虎に翼 あらすじ第36話「依頼人のウソ」感想

このページでは、NHK朝ドラ「虎に翼」の第36話ネタバレ,あらすじを吹き出し(会話方式)でお伝えしています。

虎に翼のあらすじ第35話で、寅子(伊藤沙莉)と優三(仲野太賀)の新婚生活がスタートしたころ、日本はアメリカとイギリスとの戦争に突入していました。

 

虎に翼のあらすじ第36話は、日本が太平洋戦争に突入したところからはじまります。虎に翼第36話のタイトルは「依頼人のウソ」です。

虎に翼あらすじ第36話

1941年(昭和16)日中戦争から太平洋戦争に突入します。戦勝ムードが広がる中、1942年(昭和17)1月、寅子(伊藤沙莉)の仕事は順調そのものでした。

寅子は優三(仲野太賀)との結婚の報告をしに法曹会館に行き穂高(小林薫)に会いました。

穂高
いや~、結婚の話を聞いたときは驚いたよ。水臭いじゃないか。猪爪くん。じゃなくて、佐田寅子くん。まさか、寅子くんと優三くんがね。なにせ、このご時世だ。めでたい知らせはうれしい限りだ。仕事の方は、どうだい。
寅子
ありがたいことに、結婚してから依頼が立て続けにあります。
穂高
素晴らしい。婦人弁護士の先頭に立って、頑張ってくれたまえ。猪爪くん、いや佐田くん。お父さんの工場も軍からの仕事で潤っていると聞いているよ。順調そのものじゃないか。

穂高の言う通り、寅子は順風満帆の状況でした。ただ、優三からずっと好きだったと言われた言葉に対して、どう受け止めればいいのか寅子はわからない状況のままでした。

優三
穂高先生も元気そうで良かったね。じゃあ、おやすみ。トラちゃん。
寅子
おやすみなさい。

結婚から1ヶ月経っても、2人の布団の距離は離れたままです。

 

ある日、寅子は女性から離婚の依頼を受けました。夫が妻と子供を放っておいて、借金ばかり作ってくるという相談でした。

寅子
良い道を一緒に探していきましょう。

依頼者が帰った後に、よね(土居志央梨)が言います。

よね
いいのか。あんなこと言って。女性から離婚するのは至難の業だろ。どうやって戦うつもりだよ。
寅子
お話聞いてたら、梅子さんを思い出してしまって。何ができるかわからないけど、力になってあげたいの。

しかしその後、依頼人は離婚をやめることにしました。夫に赤紙が来たことが理由でした。

寅子
おめでとうございます。

寅子は、いつものように日比谷公園で弁当を食べていると、轟(戸塚純貴)が言います。

轟太一
赤紙がきたらなあ・・・本心はともかく、近所の目もあるからなあ。
よね
今後は、民事の案件は減ってしまうかもな。
寅子
とにかく、困っている依頼人のために誠心誠意働くのみです。
轟太一
その通り。前向きで良いぞ。猪爪、いや佐田。
よね
相変わらず、鬱陶しいやつらだ。

寅子は、おめでたくても鬱陶しくてもいい。道半ばで夢を諦めた仲間のためにも、女性たちのためにも社会を変えていくんだと強い気持ちがありました。

その数日後、訴えられたので弁護してほしいと女性の依頼者・両国満智が寅子のもとにやってきます。両国満智は妊娠しています。満智(岡本玲)は、お腹の子以外にも4歳の男の子がいるという。

 

満智の夫は歯科医でしたが、すでに亡くなってしまいます。満智は、子どもを抱えて途方に暮れていたところ、夫の友人の歯科医・神田が提案してくれました。

夫の歯科医院の場所で訪問歯科をやらせてほしい。その賃借代で満智と子どもを養うというのです。それに、夫の姑と舅が反対して訴えてきました。

 

「著しい不行跡」を理由に、子供の親権をとりあげようと裁判をしてきたのです。満智によると、元々、舅と姑は結婚に反対していた。子どもの援助を満足にしてもらえない。

そのため、弁護をしてほしいと寅子のところに弁護をしてほしいと依頼がきたのです。

 

その日の夜、具体的な名前を明かさずに寅子は優三に今回の依頼の内容を打ち明けました。

寅子
いつになったら、女ばかりが辛い思いをする世の中は終わるのかしら。
優三
トラちゃん、深呼吸。決めつけて突っ走てしまうと、大きなミスしちゃうから。
寅子
私、突っ走ってなんかいませんよ。
優三
それなら、いいんだ。

寅子は、裁判でうまく弁護しました。

寅子
裁判長、被告は亡き夫の両親から敵意を向けられ、支援も受けられずわらをもつかむ思いで神田歯科医に助けを求めたにすぎません。

判決は、満智の主張が認められました。

 

裁判が終わった後、満智の舅が怒りながら「自分に孫はいなかったと思うことにする」と発言します。そして、「孫が本当に息子の子か怪しい」との言葉を吐き捨てます。

寅子は、その舅の言葉がどうしてもひっかかりました。

寅子
よねさん。満智さんのお腹の子っていつ頃生まれるんですかね。
よね
あの大きさなら、来月には生まれるんじゃないか。

記録を見てみると、亡くなった夫は亡くなる3ヶ月前から寝たきりの状況で昏睡状態に陥っていました。そのため、子供をつくることは難しい。

何か大きな間違いをしたかもしれないと寅子は思います。

 

両国満智が菓子折りをもって、寅子(伊藤沙莉)のところにやってきました。これまでに会った時とは変わり、服も派手になって大きく変わってます。

寅子
お腹のお子さんですが・・・
よね
やめとけ。もう終わった裁判だ。依頼人の要望を叶えただけだ。
満智
お気きでなかったの。てっきり目をつぶっているのかと思っていた。4歳の子どもも、お腹の子どもも神田さんの子どもですよ。先生もご存知のはずですよ。女が生きてくには悪知恵が必要だって。これからも頑張ってくださいね。

満智は、笑いながら雲野事務所を去っていきました。

雲野
これは、明らかな失態だ。私も若い頃、調書の読み込みが足らずに同じミスをしたことがある。君の失態が原因で誰かの人生を狂わせたことを忘れてはいかん。
寅子
申し訳ありませんでした。

寅子は、依頼人のウソの手助けをしたことでショックを受けました。虎に翼第36話のネタバレ,あらすじはここまで。虎に翼第37話のネタバレ,あらすじにつづく



虎に翼第36話の感想

虎に翼第36話のあらすじは、寅子が結婚をして仕事も順調だったところ、女性のついたウソに引っ掛かってしまいます。

寅子は、依頼人のウソを判決がでた後に気づいてショックを受けるというストーリーでした。弁護士の仕事をしていると、必ずある案件だと思います。

 

ウソをついてでも、なんとか利益を得たいって思う人って世の中にはたくさんいると思います。日本人なので、まだ海外に比べると少ないとは思いますが。

寅子は、そのウソにまんまと引っ掛かってしまいました。寅子にとっては大きな経験かもしれませんが、雲野が言っていたように、誰かの人生を狂わす可能性があるってのは確かです。

 

なので、今後はきちんと状況を確認してから弁護しないといけないですよね。弁護士の仕事がちょろいって思われるのは絶対嫌だと思いますので。

相手を倒すことだけでなく、依頼人の状況をきちんと確認しておくことも大事だと思います。依頼人が嘘をついていることを最初から言ってくれれば断ればいいだけです。

 

けど、弁護士に嘘をついていた場合にどうすればいいか。今後の寅子の課題になるかもしれません。虎に翼第36話の感想はここまで。虎に翼第37話の感想につづく



あなたにおススメのページ

虎に翼第37話ネタバレ,あらすじ
虎に翼ネタバレ,あらすじ第8週
虎に翼,ネタバレあらすじキャストまとめ
虎に翼公式ブックはコチラ