ブギウギ第48話あらすじ「大空の弟」感想

このページでは、NHK朝ドラ「ブギウギ」の第48話ネタバレ,あらすじを吹き出し(会話方式)でお伝えしています。

ブギウギ第47話のあらすじで、六郎(黒崎煌代)が戦死したことを知って、梅吉(柳葉敏郎)とスズ子(趣里)がショックを受けたまますごしていました。

 

ブギウギ第48話のあらすじは、スズ子(趣里)に善一(草彅剛)から連絡が入るところからスタートします。ブギウギ第48話のタイトルは「大空の弟」です。

ブギウギ第48話あらすじ

ある日、善一(草彅剛)から連絡がありました。一井(陰山泰)から六郎(黒崎煌代)のことを聞いてスズ子(趣里)を心配していたのです。

善一
一井さんから聞いたよ。弟さんのこと。残念だったね。
スズ子
葬式と正月がいっぺんにきた感じですわ。万歳、万歳って。あの子は、いっつも姉やん、姉やんってついてきてた子なんです。なんでか亀が好きで、戦地に行っても亀のことを手紙でばっかり書いていたんです。
善一
面白い子だね。
スズ子
なんか信じられんのです。紙切れ一枚で死んだ言われても。六郎はまだ生きてるって思えて。
善一
福来君、来週、僕の家に来なさい。久しぶりに食事をしよう。それぐらいしかできないが。
スズ子
ありがとうございます。楽しみやわ。

善一のやさしさに、スズ子は少しだけ笑いました。

 

スズ子が家に戻ると梅吉(柳葉敏郎)が荷造りをしていました。

スズ子
ただいま。何してるん?
梅吉
わいは、香川に帰る。幼馴染が繊維工場を手伝ってほしいねんて。
スズ子
急に?なんも、こんな時期にいかんでも。それ、お父ちゃんじゃないとアカンのん。
梅吉
わしが行きたいねん。
スズ子
なんで?六郎が死んで、家族はお父ちゃんとわてしかおれへんのやで。
梅吉
六郎は生きてる。
スズ子
死んだわ。せやのに、なんで出ていくねん。
梅吉
お前はええな。東京に暮らして長いし。歌もある。せやけど、わしは東京になんもない。大阪にも家もないし。もう、生まれ故郷しかないんや。一からやりなおしたい。
スズ子
わてがおるやろ。わては、数に入らへんの?

梅吉は、スズ子の言葉に対しても押し黙ったままでした。そして、スズ子はポツリと漏らします。

スズ子
ほんまの娘やないからか・・・

梅吉は、振り返って驚いた顔をします。

梅吉
なんて?
スズ子
なんもないわ。

そういって、梅吉は部屋を出ました。これまで、なんとかやってきたと思っていたのに六郎が死んだ途端にこのざまです。

スズ子は、自分と血がつながっていないことが影響していると感じていました。怒りでこぶしを握り締めて、涙がでることもありませんでした。

 

善一の家に、りつ子(菊地凛子)とスズ子が招かれました。現在、りつ子もスズ子も思うような活動ができていません。

スズ子は、六郎が亡くなってから食事も喉を通らない状態になっていました。

りつ子
私がいるから息が詰まって、食事も喉が通らないってわけ?
スズ子
そういうわけではないんです。すみません。

食事が終わった後、善一が二人に聞きます。

善一
楽団の方は、どうだい?
スズ子
なかなかです。いまだに歌わせてもらってまへん。茨田さんすごいです。
りつ子
こっちも大して変わらないわよ。やりづらいったらありゃしない。
善一
そんなのくそくらえだ。誰も君たちから歌を奪うことはできない。歌う場所がなければ、自分たちで作ればいい。合同コンサートをやろう。

善一の発案によって、りつ子とスズ子が一緒に行う合同コンサートが開催されることになります。こうして、スズ子は久しぶりに歌う場所を手に入れたのです。

しかし、スズ子は練習がスタートしても上手に歌えません。やる気がないわけじゃありません。ただ、六郎のことで、歌えなくなっていたのです。

梅吉
スズ子、わいの持ち物ってこれだけか。いらんもんあったら、質入れしようと思ってんねけど。
スズ子
ほんとに行くんやな。
梅吉
ああ。友達たすけるためや言うたやろ。
スズ子
わかった。これも、これもいらん。なんぼになるかわからんけど売ったらええわ。

スズ子は、自分のものまで全部、梅吉の方に投げました。

梅吉
これ、お前のやないか。
スズ子
いらん。どうせ、うちにはなんもないねん。お父ちゃんには、帰る田舎があるけどわてはそれもない。ここで、楽団食べさせなあかん。けどな、わて歌おうと思ったら六郎の顔が浮かんで歌えんなるんや。あの子が死んで、まともじゃないのはお父ちゃんだけじゃない。わても同じや

何も答えない梅吉を置いて、スズ子は部屋を飛び出しました。

小夜
梅吉さん。スズ子さんの側にいてください。今までどおり、のんべでもいいですから、スズ子さんについてあげてください。
梅吉
スズ子には、小夜ちゃんがおるやないか。
小夜
梅吉さんじゃないといかんのです。お父ちゃんじゃないと。

スズ子が向かった先は、善一のところでした。

スズ子
六郎も死んで、わてには何もありません。歌も歌えません。
善一
ちょうどよかった。

善一は「大空の弟」という歌をスズ子にプレゼントします。

善一
君が話してくれた、六郎くんの歌だ。これなら、歌えるんじゃないか。

思わず、スズ子の目から涙がこぼれました。

スズ子
ええ歌ですね。ええ歌や。

コンサートでは、「大空の弟」を演目にすることを決めました。ブギウギ第48話のネタバレ,あらすじはここまで。ブギウギ第49話のネタバレ,あらすじにつづく



ブギウギ第48話の感想

ブギウギ第48話のあらすじでは、梅吉は香川に帰る準備を始めました。それに対して、スズ子はショックを受けます。

また、スズ子は六郎が亡くなってから歌が歌えなくなっていました。しかし、善一が六郎の歌を作ってくれているというストーリーでした。

 

茨田りつ子とスズ子の合同コンサートって、この時代背景がなかったらきっとなかったでしょうね。お互いに普通に歌える状況ならできなかった。

そもそも、普通に歌える状況なら梅丸が解散することもなかったはずです。梅丸があったら、共演は難しいでしょう。

 

みんなが自由に歌えない時代。規制が多い時代だからこそできた合同コンサートなのだと思います。スズ子も茨田りつ子も善一が作曲をしているということはもちろんなんですけど。

そのコンサートに向けて善一が作ってくれた「大空の弟」。スズ子が歌えるようになるきっかけになりそうですね。

 

2人の合同コンサートが成功するといいですね。そうすれば、スズ子の楽団も呼んでくれるようになりそうです。

そういう意味でも、善一はスズ子の恩人だなった思います。ブギウギ第48話の感想はここまで。ブギウギ第49話の感想につづく



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