べらぼう ネタバレ,あらすじ第18話「歌麿よ、見徳一炊夢」

このページは、2025年(令和7年)のNHK大河ドラマべらぼう第18話ネタバレ,あらすじを吹き出し(会話方式)でお伝えしています

べらぼう第17話のあらすじで、蔦重(横浜流星)は北川豊章の絵を見て唐丸(渡邊斗翔)のことを思い出しました。

 

べらぼうの第18話のあらすじは蔦重(横浜流星)が北川豊章を探すところからスタートします。べらぼうの第18話のタイトルは「歌麿よ、見徳一炊夢」です。

べらぼう ネタバレ,あらすじ第18話

北川豊章は無類の博打好きなので、賭場で見つかることが多い。そのため、蔦重(横浜流星)は北川豊章の出入りしている賭場に足を運びます。

北川豊章は武家くずれの50歳といったところで、蔦重の期待と違っていました。

蔦重
見込み違いだったか・・・
喜三二
蔦重、来た山だよ~
蔦重
待ってましたまあさん。

蔦重は、モヤモヤしていた気持ちを切り替え仕事の交渉に入ります。

喜三二
10作?
蔦重
へえ、次の青本はそれぐらいだしたいのでお願いします。
喜三二
いやいや、いくらなんでも10作は一人で無理よ。
蔦重
できれば、今年を上回る数だしてえんです。お願えします。
喜三二
お願いされても無理なもんは無理よ。
蔦重
じゃあ、何作ならいけますか。
喜三二
3作くらいかね。
蔦重
居続けなら、もうちょっと書けません?

居続けとは、吉原の限られた上客だけに許される女郎屋を連泊することです。

喜三二
居続けさせてもらえるのかい。
蔦重
1作ごとに女郎屋変えるってのはどうですかい。扇屋、松葉屋、大文字屋ってな具合に・・・
喜三二
まぁそれなら、10作書けます。

喜三二(尾美としのり)は満面の笑みです。

 

りつ(安達祐実)は、蔦重に聞きます。

りつ
あんた、払えるのかい?
蔦重
まぁさんで、稼ぐ分を全部突っ込む具合ですかね。
りつ
そこまでして出す意味あんのかい?青本って。
蔦重
縁起物ですからね。正月の。ここで売れれば、名前が売れるってもんで。

青本は、江戸っ子の楽しみの一つです。

 

次郎兵衛(中村蒼)が変な食い方をして蕎麦を食べているので、蔦重は質問します。

蔦重
さっきから、それ何やってるんです?
半次郎
へへへ
次郎兵衛
蕎麦、二人羽織
半次郎
次の俄で、うちも催しをやれって。
次郎兵衛
盛り上がりそうだろ。二人羽織で、蕎麦の早食い比べ。
蔦重
くだんねえ。

笑いながら、蔦重はある光景を思い出しました。それは、北川豊章のところに行ったときのことです。豊章は、二人羽織で絵を描いていた。

蔦重
まさか・・・

蔦重は、賭場から豊章の後をつけます。そして、豊章がいなくなった後に長屋の扉をたたきました。出てきた少年は、蔦重を見て一歩後ろに下がる。

蔦重
唐丸だよな。
唐丸
どなたで?
蔦重
もういいよ。記憶なくしたふりは。
唐丸
覚えてないふりって・・・なんの話ですか?

そこに、唐丸の馴染み客の尼がやってきます。仏教を広めたいわけではなさそうな尼を見て、蔦重はそういうことだと感じます。そして、つぶやきました。

蔦重
唐丸、だよな・・・

蔦重は、確信が持てなくなっていました。それでも、蔦重は尻尾をつかんでやろうと外に一晩中に潜んでいました。

唐丸
これ、あの時のか・・・

絵を拾いあげると、そうつぶやきます。

蔦重
あの時って、どの時だよ。今、あの時って言ったよな。

蔦重がわざと「雛形若菜」の1枚を置いていたのです。

唐丸
あっ、そちらさんのものですか。落ちていましたよ。
蔦重
まあいいや。ちょっと上がらせておらうぞ。

部屋の中には、絵の道具がずらりと並んでいました。

蔦重
やっぱり、北川豊章の中身はお前だったんだな。
唐丸
俺の道具じゃないですよ。
蔦重
ウソつけ。
唐丸
さっきの馴染みに、字を習ってるんで。
蔦重
お前、何があったんだよ。力になりてえんだよ。
唐丸
なんの話かわからないですけど、俺は好きでこうしてるんで。
蔦重
身を売るような暮らしがか?
唐丸
どこのどなたさんかはわかりませんげど、俺はこの暮らしが居心地がいいんです。
蔦重
お前、うちで仕事しねえ?あいつには内緒で
唐丸
しません。お引き取りください。

はっきり断られたことから、一時退散した蔦重はやさぐれた男に声をかけられます。その男の話によると、唐丸は捨吉と名乗っているらしい。

50がらみのお武家さんと唐丸は、面倒を見てやるかわりに商いをやらせてる関係であることを教えてもらいます。

 

蔦重が耕書堂に戻ると、次郎兵衛と松葉屋(正名僕蔵)が何やら話をしていました。

蔦重
すみません。お任せしてしまいまして。何かあったんですか。

蔦重は店番をしてもらっていた、ふじ(飯島直子)に聞きます。

ふじ
まぁさんの筆が止まってしまったそうで。
蔦重
えっ?書けてねえってことですか。
ふじ
そっちじゃねえんだよ。下の筆、腎虚になってしまったらしいんだよ。
松葉屋
この世の終わりみたいな顔しちまってよ。かわいそうに。

その後、喜三二は医者に診断を受けて問題ないと言われます。しばらく、休めば戻ると。しかし、それでも喜三二は落ち込みました。

蔦重は、男でも女でも体を売るのは大変だと感じます。そのことをいね(水野美紀)に質問して、自分からやりたい人もいると聞きました。

 

自分から体を売る人は、罰を受けたい人。死にたいと思っている人と教えてもらいます。蔦重は、初めて唐丸と会った時に炎のところに向かって行っていたことを思い出しました。

喜三二は、薬を静養しているとすぐに下の筆が復活しました。そのことをとても喜んだ。

 

一方、蔦重は再び唐丸のところに行きます。

蔦重
おじゃま山~

そういって部屋に入ると、すごい散らかりように唐丸は半裸の状態で倒れていました。

蔦重
おい、おい、おい。

肩をゆすって、起こすとうっすらと目をあけます。

蔦重
お前、これどうしたんだ。押し込みでもはいったのか?
捨吉
気を失ったんだと思います。荒いのが好きな客がいて。
蔦重
この暮らしが好きってのは、早く死にたいからか?あの火事の日も、俺はとんでもなく余計なことしたのか?
捨吉
そんなこと聞いて、どうするんですか?
蔦重
お前がいなくなって、俺は後悔したよ。どこの誰だかも聞いてなくて。もっとできたこともあったんじゃねえかって。また、同じ過ちを繰り返すのは嫌なんだよ。

捨吉は、いつもなっすぐな蔦重のことがまぶしく見えました。そして、蔦重に話し始めます。

捨吉
俺のおっかさんは、夜鷹で。俺をおろそうとしたけど、どうしてもおりなくて。そんな赤子だったそうなんです。だから、なんで生まれてきたんだ。

食ってくのもやっとなのにって、言われ続けてきた。まあ、周りのガキも同じような環境だったから、なんも思わなったけど・・・そこらじゃ、7つ来たら売られるんだ。

ある日、母親がつれて帰ってきたのがヤスという頬に傷のあった男です。捨吉と一緒に川に落ちて、死体で浮かびあがった人物です。

ヤスは、捨吉の母親のヒモでした。母親と一緒に殴られたり、蹴られたり。それでも、捨吉がお金を稼いでくると頭をなでてくれた。

 

そんなある日、捨吉は偶然、鳥山石燕先生と出会って先生の絵を真似していたという。そして、鳥山石燕先生に才能を認められた捨吉は、うちに来いと誘われました。

捨吉
この地獄から抜け出せるかもしれない。

しかし、それを母親が許すわけもありません。その話をしたら、殴る蹴るの暴行です。

 

それからしばらくして、明和9年の大火が起きます。家は焼け、母親は下敷きになります。逃げようとする捨吉の足をつかんだ母親は、てめえだけ逃げるなんて許さねえと話しません。

捨吉
おっかさん、人呼んでくるから、離して。離して。

そして、捨吉はこのままでは死ぬと思って、力づくで母親の手を振り払い逃げました。

捨吉
俺は、おっかさんを助けてとは言わなかった。逃げ出したかったんだ。なにもかも終わりにしたくて、だから生まれてきたのが間違いだったって。

火の方に向かおうとしたときに、蔦重に手をつかまれたのでした。

捨吉
俺にとって、吉原は最高のところだった。

しかし、その後にヤスがやってきてお前が母親を殺したって。蔦重にこれ以上迷惑かけれないと思って。そして、川でヤスと一緒に死のうと思った。

捨吉
俺を助けたいって言ったけど、助けちゃいけないんだわ。俺みたいなゴミ。早いとこ、この世から消えちまうべきなんだ。
蔦重
俺はお前のこと助けらんねえわ。だって、お前死にたいからって俺が殺しちゃあ、俺がお縄だしな。でも、お前が生きたいならいくらでも手を貸すぜ。

死んだ奴には申し訳ないけど、俺はお前が生きてて良かったとしか思わねえ。俺の役目は助ける方。それで良くねえか。

そういって手を差し出した蔦重の手を捨吉は握りしめました。

 

そして、蔦重は駿河屋の階段をいつものように蹴落とされます。

駿河屋
なんで俺が、あんな訳ありを養子にしなきゃなんねえんだ。
蔦重
今のあっしがあるのは、親父様の無慈悲な愛情のおかげ。その愛情をあいつにもわけてもらえませんでしょうか。
駿河屋
できるか。あんな訳あり
蔦重
もうなんもねえと思うんですわ。見た目は随分かわりましたし。みんな死んでると思ったますし。

そこに、ふじが紙をさしだしました。そこには、四郎兵衛と書かれています。ふじ、蔦重、駿河屋の3人がピンときました。

駿河屋
ダメだ、ダメだ、ダメだ。吉原になんかあったら・・・

そういって階段を降りてきている駿河屋に、ふじがドンと足でとうせんぼします。

ふじ
重三郎がずっと待ってた子なんだから、なにがあってもなんとかするべきじゃないかね。
駿河屋
んなこと言ってもよ・・・
ふじ
わかってるよ。あんたが重三郎も吉原も大事にしてるのは。

そして、蔦重が耕書堂に戻ると北川豊章がやってきていました。捨吉は自分のもので、ずっと面倒みてきたので、戻しにやってきたのです。

蔦重
そいつは俺の義理の弟なんで。

そういいながら、店の中に入ってきました。

次郎兵衛
義弟?
蔦重
勇助って言って、覚えてないですか。ひところ、駿河屋の養子にいた。
次郎兵衛
いた、いた。急にいなくなった。
蔦重
絵がうまいやつで。豊章先生の絵を見て、「勇助」の絵じゃねえかと思って。

それに、捨吉ものってきた。

歌麿
勇助って呼ばれると、なんか懐かしい気持ちが。
蔦重
少しずつ思い出していこうな。勇助

そして、蔦重は豊章にお礼を言います。

蔦重
今まで、義弟がお世話になりましたようで。心よりお礼申し上げ・・・

豊章はそれならば、仕事が欲しいとお願いしてきました。昨日の博打で大負けしたことから、お金に困っていたのです。のちに耕書堂で本を書くことになる志水燕十になります。

歌麿
さっそく迷惑かけちゃったね。
蔦重
なにが?こっちは、物書きを探していたんだから、飛んで火にいる夏の武士ってとこさ。
歌麿
そうだったんだ。
蔦重
でさ、勇助は勇助として・・・歌麿って名前はどうだ?
歌麿
え?
蔦重
お前の画号だ。初めは、歌丸ってつけようと思ったんだけど麿にしたら公家かと思われて話題になるだろ。

噂っていうのは、一人歩きするだろ。そしたら、麿の子じゃねえかって公家の人がやってきて、内裏の絵を頼みにきたりしてな。

歌麿
そんなにうまくいくかよ。
蔦重
俺な、お前だけじゃなく誰も助けられなかった。花魁も源内先生も。助けるなんて偉そうに言ってるけど、お前を助けることで救われるのは俺で。

歌麿、あんときの約束を守らせてほしい。俺はお前を当代一の絵師にしてえ。だから、死ぬな。俺のために生きてくれ。

歌麿
義弟が義兄さんの言うことに逆らうわけにゃいけませんね。

喜三二が書き上げた原稿は素晴らしいものに出来上がっていました。

蔦重
すげえや。どうやって、こんなふざけた話を思いついたのですか。夢から覚めたらまた夢だったって。
喜三二
一言で言うと、息子のおかげかね。
蔦重
あっ息子さんって、近頃どうなんです?
喜三二
あれから、てっきりやんちゃになっちゃって。そりゃ、放蕩息子だよ。
蔦重
そりゃあ、何よりで。次も、まぁさんよろしくお願いします。

こうして、蔦重は耕書堂を支える仲間を増やしていきました。べらぼう第18話のネタバレ,あらすじはここまで。べらぼう第19話のネタバレ,あらすじにつづく



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