あんぱん あらすじ第54話「もう一度シーソーを」感想

このページでは、NHK朝ドラ「あんぱん」の第54話ネタバレ,あらすじを吹き出し(会話方式)でお伝えしています。

あんぱんあらすじ第53話で、たかし(北村匠海)は海軍小尉になっていた千尋(中沢元紀)と会いました。

 

あんぱんのあらすじ第54話は、たかし(北村匠海)が千尋(中沢元紀)と話すつづきからはじまります。あんぱん第54話のタイトルは「もう一度シーソーを」です。

あんぱんあらすじ第54話

たかし(北村匠海)が千尋(中沢元紀)は、一緒に酒を酌み交わしました。

千尋
兄貴、まあのもう
たかし
お酒飲めるのか?
千尋
ああ。大学で酒の味を覚えた。けっこう行ける口だ。
たかし
千尋、どういうことだ。俺は、てっきり京都帝国大学で勉強に励んでいるとばっかり思っていた。ちゃんと説明しろ。
千尋
卒業が半年繰り上げになって、海軍予備学生に志願した。まず、海兵隊に入りその後対潜学校に入った。
たかし
対潜?
千尋
対潜水艦のための訓練をした。駆逐艦に乗るのを4ヶ月で叩き込まれた。
たかし
駆逐艦って?なんで予備学生になんて志願したんだ。
千尋
遅かれはやかれ、兵隊にとられる。それならば・・・
たかし
なんで志願なんてしたんだよ。
千尋
みんな行くのに、一人だけ卑怯者になりたくなかった。
たかし
海軍の試験は難しいんだろ。だったら、わざと落ちればよかったじゃないか。
千尋
航空隊は落ちたよ。視力悪いだろ。でも耳は良かった。伯父さんの家でレコードたくさん聞いただろ。

千尋は駆逐艦に乗り、敵のスクリューを探知して爆雷を投下する任務につくという。

たかし
千尋、どうしちゃったんだ。お前から、爆雷を投下なんて聞きたくなかったよ。千尋は法で弱者を助けたいといって法科に行ったんだろ。あの時の千尋は、まぶしくて俺も誇らしかったよ。あの時だけじゃない。千尋はいつも自慢の弟だったんだ。
千尋
どうせい言うがじゃ。5日後に、佐世保から駆逐艦に乗るがや。もう後戻りはできん。家族やのぶさん、国民学校の子供たちを守るために立派に戦う。そのためやったら、命は惜しくない。そうや、渡したいものがある。

千尋は、父・清(二宮和也)が中国にいたころの手帳をたかしに託したのです。

千尋
伯父さんの机の引き出しから出てきたがや。兄貴は父さんのこと覚えちゅうがやろ。兄貴がお守りにもっておいた方がえいき。
たかし
いや、お守りなら千尋がもっていた方がええき
千尋
わしにはこれがあるき。

そういって見せたのは、清(二宮和也)の写真でした。

たかし
千尋、こんな写真もってたのか。知らなかった。お前のことなら、なんでも知ってると思ってたけどなあ。ありがとう、大切にするよ。

そういって、たかしは手帳をポケットに片づけました。食事が終わり、二人はいつでも店を出れる状況にありました。しかし、お互いに切り出すことができません。

たかし
なあ、千尋。久しぶりに二人でバカなことをやってみないか。昔、よく一緒に相撲をとったじゃないか。お前の得意な柔道でも、拳闘でもいい。俺は初年兵の時、殴られてばっかりだから簡単にはやられないぞ。
千尋
わしは、兄貴との殴り合いは二度とごめんだ。
たかし
じゃあ、何をする?千尋が一番やりたいことを言ってみろ。
千尋
わしは、シーソーをやりたい。
たかし
のぶちゃんもいて楽しかったなあ。
千尋
もう一度、のぶちゃんに会いたいねや。
たかし
千尋、もしかして。
千尋
ああ、そうや。わしは幼い頃から、のぶさんが好きだった。兄貴の嫁さんになるなら、諦めもついたがに。何をもたもたしよるんやが。

贈り物のハンドバッグも渡せんで。気持ちも伝えられんで、別の男にとられて。のぶさんの言うとおり、兄貴はたっすいがーのアホじゃ。

たかし
なんも言えねえ。
千尋
もし生きて変えれたら、誰にも遠慮はせん。今度こそしっかり、のぶさんをつかまえる。
たかし
彼女はもう人妻だぞ。
千尋
かまわん。
たかし
千尋・・・
千尋
この頃、伯父さんがよく言っていたあの言葉を思い出すがや。なんのために生まれて、何をしていきるがか。わからないまま終わるらあて。そんながは嫌じゃ。

戦争さえなかったら、法学の道を究められたのに・・・この戦争さえなかったら、兄貴ともっと酒を飲めたのに。

この戦争さえなかったら、母さんに親孝行したかった。この戦争がなかったら。俺は、国のために死ぬより、愛する人のために生きたい。

たかし
千尋、生きて帰ってこい。必ず生きて帰れ。生きて帰ったら、自分の人生を生きろ。
千尋
兄貴、元気で。柳井千尋少尉、行ってまいります。

あんぱん第54話のネタバレ,あらすじはここまで。あんぱん第55話のネタバレ,あらすじにつづく



あんぱん第54話の感想

あんぱん第54話のあらすじでは、たかしと千尋が再会して酒をくみかわしました。15分間ずっと2人の空間で、お互いがいろいろ話すというストーリーでした。

たかしからすると、なんで千尋が海軍に志願したというのが納得しがたかったでしょうね。法律家になりたいっていた千尋がなんでわざわざ命を落とすようなことを・・・。

 

たかしからすると、そんな思いがあったはずです。同じ帝国大学の大学生の中で、戦争反対ってのは言えなかったんでしょうね。

千尋は、本音では戦争さえなければって言ってるわけですから・・・本当は海軍に志願をしたかったわけじゃない。

 

そう思うと、世の中の空気感ってのが異常だったんだと思います。男子は全員戦争に行かなければって気持ちになるのでしょう。

千尋は、兵役検査で不合格を出すように醤油飲むとか・・・そもそも志願を実際はしないってのも方法としてあったような気がします。

 

いずれにしても、お互い悲壮感がたっぷりだったことから千尋の今後が心配になりますね。戦争で死ななければいいんですが・・・。

なんか嫌な予感しかしません。あんぱん第54話の感想はここまで。あんぱん第55話の感想につづく



あなたにおススメのページ

あんぱん第55話ネタバレ,あらすじ
あんぱん第11週ネタバレ,あらすじ
あんぱん公式ブックはコチラ
あんぱんあらすじキャストまとめ



 

error: Content is protected !!