鎌倉殿の13人ネタバレ,あらすじ第29話「ままならぬ玉」

このページは、NHKの大河ドラマ「鎌倉殿の13人」の第29話のネタバレ,あらすじを吹き出し,会話方式でお伝えしていきます。

鎌倉殿の13人のあらすじ第28話で、梶原景時(中村獅童)は源頼家(金子大地)と袂をわけ討ち死にしました。

 

鎌倉殿の13人の第29話のあらすじは、梶原景時が亡くなりその3日後に、三浦義澄(佐藤B作)が亡くなるところからはじまります。鎌倉殿の13人の第29話のタイトルは「ままならぬ玉」です。

鎌倉殿の13人ネタバレ,あらすじ第29話

御家人たちを厳しく取り締まっていた梶原景時(中村獅童)が討ち死にしました。今後、義時(小栗旬)が北条と比企の衝突をさけるように動く必要がありました。

梶原景時が討ち死にした3日後、坂東武者の三浦義澄(佐藤B作)が息を引き取りました。その数日後、源頼朝(大泉洋)の元で仕えた安達盛長(野添義弘)も亡くなりました。

 

宿老たちが相次ぎなくなり、源頼家(金子大地)のストッパーがいなくなっていきます。

源頼家
これからは、好きにやらせてもらう。

この年、頼家はつつじ(北香那)との第2子となる男の子・善哉を産みました。その乳母夫に三浦義村(山本耕史)が選ばれました。

跡継ぎをめぐって、周囲が色めきたちます。特に、比企能員(佐藤二朗)がはっきりさせようと義時(小栗旬)に言います。

比企能員
嫡男は、一幡さまだからな。
義時
しかし、頼朝さまの意向は、つつじ殿に男の子が生まれれば・・・
比企能員
文書に記されておらぬでないか。

その頃、北条でも時政(坂東彌十郎)とりく(宮沢りえ)が後継ぎの話をしていました。

時政
善哉でも、一幡でも北条には得にならない。
りく
千幡ですよ。頼家さまの弟君。母は政子。乳母夫は、実衣と全成殿。申し分ない。

それならば、早く頼家に亡くなって欲しい。そのため、時政は全成(新納慎也)を呼び呪い殺すように頼みます。

全成
それで、誰を呪えばよろしいでしょうか。
時政
比企能員
りく
いえ、鎌倉殿。

時政が驚き・・・全成が動揺しました。

りく
命をとろうとは思ってません。しばらく、病で床に伏せていただければよいのです。

建仁元年(1201)9月、坂東は台風により大きな被害を受けました。農家は、不作で苦しんでいるのに頼家は対策をすることなく蹴鞠に明け暮れていました。

北条頼時
もっと他にやることがあるのではないでしょうか。

その言葉に、頼家は機嫌が悪くなります。そんな様子を見て、北条時蓮(瀬戸康史)が心配します。

時蓮
頼時は、鎌倉殿の側にいないほうがいい。

その時蓮は、蹴鞠がうまくなり公家とも渡り合えるほどになっていました。価値観も共通するところをもっています。

一方、比企能員は頼家を少しでも早く征夷大将軍にするように、急かしていました。

比企能員
大将軍の職にないと、御家人たちはついてこぬわ。

実際に、源頼家から御家人たちの心が離れていました。宿老たちが評定しているところに押し入り、勝手に処罰を決めるなど目に余る行為をしていました。

その一方で、頼家はずっとつつじのところに入り浸り、善哉と過ごしている時間が多くなっていました。

 

北条頼時(坂口健太郎)は、伊豆に赴いて米で揉めていた百姓と代官にどうしたものかと考えます。米はこれ以上納められない百姓。代官たちは、米を返すよ証文をつきつけます。

北条頼時
もうよい。鎌倉から代わりに米を届けさせよう。

頼時の裁定が評判になります。これを聞きつけた、源頼家は頼時を呼び褒美に、新しい名前を授けます。

源頼家
泰時。泰は天下泰平の泰だ。

頼時は、不満はありましたが褒美とあって断ることができません。

北条頼時
更なる精進をいたします。
源頼家
お前はうるさい。父のもとで励め。泰時。

義時は、頼時の気持ちが手に取るようにわかりました。頼の字は、頼朝からとったものだからです。

 

一方、全成はりくと時政に頼まれ頼家を呪っていました。実衣(宮澤エマ)が見ただけで怒られました。実衣と全成の関係は、良好とは言えませんでした。

実衣は、義時に相談します。義時は、その時に全成が誰かを呪詛していることを聞きます。そのため時政のところに行きます。

義時
全成殿は誰を呪っておられるのではないですか?
時政
誰を?

そういってとぼけます。しかし、義時が追及するとボロがでます。

時政
ばかいえ。鎌倉殿は、わしの孫やぞ。
義時
父上、すぐに呪いをやめてください。

そして、建仁2年(1202)7月、源頼家は征夷大将軍に任官しました。

 

全成は、呪いが効果がなかったことをりくと時政に責められます。そのため、次の手段をとることになります。

源頼家は指南役の平知康に跡継ぎのことを話します。

源頼家
わしは、一幡を跡継ぎにする。父上が母上と手を携え鎌倉をつくったように、せつとなら鎌倉をまとめていける気がする。私は、弱い。信じてくれるものを頼りたい。

その後、鞠を蹴って井戸に落ちました。知康は井戸に落ちてしまい、助けようとして頼家も井戸に落ちてしまいます。

義時とそこに現れた全成が助けます。

全成
さあ、つかまって。
源頼家
叔父上がいてくれて、命拾いしました。

頼家は、全成に感謝します。

 

家に帰った全成は、御所の床下にあった木人形を見せ実衣に呪いの依頼を受けた理由を明かします。

全成
お前の喜ぶ顔が見たかった。千幡が鎌倉殿になれば、私たちの立場もあがる。お前にも少しはいい思いをさせてやれる。

実衣はあきれます。しかし、呪いの効き目がなくて安堵している全成を抱きしめました。

 

夜明け御所の床下から全成が回収し忘れた木人形が一つ浮き上がっていました。鎌倉殿の13人第29話のネタバレ,あらすじはここまで。鎌倉殿の13人第30話のネタバレ,あらすじにつづく

鎌倉殿の13人の感想第29話

鎌倉殿の13人の第29話のあらすじでは、全成は時政とりくの命により頼家を呪詛しました。しかし、全成は、頼家が井戸に落ちそうなところを助けました。

そして、呪詛をやめます。そのため、人形を片付けますが最後に1つだけ残っていたのを何者かが拾うというストーリーでした。

 

最後に人形を誰が拾ったのか。それが、北条と近いのか。比企と近いのか。それが、今後の大きな流れをうむような気がしました。

今回の義時の言葉で、頼家はもしかしたら坂東武者のことを信じるようになるのかもしれません。せつが正面からぶつかったのも大きかったのかもしれませんね。

 

しかし、頼家は誰を信じればいいのか。どの人が信頼できるのか、まだわかっていないところがあるので、心配なところはあります。

義時の息子である頼時は、まっすぐでいい男なんですけど・・・はっきり言いすぎるんでしょうね。名前を泰時に変えられました。

 

証文を破ったことが気に入らなかったのかもしれません。でも、頼家も義時だけには話をちゃんとするようになってきています。

比企と北条の対立が激化する中、義時と時政の亀裂もしっかりでてきています。史実では、政子と義時に時政が追放されるので、伏線が張られています。

 

北条家でネックになるのは時政ではなく、実はりくであるところに難しいところがあります。時政であれば、義時や政子もわかるのですが、りくは思いがけないことをします。

今回の全成の呪詛についてもそうです。りくがどんな態度を今後とっていくのか。また、頼家の跡継ぎはどうなるのか。気になるところですね。

 

鎌倉殿の13人の第29話の感想はここまで。鎌倉殿の13人第30話の感想につづく。

 

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