べらぼう ネタバレ,あらすじ第9話「玉菊燈籠恋の地獄」

このページは、2025年(令和9年)のNHK大河ドラマべらぼう第9話ネタバレ,あらすじを吹き出し(会話方式)でお伝えしています

べらぼう第8話のあらすじで、地本問屋になる約束を鶴屋(風間俊介)に破られます。また、吉原の親父たちは地本問屋にバカにされたことで怒りました。

 

べらぼうの第9話のあらすじは、吉原の親父たち地本問屋と手をきろうとするところからスタートします。べらぼうの第9話のタイトルは「玉菊燈籠恋の地獄」です。

べらぼう ネタバレ,あらすじ第9話

駿河屋(高橋克実)が鶴屋(風間俊介)を蹴り落とした後、言っていました。

鶴屋
では、私たち地本問屋は吉原にはかからわらないということで。お手間を取らせて申し訳ありませんでした。

地本問屋たちが帰った後、酒の席で吉原の親父たちは怒ります。

大文字屋
そもそも、赤子が吉原に来るなって話なんだよ。
蔦重
あの、けれどそれじゃ俺が細見を作ろうが市中で売り広めてくれねえってことなんですよね。
扇屋
吉原で売ればいいじゃねえか。
蔦重
けど、それじゃあ来た客にしか広めれねえですよね。
松葉屋
これだけ来てりゃなんとかなるだろ。
蔦重
今は瀬川の名跡襲名もあって来てくれてますが、これが常とはいきませんし。もう一回、話合ってきてもいいですか。
大文字屋
ダメだ、ダメだ。何言ってんだ。あんなこと言われて悔しくねえのか。
松葉屋
あんなこと言われて、よくそんなこと思えるな。
蔦重
けど、市中と手を切ってやってけるわけねえと思いますよ。
駿河屋
そこをやってけるようにするのが、テメエの仕事だろ。

蔦重(横浜流星)は、吉原細見を作っても江戸中で売れなくなる可能性がでてきました。そうなると、吉原の客足は減ってしまうのではないかと蔦重は不安に思います。

ある日、鳥山検校(市原隼人)と瀬川(小芝風花)が親しそうに歩いているのを見ました。蔦重は、それを見て心が痛みます。

 

そんな中、吉原の親父たちのところに顔を出した蔦重は、瀬川が鳥山検校に身請けする話で持ち切りでした。

蔦重
何かあったのですか。
駿河屋
瀬川の身請けが決まりそうなんだってよ。

鳥山は、千両ものお金を支払うというのです。

大文字屋
ちくしょう、そんな豪儀な話、いつぶりだよ。
扇屋
でも、瀬川は検校でいいのか。大名や豪商といきたいところだろ。
松葉屋
俺たちも初めは引っかかったんだけどねえ。
りつ
当の瀬川はどうなんだい。
いね
それが乗り気なんだよ。裏を返せば、検校が男としていいってことさ。

蔦重は、そのことに驚いて意識が飛びそうになります。

駿河屋
どうした?重三郎!
蔦重
相談があったんですが、ちょっと出直してきますわ。

蔦重が蔦屋に帰ると、新之助(井之脇海)がきていました。蔦重は、新之助から身請けの相談をされました。

新之助
おお、蔦重。うつせみを身請けするためには、いくら必要になる?
蔦重
300両は必要かと。けど、なんでまた急に。

それを聞いて、新之助は落ち込みます。とても支払える金額ではなかったからです。

蔦重
うつせみが身請けを断りつづけ、年季が明ければ身代金が安くなり一緒になるという方法もあります。ただ、誰しも一日も早く勤め上げたいというのが本音で身請けを断わる者は、まずいない。
新之助
金のない男の恋など、幸せの邪魔なのかもしれぬな。
蔦重
そうなんでしょうねえ。

ある日、蔦重は瀬川に会いに行きました。

蔦重
身請け決まったって聞いたけど、その話を断ったりはしないか。
瀬川
は?
蔦重
実は、地本問屋と喧嘩しちまってお前がいねえと、人が引かれっと。
瀬川
こないだは、身請けして幸せになりしゃんと。
蔦重
言ったけど、こんなに早いとは・・・。それに検校で手を打つ必要はねえんじゃね。どえれえ金持ちなんはわかるけど。
瀬川
鳥山さんは素敵なお方ですよ。男ぶりも、品もあるし。
蔦重
そうは言っても目が見えねえんだぞ。お前にそんな人の世話が・・・
瀬川
お側役がおられるんです。それに、まるで目が見えてるかのようにお動きになられるあんす。
蔦重
それって、お前惚れてるってことなのか。
瀬川
かもしれないね。
蔦重
お前にどんだけいい顔してるか知らねえけど、あいつはクズ中のクズ。お上の情けをいいことに金貸しで大儲けして、この世のヒルみたいな連中よ。
瀬川
あんただって同じじゃないの。河岸のために50両とってこい。今だって、客減るから身請けをやめろって、ヒルじゃねえか。同じヒルなら、よそ様にかみついてくれる方が愛らしいってもんさ。
蔦重
すまない。後生だから行かないでくれ。俺がお前を幸せにしてえの。
瀬川
どうやって幸せにしてくれるのさ。
蔦重
それは、どうにか。
瀬川
どうにかってなんだよ。べらぼうが。
蔦重
年季明けを待って、瀬川を身請けする。必ず!
瀬川
心変わりしねえだろうね。
蔦重
俺は、てめえの気持ちに気づくのに20年もかかってるんだから、5年やそこらでかわらねえ。
瀬川
そっか。

こうして、2人で将来を誓いあいます。瀬川は、松葉屋(正名僕蔵)といね(水野美紀)に身請けのことを断ります。

瀬川
身請けの件、お断りさせてください。確か、花魁は身請けの話を金額にかかわらず断ることができたはず。
松葉屋
そりゃあ、建前はそうだけど。
いね
この間、受けるようなことを言ってなかったじゃないか。ここまで話が進んでて、いまさらなんて断るんだよ。
瀬川
それでは、私が直接お断りいたします。
松葉屋
花魁、わけを聞かせてくれるかい。
瀬川
ここで身請けを受ければ、瀬川は金で転ぶものと思われるでしょう。千両でも断ったとなれば、吉原の花魁の値打ちも上がります。次に身請けの話があれば、その分をふっかけられるでしょう。
いね
わかった。じゃあ、私から断っておくよ。

その後、松葉屋といねが話をします。

松葉屋
あれで良かったのか。
いね
あれは間違いなく、間男だよ。。
松葉屋
今まで、一度も作ったことないのに。
いね
だから、作るとしたらアレだろ。
松葉屋
今さら?
いね
とっ捕まえて、折檻でもすればわかるだろ。

いねは蔦重と瀬川が思いあっていることを知っていたからです。それは、吉原の掟に反します。そのため、証拠をつきつけて2人を別れさせようと考えました。

それから、いねは二人を監視するようになります。しかし、蔦重と瀬川も監視されていることにきづきました。

 

そのため、2人で会うのを辞めて貸本の中に手紙をはさんでやりとりを続けます。しかし、いねは瀬川に厳しくいきます。瀬川に一晩に5人もの客をつけたのです。

瀬川
こりゃまた、随分と大勢な。
いね
瀬川襲名依頼、多額の経費を使っているんだから。身請けも断ったし、ガンガン働いてもらわないとね。
瀬川
けどそれは、瀬川の安売りになりませんか。
いね
そこは案じなくていいよ。
花の井
女将さん、また4代目瀬川を作ろうとおもっているのですか。先代の瀬川も気の乗らない身請けをさせられそうになって自殺したのでは?
いね
脅しのつもりかい。私は4代目が可哀想なんて毛頭思ってないよ。あれは、松葉屋の大名跡をつぶしてくれた。迷惑千万のバカ女さ。じゃあ、頼んだよ。

蔦重は、松葉屋の離れに呼ばれます。隣で、瀬川は客と床にいました。それを察した蔦重に言います。

いね
瀬川に年季明けまでこれをつづけさせるのかい。

松葉屋は、襖を少しあけて瀬川のやっていることを蔦重に見せました。そして、視線を感じた瀬川が蔦重を見て、目を見開きます。松葉屋はそれを見て襖を閉めます。

松葉屋
客をとればとるほど命をすり減らす。年季明け前に逝くやつなんてザラな世界。今のお前にできるのは何もしないってことだけさ。

蔦重は、反論できずに悔しさをかみしめます。

 

この頃、吉原は玉菊燈籠の行事で女性客も多く訪れていました。それを利用して、瀬川を吉原から抜け出す方法を思いつきます。

その手順を紙に書いて、貸本に挟んで瀬川に伝えました。しかし、新之助とうつせみが蔦重が考えたことと同じ方法で足抜けしようとします。

 

しかし、松葉屋の若い衆につかまてってしまい、新之助はボコボコにされます。うつせみも連れ戻されて、折檻されたのです。その後、いねは瀬川に言います。

いね
人生がらりと変えることが起きる。そういう姿を他の女郎に見せるのが瀬川の役目なんじゃない。

瀬川は、通行手形の入った貸本を蔦重に返します。

花の井
このばからしい話を蔦重がすすめてくれたこと、一生忘れないよ。

通行手形は、残酷にも半分だけ残っていました。それからしばらくして、瀬川は正式に身請けを受けました。べらぼう第9話のネタバレ,あらすじはここまで。べらぼう第10話のネタバレ,あらすじにつづく



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