べらぼう ネタバレ,あらすじ第22話「小生、酒上不埒」

このページは、2025年(令和7年)のNHK大河ドラマべらぼう第22話ネタバレ,あらすじを吹き出し(会話方式)でお伝えしています

べらぼう第21話のあらすじで、蔦重(横浜流星)は後に「歌麿大明神の会」と呼ばれるようになる会を開きますが、春町(岡山天音)が怒って帰ってしまいました。

 

べらぼうの第22話のあらすじは、蔦重(横浜流星)は、歌麿(染谷将太)に店を任せるところからスタートします。べらぼうの第22話のタイトルは「小生、酒上不埒」です。

べらぼう ネタバレ,あらすじ第22話

唐来三和
この天照大神ってのがドラ息子のわけさ。三種の神器も質入れして、勘当されて孔子のところに転がり込んでいるわけさ。

蔦重(横浜流星)は、歌麿(染谷将太)に店を任せて唐来三和(山口森広)のバカ話を聞いていました。

唐来三和は、「歌麿大明神の会」で知り合った武家なのか町人なのか正体不明の人物です。

蔦重
くだらねえ。

蔦重は、唐来三和の話に爆笑していました。そんな蔦重は、店番している歌麿に蕎麦を頼みますが、聞こえません。そのため、近くに寄っていきます。

蔦重
歌、蕎麦。
歌麿
蔦重、三和さんもいいけど春町さんどうするんだよ。あれから10日だよ。そろそろ声かけた方が・・・
蔦重
まだ10日だろ。もうちょっと、時をおいても。
歌麿
春町先生、もういいって思ってねえよな。
蔦重
それは思ってねえよ。思うかよ。
歌麿
蔦重がそう思ってねえって見せるためにも、早めに行った方がいいと思うよ。

歌麿の言うことは、ごもっともです。しかし、蔦重はどこか面倒くさいと感じていました。それでも、蔦重は春町(岡山天音)のところに向かいました。

蔦重
どうも、どうも。お邪魔します。
春町
なんの用だ。
蔦重
こちら、喜三二先生の新作なのですが絵付けお願いできないかと思いまして。それから、新作の戯作の方をそろそろ・・・
春町
筆を折ると伝えたはずだが。
蔦重
またまた、座興でしょ。
春町
本気だ。
蔦重
あの時のことは気にしなくていいですよ。誰も気にしてませんから。帰るころには、春町先生とまた飲みてえってなってましたから。
春町
拙者の方があのような者と共にしたくない。お引きとりを。
蔦重
お待ちくだせえ。さすがに、あのような者ってのはないんじゃないですか。政演は歌詠んでって言っただけですし、先生の方が食ってかかったんじゃないですか。

青本が元ネタを参考にするのは、当たり前のことですし盗人呼ばわりされたら政演もちとかわいそうだと思いますよ。

南畝先生の評判記もただの遊びだって断り書き入れてますから、ただの遊びにそうかっかしなくても。

春町
そうなのだろうな。拙者一人がかっかきているのだ。
蔦重
俺だって悔しいですよ。だからこそ、新作で見返してやりましょうよ。
春町
向いておらぬのだ。戯けることに。
蔦重
誰もそんなこと言っておらぬでしょう。

蔦重は、春町にあきれてしまいました。

 

耕書堂に戻った蔦重は、歌麿に話ます。

蔦重
俺の言い方が悪かったのか。考えすぎっていうか・・・
歌麿
そこが春町先生の良いところじゃねえの。
蔦重
そうだけどよ・・・この絵、歌頼む。一つ、春町風で頼まあ。

そこに、大文字屋(伊藤淳史)がやってきて蔦重を吉原に連れていきます。

 

歌麿は、喜三二(尾美としのり)の書いた「長生見度記」の原稿をめくりました。すると、喜三二の春町への友情が伝わってくう序文でした。翌日、歌麿は喜三二と一緒に春町に会いに行きます。

歌麿
すみません。付き添ってもらいまして。
喜三二
いいんだ。俺も春町のことは気になっていたんだ。

そして、春町の家に入ります。

春町
何しにきたんです。
喜三二
ちょっと、お前さんに許しを得たいことがあってな。この「無題記」は、お前さんを元にしたおっかぶせなんだけど、怒らない?
歌麿
俺もこれを春町風に絵をつけろって言われたんですが、真似ていいですか。
春町
勝手にすればよかろう。
歌麿
絵だけつけてくださったりしません。青本好きは待ってると思うんですよ。喜三二作、春町画の組み合わせ。
春町
勝手にすればよい。
歌麿
わかりました。じゃあ、マネさせてもらいますけど・・・まず、ここ。春町先生なら、どんな絵をつけます?
春町
だから、勝手にせよと。
歌麿
そうは行きませんよ。春町先生にそっくりが、蔦重の指図なんで。
春町
そなたも嫌にならぬのか。もっと己の絵を描きたいと思わぬか。
歌麿
己の色から出てくるものって、あまり良いものができる気がしねえくて。
喜三二
そういうお前さんは、どうなんだよ。筆を折ったら、己の絵もなにもねえだろ。
春町
世はもう俺のことなど求めておらぬではないか。盗人と言ったが、あれは負け惜しみだ。政演より俺は絵は下手だし、書入れも重い。あれを読んだとき、引導を渡された気がした。
喜三二
なに言ってんだ。「無題記」だって描けただろ。
春町
あれは、みながくれた案思のおかげだ。あれも、政演がつくればもっと面白いものになっていたはずだ。
歌麿
けど、俺、春町先生の絵好きですよ。どこか童のような絵が残っていて・・・上手い、下手じゃなくて、好きです。
喜三二
だよな・・・みんなお前のこと好きなんだよ。だから、マネしたくなんだよ。だからこそ、おっかぶせんだよ。筆を折るなんていうなよ。俺、寂しくなっちゃうよ。
歌麿
それわかります。俺も寂しいです。

だんだん、春町の顔が明るくなってきます。

春町
俺のような辛気臭い男がいてもいいのか。明るく戯けることこその笑いの場に。

ちょうどその頃、耕書堂には南畝(桐谷健太)と菅江(浜中文一)、木網(木村了)が来ていました。

朱楽菅江
え?春町先生やめるの?
元木網
上野の会の時のあれかい。
大田南畝
なんかあったっけ?
蔦重
周りは、そんなもんですよねえ。
大田南畝
そうか。俺は忘れないけどな。あの歌。
蔦重
先生は、お怒りで?
大田南畝
怒ってない。ただ、春町先生ってあんなに皮肉うまかったっけって。今までの作品で、皮肉屋の部分がなかったもんでな。
蔦重
そう来たか。

そんな話をしているところに、歌麿と喜三二と一緒に春町が立っていました。

蔦重
春町先生。
春町
蔦重、先日は。。。
蔦重
ちょうど良かった。春町先生。一つ皮肉屋の春町で。
喜三二
皮肉?
蔦重
南畝先生がおっしゃってたんですよ。春町先生には、皮肉の才能があるんじゃないかって。
春町
皮肉かどうかは、わからないけど・・・

春町は、そういって懐から紙を出します。

蔦重
なんです?この紙
春町
あの後、己を見直しておってな。
喜三二
恋を失うと書いて「未練」って読むんだって。川を失うと書いて「枯れる」、春を失うは「はずす」。町を失うで「不人気」。それが恋川春町という男だ。

蔦重にはなんともわからない暗さがあります。

蔦重
これは?

そこには、屁の字がありました。その中に、屍の文字もあります。

蔦重
先生、これを吉原を舞台に一つ書いてみませんか。皮肉の利いた春町文字にすんですよ。

その頃、花雲助を名乗っていた田沼意知(宮沢氷魚)は、再び大文字屋を訪ねていました。誰袖(福原遥)が抜荷の証拠を土山(栁俊太郎)経由で送ってきたからです。

田沼意知
これでは、抜荷の証拠にはならぬ。
誰袖
なにゆえでありんすか。
田沼意知
蝦夷と交易する商人を通して手に入れたと言われて終わりだ。これで、間者ごっこは終わりにしておけ。
誰袖
ではこの際、弟君に抜け荷をやらせてみたら?弟君は、勝手に使える金はあんまりない。吉原などでもっと遊びたいとおっしゃっておりんす。そこに、抜荷を持ち掛ければ乗ってくるんでありませんか。身請けしてくれるなら、この先を進めてもよろしいありんすが。
田沼意知
なにゆえ、わしに身請けを頼む。身請けなら、土山に頼んだ方が早かろう。
誰袖
わっちは、二枚目が好みで。このお顔を眺めてすごしたいのです。
田沼意知
花魁、この話はもっときな臭い話でな。
誰袖
ここはきな臭い話の連続です。騙し合い、駆け引き、修羅場だらけでございます。それでもご案じなら、主さんがあっちを守ってください。
田沼意知
よし。わしは田沼意知と申す。もし、抜荷の証拠を得たら落籍を約束しよう。

師走になり、耕書堂を中心とした忘年会が行われていました。

蔦重
今年も南畝先生には、大変お世話になりまして。
大田南畝
どうだい。青本、売れそうかね
蔦重
おかげさまで、本屋で目だっております。
元木網
俺の指南書はどうだい?
蔦重
これがすごい評判で、もう本屋からの注文が相次いでいます。これも、皆々様のおかげです。

北尾重政(橋本淳)と勝川春章(前野朋哉)が楽しそうに話し込んでいるところにも、蔦重は顔をだします。

北尾重政
今年は、忙しかったねえ。
蔦重
先生には、とりわけお世話になりまして。
北尾重政
いやいや。こちらこそ。今年は、政美にも仕事をもらって。政演にはこんなでけえ仕事。
蔦重
どうしたんでえ。政演先生・・・
北尾政演
俺、こっちが良かった。

政演がそういってみているのは、春町の本でした。

北尾政演
これ俺のためにあるような趣向じゃねえか。
蔦重
お前さんでも、そういうこと言うんだな。
北尾政演
ちくしょー。

その様子を春町が遠くから見ていました。喜三二は、春町の隣で徳利を傾けます。

喜三二
話してきたらどうだい。

春町は徳利を片手に、政演のところに行きました。

春町
盗人呼ばわりしてすまなかった。
北尾政演
盗人呼ばわりって?
蔦重
だから、誰も気にしてないって言ったじゃないですか。

春町と政演は仲良く話し始めました。その光景を見て、歌麿(染谷将太)が蔦重につぶやきます。

歌麿
きっと二人は仲良くなるね。
蔦重
だよな。作も画もやってんの、あの二人だけだもんな。

そういって、蔦重は喜三二のところに行きました。

蔦重
今年も大変お世話になりました。

その後、集まった人たちを大文字屋に押し込み、蔦重は耕書堂の看板を見上げました。平賀源内(安田顕)を思い浮かべます。

蔦重
3年か・・・

その時です。大文字屋から侍がでてきました。田沼老中で、源内の死を告げにきた人でした。

蔦重
以前、田沼様のお屋敷でお会いしませんでしたか。
田沼意知
人のいないところで話したい。

蔦重は、稲荷神社に意知を連れて行きました。

蔦重
野暮なことを聞きますが、敵娼はどなたで?
田沼意知
誰袖花魁だ。どうも、顔を気に入られたようでな。
蔦重
土山様の敵娼であることはご存知のうえで?
田沼意知
土山と話はつけてある。
蔦重
あの田沼屋敷でのお役目は?
田沼意知
跡取り息子だ。
蔦重
ええっ?田沼様のご子息・・・
田沼意知
今、我々は蝦夷地を上知しようとしておる。
蔦重
えぞ・・・?
田沼意知
蝦夷地を上知し、国を開き、鉱山を開き、幕府の御金蔵を立て直す。幕府を今以上にゆるぎないものにし、物の流れも整え諸国をもっと豊かな地にする。源内殿も口にしておった試みだ。どうだ。そなたも一つ仲間に入らぬか。蔦屋重三郎
蔦重
お断りします。今は、手前のことで手一杯ですし。
田沼意知
そうか。気が変わったら教えてくれ。また、この話は他言無用で頼む。花魁のためにもな。
蔦重
花魁のためにも・・・?

蔦重は、誰袖のことを思い浮かべました。べらぼう第22話のネタバレ,あらすじはここまで。べらぼう第23話のネタバレ,あらすじにつづく



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