どうする家康 ネタバレ,あらすじ第2話「兎と狼」

このページは、2023年(令和5年)のNHK大河ドラマどうする家康第2話ネタバレ,あらすじを吹き出し(会話方式)でお伝えしています

どうする家康のあらすじ第1話で、桶狭間の戦いで今川義元(野村萬斎)が討たれました。松平元康(松本潤)は大高城に残っていて、どうするか判断を迫られていました。

 

どうする家康の第2話のあらすじは、元康が判断を決めきれないところからスタートします。どうする家康の第2話タイトルは「兎と狼」です。

どうする家康 ネタバレ,あらすじ第2話

於大(松嶋菜々子)は、松平家の嫡男を産みました。

於大の方
寅の年、虎の日、虎の刻に生まれたまさに神の化身でございます。
織田信長
待っておけよ。俺の白兎。

石川数正(松重豊)は松平元康(松本潤)に詰め寄っていいます。

石川数正
しっかりしてください。2つに1つです。ここで、織田と戦うか。ここを捨てて、逃げるか。

しかし、横で家臣たちはああでもないこうでもないと言うので、元康の気持ちはまとまらずにいました。

本多忠勝
むろん、戦うべきじゃ。
酒井忠次
今残っているのは、三河の兵だけじゃ。手負いもおるので、戦えるのは120人ほど。
大久保忠世
敵は2000人。戦える差ではない。
本多忠勝
たとえ討ち死にしても、勤めをまっとうするだけだ。
本多忠真
たわけ。お前は黙っとれ。
石川数正
殿、猶予はありませぬぞ。

元康はあちこちから、殿、殿、殿と迫られます。

松平元康
わしは、決めようとしているのに、お前らがぐちゃぐちゃ申すから
石川数正
もはや決断は無用。もう手遅れにございます。

黒い一団が、大高城に向かってやってきているのが見えたのです。

松平元康
逃げればよかった。

元康が大高城の外を眺めると、織田軍が城を取り囲んでいました。しかし、織田軍はなぜか攻めてきませんでした。

本多忠勝
織田信長の何が怖い?
松平元康
お前には、わからぬ。

元康が織田信長(岡田准一)におびえるのは、幼い頃の人質暮らしが理由でした。元康の父・松平広忠は宿敵・織田信秀(藤岡弘)の侵攻に悩まされていました。

降伏を余儀なくされて、6歳の竹千代(元康)を信頼できる味方のところに預けていると、竹千代の家臣は皆殺しにされました。味方と思っていた戸田宗光は、織田方になっていたのです。

 

そして、竹千代は一人、尾張の津島に連れていかれたのです。そこで、会ったのが織田信長でした。

織田信長
かわいいのう。白い子兎のようじゃ。食べてしまおうか。

そういって高笑いする信長に元康は恐怖を覚えました。

 

その後、織田信秀は松平広忠今川と手を切るように要求しました。しかし、松平広忠は竹千代を見捨てて手を切りませんでした。竹千代の首をはねようとしていました。

織田信秀
哀れよの。親に見捨てられるとは。

しかし、それを救ったのは、信長でした。

織田信長
親父殿、こいつは俺のおもちゃじゃ。勝手なことされては困ります。
織田信秀
やらねば示しがつかん。下がれ
織田信長
生かしておけば、使い道もありまそうぞ。竹千代は、この信長が預かります。

結局、信秀は折れて竹千代は首をはねられずにすみました。しかし、それから竹千代はずっと信長とすごすようになります。

毎日、毎日、竹千代は信長に投げ飛ばされます。竹千代にとって、それは地獄のような日々だったのです。

 

岡崎城では、織田軍がなぜか何もすることなく引き上げていきました。

松平元康
見逃してくれたのか?
酒井忠次
敵も激戦の後じゃ。余力がもうなかったんじゃなかろうか。

そして、元康はポツリとこぼします。

松平元康
駿府に帰りたい。今川が負けた以上、ここにいても仕方ない。城を出て、駿府を目指そう。

その日に、今川の城代の山田が討ち死にされたとの報告がありました。

酒井忠次
岡崎城に誰もいないということは、今、攻められると・・・
鳥居忠吉
ひょの、岡崎城に帰りましょう。
松平元康
いかん。駿府の許しなく入れん。
鳥居忠吉
城代はおらぬ。今なら入れます。
松平元康
駿府に戻らなければ。
鳥居忠吉
わしらの本領は岡崎です。妻や子がみな岡崎におる。放っておけようか。

元康と忠吉(イッセー尾形)の対立は深まっていました。

鳥居忠吉
駿府、駿府、駿府そんなに駿府がお好きか。
松平元康
ああ好きじゃ。岡崎よりずっと好きじゃ。わしの妻と子は駿府におるのじゃ。
鳥居忠吉
なんとわがままな。
松平元康
わがままは、お前たちだろう。なぜいうことを聞かん?わかった。三河領に入ったら、お前らに暇をだす。おのおの好きなところに行けばよい。わしは、一人でも駿府に帰る。それで文句なかろう。

そして、三河方面に行く途中で闇の中に無数の松明が近づいてきました。

松平昌久
お尋ねもうす。松平元康殿の岡崎勢であらせられるか?

松平昌久(角田晃広)が声を張り上げていました。

鳥居元忠
大草松平は、我らの味方のはず。

そういって近づこうとする鳥居元忠(音尾琢真)を石川数正が止めました。

松平昌久
大草松平昌久にございます。お迎えに馳せ参じました。元康さまはご無事でございますか?手勢の兵でお送りつかますります。
酒井忠次
殿、信じられますでしょうか?
石川数正
大草は、何度もわれらを裏切っております。
鳥居忠吉
ありゃあ、信用ならんぞ

松平昌久は、何度も呼びかけます。

松平昌久
今こそ、松平一族が一つとなり三河を守るべき時です。元康さま、元康さま。

元康は、考えていましたが信じることにします。

松平元康
信じよう。
鳥居忠吉
あの者を信じてはなりませぬ。
松平元康
あやつのいうとおり、松平一族でもめておる時ではない。そうであろう。

そういって元康が出ていくと・・・銃声が轟きます。

本多忠勝
伏せい。

そういって、本多忠勝(山田裕貴)が元康に覆いかぶさって、よけます。元康は銃撃を免れましたが、鳥居忠吉らは銃弾を受け倒れていました。

松平昌久の騙し討ちにあった、元康たちは命からがら大樹寺に逃げ込みました。負傷者は、どんどんお堂に運び込みます。

 

忠吉は意識がもうろうとしていました。

酒井忠次
爺さまは、助からないかもしれないな。
松平元康
わしのせいじゃ。わしが判断を誤った。
石川数正
今は、それどころではありませぬ。

元康と石川数正、酒井忠次(大森南朋)がお堂の外にでると、松平昌久の兵があちらこちらにいました。しかし、登誉上人(里見浩太朗)は松平昌久は言いました。

登誉上人
ここは、御仏のあるところじゃ。何人たりとも中に入れることはできん。お引き取りあれ。
松平昌久
元康を差し出せば引いてやる。
松平元康
わしの首が欲しいんじゃな。

その後、元康は登誉上人に場所を教えてもらい父・広忠の墓に一人で向かいました。自分の腹を切って、家臣たちを守ろうと考えたのです。

元康は、瀬名(有村架純)を思い浮かべました。

松平元康
すまん。わしは、帰れぬ。

そこに、本多忠勝がやってきました。

松平元康
来るな。
本多忠勝
止めようというのではない。確かに、その首をくれてやれば家臣たちは助かるだろう。俺でよければ、介錯してやる。
松平元康
わしは、無能な大将だ。多くの兵を死なせた。これぐらいしかできぬ。
本多忠勝
そうだな。
松平元康
介錯たのむ。
本多忠勝
わかった。
松平元康
初陣の小僧のくせに、どこまでも偉そうだな。なぜ、そのような物言いをする。
本多忠勝
言っただろう。お主を主君と認めないからだ。俺の父とじじ様は、お主の父を守って死んだ。俺は命をかけるだけの主君のために死にたい。それだけだ。
松平元康
ならば今度は、お主らのためにわしが死ぬんじゃ。少しは、主君と認めたらどうだ。
本多忠勝
ふざけるな。俺もそなたを主君と仰ぎ死にたかったわ。

そう怒り、刀を構えました。元康も脇差しをだして、腹にあてました。

松平元康
厭離穢土・・・欣求浄土・・・厭離穢土・・・欣求浄土・・・

唱えていた元康は、織田家にとらえられた人質時代を思い出します。信長に投げ飛ばされて、倒されていた竹千代時代のことです。

織田信長
どうした。この世は、地獄ぞ。俺たちは、地獄を生き抜くのじゃ。

そういって、何度も投げ飛ばされます。

織田信長
周りはすべて敵ぞ。弱ければ、死ぬだけじゃ。来い、白兎。

何度も何度も起き上がって立ち向かう竹千代。そして、起き上がった竹千代は信長に目つぶしをし、足払いをして締め上げます。その竹千代の目は、獰猛なものになっていました。

織田信長
ええぞ。その目じゃ。その目を決して忘れるな。

元康は、獰猛な目を思い出しました。切腹しようとしていましたが生きようとする欲がわいてきました。本多忠勝もその目を見て、刀を降ろしました。

元康も脇腹にあてていた刀を降ろしました。そこに、石川数正と酒井忠次がやってきました。そこに、墓のうらから何者かがやってきます。

酒井忠次
誰だ
榊原康政
この寺で学んでる者で。あそこで、寝ていました。
酒井忠次
いね。
榊原康政
なれど、間違っておられる。厭離穢土、欣求浄土はあの世へ行けという意味ではござらん。
松平元康
では、どのような意味があるんじゃ。
榊原康政
汚れたこの世こそ、浄土することを目指せ。登誉上人からそのように習いました。
松平元康
汚れたこの世こそ浄土に・・・

元康は、歩いて門からでます。

松平元康
松平元康である。われらこれより、本領岡崎へ入る。わが首が欲しければ、かかってくればよい。ただし、岡崎で待つ1000の兵がすぐに貴殿の所領に攻め入るであろうから、覚悟しろ。
松平元康
三河は、わが祖父が切り取った場所。この元康が三河を平定して、必ず守ってみせる。

まるで、人が変わったような頼もしさに、石川数正も満足そうに元康を見つめました。

松平元康
織田からも武田からも守って見せる。

そう宣言すると、松平昌久の兵たちに言います。

松平元康
わしは、虎の年、虎の日、虎の刻に生まれた武神じゃ。道をあけい。
酒井忠次
道をあけよ。
石川数正
道をあけい。

そういって進軍すると、松平昌久の兵たちは道を開けたのです。その様子を榊原康政(杉野遥亮)と登誉上人が見届けていました。

元康が岡崎城に向かっていたころ、瀬名(有村架純)は元康の無事を祈っていました。竹千代は、そんなことは知らず、遊んでいました。

 

そこに、巴(真矢みき)がやってきました。

お瀬名や。元康殿、無事に岡崎に入ったそうだ。
瀬名
岡崎・・・

一方、甲斐の虎・武田信玄(阿部寛)が驚いていました。信玄は、三国同盟の一人がいなくなったことで地図を眺めていました。そして、飯富昌景(橋本さとし)を呼びます。

武田信玄
松平の若大将がいかほどの者か調べておけ。

元康は、岡崎に戻り城を見渡しなら上座にすわりました。

松平元康
みなの者、あんずる必要はない。今川様は、すぐに復活するはずじゃ。そして、この元康は虎の化身じゃ。いかなる敵もおそろしくない。織田信長など蹴散らしてくれるわ。

そうい言い切ったものの、みながいなくなると急に緊張の糸が切れました。

松平元康
どうしよう。

その頃、清洲城で信長が岡崎城の方を見てつぶやきました。

織田信長
生き延びたか。食らいつきに行くかの。白兎を。

どうする家康第2話ネタバレ,あらすじはここまで。どうする家康第3話のネタバレ,あらすじにつづく



どうする家康第2話の感想

どうする家康第2話のあらすじでは、松平元康(家康)が命からがら岡崎城に帰るというストーリーでした。

織田勢に囲まれてから攻められなかったり、松平昌久に騙されて兵を失ったりしました。しかし、織田勢はなんで引いたんですかね?

 

最初から脅かすためだけに、寄ったのかな?兵も疲れるし、わざわざそんなことしないだろうなって思うんですけどね。

あそこで、織田軍に攻められてたら家康は天下取りにはなっていないような出来事だと感じました。また、松平昌久にはめられたシーン。

 

もうちょっと、警戒しないとダメですよね。この経験があったから、家康は用心深い人物になったのかもしれませんね。簡単に信じすぎです。

もう少し警戒していれば、兵を失うことはなかった。それを反省するのはわかるんですが、それで自害はいきすぎています。

 

まあ、瀬名(有村架純)に言われていたように本来、城主になるようなタイプじゃないってのが正しいのかもしれませんね。

ただ、子どもに生まれただけだからって継いでしまうと家臣は、かわいそうなのかもしれません。将来的に天下人になる家康ですが、今のところまだ小僧。

 

そんなエピソードが満載で、個人的にはすごく楽しいです。織田と武田に挟まれて、どうするのか。どうしようっていう元康が本来の心境。

いったいどうなってしまうのか?どうする家康第2話の感想はここまで。どうする家康第3話の感想につづく



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