虎に翼 あらすじ第56話「はて?兼務!?」感想

このページでは、NHK朝ドラ「虎に翼」の第56話ネタバレ,あらすじを吹き出し(会話方式)でお伝えしています。

虎に翼のあらすじ第55話で、寅子(伊藤沙莉)たちは「東京家庭裁判所」をGHQが指令した期間内になんとか設立しました。

 

虎に翼のあらすじ第56話は、1949年(昭和24)1月になったところからはじまります。虎に翼第56話のタイトルは「はて?兼務!?」です。

虎に翼あらすじ第56話

1949年(昭和24)1月、東京家庭裁判所が開設して2日が経ちました。そんなある日、寅子(伊藤沙莉)に多岐川(滝藤賢一)からすぐに来るように電報が届きます。

寅子
多岐川さん。佐田です。多岐川さん、急用というから伺ったのですが。
多岐川
待ちかねたぞ。佐田くん。明日は、仕事はじめ。家庭裁判所の発足記念式典が開催される。さあ、はじめようか。

多岐川はふんどし一丁で答えますが、思わず寅子も聞き返します。

寅子
なにを?
汐見
ごめんね。急に呼び出して。
寅子
今から何を
汐見
多岐川さんは、演技をかついで滝行をするんです。

多岐川は縁起を担いで滝行をよくしていました。しかし、この辺りは良い滝がないから庭で水行が最近の日課です。

いつもは、汐見(平埜生成)に桶係をしていました。その日は、汐見は書の役目があったから寅子に桶係をさせようとしたのでした。

多岐川
きみは桶係ってことだ。さあ、始めよう。
多岐川
さあ、行くぞ。今から、家庭裁判所に必要な5大基本性格を発表する。佐田くん。

翌日、家庭裁判所開所の記念式典が行われました。

多岐川
5大基本性格、つまり家庭裁判所の基本理念ですな。一つ目、独立的性格。

そのタイミングで、汐見が「独立的性格」と半紙に書いたものを寅子が掲げました。そこで、寅子は家庭局事務官になります。

多岐川
2つ目、民主的性格。

寅子は、その都度半紙を掲げました。

多岐川
三つ目、科学的性格。四つ目、教育的性格。

そして、寅子が5つ目の時に目が合い質問されます。寅子は自信なさげに・・・

寅子
愛の裁判所・・・
多岐川
そう、愛の裁判所。この5つの性格が十二分に発揮することを切に希望して、やまないのです。

会場の拍手を聞きながら、寅子は水行を思い出して思わず笑ってしまいます。

 

立食パーティーが始まると、寅子は久藤(沢村一樹)に呼ばれます。

久藤
桂場が外で呼んでるから。

寅子はなんの用かなと思いながら、廊下に行くと桂場(松山ケンイチ)と一緒に休んでる人がいました。

初代最高裁判所長官・星朋彦(平田満)です。寅子は見たことはありますが、星のような上にいる存在の人でした。星は、今は弁護士に転身しています。

桂場
長官、彼女が話していた・・・
星朋彦
穂高先生の希望の光だね。穂高先生も出席したいと言っていたのだが、よろしく言っていたよ。
寅子
それで、私に用事というのは?
桂場
君に辞令をだすと言ったら、星長官が自ら伝えたいと。
星朋彦
佐田寅子くん。君には東京家庭裁判所判事補兼家庭局事務官として頑張ってもらう。

星朋彦から東京家庭裁判所判事補、兼家庭局事務官に任命されます。

寅子
兼?
桂場
いうことがあるだろ。
寅子
ありがとうございます。それで、兼とは?
星朋彦
東京家庭裁判所判事補と家庭局事務官を兼務してもらうという意味だよ。

寅子はついに、裁判官になりました。ただし、これまで通り家庭局の仕事を兼務する必要がありました。

桂場
申し訳ありません。彼女は、多岐川さんと同じで変わり者で。
星朋彦
いい、いい。変わり者でないと裁判官は務まらない。それに、二足の草鞋を履くということは、彼女がそれだけ優秀だということだろ。

星は、寅子のことを気に入りました。寅子なら、ねじ曲がってしまった子どもたちとの対峙できると思ったからです。

昭和20年9月20日、終戦から3ヶ月経過したこの頃、戦争で両親を亡くした戦災孤児が社会問題になっていました。

 

政府の対策は、「個人家庭への保護委託」、「養子縁組の斡旋」、「集団保護」の3つです。しかし、実際に戦災孤児は働くか、犯罪に手を染めるようになっていたのです。

寅子(伊藤沙莉)たちは、現地の視察に訪れました。上野には戦災孤児たちがたむろして、横たわっている子供もいます。

 

そんな中、小橋(名村辰)に10歳ぐらいの少年がぶつかりました。その少年はペコリと頭を下げて走り去っていきます。

寅子が目で少年を追うと、小橋の財布をもっていました。寅子が追いかけようとすると

小橋
やられた。

小橋が大声をあげます。そのため、少年は全力で逃げます。

寅子
なんで、大声だすの。

寅子が追いかけると、少年は16、17ぐらいの少年に財布を渡して二手に別れます。寅子は、迷って年上の方を追いかけました。

逃げた先は、よね(土居志央梨)が働いていたカフェの場所でした。看板には、轟法律事務所とあります。寅子は慌てて中には入りました。

よね
道男、スリだけはやめろって言っただろ。

寅子の登場に、よねが驚きます。

寅子
よねさん、よねさんだよね・・・
よね
こっちくるな。
轟太一
佐田、生きてたのか。良かった。本当に良かった。
寅子
轟さんも。

轟法律事務所には、轟(戸塚純貴)とよね(土居志央梨)が弁護士として働いていたのです。轟は財布を返してくれます。道男(和田庵)は、渋々で寅子に財布を返し出ていきます。

轟太一
頭ぐらい下げろ。

轟は謝らせようとしますが、よねがそれを止めました。

よね
やめとけ。追っかけても無駄だ。

2人は、戦災孤児たちの相談にのっていました。轟は、寅子との再会を喜びました。しかし、よねは寅子が妊娠した時に雲野法律事務所を辞めた時のことがあったので、冷たかった。

寅子
私は、今、家庭裁判所で働いているの。人手不足で、家庭局の事務官をやりつつ家裁で判事補してる。
轟太一
判事補?女が裁判官になれる日が来たか。復員して、上野で偶然再会してな。山田には助手をしてもらってる。といっても、実質の親分はこいつだがな。
よね
好きな道を行けばいい。ただ、会うのは今日で最後だ。
寅子
何もかもごめんなさい。あの時は、逃げるしかできなかったの。

その時、外から声が聞こえてきたので寅子たちは慌てて飛び出します。小橋(名村辰)と稲垣(松川尚瑠輝)が道男を取り押さえていたのです。

道男は、大人たちに怯むことなく恫喝めいた言葉を吐きます。

よね
道男、そのへんにしとけ。

虎に翼第56話のネタバレ,あらすじはここまで。虎に翼第57話のネタバレ,あらすじにつづく



虎に翼第56話の感想

虎に翼第56話のあらすじでは、寅子は念願だった家庭裁判判事補に任命されました。その視察中に、よねが偶然再会しました。

また、よねと同時に轟とも再会して、お互いの近況を知ります。しかし、寅子に対して轟は優しかったですが、よねは極端に冷たかったです。

 

寅子は念願の裁判官の道に進みましたね。女性として初なんでしょうか。すごいですよね。ただ、まだ兼務ということで大変そうです。

家庭裁判所であれば、女性の声も必要でしょうから・・・寅子以外にも数が増えればいいのですが、今後増えてくるのかな。

 

しかし、よねはなんであんなに冷たいんだろ。確かに、あの時に寅子は弁護士の道を去りました。でも、妊娠したことで自分の意図と関係なく辞めなければいけなくなった。

だから、仕方なかった。でも、よねからするとそうは映ってないということなんですね。たとえそうだったとしても、久しぶりの再会を喜べばいいのに。

 

素直に喜ぶってことができないん性格なのかなって思います。轟は再会を喜んでいたのに。ここのあたりが女性と男性の違いなのかも。

今後、戦災孤児たちをめぐって、よねや轟と寅子は何かありそうな予感ですね。虎に翼第56話の感想はここまで。虎に翼第57話の感想につづく



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