べらぼう ネタバレ,あらすじ第17話「乱れ咲き往来の桜」

このページは、2025年(令和7年)のNHK大河ドラマべらぼう第17話ネタバレ,あらすじを吹き出し(会話方式)でお伝えしています

べらぼう第16話のあらすじで、平賀源内(安田顕)が獄中で亡くなりました。蔦重(横浜流星)は今後も本を出し続けることを誓います。

 

べらぼうの第17話のあらすじは、耕堂書の店先は大賑わいのところからスタートします。べらぼうの第17話のタイトルは「乱れ咲き往来の桜」です。

べらぼう ネタバレ,あらすじ第17話

今日も耕堂書の店先は大賑わいで客がやってきています。市中では、吉原の本をうっていないためです。

客足は伸びていたことから、りつ(安達祐実)や次郎兵衛(中村蒼)も手伝いにやってきていました。

蔦重
すみません。追加を刷っているところで。

女性客の対応をしていた、蔦重は「細見を急ぎますって言ってください」と求められます。

蔦重
細見を急ぎます。

蔦重(横浜流星)がそういうと、キャーって黄色い声がわきます。本重との名前で、芝居に蔦重が登場していたから、そのセリフに歓声がわいたのです。

市中では扱わない本屋のため、蔦重の営む耕堂書が人気になり知名度が急上昇していました。本を買ったら、そのまま吉原に行くという人もおり、良い循環ができていた。

いね
りっちゃん、助っ人が来たよ。
蔦重
ありがた山でございます。

いね(水野美紀)とふじ(飯島直子)がやってきて、集まっている客をさばいて蔦重に言います。

いね
いい加減、人入れたらどうだい。
蔦重
ねえ、俺もいい加減もどってきてくれねえかって思ってるんですけどね。
いね
誰にだい。
蔦重
唐丸に決まってるじゃないですか。
いね
生きてるわけないだろ。

一方、江戸では田沼意次(渡辺謙)が家基(奥智哉)が亡くなったら誰が得をするのか。それを考えていました。さっそく、一橋家当主・治済(生田斗真)に質問に行きました。

一橋治済
辞退させてください。
田沼意次
次の西の丸様になるのは、なんとしても辞退したいと?

意次は驚きます。清水家当主・清水重好(落合モトキ)と同じ意見だったからです。家基が亡くなって、徳をするのは一橋家と清水家と意次は考えていのたです。

田沼意次
しかし、何かあったときのための御三卿でございましょう。
一橋治済
上様にもうひとつ頑張ってもらってはどうだ?実の子には、どうしたってかなわんし。

屋敷に戻った、意次は三浦(原田泰造)に打ち明けます。

田沼意次
将軍には、誰もがなりたいと思っていたが俺がおかしいのか。
三浦庄司
高貴な人の考えることはわかりかねますねえ。

意次が御三家、尾張、紀伊、水戸には西の丸になる男の子がいなかったのです。そのため、一橋家も清水家もゆっくりと刻を待っていたのです。

その頃、飛ぶ鳥を落とす勢いの蔦重でしたが、問題が発生していました。

蔦重
うちの仕事ができないって、どういうことですか?
四五六
脅されたんだよ。市中のものに。耕堂書から仕事受けたら、今後市中からの仕事がなくなると思えって。

裏で手をまわしてるのは、地本問屋の鶴屋(風間俊介)と西村屋(西村まさ彦)でした。

四五六
まあ、この直しぐらいはこっそりやってやるけどよ。
蔦重
どれも、こっそりとやってもらうわけには・・・
四五六
バカヤロー。早く市中と手打ちしやがれ。べらぼうめ

蔦屋に戻った蔦重は、その話を次郎兵衛と留四郎(水沢林太郎)にします。

次郎兵衛
違うところに頼めばいいんじゃねえの?彫師なんて、いくらでもいるだろ。
蔦重
腕に、相当な開きがあるんですよ。腕がいい人は取り合いの状況で。
留四郎
彫師の腕がよくないと、せっかくの作品が台無しになりますもんね。
次郎兵衛
じゃあ、手打ちするってのはできねえの?
蔦重
今の状況で引くってのも面白くねえよなあ。そもそも、吉原の親父たちが許してくれるとも思えねえ。

そこに、蔦重を呼ぶ声がしました。

次郎兵衛
新之・・・

留四郎が慌てて口をふさぎます。

新之助
立派になったな。蔦重。かような店までもって。
蔦重
借金だらけですけどね。源内先生のことって?
新之助
手を合わせに参ったのだが、まだお墓もないのだな。
蔦重
今、どうやって暮らしてるのですか
新之助
源内先生の伝手で、ある村の百姓をな。
蔦重
百姓?
新之助
おかしいか?
蔦重
駆け落ちした後に、まっとうな仕事をしていると思いまして。
新之助
江戸に出ていく者も多くて、働き手がたりないことから身分のことなど言われることもなく。「おふく」も性にあうのか楽しそうにやっておる。うつせみの元の名は「ふく」というのだ。
蔦重
しっくりきますね。それで、女房に江戸土産ですか。

蔦重は、新之助(井之脇海)の大荷物について話します。

新之助
恥ずかしながら、あまり余裕があるわけではないので江戸に行くならと頼まれた本だ。蔦重のところでも、何か買って帰りたいのだが。
蔦重
ありがた山です。何買ったか見せてもらえますか。
新之助
おお。

新之助が買っていた本は、青本や洒落本の他に往来物が10冊以上ありました。新之助が読み書きそろばんを村の子どもたちに教えていたからです。

新之助
学がないと商人と役所にやられてしまうからな。
蔦重
源内先生も喜ぶだろうな。あの・・・本は村にどのように届くのですか?
新之助
行商の者に頼んだり、市に古本がでたり貸本もたまに。
蔦重
江戸の本屋には流れていねえってことですか。

蔦重が頭をフル回転させます。

 

蔦重は往来物をやろうと考え、吉原の親父たちに説明します。

大文字屋
お前、往来物なんてどこの本屋でもやってんだろ。それに、往来物は大きな利益になんねえだろ。
松葉屋
今さら、そんなもんやってどうすんだよ。色里の本屋が手習いの往来物ってのは、いくらなんでも相性悪くねえか。
蔦重
けど、往来物は一度板をつくるとつくりかえる必要がない手堅いものでさ。もっておいて損はねえって思うんです。
大文字屋
だから、もうとっくにそろってんだろ。今さら作っても、売り先もねえってんだろ。
蔦重
一つだけ、勝ち筋を思いついたんで。そのためには、どうしても親父様たちの助太刀がいるんで。

蔦重は頭を下げました。

扇屋
この話、町役としてはどうかね?
りつ
町としては、賛成だね。

りつ(安達祐実)が賛成してくれたことで、吉原の親父たちも協力してくれることになります。駿河屋(高橋克己)が越後の豪農・長谷川を紹介してくれた。

駿河屋
庄屋をやってて、顔がきく。しかも、江戸で遊んでることを自慢したがるタイプだ。
蔦重
願ったりかなったりですわ。

蔦重は、駿河屋の宴席でさっそく長谷川に挨拶をしました。

蔦重
耕堂書という本屋をやっております蔦屋重三郎です。お近づきにこれを

蔦重は、長谷川の好きな本をプレゼントしました。そして、農業に詳しいので「耕作往来」の改善箇所を教えてもらいます。

信濃の豪商・熊野屋には、「商売往来」の改善箇所を教えてもらいます。こうやって、少しずつ往来物を作る準備が着々と進んでいました。

 

その頃、田沼意次は寺の一室で家治(眞島秀和)と会っていました。

徳川家治
将軍を継ぐ男子がおらぬとは?
田沼意次
一橋家、清水家が辞退されて、御三家にはふさわしい男子がおらぬという有様で。
徳川家治
そんなことがあり得るのか。
田沼意次
不思議ではございますが、かくなるうえは上様に子をもうけていただくのが最善かと申します。
徳川家治
余がこの歳でか。

次の瞬間、高岳(冨永愛)が女性を連れてやってきました。その中に、御台に似た者が存在しました。

徳川家治
高岳、この者は?
高岳
亡き御台様の遠縁になります。
鶴子
鶴子にございます。
徳川家治
そうか、いやよう似とるの。

家治は、すっかり心をもっていかれました。

 

田沼意次
それにしても、あれだけ御台様に似てる人をよく見つけましたね。
高岳
京に話をもっていくと、すぐに見つけられまして。目星をつけておったのかもしれませぬ。

それを聞いて、意次は「はっ」とします。西の丸を狙ってるのは、京の誰かではないかと感じたのです。

 

会所に集まった市中問屋たちの話題は、蔦重が「往来物」を扱いはじめるということで持ち切りでした。

西村屋
今さら、どこに売るつもりなんだ?往来物なんて。
鶴屋
女郎屋往来なんてつくったりして。
鱗形屋孫兵衛
あんまりバカにしない方がいいぜ。細見の時のように、なにか新しいものをつくってくるかもしれないし。
松村屋
テメエがやられたからってなあ。

そこに、奥村屋(関智一)がやってきて四五六(肥後克広)に誰か注文をしたか質問します。奥村屋は、忙しくて断られてしまったという。西村屋と鶴屋は慌てて四五六のところに飛んでいきました。

西村屋
耕堂書の板をやらないで欲しいってお願いしましたよね。
四五六
いいですよ、今後俺に頼まなくて。耕堂書が毎年20両払うって約束してくれましたから。
鶴屋
20両!?
西村屋
あいつ、いったい何冊だすつもりなんだ。
鶴屋
だから、往来物なんですよ。往来物は、ざっと100種類はある。足りない分は往来物で埋めようと考えているんじゃないか。そうすれば、損することはないって寸法だよ。
鱗形屋孫兵衛
もってないことを逆手にとったってことか?
鶴屋
守りだけでも固めましょう。往来物を売って、売って、売りまくりましょう。

四五六は、持ち前の腕を存分に発揮してくれました。作と挿絵は、北尾重政(橋本淳)が担当してくれます。

四五六
恩にきろよ。往来物は、字をきれいにだして長持ちしないといけないからな。
蔦重
ありがてえ。俺は、これを死ぬまで使いまさ。
四五六
貧乏くせえ。5年使ったら、作りなおしにきやがれ。べらぼうめ。まあ、先のことはさておき、おめえ売れるあてはあんのか。市中の者は、目の色変えて往来物を売ってるってきいたぜ。
蔦重
ご案じてくださるんで。
四五六
おめえってより、こいつをよ。俺が掘った本は、娘みていなもんじゃねえか。うちの娘だけが見向きもされねえなんてさあ。
蔦重
四五六さん。この子には、この子を娘のように可愛がる親父がたくさんいるでさ。

そんな親父とは、越後の豪商・長谷川や信濃の豪商・熊野屋でした。かかわった人たちは、自慢したいし勧めたいと思うのが人情です。

そうして、味方になった人たちが加速的に売り先を増やしてくれる。蔦重は、市中に縛られない販路を独自に開拓していったのです。

 

ある日、蔦重は新しい販路の開拓を図面を起こして考えていました。

次郎兵衛
なにやってんだ。それ。
蔦重
次は、どこに売り広めればいいか考えてんです。
次郎兵衛
お前、なんか変わったなあ。前から、策士なところはあったけど。
蔦重
俺は、いろんな人に助けられたと思ってるんですわ。俺がその人たちを助けられたかっていったら・・・俺には、耕堂書を日本一の本屋にするしかないんですわ。恩に報いるには。

次郎兵衛は、蔦重が人に助けられる理由がわかっていました。次郎兵衛は、三味線で下手な歌を歌いました。

その頃、会所に集まって地本問屋たちが蔦重の噂をしています。

西村屋
やつが売り広めてるのは、地方の町や村で市中においてはさほど広まらなかったようだよ。

しかし、その後にやってきた丸屋が師匠連中をごっそりもっていかれたことを打ち明けます。地本問屋のメンバーも一気に不安になります。

鶴屋
得意先、作者、絵師が決してあっちに流れないようにしましょう。鱗形屋さんも春町先生たのみますよ。
鱗形屋孫兵衛
へえ。

鱗形屋も返事はしたものの、喜三二や四五六などのように蔦重に流れるものも少なからずいることを理解していました。

その頃、蔦重は青本を読みふけっていました。

ふじ
これは、片付けなくていいかい?
蔦重
はい。このままで。引っ張ってこれる青本の作者探してますので。

ふじ(飯島直子)はポツリといいます。

ふじ
松泉堂
蔦重
それ、西村屋ですよ。
ふじ
西村屋が描いているのかい?
蔦重
それぐらい人手不足なんですよ。
ふじ
これ、絵は重政先生かい?
蔦重
違います。北川豊章・・・

そう言いかけて、蔦重は何かを閃きます。豊章の描いた絵を見比べます。

蔦重
これもしかして・・・

蔦重の頭に思い浮かんでいたのは、唐丸(渡邊斗翔)でした。べらぼう第17話のネタバレ,あらすじはここまで。べらぼう第18話のネタバレ,あらすじにつづく



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