あんぱん あらすじ第38話「蘭子の涙」感想

このページでは、NHK朝ドラ「あんぱん」の第38話ネタバレ,あらすじを吹き出し(会話方式)でお伝えしています。

あんぱんあらすじ第37話で、豪ちゃん(細田佳央太)が亡くなったことが伝えられ釜次(吉田鋼太郎)たちが涙しました。

 

あんぱんのあらすじ第38話は、のぶ(今田美桜)が帰ってくるところからはじまります。あんぱん第38話のタイトルは「蘭子の涙」です。

あんぱんあらすじ第38話

豪(細田佳央太)の死の知らせがきたタイミングで、のぶ(今田美桜)も帰ってきます。押し黙る朝田家の面々に、のぶは聞きます。

のぶ
ただいま。
蘭子
お姉ちゃん、お帰り。
のぶ
ただいま。みんな、どうしたがえ?
羽多子
豪ちゃんが、戦死したがよ。

のぶは、言葉を失いました。

 

蘭子はみんなのいるところから離れ、一人店番をしています。

天宝和尚
豪は、お国のために立派に戦ったんじゃ。おまんの弟子に立派じゃったっていうちゃれ。

落ち込む釜次に、天宝和尚(斉藤暁)や桂(小倉蒼蛙)が声をかけます。

のぶちゃんそうじゃろ。英霊になった豪に、立派じゃったっていうちゃるじゃろ?
天宝和尚
豪は、立派に戦死したがえ。そうじゃろ。のぶちゃん。のぶちゃんは、愛国の鑑じゃきんのう。
のぶ
豪ちゃんは、お国のために立派にご奉仕したがです。
釜次
そやな。本人も本望じゃろう。

その様子を蘭子は何も言わずに、ただ見ていました。

 

その日、蘭子は作業場でずっと線香を切らさないように起きていました。

蘭子
豪ちゃん、お腹すいたねえ。

のぶは、その様子を見た後にそっとパンの工場に行きます。すると、そこにいた屋村(阿部サダヲ)がのぶに質問しました。

屋村草吉
一度だけ、豪と釣りに行った。出征前に、女はいないのか豪に聞いたら、毎日会ってますだって。

あいつは本当に、お国のために死ねたって思ってるのかねえ。立派だったって言ってやらないといけないのかね。愛国の先生。

屋村は、そういってパンの工場からいなくなります。

 

翌日になり、朝田家にたくさんの人が線香をあげにやってきました。豪の名誉の戦死をみんながたたえます。のぶのクラスの児童もたくさんやってきていました。

男の子たちは、自分も兵隊になってお国のためにご奉仕したいというのです。その様子を見ていた、蘭子はいたたまれなくなってその場から立ち去りました。それをのぶが追いかけます。

 

蘭子が空き地にたたずんでいると、のぶが到着しました。

のぶ
蘭子。
蘭子
どこが立派ながよ。うちはみんなが立派やいう度に、悔しゅうて、悔しゅうてたまらん。
のぶ
豪ちゃんは、蘭子やうちの家族らこの国の人らのために戦ったんやから、立派といってあげなさい。
蘭子
どうして?豪ちゃん、もう戻ってこないのに。
のぶ
豪ちゃんの戦死を誰よりも蘭子が誇りに思ってやらんと。
蘭子
お姉ちゃん、本気でそんなこと思ってるがかえ?児童たちにもそう教えちゅうがか?男の子は、兵隊になって戦争に行きなさい。命惜しまず戦いなさい。

豪ちゃんみたいに、名誉の戦死をしなさい。戦死したら、立派やったと言いましょうって?

のぶ
そうながよ。
蘭子
そんなのうそっぱちよ。みんなうそっぱちや。うちは、立派やて思わんき。

そういった後、蘭子は走りだしました。心配した羽多子(江口のりこ)がやってきます。

羽多子
泣きなさい。思いっきり、泣きなさい。

蘭子は、羽多子の胸で泣きました。あんぱん第38話のネタバレ,あらすじはここまで。あんぱん第39話のネタバレ,あらすじにつづく



あんぱん第38話の感想

あんぱん第38話のあらすじでは、豪が戦死したことをたたえる周囲に対して、蘭子は一人それを怒りました。

姉である、のぶも同様に豪の戦死を誇るように言うので、蘭子は本気で言っているのかと怒るというストーリーでした。

 

この時代は、戦死した際にはこうやってたたえてたんですね。現代に生きていたら、蘭子のようになるのが普通です。

なんで、お国のために大好きな人が死ななあかんの?みんながそう思うはずです。でも、この時代はお国のためにとたたえる。

 

蘭子としては、耐えられないような苦しみなんでしょうね。誰も、同じ気持ちになってくれない。わかってくれない。

姉であるのぶでさえ、蘭子と同じ気持ちになってない。それでも、やっぱり羽多子は母親ですね。しっかりと、蘭子の気持ちを受け止めましたね。

 

のぶと蘭子に溝ができなければいいんですけどね・・・今後の姉妹関係にも注目です。あんぱん第38話の感想はここまで。あんぱん第39話の感想につづく



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