虎に翼あらすじ第130話/最終回「これが噂の最終回」

このページでは、NHK朝ドラ「虎に翼」の第130話/最終回ネタバレ,あらすじを吹き出し(会話方式)でお伝えしています。

虎に翼のあらすじ第129話で、寅子(伊藤沙莉)は横浜家裁所長に就任することがきまりました。裁判所所長になるのは、女性初でした。

 

虎に翼のあらすじ第130話/最終回は、時がすぎて1999年からはじまります。虎に翼第130話/最終回のタイトルは「これが噂の最終回」です。

虎に翼あらすじ第130話/最終回

お盆になると、優未はコーヒーとトーストをソファーに座って食べます。優未一人なので、だいたいここが食卓の代わりになります。

平成11年(1999)、佐田寅子が亡くなってから15年が経過していました。その日、テレビから「本日より男女共同参画社会基本法が施行となります。」とニュースが流れます。

 

寅子は、子供のため、家庭のために裁判官としての人生を駆け抜けました。

優未
行ってきます。

優未は、寅子、優三、百合(余貴美子)、星家の家族写真に声をかえて家を出るのが日課です。

 

50代になった優未は、雀荘、着付け教室、茶道、寄生虫研究雑誌の編集、「笹竹」の手伝いと忙しくすごしていました。

優未
ただいまあ。ああ、疲れた。

優未はソファーに転がり込んで、寅子の写真をじっと見ました。寅子の人生とはまるで違う自分の人生に後悔はありません。しかし、あまりに違いすぎるので時々落ち込むことがありました。

その日は、星家に行くことになっています。そのため、笹竹に行って帰る途中です。

美雪
急にクビだって。明日から来るなって。たぶん、私が悪いと思うんだけど・・・
優未
あの~それ、あなたがダメとか悪いとかではないです。労働基準法に解雇予告を30日前にしなければならないって権利があるの。もし、良かったら弁護士に相談なさってはどうですか。弁護士さんを紹介しますよ。
美雪
弁護士さんに知り合いがいるんですね。
優未
電話番号だけ教えておきますね。佐田優未の紹介と言っていただければ。
美雪
佐田?
優未
弁護士も法律もあなたの味方ですから。

その後、優未は星家に行きます。

星航一
お帰りなさい。優未ちゃん。

この頃、航一は一人で老人ホームに入っていました。優未たちがいくら誘っても一人で老人ホームに入りたいと入っていたのです。

優未
おかえりなさい。航一さん。今日ね、帰りすがりの人に弁護士紹介したの。
星航一
お母さんは溝を埋めて寄り添う人だったからね。。
優未
私にとって、法律ってお母さんなのよね。だから、今もすごく近くに感じる。近くに感じると心も軽くなって。
星航一
なるほど。
優未
ごめんね。意味わかんないね。のどかお姉ちゃん手伝ってくる。

優未がいなくなって、航一は寅子と会話します。

星航一
寅子さんがいなくなって、寂しいけどもう少し彼らを見守って余生を楽しみたいと思ってるんですよ。
寅子
私が法律ってねえ、
星航一
今の話、聞いてました?
寅子
ごめんなさい。さっきのが嬉しくて。
星航一
その嬉しそうな顔。横浜家裁の所長に就任した時と同じ。
寅子
はて?

時は、横浜家裁の所長に就任のお祝いを笹竹でしている時に戻ります。寅子は桂場がだんごを食べ終わるころ合いを見て話しかけます。

寅子
お会いした時に聞きたかったことがあるんです。私たち、法律とは何かずっと話してきましたよね。
桂場
私たちではなく、君がだ。
寅子
私は今、法律とは船のようなものだと思っています。

人が人らしくあるための尊厳を運ぶ船。社会に飲み込まれないようにするための船です。

寅子
船の乗り方は自分次第。人らしさを失って沈むことも、誰かを間違えて沈ませることもある。すべての人が快適にいられる船に法を司るものとして不断の努力を続けていきます。どうぞ、ご安心を。
桂場
君は勘違いしている。法の権利を抜きにすれば、ご婦人は法を学ぶことも職にすることも反対だ。法を知れば知るほど、ご婦人たちは社会が歪んで不平等だということを知ることになる。
寅子
でもその声がいつか、何かを動かすかもしれない。
桂場
君は、岩をも穿つ雨だれは嫌だとあれほど言ってたではないか。
寅子
はて?桂場さんは何を見てきたのですか。私は、自ら未来のために雨だれを選ぶのは苦ではありません。
桂場
血を流しながら、地獄を進むものはほんのわずかな人たちだけだ。

その言葉に、よねたちが睨みます。

桂場
失敬、君のようなご婦人が特別な時代は終わったんだな。
寅子
桂場さん。これからは出涸らし同士、笹竹でまたこうして話しましょうね。
桂場
断る。

寅子はニコニコしながら・・・

寅子
ではまた。

寅子は席に戻った後に、法律談義をはじめます。寅子は楽しくって大笑いします。

はる
もうそんな大きな口で笑って。

寅子は驚いて振り返ります。

はる
寅子どう?地獄の道は?
寅子
いろいろあったけど、総じてあ~楽しい。最高!

寅子は幸せいっぱいでいいました 完

 

次の朝ドラ「おむすび」は、正直不動産などで有名な根本ノンジさんの書下ろしのオリジナルストーリー。おむすびの由来は、ヒロイン結(橋本環奈)のあだ名です。



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