ブギウギ第54話あらすじ「親密になる2人」感想

このページでは、NHK朝ドラ「ブギウギ」の第54話あらすじ,感想をまとめています。あらすじは吹き出し(会話方式)でお伝えしています。

ブギウギ第53話のあらすじで、スズ子(趣里)は愛助(水上恒司)から大量の手紙が来ていたことに驚きました。

 

ブギウギ第54話のあらすじは、スズ子(趣里)と小夜(富田望生)が愛助(水上恒司)の家に行くところからはじまります。ブギウギ第54話のタイトルは「親密になる2人」です。

ブギウギ第54話あらすじ

愛助(水上恒司)の下宿先は、建物も建付けも立派なものでした。部屋も広いですが、床には本や雑誌が散乱していました。

小夜
きたねえ。泥棒がきたところか。

まるで、泥棒が入ったばかりのような部屋でした。

スズ子
アカン。小夜ちゃん。掃除や。

見かねたスズ子(趣里)と小夜(富田望生)は、掃除を始めます。スズ子と小夜はどんどんゴミ袋に捨てていこうとします。

愛助
待ってください。全部、貴重な資料なんです。

少し片づけをして、どうにか3人だけ座るスペースを確保しました。

スズ子
それにしても、仰山レコードあるな。蓄音機も立派なものやし。
愛助
そうや。どないしても、蓄音機で聞いてほしいものがあるんです。このレコード。

愛助が出したのは、「恋のステップ」でした。スズ子がUSKにいたころの曲です。

スズ子
あんた、こないなもんよう持ってはりましたな。
愛助
あんまり売れへんかったんですよね。けど、僕は好きです。USKで生で聞きにいったこともあります。
スズ子
やめてください。自分の曲、聞くのは恥ずかしいですわ。USKも見たことあるんでっか。
愛助
なんべんかありますよ。大和礼子さんが人気やったけど、僕は福来さんが一番好きでした。ほんなら、「ラッパと娘」にしましょうか。楽劇団の旗揚げ公演、村山の人も何人か見ててすごく評判良かったんですよ。

スズ子は、愛助を変わり者だと思います。それと同時にすごくうれしい気持ちになりました。歌を真正面からほめてくれることで、胸がむずむずします。

しかし、自分の曲を蓄音機で聞くのは嫌だったので、再び愛助を止めます。

スズ子
ほんまにわてのレコードは・・・それに、今はこの歌を歌われへんし。かけとったら怒られるわ。
愛助
大丈夫です。バレませんわ。今こそ聞きたいぐらいだす。福来さんの歌は、周囲を明るくしてくれるんです。悩んでること全部、ふっとばしてくれるんです。こないだ、汽車の中で「ふるさと」歌ってくれはった時があったでしょう。あの時、汽車の中でみんな幸せな顔してて、僕も幸せになって。ほんま、唯一無二の歌手やと思います。また会えますか。
小夜
図々しいなあ。
愛助
明日でも明後日でもよろしいですが。

それから数日後、スズ子は伝蔵(坂田聡)のおでん屋に愛助を招待しました。

愛助
こんな美味しい大根はじめてですわ。
スズ子
村山さんは、屋台来たことないん?
愛助
2回だけあります。僕、体が弱いから汚いところに行くなってお母ちゃんに言われて。父に道頓堀の屋台に連れていってもらったことあるんですけど、その父も早く亡くなって。学校も休みがちで友達もおらへんし、そんなときに助けてくれたのが演芸場だったんです。母が舞台袖に連れていってくれて。笑い転げ取ったから、今まで生きてこれた感じです。
スズ子
そうかいな。ほなら、芸人さんになろう思わんかったん?
愛助
そう思うこともあったんですけど、何よりも僕そんな面白ろないんです。
スズ子
そんなことない思うけど・・・言葉で伝えるのは難しいけど、村山さんおもろいで。
愛助
初めて言われました。自分がおもろないので、チャップリンやキートンみたいな人連れてきて世界中を笑したろ思てるんです。戦争が終わったら、外国の芸人を仰山つれてきたろ思ってるんです。
スズ子
ええな。世界中を笑かしたら、どんな世界になるんやろ。
愛助
最高ちゃいますかね。
スズ子
せやな。最高やな。
伝蔵
おいおい。逢引きするなよ。人のいる前で。

愛助が語る夢をスズ子も夢中になって聞きました。それ以来、2人でよく会うようになっていきます。スズ子は頻度に愛助の家を訪れます。

一緒に部屋を片付けたり、焼き芋を食べたりします。しかし、それをよく思わない人物もいました。ある日、スズ子(趣里)の楽団に村山興業の東京支社長である坂口(黒田有)が訪ねてきました。

坂口
単刀直入に言います。ボンをたぶらかさないでほしい。ボンは村山興業の後を継ぐものです。火遊びはやめていただきたい。
スズ子
火遊びなんかしてまへん。ただの友達ですがな。

そう答えます。

坂口
ただの友達にしては、最近よう会ってますなあ。10歳も年下もてあそんで、恥ずかしないんでっか。あんたにその気がなくても、世間はどう見ますやろ。ちっと、みっともないんちゃいますか。

坂口に会ったことをスズ子は、愛助(水上恒司)に伝えました。

愛助
坂口さんは、東京支社長でえらい世話になってます。そやけど、僕らやましいことしてませんよね。
スズ子
そらないけど、近頃はよう会ってたから誤解されてもしやないな。
愛助
友達が頻繁に会ったらいかんのですか。
スズ子
そやないけど、わてら10も離れとるし、世間からええように思われんから。
愛助
歳の差なんて関係ありません。僕は、福来さんが好きです。恋人になってください。
スズ子
ちょっと、考えさせてもろてええ。

スズ子は、愛助から告白されたことで心がざわざわしていました。ブギウギ第54話のネタバレ,あらすじはここまで。ブギウギ第55話のネタバレ,あらすじにつづく

ブギウギ第54話の感想

ブギウギ第54話のあらすじでは、スズ子と小夜が愛助の家に行って2人が関係を深めていくストーリーでした。

また、村山興業の坂口がやってきて、愛助とスズ子の付き合いに待ったをかけました。せっかく2人がいい感じになってきたところだったので、冷や水を浴びせられた形です。

 

ただ、坂口の気持ちもわからなくはないです。10歳近く離れた歌手の女性と村山興業の跡取りが付き合いっているとなると社長に怒られるって気持ちもあるでしょう。

歌手が別に悪いわけではないけど、村山興業の社長になる奥さんは社長を支える存在であってほしい。時代背景を考えれば、そういう気持ちになっても不思議ではないです。

 

でも、あんなキツイ言い方をしなくてもってのは思いました。もう少し、マイルドに言ってくれればいいのにって。

スズ子は、相手が誰であっても変わらない態度をとれる人物です。なので、2人が付き合うってなればうまくやれそうな気がします。

 

ただ、問題は結婚ってなったときです。愛助が相手であれば、おそらく歌手をやめて家に入れってなるでしょう。

その時に、スズ子が村山家に嫁ぐことができるのか。そこが一番の問題になると思います。その覚悟がなければ愛助と付き合うのは厳しいのかな。

 

そんな気がしました。しかし、小夜は面白いですね。相変わらず愛助に対してよい印象をもっていない様子です。

小夜が今後どう変化するのかも面白そうですね。ブギウギ第54話の感想はここまで。ブギウギ第55話の感想につづく

 

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