べらぼう ネタバレ,あらすじ第4話『「雛形若菜」の甘い罠』感想

このページは、2025年(令和7年)のNHK大河ドラマべらぼう第4話ネタバレ,あらすじを吹き出し(会話方式)でお伝えしています

べらぼう第3話のあらすじで、蔦重(横浜流星)は「一目千本」をだしたおかげもあり、吉原に男たちが戻ってきました。

 

べらぼうの第4話のあらすじは、田安治察(入江甚儀)が亡くなるところからスタートします。べらぼうの第4話のタイトルは「千客万来「一目千本」」です。

べらぼう ネタバレ,あらすじ第4話

田安家当主の田安治察(入江甚儀)が死去しました。賢丸(寺田心)は松平武元(石坂浩二)に協力をあおぎ、田安家を守るため養子に入るのを辞めることを決意します。

田沼意次
賢丸様の養子の件を断れとは?
徳川家治
治察と約したのだ。もし、自分に何かがあったときは賢丸を田安に呼び戻してよいと。賢丸がいなくなってしまうと、田安家が断絶してしまうやもしれぬ。白川松平家にお断りを入れるよう伝えてくれ。

田沼意次(渡辺謙)の内心は不服でしたが、徳川家治(石坂浩二)の命に従うことになります。

 

その頃、蔦重(横浜流星)は吉原の親父たちに女郎たちの錦絵をつくることを持ち掛けられます。

蔦重
女郎の錦絵を?
大文字屋
「一目千本」は良かったが、人出ってのは引いてくもんだ。早めに次のうまい餌をまいてはどうかにゃ。
蔦重
錦絵は、墨摺りとは比較にならないほど高いんですよ。その費用は、親父たちがおってくれるということでしょうか。
大文字屋
そんなもんは、任せておけ。

蔦重は、不安だったことから駿河屋(高橋克実)に確認しました。

蔦重
親父様、この話すすめていいと思いますか。
駿河屋
こんな時だけ俺を頼るのか。
蔦重
わかりました。この話、やらせてもらいます。

費用は、親父たちが持ってくれるというので蔦重は錦絵をつくることになります。

 

蔦重が錦絵を引き受けると、吉原の花魁たちから猛反発を受けます。吉原の親父たちは、花魁に多額の入銀を命令してきたからでした。

一晩で大金を稼ぐ花魁ですが、その実態として女郎屋から出費を課せられて借金をしている者が多い。そのため、蔦重がしたことを怒ったのです。

蔦重
俺にはさっぱりわからないんだけど。
花の井
親父たちから話があったんだよ。蔦重が錦絵をつくるから入銀しろって。しかも、一人5両も。
蔦重
5両なんてかかんねえぞ。
花の井
自分らが中抜きすることも入ってるんだろうよ。
松の井
とにかく女郎は、打ち出の小槌ではありません。やるなら、うちらにお鉢が回ってこないように考えてからにしておくれ。

蔦重は、それを聞いて途方にくれました。

唐丸
ねえ、蔦重。花魁たちって5両も払えないのかな。一晩に、10両。もっと稼ぐんだよね?
蔦重
それは、客の支払う値さ。店の取り分と店に支払う借金を引けば、ほとんど残らねえ。
次郎兵衛
稼いでも、稼いでもほとんど残らねえ。

蕎麦をすすりながら、次郎兵衛(中村蒼)は言います。

唐丸
地獄のようだね。女郎の仕組みって。
蔦重
なんかねえかね。お金を集める方法。

金策に悩んでいた蔦重は、偶然にも平賀源内(安田顕)に遭遇します。源内は炭屋をしていたころに比べて、まともな恰好をしていました。

蔦重
源内先生。どうしたんですか。今日は、みるからに平賀源内じゃないですか。
平賀源内
ちょいと本屋に用事があったからな。これ読んだか?

源内は、懐から本を出しました。

蔦重
読んでないわけないじゃないですか。「放屁論」

蔦重は、源内に着いていくと突然止まります。

平賀源内
ほれここよ。
蔦重
ほんとだ。花咲男

蔦重が目を源内に戻すと、源内は一人の女性を目で追っていました。

蔦重
お知り合いですか?
平賀源内
いや、路考髷まだいたんだなと思って。
蔦重
菊之丞さんがやって若い女性が飛びついたんでしたっけ?
平賀源内
あいつのやった髷や結び、なんでも流行っていってよ。着物もよう。それで、呉服屋も大儲けしてよ。
蔦重
これだ。すみません。俺ちょっとここで・・・先生、あなたやっぱり天下一の才です。

瀬川菊之丞をヒントにした蔦重は、呉服屋からの入銀でお金を賄おうと考えます。

蔦重
絵にする女郎に、売り込みたい着物を着てもらうんです。そうすれば、呉服屋の宣伝にもなる。この際、呉服屋に入銀させて吉原は一切お金を払わねえって話です。

そういって吉原の親父たちを説得します。

大文字屋
錦絵つくるのに、1枚いくらかかるんだっけ?
蔦重
2両で200枚すれます。
大文字屋
じゃあ、お前が呉服屋と話つけてこい。

しかし、蔦重が呉服屋に交渉に行くと反応は芳しくありません。

蔦重
親父様、頼ってもよいですか。呉服屋が乗ってきてくれねえんです。大店からすると、3両ぐらいへでもないと思うのですが。
駿河屋
菊之丞だから着物が流行るんであって、どこの誰だかわからない女郎が呉服を着てもって思ってるんじゃねえか。

どうすればいいのか悩んでいた蔦重に、錦絵で名前が通っている地本問屋の西村屋(西村まさ彦)が声をかけてきます。

西村屋
大文字屋で錦絵の話を聞いてね。うちも一枚かませてもらえないかなと思ってさ。

西村屋が一緒にやることになり、これまで断っていた呉服屋が入銀を申し出るようになります。金額を5両に上げても、呉服屋は入銀します。

そして、西村屋は絵師・礒田湖龍斎(鉄拳)を用意してくれます。

 

礒田湖龍斎が見事なまでの下書きを布袋に入れて蔦屋に置いていると、それを知らずに次郎兵衛(中村蒼)が敷物と間違えて花瓶を上にのせます。

その花瓶を猫が倒してしまいます。下絵は、濡れて台無しに。

唐丸
蔦重、試しにおいらになぞらせてもらってもいい?
蔦重
そんなもん、おめえに書けるわけねえだろ。

しかし、唐丸(渡邉斗翔)はその下絵と同じように書いていきます。すると、最初の絵とまるで同じように再現できました。

次郎兵衛
おめえ、なんでこんなことできるの。

しかし、明和の火事で唐丸は記憶を失っていました。そんな唐丸を蔦重は、抱きしめます。

蔦重
お前は、とんでもない絵師になる。俺が日の本一の絵師にしてやる。
唐丸
オイラ、絵師になるの?
蔦重
そんなこと押し付けられてもたまらないな。
唐丸
そんなことないの。うれしくて。

その言葉に、唐丸も感動して涙を流します。

 

田沼意次は、賢丸に徳川吉宗が残していた文を見せます。そこには、田安家・一橋家は跡継ぎがいないときは、お家断絶とすると書かれていました。

実は、この文書は平賀源内が偽造して作ったものでした。

田沼意次
見事なもんじゃ。

賢丸は、偽造されていることとは知る由もありません。

松平武元
あのような者の言うことなど、お気になさらないでください。堂々とお戻りにならればよろしいかと。
賢丸
さようなことをすると、後ろ指さされるであろう。なぜ、足軽あがりにここまで愚弄されねばならぬ。今に見ておれ。田沼!

錦絵が完成すると、蔦重が版元になるので「耕書堂」と印を押します。この名前は、平賀源内にもらったもので、書をもって日本を豊かにするという意味が込められていました。

駿河屋で完成披露会がおこなわれます。あとは西村屋の到着を待つだけ。そこに、西村屋が鱗形屋(片岡愛之助)と鶴屋(風間俊介)がなぜか一緒に来ました。

鱗形屋孫兵衛
皆さんに相談したき儀がありやってまいりました。どうぞ、おすすめくださいませ。

蔦重は錦絵に「雛形若菜初模様」とタイトルをつけました。あまりのキレイさにみなが驚きます。

蔦重
お気にいってくださり心の荷がおりました。今後は「雛形若菜初模様」を名うって西村屋さんと一緒に作品を作っていきたいと思います。
西村屋
皆様、今後は私だけを版元にしていただけないでしょうか。すまない、蔦重。私は定めを甘くみてたんだ。

そういって頭を下げました。

蔦重
おっしゃってる意味がよくわからないのですが。
鱗形屋孫兵衛
地本問屋の間では、仲間内に認められた者以外は版元になれないという定があってな。

地本問屋の間では、仲間内に認められた者以外は版元になれないというルールがあったのです。蔦重がかかわっている限り、錦絵を広めることができない。

蔦重
では、これを機にお仲間に入れてもらうことはできませんか。
鶴屋
そこは、どうかお察しください。

そのおかしいルールに蔦重は怒ります。

蔦重
じゃあ、後からはじめた人はどうなるんですか。後からはじめた者は、版元にはなれねえってことですか。
鶴屋
へえ。耕書堂さんが版元になることは、今後ともありませんかと。
蔦重
ふざけんな。やったの全部俺じゃねえか。そんなおかしいことありますかい。
駿河屋
錦絵を広めることが吉原のためだ。

蔦重は、そう言われて引くしかありませんでした。

蔦重
皆様、吉原のためどうか良いものに仕上げてくだせえ。

そういってその場を後にしました。

蔦重
何が吉原のタメだ。忘八が。べらぼうが。

その晩、鱗形屋(片岡愛之助)と西村屋は祝杯をあげていました。

鱗形屋孫兵衛
お前さん、中村座に入ったらどうだ。
西村屋
鱗形屋さんこそ、お芝居が上手で。いや、声をかけられたときはここまで大化けする話になるとは。それにしても、鱗形屋さんは蔦重をどうするんだい。
鱗形屋孫兵衛
俺は、あいつごと吉原を丸抱えにする計画さ。

すべては、鱗形屋の描いた通りにすすんだのでした。べらぼう第4話のネタバレ,あらすじはここまで。べらぼう第5話のネタバレ,あらすじにつづく



べらぼう第4話の感想

べらぼう第4話のあらすじでは、蔦重がつくった錦絵で「耕書堂」が版元になろうとしたところ、なれないことが判明しました。

蔦重が全部やって、考えて作ったのに自分が版元になれないことに蔦重の怒りは爆発。それでも、蔦重は吉原のために引くというストーリーでした。

 

さすがに今回の話はないですよね。確かに、西村屋が入らなければ呉服屋は入銀しなかったというのは理解できます。

実際に、蔦重が呉服屋に行ったときはまったくどうにもなりませんでしたから。なので、西村屋が一緒にやってくれたことは大きかったです。

 

しかし、段取りから何まで全部やってる蔦重が版元になれないなら、最初から西村屋が全部やるべきって話ですよね。

横からすべてかっさらわれてしまった状態です。それでも、蔦重は納得して引かなければならない。どんな世界なんやろって思います。

 

後から入ることができないビジネスなんて、発展しないように思うんですけどね。資格関連の仕事ぐらいなのかなって。そんな特権あるの。

なんか、ものすごく理不尽で蔦重が怒るのも納得です。べらぼう第4話のネタバレ,あらすじはここまで。べらぼう第5話のネタバレ,あらすじにつづく



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