あんぱん あらすじ第56話「没頭するたかし」

このページでは、NHK朝ドラ「あんぱん」の第56話ネタバレ,あらすじを吹き出し(会話方式)でお伝えしています。

あんぱんあらすじ第55話で、たかし(北村匠海)は中国の駐屯地で、岩男(濱尾のりたか)と偶然再会しました。

 

あんぱんのあらすじ第56話は、たかし(北村匠海)たちの部隊が治安維持活動をするところからはじまります。あんぱん第56話のタイトルは「没頭するたかし」です。

あんぱんあらすじ第56話

たかし(北村匠海)たちは、すぐに戦闘にならずしばらくは治安維持活動をすることになります。その中で、絵がうまいことから宣撫班に配属されました。

宣撫班の事務局にたかしが入ると、物々しい雰囲気になっています。兵士たちが顔や腕に傷を負っており手当をしていたのです。

たかし
敵の攻撃を受けたのですか?
粕谷
違う。今朝、騒動が起きてな。日本軍を桃太郎に見立てた紙芝居をしたのだが、煽って騒ぎを起こすものがおってな。

我々の任務は武力によらず、占領地の民を安心させることだ。それでだ、柳井。急いで次の作戦を考えなければならない。

たかし
作戦ですか?
粕谷
地元民から老若男女問わずに反感を買わない紙芝居をお前がつくるんだ。

このことから、たかしが新しい紙芝居を考えることになります。

 

たかしは、ひとまず騒ぎのあった市場に行きました。すると、地元民に睨まれ「帰れ」コールをされます。たかしの護衛兵が小銃を出そうとしました。

たかし
いいんだ。帰ろう。

たかしは、村人たちが怒っている姿が頭から離れません。そんなところに、健太郎(高橋文哉)がやってきました。

健太郎
どげんした?元気なかとね?
たかし
どこが正義の戦争なんだ。どこが正義の戦争なんだ。
健太郎
声がでかかって。聞こえてしまったら、平の兵隊に格下げされるばい。
たかし
俺たちが鉄砲担いで、やってきたのはなんのためだ。
健太郎
東洋平和のため。米英から大陸侵略を守るため。
たかし
ずっとそう言われてたけど、ここに住む人たちにとってはいい迷惑なんじゃないか。
健太郎
確かに、歓迎はされてないとね。
たかし
歓迎どころか、憎まれてる
健太郎
そりゃあ、憎まれてもしょんなかよ。俺の部隊は、民家に接収して回っとったとよ。軍のために、住んどる人ば追い出して。
たかし
健ちゃんは、俺よりずっと嫌な仕事についてるんだな。
健太郎
しょうがなかったい。それが戦争やろうもん。宣撫班の仕事はどうね?
たかし
紙芝居をつくるんだ。日本兵は原住民に悪いことはしないって趣旨の。
健太郎
好きな絵が描けるんちゃから、もっと元気だしんしゃい。
たかし
それも、すべてくだらない戦争に勝つためだから。

たかしが言っているところに週士官がやってきたので、たかしの声を健太郎が慌ててかき消すように言います。

健太郎
柳井伍長、宣撫班のお役目ご苦労様です。自分は、絵の学校を出ているので、色塗りでもなんでもお役に立てると思うのですが。
たかし
わかった。うちの班長殿に辛島上等兵に頼んでみよう。
健太郎
本当でありますか。ありがとうございます。

その数日後、班長の許可がおり健太郎(高橋文哉)も同じ宣撫班になりました。たかしは、紙芝居の原案が思い浮かばずに市場を歩きます。そこに、中国人が駆け寄ってきました。

たかし
岩男くん、康太くん。この男の子は?
岩男
この男は、リンであります。この坊主、うちで雑用をやってもらってるけど、どういわけかなついてついてきてる。

リンと接する岩男の笑顔をたかしは微笑ましく見ていました。突然、リンは「ハッキョイ」と言って岩男と相撲をとりはじめます。

その様子を見て、たかしは何かを思いついていました。すぐに、紙芝居の下書きをスタートします。傍らに置いていた手帳について健太郎が質問しました。

健太郎
その手帳は?
たかし
死んだ父親の手帳。千尋にもらったんだ。

健太郎が手帳を覗き込んで、ポツリとこぼしました。

健太郎
双生の関係?
たかし
日本とこの国は、共に歩いていくということ。幼馴染が現地の子と仲良くしているのを見て思いついたんだ。

たかしのエンジンが久しぶりにかかり、健太郎も絵筆をとりました。二人は戦地であることも忘れて、学生の時のように没頭します。

あんぱん第56話のネタバレ,あらすじはここまで。あんぱん第57話のネタバレ,あらすじにつづく



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