虎に翼 ネタバレ,あらすじ第25週「女の知恵は後へまわる?」

このページは、NHK朝ドラ虎に翼」の第25週のあらすじ,ネタバレを吹き出し(会話形式)でお伝えしています

虎に翼のあらすじ第24週で、多岐川(滝藤賢一)が少年の厳罰化の流れを止めようと桂場(松山ケンイチ)に意見書をだしました。

 

虎に翼のあらすじ第25週は、「笹竹」に大五郎を迎えるところからはじまります。虎に翼第25週のタイトルは「女の知恵は後へまわる?」です。

虎に翼 ネタバレ,あらすじ第25週

ここでは、朝ドラ「虎に翼」の第25週のネタバレ,あらすじを1話ごとにおおまかにお伝えしています。詳しい内容はリンク先をご覧ください。

121話「左遷」

昭和45年(1970)尊属殺人の裁判は、二審で一審判決を取り消して懲役3年6ヶ月が美位子(石橋菜津美)に言い渡されました。

その日、香淑(ハ・ヨンス)から話があると言われ、寅子(伊藤沙莉)は「笹竹」に向かいます。

さいこうしゅく
実は、よねさんたちのお手伝いをはじめることにしました。朝鮮や中国、台湾の人たちの。

そんな香淑を支えるために、汐見(平埜生成)は裁判官を辞めて弁護士になることを決意していました。

汐見
彼女がやろうとしてる人は、原爆の知識と相当な覚悟が必要だ。僕以上のパートナーはいないだろ。

香淑たちが帰った後、寅子は梅子(平岩紙)に言います。

寅子
大五郎くん頑張ってるわね。
梅子
最近、とっても笑顔が増えたのよ。

道男(和田庵)と梅子(平岩紙)は、「笹竹」に大五郎を迎えます。大五郎は補導委託先として「笹竹」で道男に託したのです。

 

しかし、その一方で桂場(松山ケンイチ)がこなくなっていました。

梅子
桂場さん、来なくなってしまったわね。心配だわ。

「竹もと」の頃からの常連である桂場が来なくなっていたことに疑問を感じていたのです。

 

寅子(伊藤沙莉)は家裁の意義を伝えるために広報活動にも力を入れていました。

寅子
子供たちに必要なのは、いつの時代も対話と寄り添い、愛です。

記者は、家裁には優秀な女性がいることにしたい様子。そのことに、寅子は言います。

寅子
家裁には、優秀な男性も優秀な女性も多いです。性別問わず、優秀な仲間たちが大勢います。

10月に入り法制審議会少年部の審議がスタートします。しかし、寅子はその話の進め方に反発します。最初から、法改正ありきの審議会の姿勢に納得がいかなかったのです。

しかし、法務省側は家裁の悠長なやり方のせいで、凶悪犯罪が横行していると主張を繰り返します。ずっとその繰り返しで、寅子たちは疲弊していました。

 

そんな中、朋一(井上祐貴)が異動を命じられました。なんと、朋一は家裁に異動になったのです。

朋一
異動が決まった。家裁に。

しかし、それは朋一が描くエリート街道からの転落でした。寅子も航一(岡田将生)も言葉をかけられません。

朋一
しかし、こんなあからさまなやり方、許されるのかな。

航一は、与党の幹事長の秘書が桂場(松山ケンイチ)を訪ねていたことを思い出していました。

122話「ありふれた悲劇」

寅子は、猪爪家を訪れました。その日は、直明(三山凌輝)一家が近所に住み始めるのでささやかなお祝いをする日でした。

直明
直正も中学生になるし、良い機会かなと思って。自分の中の戦後がやっと終わった感じがする。
寅子
花江のおかげで、みんなが全力で仕事に取り組めているのよ。さすがだわ。
花江
それが私の幸せなだけ。それに、最近は優美も手伝ってくれるし。

優美は、雀荘と笹竹でアルバイトしながら猪爪家のことも手伝っていました。

 

翌日、寅子は若手裁判官たちの異例の異動について質問するために長官室を訪れます。

寅子
桂場さんにとっても良くない噂が流れているようです。桂場さんの知らないところで、ですよね?
桂場
違う。すべて俺が指示をした。今、司法の独立は危機に瀕してる。政治家たちが汚い足で司法の場に踏み込もうとしている。いずれにしても、彼らはやり玉にあげられ痛い目をみることになっていた。
寅子
未来ある若者をみせしめのように切り捨てたってことですよね。桂場さんは、長官として巌だったんじゃないのですか。穂高イズムはどこにいったんですか。
桂場
そんなものをもって、ここには立ってられない。司法の独立を守り、公害被害にあっている人たちの命を救う使命がある。君に何を言われようが、一切関係のないことだ。出ていけ。二度と用もないのに来るな。
寅子
わかりました。お忙しいところお時間いただきありがとうございました。

寅子は、怒りよりも悲しい気持ちになりました。

 

昭和46年、朋一が東京家庭裁判所に着任したその頃、よね(土居志央梨)と轟(戸塚純貴)を驚きの人物が訪ねてきます。

その人物は、航一(岡田将生)です。航一は尊属殺人の上告趣意書を受け取りにやってきていました。

星航一
凶悪事件は山ほど見てきたはずなのに、この事件は・・・
よね
心を痛めてる暇なんてない。美位子の母親は、10代の時に家をでた。それまで、母親が受けていた仕打ちをすべて美位子が受けるようになった。おぞましく人の所業と言えるような事件ではないが、決して珍しいものでもない。ありふれた悲劇だ。私は、世の中を少しでもマシにしたい。だから、心を痛めている暇はない。
星航一
なるほど。そんな暇はない。お会いできてよかった。

航一がそういうと、よねと轟は大きくうなずきました。

123話「少年法改正の意見」

涼子(桜井ユキ)と玉(羽瀬川なぎ)が上京してきました。香淑に刺激を受けた涼子が司法試験を受けるためでした。その前の女子部のメンバーで集まります。

よね
絶対、こいつを受からせる。

よね(土居志央梨)はそういって、自分で作った問題をプレゼントします。

轟太一
こいつは、これを作るのに寝る間も惜しんでいたからな。
涼子
ありがとう。私、必ず満点をとってみせます。

7月に入り、11回目の法制審議会少年部の部会が開かれました。

寅子
未成年の年齢を引き下げた場合、18歳、19歳の調査は行われないということですか。

法務省の豊谷は、家裁調査官が進歩についていけてるのか疑問だと失言します。

久藤
僕には、どうしてもわからない。意見調整もせずに、審議会を開く意味も、法改正を急ぐ意味も。
寅子
今一度、専門家を集めて具体案をだしてみてはどうでしょう。

豊谷は、法が先に変わり現場がそれに合わせていく形でいいのではないか。家裁を設立した際は、そうだったとぶつけてきます。

久藤
これが少年たちにベストだって強い思いがあったから、大変でもできたのです。

寅子たちは、家庭裁判所の少年部にも少年法改正の意見を求めることにします。すると、家裁にも問題があるとの意見がありました。

124話「朋一の涙」

ある日、家裁の廊下を歩いていると前方の女性から声をかけられました。

美雪
佐田先生ではないですか?
寅子
もしかして、美佐江さん?

しかし、寅子(伊藤沙莉)の知ってる美佐江(片岡凛)であれば、年齢が明らかに異なります。

寅子
なぜ、私のことを知ってるの?
美雪
先生は、有名な裁判官じゅないですか。

美雪がいなくなった後も寅子の汗は止まりません。

 

その晩、航一(岡田将生)にそのことを相談します。

寅子
資料では母方の祖母と暮らしてるんだけど・・・苗字が違うから空似かも。気を抜くと後悔ばかりを思い出してしまうけど、今度こそはね、なるべく前を向こうと思って。
星航一
お互いに良い仕事をして、良い出がらしにならないとね。

美雪の審判は、事情をちゃんと話してくれたことで不処分になりました。しかし、寅子にとっては美佐江の疑問が残り続けたままでした。

その冬、涼子(桜井ユキ)は司法試験に無事合格します。そのお祝いがささやかに行われます。涼子は、玉(羽瀬川なぎ)と離れるのが新潟に行って以来はじめてのことでした。

涼子
実は玉と離れるのは、新潟に住みだしてから初めてなの。
寅子
大切な相手だからこそ、離れることも大事よね。で、涼子さんは裁判官になるの?それとも弁護士?
涼子
私、司法修習受ける気はないの。
よね
は?ならなぜ受けたんだ?
涼子
私なりの股間の蹴り方ね。この先、弁護士になるもならないも、私の手の中にある状態にしておきたかったの。これからは、司法試験を目指す人に法律を教えていきたいの。

その晩、3人で楽しみました。

 

翌朝、よね(土居志央梨)は美位子(石橋菜津美)に言います。

よね
お前に起きたことは、はらわたが煮えくり返るほどクソだ。それは、お前の親父が、この世界が、法律がクソなだけだ。お前が不幸でも可哀そうでも、弱いわけでも決してない。
美位子
何回、クソって言うんですか。

翌朝、寅子が起きると朋一(井上祐貴)が青ざめた表情で起きてきました。

朋一
お父さん、寅子さん。裁判官辞めてもいいかな?真紀に離婚してほしいっていわれて。家裁で頑張れるって思ってた。これぐらいで負けてたまるかって。仲間は去って、妻もわかってくれない。司法の場をよりよくしたかった。けど、もうなんのために頑張るのかわからなくなっちゃって。ごめんなさい。
星航一
お前は悪くない。

航一は、そういって朋一の背中をさすります。

125話「美佐江のその後」

星航一
あの判例を変更するときです。

尊属殺人の重罰規定を変更するときがきたことをメモにして、航一は桂場の机に分厚い報告書を置きました。

桂場
尊属殺人の重罰規定を見直すのは、時期尚早だ。

そういわれて、一度は帰りかけた航一でしたが食い下がります。

星航一
やっぱりわかりません。時期尚早とはどういうことでしょうか。
桂場
判例変更は慎重にしなければならない。少年犯罪が増え、道徳問題が叫ばれる今、冷静な議論ができると思うか。
星航一
法は法、道徳は道徳だと思いますが。
桂場
人は間違える。だから時期を選ぶ。

航一の顔は、怒りでみるみる赤くなります。

星航一
傲慢ですね。長官になれば、人と時を間違わないと。桂場さんでも間違えるでしょう。何が司法の独立ですか。

その瞬間、航一は鼻血を流して倒れました。

 

その連絡を受けて、寅子が桂場のいる長官室にやってきます。

寅子
桂場さんは、判事たちに大きな傷を残しました。私自身、桂場さんに失望もしました。でも、どうしても尊敬もしていますし心配もします。間違った時には、また怒りにもきます。司法の独立のためです。
桂場
何をガキのような青臭いことを。

そして、桂場は航一がもってきた報告書を置いていくように言います。

 

その晩、星家では朋一の激励会が行われました。最高級の肉とワインで少しでも朋一の心の傷が癒えればと思って開いたのです。朋一が寝た後、航一と寅子が話をします。

星航一
僕が抱える裁かれない罪は消えない。でも、あの戦争の一区切りついたかもしれません。いや、正直独りよがりのような気もします。
寅子
では、少しずつ心を軽くしていきましょうよ。
星航一
寅子さんと夫婦になって良かった。

美位子の尊属殺人の重罰規定は、最高裁判決に持ち込まれることになりました。

 

ある日、寅子のもとに一人の老婆がやってきます。並木美雪の祖母です。美雪の祖母は、美佐江が死んだことを寅子に告げます。

そして、美佐江が残した最後の手帳を寅子に見せます。

美佐江
美雪、愛してあげられなくてごめんね。私は確かに特別だった。私が望めばすべてが手に入った。けど、この東京で私は掌の上で転がされてた。身ごもれば、特別なにか起きるかと思ったが無駄だった。あの人を拒まなければ、特別にしてくれただろうか。

寅子は後悔の念にかられます。虎に翼第25週はここまで。虎に翼第26週/最終週のネタバレ,あらすじにつづく



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