らんまん第20話あらすじ「万太郎の決断」感想

このページでは、NHK朝ドラ「らんまん」の第20話あらすじ,感想をまとめています。あらすじは吹き出し形式(会話方式)でお伝えしています。

らんまん第19話のあらすじで、万太郎(神木隆之介)は「声明社」の早川逸馬(宮野真守)に会わせたい人がいると強引に連れていかれます。

 

らんまん第20話のあらすじは、逸馬が中濱万次郎(宇崎竜童)に万太郎を会わせた続きからはじまります。らんまん第20話のタイトルは「万太郎の決断」です。

らんまん第20話あらすじ

万太郎
失礼しました。ご存命だとは思わんで。子どもの頃、英語を学びよる途中で、何べんも読みましたき。漂流してもへこたれず、アメリカで暮らされたことはまっこと胸躍りました。
ジョン万次郎
かえってこん方がよかった。この本がまとめられた時、25歳じゃった。この国にかえってくるまで、自由の中におった。
早川逸馬
この本が、藩に提出された翌年、この国に黒船が来た。中濱さんは、すぐに江戸に呼ばれ外国のことを説明するように求められた。英語で中濱さんの右に出る者はおらんかった。けど、幕府は中濱さんを疑ったがじゃ。外国からの間者じゃないかと。
ジョン万次郎
結局、オランダ語しかわからん通訳が入り、この国は不利な条約で国を開くことになったとよ。
万太郎
それは悔しい。あなた様ならおわかりのことがたくさんあった。

ジョン万次郎(宇崎竜童)は、幕府にスパイ容疑をかけられ自分を殺して生きてきました。

ジョン万次郎
自分だけが果たせる勤めがある。それがわかっておりながら、自分を殺したがよ。
早川逸馬
アメリカで中濱さんが乗った捕鯨船は世界中の男たちが集まったそうじゃ。船の上には、自由と自立だけがあったそうじゃ。
万太郎
あなたは、自由を恨んでおると申されました。それほどまでに、忘れられんがですね。
ジョン万次郎
忘れたことがない。わしにとって自由とは夢そのもの。命そのもの。じゃけど、自分で捨ててもうたがよ。
万太郎
わしにとっては、それは植物ですき。いったいどれほどの種類があるんじゃろう。色、形があるんじゃろう。じっとしてはおられんがです。本当は、鎖を引きちぎってでも野山に行きたい。
ジョン万次郎
人の一生は短い。後悔せんように。わしもあと一回だけ捕鯨船に乗って鯨をおいたい。ずっと願ってきたけど、もう老いてしまった。

万太郎は、その言葉に響きました。万太郎は、自分が一生かけてなにをしたいのか。

 

その頃、宿に向かっていた竹雄と綾は祭りが開催されていたので夢中になって踊りました。

竹雄
綾様、どうぞ。
いただきます。美味しい。竹雄も食べ。
竹雄
いただきます。うまい。
つきあってくれてありがとう。楽しかった。
竹雄
わしも楽しかったですき。

竹雄は、東京土産のクシを綾に渡そうとしていました。

こんなに楽しゅう遊んだき、もうええね。おばあちゃんの言う通りにする。
竹雄
けど、逸馬さんもおっしゃってましたろう。これからは、誰でも自由になってええと。
ほんなら、竹雄も自由になっていい。もう私や万太郎に仕えんと、自由になってかまんがよ。私、嫌々言いよるわけじゃないよ。おばあちゃんに引き取られんかったら、どうなっているかわからんかった。峰屋に来たおかげで、こんな幸せに生きられた。十分じゃ。
竹雄
わしは、若と綾様をお守りするように言いつけられて育ちました。それ以外の生き方を知らないんです。ほじゃき、お二人の側におりたい。綾様が、例えどなたと結婚されても峰屋をでられても、わしの忠義は変わりません。たとえ、離れてても一生お守りすることを誓います。
まったく、大げさやね。竹雄は。私なんかに仕えてくれんでええがよ。明日、佐川に帰るがよ。

その頃、万太郎は成し遂げたいものが何かはっきりしていました。

万太郎
ありがとうございました。
早川逸馬
結社に入りたくなったやろ。
万太郎
わし、明日佐川に帰ります。政治のことしゆう暇はないとです。話しておかないといけないんです。一番大切な人に。

万太郎は大きな決断をしました。

ジョン万次郎
植物が好き言うたの。この本は、入用か?ジーボルトが日本の植物をしらべたものや。

そういって、シーボルトの本を見ました。

万太郎
シーボルト?わし、その名前知っております。
ジョン万次郎
なかなか絵がうまい。
万太郎
ええ。うまいけんど、一所しか書いちゃせん。本当はもっと季節ごとに描かないといけんがです。そうじゃないと植物の本当がわからん。外国の人には無理じゃ。
早川逸馬
おまん、外国の人と張り合おう言うんか。
万太郎
いや。張り合おういうんじゃないんです。外国の人が日本の植物を明らかにするのは、無理なんです。植物が好きで、緑豊かな地に暮らし、植物の絵が描ける。その上、英語で読み書きができ日本のことを世界に知らしめることができる。今、やらんといかんがです。
早川逸馬
おまん、自分こそがそういうもんじゃいうがか。
万太郎
はい。
早川逸馬
馬鹿じゃのう。やっぱり入れ。
万太郎
わしは佐川に帰ります。そして、行くがじゃ。

朝になります。

早川逸馬
帰る前に、もういっぺんみんなの顔を見ていかんか。
万太郎
はい。ご挨拶せんと。逸馬さん、また後で。

らんまん第20話のネタバレ,あらすじはここまで。らんまん第21話のネタバレ,あらすじにつづく



らんまん第20話の感想

らんまん第20話のあらすじでは、万太郎がジョン万次郎と会い、自分の進む道が植物であることを決めました。

そして、佐川に帰ってタキ(松坂慶子)に話をする決意を固めます。また、綾も万太郎も佐川に戻ることにしました。

 

万太郎は、自由という言葉にすがって逸馬の演説に惹かれました。そして、ジョン万次郎と会いました。このことが大きかったですね。

早川逸馬だけの言葉では、もしかしたら気持ちは大きく動かなかったかもしれません。しかし、ジョン万次郎が抱えたことや、失った自由。

 

それを聞いて、自分も植物をするべきだと考えたんだと思います。でも、植物しながら当主するってのは、できないのかな?

タキのことを思えば、なんとか両方って私は思ってしまいました。元々、峰屋の仕事をやっているわけではない。そんな状態なんだから、当主と植物の両方でもいい気がします。

 

ただ、やっぱり東京行かないといけないのが問題なのかな。今であれば、東京である必要はないけど・・・当時はってとこなのかな。

峰屋を残すために、綾を当主にするってのは無理なのかな。なんかそれがベストのような気がします。女子が酒を汚すみたいなのは迷信ですし。

 

万太郎の決断を見て私が思ったのは、自由とわがままって、紙一重ってことです。万太郎から見ると、植物やって東京に行くのは自由です。今であれば、職業選択の自由もあります。

でも、育ててもらった恩や感謝の気持ち。これを忘れたら、ただのわがままになるのかなって思います。万太郎もきっと、それはわかってると思います。

 

綾と同じようにタキに感謝の気持ちをもっています。タキがどんな反応をするのか注目ですね。らんまん第20話の感想はここまで。らんまん第21話の感想につづく



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