虎に翼 あらすじ第72話「花江の涙」感想

このページでは、NHK朝ドラ「虎に翼」の第72話ネタバレ,あらすじを吹き出し(会話方式)でお伝えしています。

虎に翼のあらすじ第71話で、寅子(伊藤沙莉)がアメリカの家庭裁判所の視察から、日本に帰ってきました。

 

虎に翼のあらすじ第72話は、ラジオに出演したところからはじまります。虎に翼第72話のタイトルは「花江の涙」です。

虎に翼あらすじ第72話

寅子(伊藤沙莉)が帰国してからアメリカの「愛の裁判所」の話をラジオで多岐川(滝藤賢一)と山本長官(矢島健一)と一緒に出演します。

山本長官は多岐川を「家庭裁判所の父」、寅子のことを「家庭裁判所の母」と形容します。

寅子
家庭裁判所の基本理念を作り上げた私が「家庭裁判所の母」というのは恐れ多いです。
多岐川
彼女と夫婦になった覚えはありませんが、家庭裁判所を育てております。家庭裁判所は温かく、更生と生活を支えるところです。

寅子は、そこで山本長官の発言に反対意見を述べました。

寅子
真の女性の社会進出とは、男女平等に同じ機会を与えられることだと思います。私は、裁判所から変えていきたいんです。

そんな中、寅子は離婚調停を担当することになりました。離婚調停の内容は、妻・福田瞳(美山加恋)が不貞行為をしたと夫・福田慶太(中村無何有)が申し立てた事案でした。

瞳は、寅子に対して女の味方でないのか。もっと助けてよと怒ります。

寅子
不貞行為に男らしいも女らしいもありません。性別は関係ありません。もう少し、相手の気持ちに寄り添ってみてはいかがでしょうか。

瞳は、寅子に有名だからって偉そうにするなと怒っていなくなります。

 

そんな中、寅子が職場に戻ると多岐川(滝藤賢一)が怒っていました。

多岐川
行くぞ。
寅子
どこに。

多岐川は寅子を連れて最高裁判所に向かいます。

多岐川
長官、これはラジオのあてつけでしょうか。おい桂場、どういうことだ。
久藤
どうしたの。ノックもしないで。
多岐川
ちょうどいい。ここではっきりさせよう。山本長官、これは先日のラジオのあてつけでしょうか。佐田君の異動の件です。判事に任命して新潟地裁三条支部に異動とはどういうことでしょうか。
寅子
えっ?
桂場
多岐川さん、あっちで話そう。
多岐川
待て。ちょっと、待て。ラジオでの彼女の口の利き方が問題だってことでしょうか。
久藤
ちょっと落ち着け。
多岐川
だって、おかしいだろ。いきなり地方に異動だなんて。
桂場
怒りをぶつける相手が間違ってる。佐田君の異動を決めたのは、人事局長の私だ。
多岐川
彼女がいなくなったら、家庭局も家裁も大きな問題だ。
桂場
問題なのは、一人がいなくなったら大きな痛手を負う組織だ。
多岐川
俺は、納得できんぞ。

家に帰って、寅子はその話をします。

直明
新潟か。随分遠いね。
寅子
今日、内示がでて私も驚いているの。判事補から判事への昇進ではあるんだけどね。
花江
そう。だって決まったんでしょ。仕事だもの。仕方ないわよ。引越しの準備もはじめないとね。
寅子
そのことなんだけど、新潟には私たちだけでいこうと思うの。
直明
申し訳ないけど、それには賛成できない。優未が一人でいることが多くなる。寂しい思いをするんじゃない。
寅子
優未は私の子どもだもの。放っていくわけにはいかないわ。
花江
トラちゃんは、何にもわかっていない。
寅子
何?なんの話?
花江
直明ちゃんの言う通り、優未は置いていって。私が責任をもって面倒みますから、どうぞトラちゃんはお仕事に専念してちょうだい。
寅子
何怒ってるの?言いたいことがあるなら言ってよ。
花江
言ったって仕方ないでしょ。そう思わせてきたのはトラちゃんよ。この家の主はトラちゃんだから。
寅子
なにその言い方。ひどいじゃない。こっちは家族のために毎日必死で働いているのに。
花江
そういう態度よ。家族に目を向けられないぐらい働いてくれなんて、私頼んでない。優未はあなたに甘えたくなくもて甘えられなくて、必死にいい子のふりをしてる。わかる?トラちゃんが見てるのは、本当の優未じゃないの。

そして、花江は泣きだしました。虎に翼第72話のネタバレ,あらすじはここまで。虎に翼第73話のネタバレ,あらすじにつづく



虎に翼第72話の感想

虎に翼第72話のあらすじでは、寅子がラジオで長官の言葉に異を唱えました。そのことがきっかけで、新潟の裁判所へ異動の辞令がでます。

また、異動がでたことで新潟へ優未を連れていくことに対して、直明や花江から反発されます。花江と寅子が喧嘩するストーリーでした。

 

寅子は長官の意見に反することをラジオで主張してしまいましたね。あそこは、別に突っ込む必要があったのかな。

ああいう主張をするから、かわいくないって思われます。あれは、寅子じゃなくて多岐川が同じようなことを言っても、きっと地方に異動になっていたと思います。

 

同じようなことを思っていても、主張するタイミングと場所を考えないとやっぱり自己主張を履き違えた人になってしまいます。

穂高先生の時も言われていましたが、子供かってのが的を得ています。思ったことをどこでも、そのまま言う。

 

これって、今の日本人にとっても多い自己主張ではなくわがままだと思います。残念ながら、花江と寅子のやりとりは、花江が言ってることが正しい。

家のために働いているって言うなら、家のことをみんなで分担してるなんて取材でウソをつかないで欲しいと思います。

 

直明や花江の言うように、優未と一緒に新潟でっていうのは無理があります。お手伝いさんでも雇うのであれば可能でしょうが・・・

結局、寂しい思いをするのは優未ですから。優未自身の本音を聞いて決めるべきかとは思いますが、寅子に任せるのは無理。

 

これは、猪爪家全員の意見だと思います。優未がかわいそうって。優未はどうなるのかな。寅子は灯台下暗しですね。虎に翼第72話の感想はここまで。虎に翼第73話の感想につづく



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