べらぼう ネタバレ,あらすじ第20話「寝ぼけて候」

このページは、2025年(令和7年)のNHK大河ドラマべらぼう第20話ネタバレ,あらすじを吹き出し(会話方式)でお伝えしています

べらぼう第19話のあらすじで、喜三二(尾美としのり)の「見徳一炊夢」が最優秀作品になり、蔦重(横浜流星)は喜びました。

 

べらぼうの第20話のあらすじは、田沼意次(渡辺謙)が一橋邸に行ったところからスタートします。べらぼうの第20話のタイトルは「寝ぼけて候」です。

べらぼう ネタバレ,あらすじ第20話

田沼意次
次の将軍には、当家の豊千代を。これが上様の意向にございます。
一橋治済
まさか・・・ご実子をもうけるべきと励まれとると聞いたが。
田沼意次
熟考の末、将軍には豊千代様。田安の種姫さま。次代は、この縁組で徳川を支えていただくのが最善と考えに至ったようです。
一橋治済
なにやら、少し硬くないか。
田沼意次
今日は、お役目としてやってきていますので。
一橋治済
なにかの時のためにあるのが一橋の役目だが、豊千代には薩摩の茂姫がおる。そこはどのようにすればよい。
田沼意次
御台所にさえならなければよろしいわけで。側室として奥に入りにいただくのはどうでしょう。
一橋治済
島津にはそう伝えておく。
田沼意次
では、よろしく申し上げます。

一方、りつ(安達祐実)と治郎兵衛(中村蒼)は「菊寿草」が読み上げます。「菊寿草」で大田南畝は耕書堂のことを褒めていました。

春町
次は、耕書堂の天下とも読み取れるな。
蔦重
うちの天下って・・・まさか。

蔦重は、大田南畝にお礼をいうために屋敷を訪れました。

須原屋
まだ、19やそこらだったからねえ。南畝先生が書きとめたものを東作さんが源内先生に見せて、それを源内先生が気に入っておすすめの序を書いて。
蔦重
それで、寝ぼけ先生が世に出たと?しかし、名の売れた先生の住まいにしては・・・
須原屋
家柄としては、御徒だからね。

大田南畝(桐谷健太)は借金まみれでした。そして蔦重は、大田南畝に会いました。

蔦重
南畝先生、こたびはお引き立てありがとうございました。原の耕書堂の蔦屋重三郎と申します。

その直後、赤ちゃんの泣き声が聞こえてあやしていたのが南畝でした。赤ちゃんの世話を須賀屋(里見浩太朗)がしてくれるようになり、蔦重と南畝が話をすることに。

南畝が細見をめくりながら、言います。

大田南畝
この折にやってくるとは、めでてえこって。

母と御新造がいなかったことで、蔦重がもってきた手土産が独り占めできることを喜んだのです。

蔦重
あの~畳がずいぶんと焼けているようですが。
大田南畝
10年欠かさず陽が昇り、10年欠かさず陽がくれた。めでてえこって。
蔦重
障子が破れてますが。
大田南畝
穴の向こうには、富士が見える。めでてえこって。穴めでたし。
蔦重
なんでも、かんでもめでてえんですか。
大田南畝
そうよ。この世は、了見一つでなんでもめでたくなるものよ。
蔦重
先生、うちで一つお書きお願いできませんか。
大田南畝
いいねえ。
蔦重
先生がお書きになりたいものならなんでもいいですよ。何がありますか。
大田南畝
今なら、狂歌。いや・・・
蔦重
狂歌って・・・さっきの「くれ竹の」ってやつですか。
須原屋
近頃は、やる人も増えてきたっていうね。
大田南畝
ああ、そうだ一度見にくるか。狂歌の会
蔦重
ぜひ。

一方、地本問屋の中でも「菊寿草」が話題になっていました。

松村屋
たかが青本の話じゃねえか。屋台骨を揺るがすわけじゃねえ。こんなのどうせ、まぐれあたりだよ。
鶴屋
だといいんですけど。
西村屋
気にしすぎだよ。このうえは、錦絵で一矢報いてやるからさ。
鶴屋
ありがとうございます。でも、西村屋さんは細見を大事にしてください。
西村屋
ん?細見?
鶴屋
市中も細見を出しているってことが必要だと思うんです。

一方、蔦重たちはりつ(安達祐実)と話をしていました。

りつ
狂歌は、そもそも読み捨てだよ。
蔦重
読み捨てって、その場限りってことですか。
りつ
そう。大層に本にする必要のないものだと思うけどねえ。

そこに歌麿(染谷将太)が話に入ります。

歌麿
喜三二先生の「見徳」を100部刷りしとく?
蔦重
そんなに売れてる?

そこに、岩戸屋が訪ねてきました。岩戸屋は、50部買っていきました。岩戸屋は「見徳」が今年一番売れてる本だから、売らないわけにはいかないのだという。

そして、言い訳さえ立てば蔦重のところから本を買うことは可能であるというのです。岩戸屋が帰ったあと、蔦重は歌麿に言います。

蔦重
清長のそっくりはできるか。写すんじゃなくて、清長が描いたように別の絵を描いてほしんだけど。
歌麿
やれって言われたらやるけど、そんなことしてどうするの?

その頃、西村屋はあちこちの女郎屋で清長の「雛形若菜」を売り込んでいました。女郎にねだられた客がいいところを見せようと入銀を約束してくれるのでした。

しかし、清長の入銀は高く後から断るものも多くいました。そのため、蔦重は駿河屋の二階で尾張屋を口説きます。

 

西村屋の「雛形若菜」の半値で、蔦重は売り出したのです。尾張屋は、同じ清長の絵であることから半値になる仕組みを確認します。

蔦重
実はこれ、こいつが描いたんでさ。歌麿っていうんですけど、どんな画風でも自由に描けて、まだ名もないのでお安く描けるんですわ。

それを知って、尾張屋は蔦重のところで「雛形若菜」をお願いしました。西村屋から何件客を抜けるか。蔦重はそんなことを考えていました。

そこに、怒った西村屋(西村まさ彦)がやってきます。

西村屋
ずいぶん、汚いことやってくれるじゃねえか。
蔦重
ありがとうございます。とびきり汚いやり方もありだって教えてくれたのは、西村屋さんですから。
西村屋
「雛形若菜」があったのは、西村屋の名前があったおかげだろ。あたしがいなきゃ、つぶれてたじゃねえか。
蔦重
おっしゃる通りで。こたびは名前はお借りせず、己の力でつくろうと思いまして。
西村屋
ずいぶんと偉くなったもんで。錦絵の商いってのは、お前さんが思ってるほど甘くねえ。

西村屋が帰った後、歌麿はこぼしました。

歌麿
あちらさん、錦絵ばかりに気がいってるねえ。
蔦重
ああ、そろそろ気づくころかもな。

店に帰った西村屋に忠五郎(芹澤興人)が下を向いています。

西村屋
どうしたんだい。
忠五郎
こたび、細見の直しがやたら多いので確かめてみたところ、こちらの時の女郎の名前を答えられていました。

西村屋の細見に対して、吉原ぐるみで何年も前につくっていた細見の名前で答えていたのです。西村屋が気づいても、もはや後の祭りです。

その頃、春町の新作ができあがり蔦重はワクワクしながら読んでいました。そこに、りつがやってきます。

りつ
西村屋の雛形若菜、申し込みがずいぶん減ったみたいで、次ので終わるんじゃないかって噂だよ。
蔦重
おっそうですか。
りつ
細見の方は、どうなんだい。西村屋の・・・
蔦重
どうも、掘りの方の注文は入ってないみたいですよ。
りつ
じゃあ、そろそろかね。
蔦重
頼みますよ。岩戸屋さん。

その頃、地本問屋の集まりにでていた西村屋は鶴屋(風間俊介)に質問されます。

鶴屋
西村屋さん、7月の細見ださないと聞いたのですが。
西村屋
うちとしては「雛形若菜」が本命で、そっちが潰されてしまったもんだからさ。細見は、ついでだったからさ。
鶴屋
では、うちがだします。改はできていますよね?
西村屋
それも、半分は直さないといけないとわかってね。じゃあ、まあ7月は休むかって。
鶴屋
細見は大事にしてくださいってお願いしたじゃないですか。
西村屋
7月だけ辛抱すりゃあ、いい話じゃないか。
岩戸屋
いい加減、うんざりなんですよ。あんたらの言うこと聞いてたのは、蔦屋なんて潰してしまうって聞いてたからじゃねえか。けど、蔦屋は勢いをますばかり。

客から耕書堂の本が欲しいって言われたら、俺たちは謝るばかりでさ。そのたびに客を逃す。それがもう何年だと思ってんだ。

もうそろそろ蔦重との取引を認めてもらえませんかね。でなきゃあ・・・

鶴屋
認めます。私は認めます。みなさんは、いかがです?
西村屋
認めるって
鶴屋
店の売上にかかわるってなら、認めないわけにはいかないでしょう。

その結果、岩戸屋たちは耕書堂の本を入れることができるようになりました。

 

その日、岩戸屋たちはさっそく耕書堂に本の買付にやってきます。

蔦重
じゃあ、お約束の細見が50、富本本5ずつ。「見徳」が50で。
岩戸屋
へへへ。悪いね。タダで。
蔦重
市中との取引は、俺の念願。これぐらいお安い御用ですわ。よろしければ、こちらもどうぞ。

春町の新作「無題期」です。

岩戸屋
30!
蔦重
合点承知

店には、市中の本屋が殺到していました。そこに、冷やかしにやってきた次郎兵衛。

次郎兵衛
こんなに売れたの?
りつ
市中の釜が開くとこんなにかわるんだね。
蔦重
地獄の釜みていに言わねえでくだせえよ。
りつ
けど、これって例の集まりに認められたってことなのかい。
蔦重
岩戸屋さんの話だとそうみたいだけど・・・いっちょ、いってみっか。

蔦重は、鶴屋に会いに行きました。

蔦重
鶴屋さん・・・
鶴屋
これは、これは・・・なんの御用でしょうか。
蔦重
これよかったら、置いてくだせえ。細見です。この度は、お仲間内に認めていただきありがとうございます。
鶴屋
何か勘違いしていませんか。市中の本屋がそちらと取引するのは、勝手。だが、うちが取引をするかは話が違います。私は蔦屋さんが作る本など、何一つ欲しくない。
蔦重
わかりました。んじゃ、鶴屋さんが取引したいと思える本を作れるように精進いたします。

そういって、お互い別れました。そこに、北尾政演(古川雄大)がやってきました。

北尾政演
今の蔦重ですよね。仲直りしたのですか?
鶴屋
政演先生、本気で一つ戯作をやってみませんか。

後のベストセラー作家・山東京伝になる才をいち早く鶴屋は見抜いていたのです。

 

この日、大田南畝(桐谷健太)は狂歌の会を見学しにきました。

次郎兵衛
そもそも、狂歌と和歌はなにが違うのよ?
蔦重
和歌は和歌の言葉を使わなきゃいけないけど

蔦重が、次郎兵衛と話をしていたところに見たことがある顔を見つけました。平賀源内(安田顕)と一緒に仕事をしていた平秩東作(木村了)です。

元木網
皆様、本日はお集まりいただきありがとうございます。会主の元木網にございます。
次郎兵衛
元木網っていうの?あの人?
蔦重
狂名ってやつだと思います。狂歌を読むときの名、号でさ。

そして、会が進んでいきます。やがて、酒席になって蔦重は平秩東作に質問をします。

蔦重
これは、木網連という集まりで、会のかかりは木網さんが?
東作
どうだろうねえ。誰かの贔屓筋が払うこともあるし。

そこに遅れて、偉そうな武士が入ってきます。名前は土山宗次郎という。土山が狂歌を呼んで、それを南畝が大げさに笑います。

歌麿が夜遅くまで絵を描いていると、そこに蔦重が帰ってきました。店の扉がどんどんしたので歌麿がでます。

歌麿
蔦重、大丈夫?
蔦重
狂歌、あれは流行る。俺が流行らせる。

そういって、蔦重はそのまま寝ていきました。べらぼう第20話のネタバレ,あらすじはここまで。べらぼう第21話のネタバレ,あらすじにつづく



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