どうする家康 ネタバレ,あらすじ第22話「設楽原の戦い」

このページは、2023年(令和5年)のNHK大河ドラマどうする家康第22話ネタバレ,あらすじを吹き出し(会話方式)でお伝えしています

どうする家康のあらすじ第21話で、信長(岡田准一)が岡崎城の上座に座り、武田勝頼(真栄田郷敦)を倒す策を示し始めました。

 

どうする家康の第22話のあらすじは、家康(松本潤)と信康(細田佳央太)が出陣に備えるところからスタートします。どうする家康の第22話タイトルは「設楽原の戦い」です。

どうする家康ネタバレ,あらすじ第22話

岡崎城で、家康(松本潤)と信康(細田佳央太)が出陣の支度をしていました。17歳になった信康は、初々しく見えます。

立派になった信康の様子を見て瀬名(有村架純)は、嬉しい気持ちと寂しい気持ちが混在した気持ちになっていました。

徳川信康
武田の大将の首をとってきてやる。
五徳姫
頼もしゅうございます。

しかし、そんな信康に対して家康は言います。

徳川家康
信康、そなたは前にはださぬ。
徳川信康
私も矢面に立ちとうございます。そのために、日々鍛錬をしてまいりました。武田の兵にも引けをとらぬと存じまする。
徳川家康
それは、一軍の将がするべき役目ではない。信長がいかなる戦をするか見て学べ。
徳川信康
承知しました。

信康は、不満そうに間を置いて頷きました。しかし、そこに井伊万千代(板垣李光人)が口を挟みました。

井伊万千代
戦は、何が起きるかわかりません。乱戦となれば・・・
徳川信康
そうなれば、大暴れしてやるわ。
井伊万千代
わしも
徳川家康
お前は、小姓であろう。父上の太刀持ちでもしておけ。
井伊万千代
つまんねえ。
徳川家康
万千代、余計な口を挟むでない。では、行ってまいる。
瀬名
ご武運をお祈り申しております。

2人の背中を見送った瀬名は、胸騒ぎがしていました。

 

天正3年5月、長篠城では奥平信昌(白洲迅)が餓死寸前の状態で徳川軍と織田軍の到着を待っていました。そこに、3万の織田と徳川の兵がくることが伝えられます。

長篠城内では、ようやく飯が食えることにみながわきかえります。その情報は、すぐに武田軍にも入ります。

山県昌景
敵は、我らの倍か?
穴山信君
いかがなさいましょう。
武田勝頼
信長が来たか。前にでるぞ。

信長(岡田准一)が来たことで、勝頼は余計に闘志を燃やしました。

 

勝頼は、織田・徳川連合軍と向き合うような形で布陣しました。武田と織田・徳川連合軍の決戦を迎えようとしていました。

武田軍が1万5千の兵。織田・徳川連合軍は3万の兵です。しかし、戦は一向に始まる気配はなく、雨が降り続いていました。

 

2日間、にらみ合ったままで動かない状況に長篠城では、戦がはじまらないことに苛立っていました。それは、武田軍も同じことを思っていました。

山県昌景
なぜ、攻めてこん。
穴山信君
馬防ぎの柵をこしらえてるばかり。南北にずらっと。
山県昌景
余程、我らが怖いのか?三方ヶ原のことがあるからな。
穴山信君
信長は何を考えておる?

勝頼は、その様子を聞きながら信長の本陣をにらんでいました。

 

武田陣営だけでなく、戸惑っていたのは家康たちも同じでした。誰も柵づくりの真意を聞かされてなかったからです。

徳川信康
信長殿は、いったい何を考えておるんだ。
井伊万千代
数で優勢にもかかわらず、守ってばかり。
鳥居元忠
まるで、こっちが籠城しているようだわ。
榊原康政
要するに、徳川の戦で織田の兵を失うのが嫌なのでしょう。
本多忠勝
奴にとっては、他人事。後ろに踏ん反りかえって見てやがる。
大久保忠世
長篠城では、こうしてる間にも飢え死に者が出てるだろうに。
徳川信康
父上、進言に参りましょう。
徳川家康
よし、行こう。
酒井忠次
また、喧嘩にならぬよう。私も。

織田本陣に家康が行くと、信長と秀吉(ムロツヨシ)が囲碁を打っていました。傍らには、柴田勝家(吉原光夫)と佐久間信盛(立川談春)が控えていました。

徳川家康
信長殿、信長殿・・・
佐久間信盛
上様とお呼びください。

佐久間信盛は、耳打ちされます。それでも、家康はもう一度言います。

徳川家康
信長殿
佐久間信盛
上様!
徳川家康
信長殿、すぐに武田を追い払い長篠城を救うべきと存じます。

しかし、信長はそれでも秀吉との碁を打ち続け家康を無視します。

柴田勝家
こたびは、攻めてでず迎え撃つ作戦と伝えたはずです。
徳川信康
されど、急がねば手遅れになります。
羽柴秀吉
武田の兵は、強うごぜいますから。討ってでるのは、おっかねえがね。
酒井忠次
武田から攻めてくることはないと思います。数で劣りますので。その場合、どうするおつもりか。
羽柴秀吉
ほうじゃのう。それは、困った。もう囲まれてしまった。上様は強いのう。
織田信長
加減するなよ、猿。
羽柴秀吉
加減なんぞ、とんでもない。
徳川家康
碁をやめんか!

家康は、ついに堪忍袋の緒が切れました。

織田信長
こちらから、攻めかからん。武田を追い払いにきたのでも長篠を助けにきたのでもないのでな。
徳川信康
では、なんのために?
織田信長
碁をうちにかの。そんなに攻めたければ、徳川だけでやればよい。
徳川家康
それができるなら、やっております。
羽柴秀吉
向こうから、攻めてくる手立てがあればいいんですがなあ。徳川様ならなんかええの思いつくかもしれんな。

秀吉は、長篠の地図を広げました。家康たちは信長に背を向け、3人でひそひそ話をはじめます。そして、危険な作戦を思いつきます。

徳川家康
一策、献上いたしまする。
羽柴秀吉
策がありやすか。

地図を開けて、酒井忠次(大森南朋)が説明します。

酒井忠次
3000~4000の兵を密かに動かして、長篠の背後に入り鳶ヶ須山を・・・

言いかけたのを遮り、秀吉が言います。

羽柴秀吉
啄木鳥でございますな。そりゃあ、妙案ですわ。

啄木鳥は、武田信玄(阿部寛)が得意にした作戦で、敵軍をおびきだして別軍が攻撃する方法です。

柴田勝家
上様、この柴田勝家にその役割を申し付けください。
佐久間信盛
いやいや、この佐久間信盛に。
羽柴秀吉
いいや、この羽柴秀吉こそが。

家康は、嫌な予感がします。その予感通り、信長は家康にもいうように目で促します。家康は、しぶしぶ言います。

徳川家康
わが徳川勢に・・・

その言葉に、信長はにやりとしました。

織田信長
俺の家臣にやらすには、危険すぎる策じゃ。
羽柴秀吉
わしら、上様の家臣でよかったのう。
織田信長
家臣でない者がやるには、やぶさかではない。

信長は、家康が家臣にならないことのあてつけでした。

織田信長
言い出したからには、自信もあるんだろう?

家康はまんまと信長にはめられていました。信長陣を離れた後に、家康は言いました。

徳川家康
くそみたいな猿芝居じゃ。

家康は、自陣に戻って誰がおとりをするのか話し合います。

徳川信康
父上、私がやります。
徳川家康
馬鹿を申せ、お前には、無理じゃ。
本多忠勝
俺がやります。
酒井忠次
夜の移動じゃ。このあたりの地を理解していないと、この役目は無理じゃ。これは、わしの役目じゃ。
徳川家康
死んではならんぞ。

みなが口々に酒井忠次(大森南朋)のことを心配します。その晩、みなが酒井忠次のことを励ますために「えびすくい」を歌いだします。数正(松重豊)のアイデアでした。

酒井忠次
死んでたまるか、えびすくい。わしゃ死なんぞ、えびすくい。

やけになって替え歌を歌いました。

 

その日の夜、武田勝頼に報告があがります。

穴山信君
敵の別兵が動き出しました。
山県昌景
背後の鳶ヶ巣山を落として、長篠を救うつもりか。
武田勝頼
と同時に、後ろから我らを押し出し、正面を突っ込ませるつもりよ。
穴山信君
敵の鉄砲は、1000を超えとると・・・
山県昌景
そんなところへ突っ込めば・・・
武田勝頼
さすが信長じゃ。
穴山信君
さすがに、引き揚げるほかにないか。後ろを取られる前に・・・
武田勝頼
そうだな。

織田陣では、なかなか酒井忠次がもたついていることが話題になっていました。

佐久間信盛
もう見破られたことでしょう。
柴田勝家
勝頼は、退くでしょうか?
織田信長
並みの将なら、退くだろうな。もし退かねば、とんでもない愚か者か、あるいは・・・

そして、酒井忠次の襲撃がはじまりました。鳶ヶ巣山はすぐに落ちました。

穴山信君
鳶ヶ巣山が落ちました。引き揚げの下知を

しかし、勝頼は引き揚げる下知をだしません。

穴山信君
急がねば、逃げ道を塞がれます。
武田勝頼
父が好きな空の色じゃ。

勝頼は、信玄に言われていました。

武田信玄
そなたの器量は、わしをしのぐ。
武田勝頼
そんなはずじゃ。
武田信玄
わしが言うんじゃ、信じよ。わしのすべてを含んだ逸材じゃ。

そして、勝頼は家臣に聞きました。

武田勝頼
父ならどうしてたと思う?
穴山信君
間違いなく、退くことと存じます。
山県昌景
信玄公は、勝ち目ない戦はしませんでした。
武田勝頼
その通りじゃ。だから、武田信玄は天下をとれなかった。手堅い勝利を100重ねようが、一の神業に及ばぬ。

勝頼は、陣をでていき大勢の兵の前にいきました。

武田勝頼
間もなく逃げ道がふさがる。ただちに退くのが普通だ。だが、このまま退いていいのか。目の前に、信長と家康が首を並べている。

このような舞台は、もうないぞ。血が騒がぬか。お前たちは、一人で敵兵2人、3人を仕留めることができる。鉄砲の球など、しょせんは石ころ。お前たちを止められようか。

一同は、雄たけびをあげました。兵たちは熱くなって、織田・徳川連合軍に向かっていきました。

 

武田勢が攻めにうってでたことで、家康たちは驚きます。

徳川家康
正気か?勝頼・・・

そこに、信長がやってきます。

織田信長
邪魔するぞ。
羽柴秀吉
ここの方が、間近でよう見えます。見物がはじまりますな。

戦は、はじまっていました。

織田信長
信康よ、なんのためにここに来たのか。教えてやる。武田を追い払うためでも、長篠を救うわけでもない。俺は、武田を滅ぼしにきたんじゃ。

信康と家康は息をのみました。

織田信長
よく見とけ、これがこれからの戦よ。
羽柴秀吉
面白いように死んでくわ。

秀吉は愉快そうに言いました。

徳川家康
何丁鉄砲を用意してるのですか?
羽柴秀吉
3000でごぜえます。
徳川信康
3000・・・
羽柴秀吉
もはや、兵が強くとも戦に勝てん。最強の武田兵も虫けらのごとく死んでくわ。ひゃひゃひゃ
織田信長
やめんか。

そして、最強の兵の最後を見届けて信長がこぼしました。

織田信長
武田勝頼、みごとなり

そして、秀吉は家康にささやきます。

羽柴秀吉
本当に、臣下とならんでよろしいのですか?

家康と信康は、信長のやり方を見て言葉を失いました。

徳川信康
父上・・・これが戦でございますか?
徳川家康
これは、戦ではない。なぶり殺しじゃ。

戦場には、武田軍の死体が並ぶ中、武田勝頼は、信君(田辺誠一)を傍らにおいて戦地を後にしました。戦に勝利した徳川軍と織田軍は、岡崎城に戻りました。

佐久間信盛
勝頼は取り逃がしましたが、これで武田は力を失っていくでしょう。
織田信長
なれば、われらにとって最も恐ろしい敵はどこになる?
佐久間信盛
相模の北条、越後の上杉、陸奥の伊達・・・。
織田信長
佐久間、ついてこれんものは置いてくぞ。お主はわかっておろう。

信長は、秀吉のことを見ました。

羽柴秀吉
猿の脳みそでは、到底わからないことで・・・
織田信長
五徳、お主はどうじゃ。わかっておろう。
五徳姫
え?

一方、徳川家では信長にひれ伏すこと。臣下にはいることを決めようとしていました。

石川数正
いずれこうなることは、避けられんことだったのかもしれん。
大久保忠世
我らの殿は、ようやってこられた。
鳥居元忠
そうじゃ、なんもかわらん。殿がどこの殿を殿にしようと、ワシらの殿は、殿だけじゃ。

そして、家康は瀬名と信康と話します。

徳川家康
すまん、瀬名。わしは、信長殿にしたがう。
瀬名
そうでございますか。
徳川家康
今川の出であるそなたにとって、織田の臣下になることは耐えがたいことだろう・・・
瀬名
お家の安泰が一番でございます。

信康は、うつろな目で聞いていました。

徳川家康
信康も承知してくれるな。
徳川信康
もちろん承知しております。これからは、織田様のところで励みましょう。

信康の様子がどこかおかしいことに、瀬名は気づいていました。そして、家康と信康は信長の前でひれ伏しました。

織田信長
徳川家康、岡崎信康、我に仕えることを許す。
羽柴秀吉
納める銭や取り決めは、追ってきめましょう。2人には、とにかく働いてもらいます。まずは、武田を確実に滅ぼして。相模の北条、越後の上杉、陸奥の伊達。まだ敵は多くございますので。
織田信長
武田勝頼は、決して侮るな。あれは信玄を超える器ぞ。息の根をとめろ。

その後、武田にとられた遠江の二俣城を信康の活躍によって取り返します。信康は、これまでと人が変わったように好戦的になっていました。

武節上攻めでは、信康が自ら槍をもって敵兵を蹴散らしました。

徳川信康
ひるむな。蹴散らしてすすめ。

その様子を岡崎で語る信康。家康は、そんな信康の活躍をほめたたえます。しかし、瀬名はそんな信康の変わりぶりを心配していました。

その晩、信康は夢を見ました。大勢の武田兵が突撃してくる夢です。鉄砲で撃ちますが、撃たれても、撃たれても向かってきます。

 

悪夢にうなされ、信康は目が覚めます。それを見て、五徳(久保史緒里)も思い出していました。

織田信長
今後、われらがもっとも恐れるべき相手は徳川じゃ。この家の連中をよく見張れ。変な動きを見逃すな。
五徳姫
はい。

五徳は、そう返事するしかありませんでした。

 

その日の深夜、瀬名が築山でねていると、信康がやってきました。

瀬名
いかがした?信康?

よく見ると、信康は泣いていました。

徳川信康
母上・・・
瀬名
泣いておるのか?

瀬名は、不安にかられました。どうする家康第22話のネタバレ,あらすじはここまで。どうする家康第23話のネタバレ,あらすじにつづく



どうする家康第22話の感想

どうする家康第22話のあらすじでは、織田・徳川連合軍は武田に勝利しました。織田の鉄砲で、史上最強と言われた武田の騎馬を撃破しました。

そして、家康は織田の軍門に下ることを決めました。信康は、織田の戦を見て精神的におかしくなっていました。

 

織田信長はやっぱり怖いですね。鉄砲を3000丁もっていたら、どんなに強い軍隊でもどうにもならないですよね。

騎馬にしても、槍にしても突っ込むことが目的です。しかし、そこに鉄砲が待ち構えていたら、ただただ撃たれるだけです。

 

家康がなぶり殺しって言いましたが、ものすごく的を得た言葉だと思いました。こんな戦を見ると、戦いにいくのが怖くなりますよね。

だから、信康もおかしくなったのかもしれません。家康はまだそういったことを許容できる年齢になっていますが、信康はまだ若い。

 

そういった刹那を受け入れることができなかったのではないでしょうか。瀬名が心配することが、最もだと思いました。

それにしても、信長はすごすぎです。危険なところに徳川をいかす。そして、自分は鉄砲隊に任せて高みの見物です。

 

勝ちを確信してないとできないことです。信長の強さを感じました。どうする家康第22話の感想はここまで。どうする家康第23話の感想につづく



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