べらぼう ネタバレ,あらすじ第6話『鱗剥がれた「節用集」』

このページは、2025年(令和7年)のNHK大河ドラマべらぼう第6話ネタバレ,あらすじを吹き出し(会話方式)でお伝えしています

べらぼう第5話のあらすじで、蔦重(横浜流星)は自分が版元になれるようにするため、鱗形屋(片岡愛之助)のところで「改」をすることを決めます。

 

べらぼうの第6話のあらすじは、蔦重(横浜流星)が鱗形屋(片岡愛之助)で「改」をするところからスタートします。べらぼうの第6話のタイトルは「鱗剥がれた「節用集」」です。

べらぼう ネタバレ,あらすじ第6話

鱗形屋(片岡愛之助)の「改」となった蔦重(横浜流星)は、貸本屋をしていると花の井(小芝風花)がやってきました。

花の井
重三、鱗形屋のお抱えの「改」になったんだって。
蔦重
のれん分けを狙うことにした。

花の井は、並べている貸本をじっくり吟味していました。

花の井
読む本がない。この辺は、一通り読んでしまったし。
蔦重
これはどうだ。青本。お前、青本はあまり読んでねえんだろ

青本は、子供も大人も楽しめるようになっており、今でいうところの「漫画」のようなものです。

花の井
「青本」つまんねえんだよな。

そこに、うつせみ(小野花梨)がやってきました。うつせみは、新之助(井之脇海)に渡してほしい文があったからです。

新之助
蔦重、うつせみが花を買っても良いとあるんだが。
蔦重
自腹で揚げ代を払うこともできるんでさ。
新之助
それは、私が払うべき金をうつせみが払うということか。
蔦重
うつせみは、そこまでしても会いたいってことですよ。それから、新之助さんに頼みがあって。おりゃ、これをもっと吉原にくるものにしたいんです。

蔦重は、新之助に吉原細見を渡して意見を求めました。蔦重は、このように会う人、会う人に知恵をわけてもらいます。

 

蔦重は、細見の「改」を鱗形屋に言います。

鱗形屋孫兵衛
どう工夫したいってんだ?
蔦重
それが、何にも思いつかないのやんす。
鱗形屋孫兵衛
細見も良いが、もっと派手な入銀ものをやってくれやしねえか。「雛形若菜」や「一目千本」みたいな。手元にお金がなくても作れて、巷で評判になるようなもんがいいんだ。とにかく、俺は派手なあたりが欲しいんだ。頼んだぞ、蔦重。

そういって、鱗形屋は出かけていきました。蔦重は、番頭の藤八(徳井優)に今の鱗形屋の状態を質問します。

蔦重
ひょっとして、店、厳しいんですか。
藤八
うちは、ついてねえんだよ。明和の大火事で蔵も焼けてしまってね。すべてのものがなくなった。だから経営は、火の車だ。
蔦重
もしかして、坊ちゃんが書物問屋って言ってるのは?
藤八
店を助けるためだよ。旦那様は、お前さんの才を高く評価してる。茶屋も大変だろうが、うちのことも一つ頼む。

蔦重は、次郎兵衛(中村蒼)にも質問をしました。

蔦重
なんかないですかね~。
次郎兵衛
俺は、本は読まねえからなあ。
蔦重
そういや、そうですね~。義兄さん、いつから本読まなくなったんですか?小さいころは、本好きだった印象があるんですけど。
次郎兵衛
赤本は、絵がたくさんあるけど、大人の本は文字ばっかりだから。
蔦重
青本は、赤本みたいに絵がいっぱいあるじゃないですか。
次郎兵衛
青本はつまらない。

同じようなことを花の井(小芝風花)にも言われたのを思い出します。

蔦重
ならば、面白い青本をつくれば義兄さんは読むんですか。
次郎兵衛
そうかもねえ。

話をしているうちに面白い「青本」を作れば売れるだろうということに気づく。

蔦重
これだ。

翌朝、蔦重は鱗形屋にかけつけます。

蔦重
おはようございます。蔦重です。

鱗形屋は、一部の者たちだけでこそこそ何かをつくっていました。慌てて、孫兵衛が出てきます。

鱗形屋孫兵衛
やけに早いじゃねえか。
蔦重
ドカンを思いついたんですけど、手伝いますよ。
鱗形屋孫兵衛
そんなのはいい。任せときゃ。

蔦重はつづけて質問をします。

蔦重
火事の前は、鱗の旦那様も随分と青本を出されていましたよね。
鱗形屋孫兵衛
青本と言えば、うちか丸小かぐらいだな。
蔦重
青本、みんなそうなんですがつまんねえって言うんです。
鱗形屋孫兵衛
つまんねえだと!
蔦重
怒らねえで聞いてくだせえ。本好きの女郎も本嫌いな男もつまんねえって口をそろえて言うんですよ。だったらですよ、だったらとびきりの青本を作ればあのつまんねえはずの青本が面白れぇってならないですか。
鱗形屋孫兵衛
理屈はわかるが・・・
蔦重
とびっきりの青本ってどんなもんってなりまさあね。それで、青本を読み返したんです。青本って、今じゃないんですよ。わかりきった昔話みてえで。

もっと江戸っ子が楽しめるものにできないでしょうかね。青本なら、作るのにお金もそんなにかかんねえし。

鱗形屋もその意見に賛同します。

鱗形屋孫兵衛
まさか、てめえにそれ言われるとはねえ。いいじゃねえか。二人でとびきりの話を考えようじゃないか。
蔦重
へえ。

 

江戸城では、老中が集まって財政の報告が行われました。

松本秀持
明和の大火前の状態まで戻ってまいりました。
田沼意次
大奥や役所に対して倹約を指導してきた結果がでたな。

それだけでなく、株仲間からの収入もありました。

松平武元
このあたりで、日光社参を執り行いたい。

日光社参は将軍家の墓参りで、莫大な費用がかかる。

田沼意次
社参でございますか。
松平武元
そもそも、大火がなければ社参が行われていたもの。ここらでな。
田沼意次
ようやく回復してきたところなのに、大きな出費はいささか。
松平武元
社参は上様の御威光を天下にしらしめるもの。上様にお伺いをたてていただきたく。

田沼意次は、将軍・徳川家治(眞島秀和)に説明をしに向かいました。

田沼意次
諸大名や旗本は借金をしている者が多く、今ここで金策させるのは過酷であると存じます。
徳川家治
来年は、先代の17回忌であり嫡男の家基も社参を望んでおる。

意次は、諸大名や旗本の署名を集めることにしました。

 

この頃、江戸で細い髷で気取るものを「金々」と呼ばれていました。蔦重と鱗形屋は、金々を登場させて青本を完成させようと一緒に考えます。

鱗形屋孫兵衛
一人悪い奴を入れるのはどうだ。
蔦重
悪い奴を入れると話が面白くなりますもんね。
鱗形屋孫兵衛
そいつは、この金々やろうを使って甘い汁を吸うのよ。

鱗形屋からの帰り道、蔦重は須原屋に寄りました。そこで、「新増早引節用集」という海賊版がでていることに、大阪の柏原屋が乗り込んできました。

 

蔦重は、それが鱗形屋で刷られている海賊版であることに気づきます。確かめようと鱗形屋で、番頭の藤八から見せてもらって蔦重は、確信しました。

しかも、奥では何やら鱗形屋と西村屋(西村まさ彦)が話をしています。

鱗形屋孫兵衛
蔦重を都合よく、飼いならしています。

それを聞いた蔦重は、鱗形屋の行く末は天に任せようと思いました。

 

一方、意次は徳川家治を説得しようと旗本や諸大名から署名を集め提出します。

徳川家治
家基は、そなたを幕府を骨抜きにする奸賊だと考えておる。このまま、家基の代になれば田沼家は真っ先に排されるぞ。

田沼意次は、そう言われて日光社参を認めざる得ませんでした。

 

蔦重は、青本のことで鱗形屋に相談に行きます。すると、そこに長谷川平蔵(中村隼人)がやってきました。鱗形屋を調べに来たのです。

大量の海賊版「新増早引節用集」を発見した平蔵らは、鱗形屋を捕まえました。蔦重も捕らえられかけます。

平蔵
そのものは、吉原の引手茶屋のものだ。

蔦重がそういわれ逮捕されなかったことから、鱗形屋は奉行所に告げ口したのを蔦重だと勘違いしました。

蔦重
自分は、鱗形屋に危険が迫っていることを知りつつ忠告しなかったんです。
平蔵
なぜ言ってやらなかったんだ。
蔦重
そりゃあ、心のどこかでは望んでたから。こいつがいなくなれば、とって変われるって。濡れてに栗、棚からぼた餅。俺は、うまくやったんですけどね。うまくやるって、こたえるもんですねえ。
平蔵
武家なんてみんな追い落としたりやってるぜ。気にするようなことじゃねえよ。せいぜい、ありがたくいただいとけ。

蔦重は、鱗形屋にかわって地本問屋をとってかわることになりました。

蔦重
鱗の旦那、ありがたくいただきやす。

べらぼう第6話のネタバレ,あらすじはここまで。べらぼう第7話のネタバレ,あらすじにつづく



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