べらぼう ネタバレ,あらすじ第29話「江戸生蔦屋仇討」

このページは、2025年(令和7年)のNHK大河ドラマべらぼう第29話ネタバレ,あらすじを吹き出し(会話方式)でお伝えしています

べらぼう第28話のあらすじで、佐野政言(矢本悠馬)に田沼意知(宮沢氷魚)が切られてしまいます。田沼意次(渡辺謙)は仇うちを蔦重(横浜流星)に文で知らせました。

 

べらぼうの第29話のあらすじは、土山宗次郎(栁俊太郎)から田沼意次(渡辺謙)は報告を受けるところからスタートします。べらぼうの第29話のタイトルは「江戸生蔦屋仇討」です。

べらぼう ネタバレ,あらすじ第29話

田沼意次
東作らの行方がわからぬ?

田沼意次(渡辺謙)は、土山宗次郎(栁俊太郎)から報告を受け眉間にしわをよせました。

土山
年が明けてより、やりとりが途絶えておりまして。蝦夷地をまわっているが故と思っておったのですが。東作らの協力者の商人に急ぎ使いを送ったのですが、屋敷には松前の役人の見張りがつき、もう生きてはおらぬやも。

そこに、2冊の冊子が届きます。それは、東作(木村了)が命がけで届けたものでした。坊主になりすました東作に意次が聞きます。

田沼意次
それで、これはなんだ。
平秩東作
そちらは、松前の裏の勘定を示したものでございます。こちらは、表の勘定になります。

裏の勘定は、表のものとは大きくことなっていました。

平秩東作
秘密裏に、貯えていえるのやもしれぬ。
田沼意次
でかした。でかしたぞ。東作。ようかような手を思いつき。
平秩東作
山城守のお考えにございます。
田沼意次
松本を呼べ。一気に攻め込むぞ。

意次は三浦(原田泰造)と土山に下知をくだしました。

 

その頃、蔦屋に戯作者が集まっていました。

鶴屋
蔦屋でなにかあるのか?

手代が大笑いできるネタを蔦重(横浜流星)が集めて、一番のものには吉原がついてくることをやっていると話します。

鶴屋
また、吉原を餌に。
蔦重
手ぬぐいの男を使ってね、腹がよじれるような黄表紙を作りたいんです。しばりはねえです。こいつを使うだけで。
北尾政演
美女がひょんなことから、この顔になったってのはどうです?
全交
男でもいいですよね。
唐来三和
ひょんなことから、男が一寸法師になったとか。
大田南畝
ひょんなことから、まともなことしか言えなくなるってのは。
春町
ひょんなことから、誰にも見えないように。
喜三二
そうなると、この男でてこなくなるよ。

蔦重は笑いながらいいます。

蔦重
ひょんなことからじゃなくてもいいですよ。

いつの間にか、鶴屋(風間俊介)が後ろに立っていました。

鶴屋
この方が二代目金々先生というのはいかがでしょう。金々先生は、青本を流行らせた立役者。次に流行る青本だから、二代目金々先生でいいでしょう。
蔦重
こりゃあ、別に青本がどうとかって話じゃねえんですけど。
鶴屋
書くのは、京伝先生がいいと思いますけど。
北尾政演
えっ?俺?
蔦重
話がまったくわかんねえですが。
鶴屋
ここの大当たりの黄表紙が出てないじゃねえですか。そろそろ何かヒット作が一つ欲しいと思っていたんです。地本問屋のためにも。
蔦重
ははん。京伝先生が売れると、鶴屋さんは鼻くそほじっててもお金が入ってくるって腹ですか。
鶴屋
どうです?大当たりをだすなら、京伝先生を貸しますけど。
蔦重
え?うちで京伝先生の作品を出していいんですか。
鶴屋
大当たり、お願いしますね。じゃあ、先生楽しみにしてますよ。
北尾政演
ちょいと、鶴屋さん。あの金々先生をもう一度ってなら、春町先生に頼むのが筋じゃねえですか。

しかし、春町はとぼけてみせます。

喜三二
先生がどうおっかぶせるか楽しみだな。
歌麿
この男が主役なら、政演さんがやった方が。
北尾政演
考えたのは、俺じゃねえんだけど。
蔦重
なんで、そんなに嫌がるんだよ、先生。
北尾政演
だって、荷が重そうじゃねえですか。
蔦重
じゃあ、この際鍛えましょうよ。男の背中を。

蔦重は、そういって政演の背中を叩きました。それから、1月が経過して北尾政演の原稿が出来上がります。今回は、大当たりを出さなければならないので皆で試し読みすることに。

春町
やはり、はじめは栗餅くって寝るか。
北尾政演
そこは、外せねえですわね。
蔦重
どうです?南畝先生?
大田南畝
う~ん。上々吉
蔦重
極はつかねえですか。
大田南畝
極はつけれねえですねえ。
蔦重
おていさんは、どうです?
てい
私、この話のどこが面白いかわからず。
蔦重
どっこも、面白くねえってこと?
てい
田舎から出てきたこの方が江戸で騙されるってのがどうしても気の毒で。
新之助
それに、田舎から一旗あげようと江戸にでてくるってのも。今は、飢えた流民ばっかりだ。
喜三二
確かに、若い人はほとんどみかけなくなったな。
蔦重
よし、一からやり直しましょうぜ。
北尾政演
俺、蔦重さんの言った通りやったんですけど。大枠は変えねえでって、言ってませんでした?
蔦重
言ったけど、それがよろしくないってなら変えないと。
北尾政演
でも、素人の言うことそんなにあてにしちゃっていいんですか。
蔦重
世のほとんどが素人じゃねえか。素人も喜び、通もうなるって作品にしねえと、大当たりは無理だろう。ねえ、南畝先生
大田南畝
良くはできてるが、うふふであってガハハハッじゃないっていうか。
北尾政演
俺は、降りさせてもらいますわ。俺には、荷が重いってか。すみません。
蔦重
おい待て。吉原、扇屋、花扇でどうだ。
北尾政演
扇屋には、敵娼がいますので。先輩方、あとはお願いします。
蔦重
おい待て。政演。

そういうのを春町が止めます。

春町
蔦重、ここは俺に任せてくれねえか。

蔦重は、店先で問題点を列記した紙を見て考え込んでいました。改めて、手拭いの男を見て・・・

蔦重
こいつが、二代目金々先生!

そこに、またしても鶴屋が現れていいます。

鶴屋
この絵、少し佐野様に似てますよね。近頃大明神になった、佐野様です。一度、お会いしたことがあるんですが。
蔦重
あっ、あっ、私も会ってました。あ、あれが佐野・・・
鶴屋
京伝先生と喧嘩したそうじゃないですか。何かお手伝いすることはありますか。
蔦重
鶴屋さんから見て、佐野さんはどんな人だったのですか。
鶴屋
たくさんの姉がいて、大変そうでしたね。真面目な方だったので、気の毒で。
蔦重
気の毒じゃあ、笑えませんね・・・ってことは、気の毒じゃなきゃ笑えるのか。

その頃、政演(古川雄大)は三味線の先生に入れ込んでいました。春町(岡山天音)と喜三二(尾身としのり)は政演に会いに行きます。

北尾政演
絵やら戯作やらやって、女にモテりゃそれでいいっていうか。いいもんつくるとか、大当たりとかどうでもいいんですよ。
喜三二
わかる、わかる。お前は俺かってぐらいわかる。
北尾政演
机にかじりついてなんでごめん。春町先生ほどの人は別ですよ。

すると、衝立の後ろから大量の書き損じの紙がでてきます。

春町
そりゃあ、これ以上苦労したくないよな。これだけ苦労してたら。見栄を張るな。お前も俺と同じだ。些細なことが気になり、迷い、うねり夜を明かしてしまうタイプだろう。
北尾政演
違います。俺は、喜三二さんの手合いで。
春町
違う。お前は、こっち側のもんだ。来い。
北尾政演
嫌です。行きません。

ここで、喜三二は本来のやることを思い出し春町の元に政演を押し出します。

 

その頃、江戸城本丸に幕臣たちが続々と登城していました。

田沼意次
上様、本日はこちらにお目通しお願いしたく存じます。松前家の上知に関するご裁可お願いする儀にございます。松前はオロシャとあろうことか、抜荷に手を染めあろうことか離反を企んでおります。
徳川家治
まことか?
田沼意次
残念ながら、まことにございます。

裏では、家治(眞島秀和)にはすでに知らせており、二人で小芝居をしています。

徳川家治
まことなら、由々しき問題じゃ。ここへ。

そこに、一橋治済(生田斗真)がやってきました。

一橋治済
お許しもなく、無礼つかまつります。本日、松前が上知が決されると耳にしていてもたってもおられず。此度の件、心よりお礼申し上げます。

下城した後、意次は三浦(原田泰造)と話します。

三浦庄司
もはや、松前につくのは不利と踏んで切り捨てたのでしょうか。
田沼意次
さあ、お前は俺のために動く駒といいたかっただけやもしれぬ。どうでもよいがな。俺は、なすべきことをなすだけだ。

蔦重と歌麿(染谷将太)が佐野のことを調べるためにうろうろしているところに、腹が減ったので鰻屋に入りました。

すると、喜三二、春町、政演の3人も鰻屋にいました。結局、5人で食事をとることになり、話をします。

喜三二
今、一番流行は佐野だろ。なんかネタになることはないかと思ってな。
春町
そなたらは?
歌麿
同じです。蔦重が佐野のすべてをひっくり返したらどうかって。
喜三二
ひっくり返すってどういうことだい?
蔦重
佐野の話ってのは、一切笑えねえじゃねえですか。ですから、それをひっくり返せば、笑えるんじゃねえかと思いまして。

それまで、まったく会話に参加してなかった政演は、蔦重の着想に興味をもちはじめます。

蔦重
大金持ちの一人息子として、甘い汁をすい続けたバカ旦那。二代目・金々先生がそんな奴なら苦い汁を飲まされても、みんな笑えるんじゃねえかって。
春町
背開きを腹開きにするみてえなもんだな。
蔦重
でも、どんな苦い汁を飲まされるのかってのが、イマイチ思いつかなくて。
北尾政演
それは、バカ旦那がどんな欲を持つかじゃないんですかね。
春町
じゃあ、佐野の欲ってどんなもんなんだろうな。
喜三二
俺は、浮名をあげたいけどな。

それだ!となり、蔦重と政演が顔を見合わせました。

蔦重
くだらねえ。

そういって、政演が書くテーマが決まりました。蔦重は、そのネタ集めをしていく。そのネタをもとに政演の原稿が少しずつできてきました。

ある日、蔦重は土山邸に向かった。蠟人形をつくって、それを叩く誰袖(福原遥)は別人のようになっていました。そんな誰袖と蔦重は、並んで座ります。

蔦重
花魁、待たせちまったな。これが、俺の仇うちだ。

しかし、誰袖はまるで興味を示しません。

蔦重
んじゃ、読むな。

蔦重が途中まで読んだところ、誰袖はポツリとこぼします。

誰袖
女郎・・・
蔦重
おう、女郎が出てくんだ。

女郎がでてくることで、誰袖が興味を示す。蔦重は、そう思っていました。そして、誰袖は途中から聞き入り、笑い転げました。

誰袖
ああ、おかしかった。
蔦重
俺にできる仇うちは、佐野が奪っちまったお前の笑顔を取り戻すことだってえか。つまるところ、それしかできねえなって。

こんなことで、気がすむとは思わないけど・・・人を呪うのは、やめにしねえか。このままじゃ、お前より先に志げさんが逝ってしまいそうだし。

誰袖
何度か死のうとしんしたが、いざとなると恐ろしく。けんど、雲助様のことを思うとなんとしても逝かねばと。人を呪って、わっちも呪い返されれば一挙両得
蔦重
どこまでも、お前だな。
誰袖
雲助さまは、あとをおえなかったわっちを許してくりんすかね。

意次の元にも、蔦重の本が届けられた。

田沼意次
ふん。粋な仇をうちおって。

べらぼう第29話のネタバレ,あらすじはここまで。べらぼう第30話のネタバレ,あらすじにつづく



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