べらぼう ネタバレ,あらすじ第3話『千客万来「一目千本」』

このページは、2025年(令和7年)のNHK大河ドラマべらぼう第3話ネタバレ,あらすじを吹き出し(会話方式)でお伝えしています

べらぼう第2話のあらすじで、蔦重(横浜流星)は「序」を平賀源内(安田顕)に書いてもらうことに成功し、「細見嗚呼御江戸」が完成します。

 

べらぼうの第3話のあらすじは、「吉原細見嗚呼御江戸」のお披露目が行われるところからスタートします。べらぼうの第3話のタイトルは「千客万来「一目千本」」です。

べらぼう ネタバレ,あらすじ第3話

吉原の引手茶屋は「吉原細見」ができると一定数買います。そして、常連客に配ることが通例となっていました。

そのため、発行元となる鱗形屋(片岡愛之助)が駿河屋で「吉原細見嗚呼御江戸」でお披露目が行われました。

鱗形屋孫兵衛
正月の吉原細見でございます。どうぞ、お納めください。

吉原の親父たちに好評でした。

駿河屋
極上の仕上がりですな。
扇屋
鱗形屋さん。この序の「福知鬼才」というのは、確か・・・
鱗形屋孫兵衛
平賀源内先生にございます。
大文字屋
おい、これ売れるんじゃねえ。客も増えるんじゃねえの。
鱗形屋孫兵衛
蔦重がお願いしてくれたのですよ。
駿河屋
うちの重三郎でございますか。
鱗形屋孫兵衛
ええ、吉原に客を呼びたいと必死で店や女郎も丁寧に調べてくれまして。
扇屋
おお、「改 蔦屋重三郎だ」

駿河屋(高橋克実)は怒っていることを悟られずに、笑顔でその場はやりすごしました。蔦重が蔦屋に帰ると駿河屋が物を投げてきます。間一髪よけたところに、怒声が響きます。

駿河屋
なんだこれは。俺に断りもなく。あああん。なんだ、コラ細見改重三郎って。

駿河屋の怒りに押され、蔦重は思わず尻もちをつきます。

蔦重
細見の改は続けさせて・・・
駿河屋
本屋の次は、改めか。てめえいつから本屋になったんだ。
蔦重
客は、岡場所や宿場にとられお上は取り締まってくれねえ。そうなれば、テメエでなんとかするしかないじゃないですか。
駿河屋
こんなもので、客が来ると思ってるのか。
蔦重
来ます。平賀源内の序は吉原まで、必ず客を引っ張ってきます。
駿河屋
こんなもので、客が引けるわけねえだろ

そういわれ蔦重は、殴り飛ばされます。その後、ヨレヨレになった吉原細見を蔦重が見ていると、次郎兵衛(中村蒼)が言います。

次郎兵衛
蔦重、もうそれやめとけ。な。
蔦重
客が来たら、親父さんも認めてくれませんかね。
次郎兵衛
お前、まだ懲りないの?
蔦重
だって、このままじゃ吉原が廃れるだけじゃねえですか。

「吉原細見嗚呼御江戸」は売れていました。

鱗形屋孫兵衛
細見は、よく売れているんだがな。
蔦重
こりゃあ、どういうからくりでしょう。
鱗形屋孫兵衛
源内か。ならちょっと読んでみるか。だけで終わっているのかもしれないな。

吉原細見を買って読みますが、吉原までこないという人が多かったのです。

 

この頃、田安家の賢丸(寺田心)を養子に欲しいと白河松平家から申し出がありました。過去にも同様の話がありましたが、田安家は断っていました。

田沼意知
白河松平家が賢丸様を養子に?
田沼意次
諦めきれぬようでな。なんとかならぬかと言ってきた。
田沼意知
なにゆえ、白河様は賢丸様をそこまでに?
三浦庄司
とにかく、家格を上げたいんでしょうな。
田沼意知
しかし、以前は上様までも巻き込んで断りを入れたのではなかったのか。
三浦庄司
あの時は、田安家の先代が生きておられた故、白河になどやらぬとけんもほろろで。
田沼意次
その先代も今や亡くなられ、故にもう一度仕切り直しということであろうな。

今回は、白河松平家から田沼意次(渡辺謙)に申し出があり、将軍・徳川家治(眞島秀和)から直々に養子の話をふられたことで、断りづらい状況に追い込まれていました。

 

吉原の状況は、悪化の一途をたどっていました。二文字屋の女将・きく(かたせ梨乃)は店を畳もうとしていました。

きく
もう見世を畳もうとしてるんだ。女郎なんて、売られて生きるほかにない。しかも、ここに来る子はみんな大店にはじかれる。私が手放したら終わりって思ってやってきたけど、私が手を握ってるから命をする減らしてる体たらくさ。
蔦重
女将さん、もうちょっとだけ耐えてもらえませんか。俺がなんとかする。
きく
はあ?あんたにどうにかできるわけないだろ。
蔦重
いえ、なんとかします。このままの吉原でいいわけないんで。

亡くなった朝顔(愛希れいか)がいた二文字屋を蔦重(横浜流星)はなんとかしたい一心でそういいます。

 

蔦重は、さっそく花の井(小芝風花)に協力をお願いしました。花の井は長谷川平蔵(中村準人)に文をだし松葉屋に呼びます。

花の井
女郎の絵姿を集めた入銀本を作る話がもちあがっています。なんとしても、自分が冒頭を飾りたい。

平蔵は、すぐに30両を花の井に渡しました。蔦重は、そのお金をすぐに二文字屋のきくに渡しました。

その後、蔦重は吉原のあちこちに入銀の話をしてお金を集めます。そのお金をもって吉原の親父たちの茶話会で言います。

蔦重
長谷川平蔵から本づくりを頼まれた。

吉原の親父たちはお金がかからず、出版してくれるということで大喜びです。しかし、駿河屋だけはそのことに怒ります。

蔦重
親父様、なんで、なんでそんなに頑なに。みなさまもいいって言ってくださってるわけですし。吉原にわるいことにはなりませんし。俺の話もちいと聞いてくだせえや。

怒った駿河屋(高橋克実)は、すべって階段を転げ落ちてしまいます。怒った駿河屋は、蔦重に怒って言いました。

駿河屋
出ていけ!

蔦重と唐丸(渡邉斗翔)は、駿河屋を追い出されたので二文字屋の空き部屋に泊めてもらうことになりました。

きく
河岸は、あんたの味方だからね。手伝えることがあったらなんでも言っておくれ。

蔦重はなんとしても、その本を配りたい。お金になるわけではないが、それで吉原に来たいという男が増えることをただただ期待していました。

 

蔦重は、北尾重政(橋本淳)という絵師にお願いして、入銀した女郎たちの絵を描いてもらうことにします。

北尾重政
またどうして私に女郎の絵本を
蔦重
へえ、北尾重政先生なら女郎一人一人をかきわけてくれるんじゃねえかと。実は、のりてえって女郎が120名ほどになりまして。
北尾重政
ひえ~120?
蔦重
入銀がちと集まりすぎちまいまして。こんなにかき分けれるのは、北尾先生しかいねえと思いまして。
北尾重政
見込んでくれたのはうれしいけど、同じような絵でつまらないものになるよ。
蔦重
なら先生、一人一人を花に見立てて描いてはどうですか。
北尾重政
つーんとしている女はわさびの花とか。

北尾重政も乗ってきます。

蔦重
夜さえない女は昼顔とか。

蔦重は女郎ごとに、どんな花が良いか考えます。こうして、蔦重の初めての本づくりが始まりました。そして、二文字屋の女郎たちと一緒に製本しました。

こうして、吉原からできた史上初の本「一目千本」が完成します。

蔦重
できた。できた。
きく
いいのができたじゃないかい。

蔦重は、最初に駿河屋にもっていきました。

蔦重
親父様、これ俺が初めて作った入銀本です。駿河屋に置いてもらえませんか。
駿河屋
いらねえよ。入銀もしてないし。
蔦重
そんなこと言わねえでくだせえ。客の手持ち無沙汰にもよろしいでしょうし。

駿河屋は、店の中に消えていきました。蔦重は男たちが集まりそうなところに本を置いて帰りました。その後、蔦重は松葉屋に「一目千本」をもっていきます。

蔦重
こちらは、入銀してくださった人にお渡しください。そして、こちらは新しく馴染みになった方にお渡しくだせえ。
いね
それは、どういうことだい。
蔦重
新しい客付けに使ってくだせえ。

蔦重は、他にも入銀していないところに配りました。どうしても、「一目千本」を広めたかったのです。そして、狙い通り吉原に来なければ「一目千本」は読めない本になっていました。

 

その頃、扇屋(山路和弘)が駿河屋の店の外の縁台で「一目千本」を開いていました。

駿河屋
どうぞ、いるならもって帰ってくだせえ。
扇屋
いつまで続けるんだよ。こんなくだらない喧嘩。片手間に本つくるぐらい許してやれよ。
駿河屋
じゃあ、息子が八百屋やりますっていったら許すのかい。
扇屋
重三だけ外に出さなかったのは、駿河屋を継がせるつもりだったからかい。

駿河屋の表情を見れば、答えは明らかでした。

扇屋
めったにいないもんな。知恵が回って度胸もある。誰だって手放したくないよ。どうするんだ。このまま戻らなかったら。
駿河屋
そもそも、親でも子でもない。吉原から追い出すだけだ。
扇屋
人みたいなこと言うんだよな。忘八なのに。うまい話じゃねえか。細見もこれもタダで走りまわってるんだろ。損得勘定が合わねえだろ。

とにかく店には置いておいた方がいいと思うぜ。これ。面白いから。

その後、吉原に男たちが戻ってきました。「一目千本」のおかげでした。このことがきっかけで、蔦重は駿河屋にもどることができました。

一方、花の井のところに平蔵から文が届きます。

平蔵
親の遺産を食いつぶしたから、もう会いに行けない。

蔦重はさすがに気が引けました。

蔦重
いつか返さないとな50両

吉原に大量の男たちが押し寄せたことで花の井も喜んでいました。

花の井
これで、朝顔姐さんもきっと喜んでくれてるよね。

蔦重は、笑顔で花の井の言葉にうなずきました。べらぼう第3話のネタバレ,あらすじはここまで。べらぼう第4話のネタバレ,あらすじにつづく



あなたにおススメのページ

べらぼう第4話のネタバレ,あらすじ
べらぼう公式ブックはコチラ
べらぼう,あらすじキャストまとめ



error: Content is protected !!