屋、このままじゃ島流しになるんじゃねえかって噂だよ。
半次郎
そりゃあ、もうおしめえだね。

しかし、蔦重はずっと何かを考えています。

次郎兵衛
おめえ、割に平気の平左だな。
蔦重
俺、知ってましたから。鱗形屋がやってたって。調べられているのも知ってましたから、鱗の旦那をはめたみてえなもんですわ。今の俺にできるのは、見合った細見を作ることぐれです。実は、細見が倍売れれば版元になれるって約束になっていて。
次郎兵衛
ええ?
蔦重
言ってなかったですっけ?倍売るためには、倍の冊数を本屋に並べてもらわなければならねえ。同じ値段分仕入れてもらえると考えると、半値なら自ずと倍の冊数が並ぶことになるじゃねえっすか。
次郎兵衛
策士だな、おめえ。

製作費を節約して、半値でうることを決めます。しかし、安くするだけでなく吉原細見の価値を高めないといけません。

蔦重
これまでのよりも、いいものを半値で売るんです。

次郎兵衛と半次郎の手を借りどんな吉原細見をどうすればいいか調べます。

次郎兵衛
庶民でも揚げ代が払えるような女郎のことを乗せて欲しいとの声があがってた。
蔦重
これは、でえじなところかもしれませんねえ。

それが気になりながら蔦重が歩いていると、誰かが抱き着いてきます。

かをり
男前はタダってのはどう?そうすれば、男前はこぞって細見を買うでしょ、なら男前の客も増える。蔦重みたいな。

抱き着いてきたのは、大文字屋のかをり(福原遥)でした。

蔦重
考えてくれてありがとな。けど、離してくれるか。
かをり
蔦重と私は、前世からの縁。

蔦屋に帰ったところ、新之助(井之脇海)がやってきました。

蔦重
今日は、うつせみですか?
新之助
いや、細見を工夫したいと言っておったではないか。
蔦重
そうでした。何かあります?こうなっていれば良いというところ。
新之助
もう少し薄くならないかと。この厚さじゃ懐に入らないのだ。懐に収まりよく入れば、これを片手に吉原に行けるではないか。
蔦重
行ける。行けますよ。細くて薄い細見!

そして、蔦重は新之助の意見を聞くために今後も手伝ってもらうことにします。

蔦重
うつせみに1回会いに行けるぐらいのお金は払うので、協力してほしい。
新之助
わかった。

新之助(井之脇海)とうつせみ(小野花梨)は恋仲になっていました。

 

吉原細見は多くの情報を乗せるとなれば、割付けを見直さなければいけない。蔦重は、この作業を新之助と一緒に行います。

そのタイミングで、蔦重は駿河屋に呼ばれます。駿河屋に行くと、西村屋と浅草の小泉忠五郎(芹澤興人)がいました。

西村屋
うちも吉原細見を作り、忠五郎が「改」をしようと思ってね。
蔦重
忠五郎殿は、地本問屋ではないと思うのですが・・・
西村屋
蔦重にまともな「細見」が作れないと思う者も多くてな。今回限りということで、仲間内から頼まれてこの形が許されることになったんだ。

吉原細見を作るのを諦めて、忠五郎と一緒に「改」を手伝ってみてはどうか。

蔦重
お断りします。

西村屋が帰った後に、駿河屋(高橋克実)は打ち明けました。

駿河屋
お前の吉原細見を購入する女郎屋は、「雛形若菜」に掲載させないと脅されたんだ。版元になるのは、諦めろ。
蔦重
あいつは、これっぽっちも吉原のことなんて考えていねえ。西村屋の狙いは、吉原の入銀だけ。女郎たちの血と涙のお金を預かるなら、客がやってくるようにしたいじゃないですか。

吉原の女郎は、いい女だ。江戸で一番だって胸を張らしてやりてえじゃないですか。だから、吉原は自前の本屋を持たなければ・・・どうか共に戦って欲しい。

蔦重は、吉原の親父たちに頭を下げました。

 

蔦重の今回のことは松葉屋(正名僕蔵)の主人を通して、いね(水野美紀)や花の井(小芝風花)にも伝わりました。なんとか蔦重の力になれないか知恵を絞ります。

そして、蔦重は吉原細見を完成させました。稲荷神社に手を合わせて、祈っているところに花の井がやってきます。

花の井
松葉屋で女郎の入れ替えがあったので、わるいけど細見を直してほしい。
蔦重
直してって、お前もう綴じてあるんだぞ。

花の井がもってきた書付には、花の井改め瀬川と書かれていました。

蔦重
おめえ、これ。
花の井
名跡襲名の細見は、売れるって言うし20年近く空席だった名跡がよみがえるんだよ。直す価値はあるんじゃねえかい。

名跡襲名の際には、吉原細見が売れます。そのため、花の井は瀬川を受け継ぐことを決意したのでした。

蔦重
けど、瀬川は不吉なんじゃねえのか。そんなもん背負ってしまって。
花の井
瀬川が不吉なのは、自害したってだけで・・・理由を聞いてみたら、身請けの時に間夫と添い遂げたかっただけらしくて。

わっちが豪儀な身請けをして、瀬川を幸運の名跡にすればいいだけでさ。

蔦重
男前だな、おめえ。
花の井
じゃあ、それ頼んだよ。

地本問屋は、一般的な買い付けの他に本を交換して仕入れ合う習慣があります。この日、地本問屋たちは集まっていました。西村屋と忠五郎(芹澤興人)が座る前には、本が並べられていました。

西村屋
忠五郎のおかげで良い出来となってさ。
鶴屋
題もいいですね。新しい細見はこれだと一目でわかります。
蔦重
遅くなりました。
鶴屋
楽しみにしていたんですよ。倍売れる細見とやらを
蔦重
ありがとうございます。どうぞこちらを。

そういって、蔦重は鶴屋に一つ渡しました。

鶴屋
随分と薄いようですが。
蔦重
へえ、持ち歩けるように。そもそも、細見は歩きながら使うものですし。
西村屋
こんなに薄いのであれば、中身も薄いのじゃないかい。
蔦重
どうでしょう。

蔦重の吉原細見は、薄いがすべての女郎屋を網羅していました。河岸の安見世まですべてです。ページをめくっていきながら鶴屋は黙まったままでした。

やがて、蔦重の細見には瀬川が名跡襲名するのが掲載されていることがわかります。

蔦重
先日、名跡襲名する花魁が現れまして、五代目襲名と相成りました。決まったのが遅かったので、今朝まで直しに時間がかかりましたよね・・・西村屋さん。
西村屋
え?
蔦重
まさか、そちらの細見には載っておらぬのですか。

そして、蔦重は自分の細見を2冊とりました。そして言います。

蔦重
とっかえくだせえ。その細見1冊と。
西村屋
1冊?
蔦重
へえ、うちは薄っぺらくて粗末なものですからこれまでの半額で売っていただきたく。
西村屋
半値?
蔦重
この細見は、巷のあんちゃんにも買ってもらいたくて。その時に、24文か48文かは大きな違いです。しかも、瀬川の名跡襲名が掲載される細見。どうでしょう。俺の細見は、倍売れないでしょうか。
鶴屋
売れるかもしれませんね。

こうして、蔦重の吉原細見の方をどの地本問屋も求めます。べらぼう第7話のネタバレ,あらすじはここまで。べらぼう第8話のネタバレ,あらすじにつづく



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