虎に翼 あらすじ第55話「東京家庭裁判所設立」

このページでは、NHK朝ドラ「虎に翼」の第55話ネタバレ,あらすじを吹き出し(会話方式)でお伝えしています。

虎に翼のあらすじ第54話で、寅子(伊藤沙莉)は酔った汐見(平埜生成)を家に送ると、そこに崔香淑(ハ・ヨンス)がいました。

 

虎に翼のあらすじ第55話は、寅子(伊藤沙莉)が納得できないまま働くところからスタートします。虎に翼第55話のタイトルは「東京家庭裁判所設立」です。

虎に翼あらすじ第55話

寅子(伊藤沙莉)は、納得できないまま家庭裁判所設立のために働きます。しかし、壇と浦野の話合いはいつまでたっても平行線のままです。

それを見ている、多岐川(滝藤賢一)も居眠りするために同席しているのではないかと思うぐらい、寝ることが多い状況でした。

 

ある日、桂場(松山ケンイチ)が調査室にやってきました。

多岐川
桂場、相変わらず辛気臭い顔してるな。
桂場
相変わらず、間抜けな顔してますね。佐田、客人だ。

寅子が桂場についていくと、そこには花岡(岩田剛典)の奥さんだった奈津子がいました。

桂場
花岡判事の奥さんの奈津子さんだ。

寅子は、奈津子に一度会ったことがありました。奈津子は、寅子にお礼を言いにやってきていたのです。寅子が花岡に渡した半分のチョコレート。

それで、家族が笑顔になれたことのお礼をどうしても寅子に言いたかったのです。奈津子は、花岡がなくなってから、子どもたちと佐賀に戻っていました。

 

そして、子供たちのためにお互い頑張りましょうと健闘を称えあって、別れました。それを見ていた桂場が言います。

桂場
家庭裁判所の設立は急務だ。家族に恵まれたご婦人ばかりではない。
寅子
わかっています。でも、正論だけじゃ誰も納得しないんですよ。
桂場
何を言ってる。正論に勝るものはなにもない。正論は、純度が高ければ高いほど効果抜群だ。
寅子
じゃあ、私の正論は純度が低いってことですか。急に黙らないでくださいよ。

ある日、寅子は憮然としてかえってきました。多岐川が腰を痛めてしまったことから、寅子が壇と浦野の説得役に任命されたのです。

そこで、寅子は思いっきり正論をぶつけます。

寅子
この国を救いたい。弱い立場の人を助けたいというのは、みんな同じはずです。

寅子は桂場に言われた通り、正論で突破しようとしましたが純度が足りませんでした。桂場から聞いていた多岐川が壇と浦野にその話をしていたからです。

そのため、寅子の話を信用してくれなかったのが原因でした。

 

寅子が女3人で、純度の話をします。

花江
そもそも、正論の純度ってなに?
寅子
思いが純粋で、まっすぐで・・・

そこに、直明(三山凌輝)が帰ってきました。

直明
ただいま。仲間たちが姉ちゃんによろしくって。本当に意義のある仕事だって。姉ちゃんは本当にすごいよ。

直明は、キラキラした目で伝えました。

寅子
これですよ、これ。

はる(石田ゆり子)や花江(森田望智)は、大きく頷きました。

 

寅子たちが壇と浦野を説得しきれずにいた12月のある日、直明が大学でかかわっているボランティア団体「少年少女保護連盟」が家庭裁判所設立準備室を訪れ活動報告をします。

そこに、壇と浦野もやってきていました。

直明
全国の学生で支援が広がっています。所属する2つの団体が団結すれば、より多くの人を救うことができます。
多岐川
諸君たちのような若者がいるだけで、日本の未来は明るい。結局、愛なんだよ。ねえ、皆さん。今こそ、一丸となりましょう。

直明の純粋さが壇と浦野の気持ちが動き、合併がすすみはじめます。こうして、家庭裁判所設立に向けて大きな一歩を踏み出しました。

法曹会館の4階を借りることができることになり家庭裁判所の準備がはじまります。

はる
桂場って男と約束してるんでしょ。なら、意地でも明日で終わらせなさい。

はるの言葉は、鶴の一声です。そのため、寅子だけでなく学生たちも総出で事務所設立の準備を行っていきました。

そして、最後の一つと言って絵画を飾りました。それは、奈津子が書いた絵でした。大人から子供に渡されたチョコレートの絵です。

寅子
なんで、この絵を多岐川さんが?だって、花岡さんのバカって。
多岐川
あのバカ中のバカだ。大大大大大バカだ。法律ってものは、縛られて死ぬためにあるんじゃない。人が幸せになるためにあるんだよ。

彼がどんなに立派でも、我々は彼の死を非難して怒りつづけなければならない。その咎めの意味でこの絵を飾ってあるんだ。

法律を司る裁判所、家庭裁判所は特にそうでなければならない。つまり、それが愛の裁判所なんだよ。

そんな話をしながら、事務所ができあがったのは除夜の鐘がなっている最中でした。

 

その晩、汐見は多岐川が酔いつぶれた後にこれまでのことを話します。

汐見
多岐川さんは、自身が死刑判決をくだした処刑を見に行ったことがあるんだって。それ以来怖くなったんだって。死刑を求刑したくないあまりに、判決を捻じ曲げてしまいそうで。

多岐川は、それから凶悪事件から逃げ続けました。でも、朝鮮から帰ってきたときに自分が逃げなくてもいいものを見つけたのです。

多岐川
子供たちを幸せにしたい。彼らのために、残りの人生すべてをささげよう。未来に種まく仕事をしたい。もう二度と逃げる仕事をしたくないからって。
寅子
その気持ちわかります。
汐見
うん。多岐川さん言ってたよ。佐田さんは、自分にちょっと似てるところがあるって。とにかく、仮住まいでもなんでも少年法が改正される今日、家庭裁判所をつくる必要があったんだ。

それが、この国の未来の少年たちのために必要、不可欠だから。僕らもさ、多岐川さんのように今を生きる幸せをいつも考えられる裁判官になりたいね。

こうして、寅子たちは家庭裁判所ができた朝を多岐川たちと一緒に迎えました。入口には、半紙で「東京家庭裁判所」と書かれていました。

多岐川
どうしても、この光景を君たちとみたかったんだ。

そこにいた全員で「東京家庭裁判所」の文字を見ました。虎に翼第55話のネタバレ,あらすじはここまで。虎に翼第56話のネタバレ,あらすじにつづく



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