べらぼう ネタバレ,あらすじ第5話「蔦に唐丸因果の蔓」

このページは、2025年(令和7年)のNHK大河ドラマべらぼう第5話ネタバレ,あらすじを吹き出し(会話方式)でお伝えしています

べらぼう第4話のあらすじで、地本問屋の間で認められない限り版元になれない決まりがあることから、蔦重(横浜流星)は錦絵にかかわれないようになります。

 

べらぼうの第5話のあらすじは、蔦重(横浜流星)が貸本屋で花の井(小芝風花)に会ってるところからスタートします。べらぼうの第5話のタイトルは「蔦に唐丸因果の蔓」です。

べらぼう ネタバレ,あらすじ第5話

花の井
そもそも、仲間じゃないと商売できないなんて当たり前のことじゃねえか。そこを見落とすなんて、トンチキもいいところじゃないか。
蔦重
どうせ俺は、トンチキのべらぼうだよ。
花の井
別に版元じゃなくても本は作れるんだろ。市中の本屋で取り扱いしてもらえないだけでさ。
蔦重
ずるいじゃねえか。後から来た者は入れないなんて。
花の井
世の中、だいたいそんなもんじゃねえか。あんただって、吉原以外の者を通報しに行ったじゃないかい。
蔦重
そりゃあそうだけど。

「嗚呼御江戸」を作った後、蔦重(横浜流星)は吉原細見の更新「改」をしていました。

 

唐丸(渡邉斗翔)が届け物をしているところ、昔の仲間と思われる男に声をかけられて脅されてしまいます。

唐丸
ただいま。
蔦重
おつかいありがとな。
唐丸
蔦重、文を預かったんだけど。
蔦重
その辺に置いといてくれ。

その文は、鱗形屋(片岡愛之助)からのものでした。

次郎兵衛
隅におけないね。誰からだい?
蔦重
鱗の旦那からですよ。俺に鱗の旦那の店の専属で「改」をやらないかって話でね。引き受ければ、作った本を鱗形屋から出版させてやる。俺は逆立ちしても、版元にはなれねえからお互いのためにそうしねえかって。
次郎兵衛
いいんじゃねえの。どんどん広めてもらえるなら。
蔦重
けど、俺がいくら本を作っても版元はおのずと鱗形屋のものになるんっすよ。
次郎兵衛
欲が出てきたってことかい。
蔦重
俺が、欲張りってことなんですかね。

蔦重は、乗り気ではありませんでした。自分がいくら作っても、それが鱗形屋のものになることが嫌だったからです。

この日、貸本屋で移動していた時に唐丸が傷の大きな男に呼ばれて話をしていました。そこに、平賀源内(安田顕)がボロボロの姿で蔦重のもとにやってきました。

蔦重
源内先生、どうしたんです?
平賀源内
蔦重、助けてくれ。
次郎兵衛
源内先生?この人が平賀源内なの?
平賀源内
とりあえず、なんか食わせてくれ。腹減った。
次郎兵衛
行きましょう。行きましょう。唐丸、店番頼む。

蔦重と次郎兵衛は、源内を蕎麦屋に連れていき事情を聴きます。

平賀源内
山の仕事でこじれてしまってな。金だしたやつに返してって怒られてんだ。
次郎兵衛
ちなみに、お金っておいくらなんです?
平賀源内
たぶん、1000両ぐらいじゃねえかな。
蔦重
1000両って、どうやって返すんですか。
平賀源内
返せるわけじゃねえじゃねえか。そもそも、山の仕事が当たれば大儲けってな博打みたいなもんだから返す義理もねえんだわ。
半次郎
じゃあ、堂々と逃げればいいじゃないですか。
平賀源内
それが人質をとられちゃまって。それで、お前さんに助けてもらいに来たってわけさ。
蔦重
俺は、金ねえっすよ。
平賀源内
チチチ・・・鉄を炭へ商売替えしてえのよ。炭なら、確実に売れるしこれまで使った施設も活用できる。
半次郎
炭なら確実に売れますしねえ。
平賀源内
そうそう。でな、炭を売りさばくために、炭屋の株を買いたいのよ。
蔦重
ん?源内さん、炭売ってましたよね?
平賀源内
さすがに山のように売るってなると、てめえで株買って問屋にならないと色々言われるからな。てなわけで、炭売り屋で株売りたい奴いない?吉原の客でそんな話ない?
次郎兵衛
ちょい、親父たちに聞いてみましょうか。

蔦重は、平賀源内と一緒に十文字屋(伊藤淳史)が紹介してくれた薪炭問屋を訪ねます。源内は、すぐに買い取る交渉をはじめました。

しかし、高額を吹っ掛けてくる売主と交渉が決裂します。源内は、いつも事業を計画して人を集め、資金集めに奔走していました。

蔦重
源内さん。いつもこんなことやってるんですか。儲け話にお金や人を集めて、大変じゃねえっすか。
平賀源内
仕方ないじゃない。自由に生きるってのは、そういうもんでさ。世の中には人をしばるものがあるじゃないか。

親とか生まれとか義理人情。そんなことを顧みずに、わばままに生きる。わがままを通してるから、きついのは当たり前だ。

そういう源内に刺激を受けた蔦重は、自分も本屋の株を買って版元になろうと考えます。

蔦重
あの源内先生。俺、本屋の株を買ってみようと思ってるんです。
平賀源内
お前さんがかい?
蔦重
はい。誰かそういう話ができる人を紹介してもらえませんか。

蔦重は、源内の紹介で須賀屋(里見浩太朗)という本屋を訪ねます。

須原屋
本屋の株を買いたい?お前さん、漢籍は読めるのかい?
蔦重
いえ、違います。俺が欲しいのは、書物問屋じゃなくて地本問屋の株で。
須原屋
地本問屋さんは「株仲間」になっていねえよ。
蔦重
じゃあ、株買って仲間内になるっていうのは。
須原屋
そもそも、そのやり方は成り立たねえってことだね。

蔦重が錦絵などを扱うのに、地本問屋になるのは株を取得しても無理だということを知ったのです。

蔦重
なんかねえですかね。俺が版元になる方法
平賀源内
もう勝手になっちまったらいいんじゃねえの?
蔦重
それじゃあ、取引できないじゃねえですか。
須原屋
まあ、まあ、まあ、どこかの本屋で奉公することじゃねえか。俺だって、暖簾分けの店だし。

須賀屋はどこかで修業することが、版元になる近道であることをすすめられます。

蔦重
はあ。

源内は、田沼意次(渡辺謙)のところを訪ねていました。

田沼意次
500両必要ということか。
平賀源内
はい。株と店、炭ができるまでのかかりを。何度も情けない限りですが・・・
田沼意次
金は、千賀道有を通して都合しておく。
平賀源内
ありがとうございます。
田沼意次
礼をいうのはこちらの方だ。山で稼ぎができれば、土地の者たちがお金を稼げる。水路ができれば商いが盛んになる。民が潤うと幕府の収入が増える。本来なら幕府が旗を振ってもいいところだ。

源内は、本来なら幕府がする事業を意次に頼まれて行っていたのです。

 

夜遅く蔦重が蔦屋に帰ると、次郎兵衛(中村蒼)に声をかけられます。

次郎兵衛
おおやっと帰ってきた。
蔦重
すみません。店を開けてばっかりで。
次郎兵衛
働きすぎた。俺、帰ってもいい。あっ最近、お前なにか高い本買った?銭箱が知らぬ間に減っているような気がすんだ。
蔦重
そりゃあ、義兄さんが使ったんじゃないですか。

蔦重は、最近の唐丸(渡邉斗翔)に少し不自然なものを感じていました。その日の仕事が終わり、床に入る前に、蔦重は唐丸に話します。

蔦重
あのよ、唐丸。鱗形屋のお抱えの「改」になることにした。えれえ本屋の話だと、働きが認められたら、のれん分けしてくれるかももしれない。当代一の絵師にする。
唐丸
おいらもそれがいいと思う。
蔦重
お前のことは当代一の絵師にするからな。お前の錦絵を鱗形屋からだすんだよ。そのうち、この絵師は誰だってなる。世の中ひっくり返る。なんだ、ガキじゃねえかって。
唐丸
なにそれ。そんなうまくいくわけねえじゃねえか。

唐丸は、喜びます。

蔦重
ところでお前、最近何か隠してねえか?
唐丸
ないよ。悩み事なんて。

唐丸は、笑ってごまかしました。

蔦重
じゃあ、なんでそんな顔してるんだ。
唐丸
蔦重がそんなこと言うからだよ。
蔦重
じゃあ、寝るか。

翌朝になり、唐丸は姿を消します。そして、銭箱は丸ごとなくなっていました。蔦重が唐丸を探している頃、唐丸は川で浪人の男と話をしていました。

唐丸は、浪人に過去のことで脅されていたのです。

唐丸
おしまいだよ。もう何もかも。

そして、唐丸は浪人と一緒に川に落ちました。

 

蔦重が店に戻ると、警察がやってきており駿河屋(高橋克実)と次郎兵衛が応対していました。警察によると、盗人の一人が水死体であがったという。

その際に、蔦屋の貸本を持っていたのです。そのため、蔦屋に盗みの手先となっていたものがいたのではないか。そんな疑いをかけられていたのです。

 

次郎兵衛が唐丸の名前をだそうとしますが、それを蔦重が上手にはぐらかしてごまかしました。

駿河屋
むこう傷と一緒にガキが川に落ちたって話もあってな。たかが痩せ浪人に調べはしないだろうが、もし唐丸が絡んでるとなると面倒なことになる。これ以上、騒ぎたてるな。

このことがきっかけで、唐丸は盗人の一味だという噂が広まります。

花の井
なんなんだいそれ。
蔦重
ああ、これ唐丸が書いたんだよ。あいつ絵うまかったんだよ。けど、それだけで・・・それだけしか知らねえんだ。あいつがどこの誰で、火事の時にあんなところに立ってたのかも。

薄々気づいていたんだよ。なんか隠してたんじゃねえかって。けど、無理やり聞くのは野暮だって。かっこつけてしまって。聞けばよかった。あんとき、無理やりでも聞いてりゃ、こうならなかった。あいつはもう唐丸は死んでいるかもしれない。

花の井
こうって?
蔦重
あいつはもう唐丸は死んでいるかもしれない。
花の井
親元に帰っただけだろうと思うけどねえ。

蔦重と花の井(小芝風花)は、事実がわからないときは楽しい空想をするように決めていました。そうやって、過酷な幼少期をお互い生き抜いてきたのです。

蔦重
いつか唐丸が戻ってきたら、謎の絵師として売り出す。お稲荷さん。どうかあいつとの約束を守らせてくれ。

稲荷神社で、蔦重は祈りました。

 

その後、蔦重は版元になるために鱗形屋(片岡愛之助)で「改」になることを決め、そう回答しました。

鱗形屋孫兵衛
うちのお抱えの改めになると。
蔦重
吉原に人が来るものを作っていけたらと思っております。
鱗形屋孫兵衛
俺は、お前さんの才能を高く評価している。お互いうまくやっていこうぜ。
蔦重
へえ。よろしくお願いいたします。

べらぼう第5話のネタバレ,あらすじはここまで。べらぼう第6話のネタバレ,あらすじにつづく



べらぼう第5話の感想

べらぼう第5話のあらすじで、蔦重がなんとか版元になれる方法はないか考えますが、難しいことを知って鱗形屋のもとで「改」をすることを決めます。

一方、唐丸は昔から知ってる浪人に脅されて、蔦屋のお店のお金を抜きました。それを何度かやることで蔦重の前から姿を去りました。そして、その浪人を押して一緒に川に飛び込みます。

 

蔦重は、あれだけ嫌がっていた鱗形屋の元で修業することになりましたね。本人は納得いかないでしょう。自分でやろうと思ったらできる。

でも、仲間じゃないから認められない。本を多くに広めることができない。命にかかわるようなものではないので、そこへの参加を認めないってのは意味わからないですね。

 

案外、勝手にやればいいっていう平賀源内の言葉が芯を食ってるような気がします。面白い本を作っていけばうまくいくかもしれません。

今と別にやることは変わらないんだから、「改」として鱗形屋に入る必要ないのにって思ってしまいました。

 

とはいえ、今回のべらぼうで一番気になったのは、唐丸がいったい何をしたのかってことです。そこは、結局闇の中のまま。

おそらく、唐丸は死んではいませんので、今後どこで再会するのか楽しみではありますね。その時に、すでに絵師になっているのか。

 

果たして、悪党になってしまっているのか。唐丸との再会が気になります。ずっと先になるかもしれませんがとても楽しみですね。

唐丸は、そんなに極悪なことをしたように思えないんですけどね。べらぼう第5話の感想はここまで。べらぼう第6話の感想につづく



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