どうする家康 ネタバレ,あらすじ第9話「守るべきもの」

このページは、2023年(令和5年)のNHK大河ドラマどうする家康第9話あらすじ,ネタバレを吹き出し(会話方式)でお伝えしています

どうする家康のあらすじ第8話で、家康(松本潤)は一向宗から年貢を取り立てたことで一向一揆が勃発してしまいます。

 

どうする家康の第9話のあらすじは、本多正信(松山ケンイチ)が躍っているところからスタートします。どうする家康の第9話タイトルは「守るべきもの」です。

どうする家康 ネタバレ,あらすじ第9話

本多正信(松山ケンイチ)は、幼い頃のことを思い出していました。一向宗についた軍師とは、本多正信だったのです。そして、本多正信は本證寺で踊っていました。

女性陣の間でも、本證寺の軍師が本多正信であることが噂されていました。

 

その頃、岡崎城の評定では、みなが不安になっていました。

酒井忠次
本證寺攻めは、色男殿に。
大久保忠世
わが兵は疲れています。もう少し休みをいただかなければ。
酒井忠次
では、本多勢はいかがか・・・
本多忠真
兵が足りませぬ。とても手が回りませぬ。
本多忠勝
数正殿、いつまで続くとお考えか。これこれこうして勝つ。そういう道筋を示してくれないと、我らはこれ以上は戦えませぬ。

家康がしっかりしないこともあり、家臣たちの心が揺れても仕方ありませんでした。

瀬名
いつまでこうしておくおつもりですか?
松平家康
どうしたらいいのかわからぬのじゃ。怖くて仕方ない。

家康は、なにをどうすれば良いかわからずぼーっと座っていると、鳥居忠吉(イッセー尾形)がやってきました。

鳥居忠吉
年寄りの戯言と思って聞いてください。道は、2つに1つでござる。主君は家臣を信じるしかありません。主君が家臣を信じなければ、家臣は主君を信じません。
松平家康
信じて裏切られたらどうする?
鳥居忠吉
それは、しかたない。
松平家康
しかたない?もう一つは何じゃ。
鳥居忠吉
もう一つは、謀反の恐れがあるものを片っ端から首をはねることです。もし、後者を選ばれるなら、まずは私から殺してください。

そういっていなくなりました。そして、家康が評定に入りました。

松平家康
お前たちについてこいとはいわん。主君を選ぶのはお前たちじゃ。好きな主を選ぶとよい。わしは、お前たちを信じる。お供したい者だけついてまいれ。

家康が決意をしたことで、戦況は大きく変化しました。一揆側は、次第に追い込まれてきます。

本多正信
ご安心めされ。我らは負けませぬ。みな、この寺を守りたい。
空誓上人
軍師殿、そなたはなぜここにおる。寺を利用してるのか。
本多正信
違います。
空誓上人
じゃあ、なんでここにおる。
本多正信
ただ、そうしたいからではいけませんか。

本證寺を攻める家康が号令をだします。そこに、本多正信がやぐらの上に登って仁王立ちをしていました。

本多正信
殿、殿に勝ち目はござらん。諦めなはれ。門徒たちは永遠に戦います。終わりはない。殿は必ず負ける。

そういって、門徒たちの士気を高めます。この様子に、家康はぞっとしました。しかし、次の瞬間、本多正信は銃で撃たれました。

 

本證寺との対決が続く中、水野信元(寺島進)がやってきました。

水野信元
信長さまは、お怒りじゃぞ。こんな不毛な戦、お前らいつまで続けるんじゃバカ。寺と和睦せい。寺と和睦せいと言ったんじゃ。すべて元通りにすると言って、手打ちにしろ。
徳川家康
叔父上、それは、できませぬ。
水野信元
長引けば、長引くほど三河の国はおとろえていく。勝ったところで、その頃には三河はもうボロボロじゃ。
石川数正
寺は元通りでは、示しがつきませぬ。また、いずれ同じようなことに・・・
水野信元
お前らほんと、馬鹿正直じゃの。方便じゃ。方便。

信長(岡田准一)は、和睦は形だけして兵が解体した後に攻め込めというのが指示でした。家康は、卑怯な戦いはしたくなかったが背に腹は代えられない状況でした。

しかし、本多正信はその作戦に気づいていました。そのため、アドバイスします。

本多正信
罠じゃ。和議を結んで兵を取り上げ、一揆を沈めた後、丸裸になった寺をつぶす。謀反人には、後から必ず厳罰がくだる。上人さま、騙されてはならぬ。
空誓上人
そうじゃろうな。この子らに言うのか。あんた死んでこいと。わしは言えん。この子らを守りたかったんじゃ。この子らの暮らしを。みなすまん。この空誓、どえらい過ちを犯してしました。わしのせいじゃ。すまん。すまんのみんな。

永禄7年(1564)の春、家康は空誓(市川右團次)と和睦しました。

空誓上人
お殿様、わしの目を見て寺は元通りにすると言ってくれんか。
徳川家康
元通りにいたす。

このことで、一向一揆は終結を迎えました。そして、吉良義昭(矢島健一)と松平昌久(角田晃広)も鎮圧しました。

夏目広次は家臣の多くの嘆願により不問にしました。

松平家康
夏目広次、そなたには多くの家臣より嘆願を受けておる。不問にいたす。
夏目広次
殿・・・

家康は、本證寺に行くと本多正信はどかっと座っていました。

松平家康
お主のことじゃ、わかっておるであろう。初めから寺を元に戻す気がないことを。
本多正信
かんしんしております。お人よしだった殿が、したたかになられた。
松平家康
なぜ、弁明に来ぬ。銭のためでない。謀反する気もなかった。ただただ、御仏のためだと。そういえば、わしが皆を説得して・・・
本多正信
私は、殿を殺そうとしたのですよ。その私を許してはさすがにまずいでしょう。それに、過ちをおかしたのは、殿だからです。民が仏にすがるのは現世が辛いからです。自分の役目を果たさず、民の救いの場を奪うとは何事か。このおおたわけが。
松平家康
悔いておる。だが、この国を建てたおさなければならぬ。そのために、わしは前に進む。本多正信、三河から追放とする。二度と戻ってくることは相ならぬ。
本多正信
長年の御恩、心よりお礼申し上げます。時に殿、まがいなりにも寺を元に戻すという約定を交わした以上、取り壊すには何らかの理由がいりまする。
徳川家康
頭を悩ませておる。
本多正信
寺があった場所は、元の元はのっぱらなり。元に戻すでいかがかな。

 

家康は、瀬名と一緒に岡崎城から城下を見下ろしました。

松平家康
わしは愚かなことをした。わしが守るべきは、民と家臣であったというのに・・・
瀬名
ならば、これから成し遂げましょう。厭離穢土、欣求浄土・・・汚れたこの世を浄土に。
松平家康
そんな大それたこと、できるのかの。このわしに。
瀬名
できるような気がします。なんとなく。

その頃、千代(古川琴音)は武田信玄(阿部寛)のところにいました。

武田信玄
存外早く、一揆を治めたのう。そなた、松平家康をどう思う?
千代
才は、織田信長に遠く及ばず。私がこれまで見た将の中で誰よりも肝が小さく、ただし、そのことをご自身が理解しております。
武田信玄
それは、面白いのう。
千代
はい。面白い御方にございます。

どうする家康第9話のネタバレ,あらすじはここまで。どうする家康第10話のネタバレ,あらすじにつづく。



どうする家康第9話の感想

どうする家康第9話のあらすじでは、家康が一向一揆を治めるというストーリーでした。織田信長からのプレッシャーにより、和睦しました。

本多正信は、幼い頃に生き別れた「たま」が信仰を深くする理由だったんですね。だから、本證寺の軍師をかってでた。

 

一向一揆をおこしてやろうとしたわけではなく、苦しんでいた「たま」が現世より、死んだ方が極楽浄土に行けるとの発言をしたことが影響したんだと思います。

とはいえ、家康は殺そうとした本多正信を切腹させませんでした。このあたりは、信長なら絶対にしない選択だなって思います。

 

家康は、まだまだ頼りない主ですが、瀬名がいることでその魅力はありますね。ひ弱さが今回の家康の特徴で、どこまでこの形でいくのかな?

関ヶ原ぐらいまで、この弱気な感じが続きそうな気がします。それにしても、千代は武田信玄とつながっていました。

 

望月千代は、望月盛時の妻で武田信玄の家臣なので・・・うまく潜入して、一揆起こさせた形でした。こういう不思議な感じの役は、古川琴音さん上手です。

今後、どのような形で登場してくるのか。そのあたりも楽しみですね。どうする家康第9話の感想はここまで。どうする家康第10話の感想につづく



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