どうする家康 ネタバレ,あらすじ第20話「岡崎クーデター」

この記事は、2023年(令和5年)のNHK大河ドラマどうする家康第20話ネタバレ,あらすじを吹き出し(会話方式)でお伝えしています

どうする家康のあらすじ第19話で、武田信玄(阿部寛)が亡くなりました。しかし、息子・武田勝頼(眞栄田郷敦)が三河を取ろうと画策していました。

 

どうする家康の第20話のあらすじは、信長から手紙がくるところからスタートします。どうする家康の第20話タイトルは「岡崎クーデター」です。

どうする家康ネタバレ,あらすじ第20話

明智光秀
信玄が死によって、もはや殿を脅かすものはおりませぬな。徳川様が武田に奪われた所領を取り返すことでしょう。
織田信長
果たしてそうかな。武田四郎勝頼、恐ろしき才覚と俺は見る。

信長(岡田准一)の考えた通り、家康(松本潤)は武田勝頼(眞栄田郷敦)に振り回されっぱなしでした。家康は、武田に奪われた遠江の犬居城の奪還をはかりました。

しかし、勝頼は強く逃げることになりました。家康と大久保忠世(小手伸也)は、必死に馬を走らせて逃げます。

徳川家康
退け、退け。
大久保忠世
退け、退け、退け

その背後から、武田の無数の矢が間髪入れずに飛んできました。徳川勢は、あちこちで逃げ討ち取られます。結局、犬居城の奪還は失敗に終わりました。

5月に入って、武田勝頼は遠江の要所・高天神城を囲みました。家康は、浜松城で疲れきっていました。

榊原康政
織田からの加勢は、まだ来んのか?
大久保忠世
間もなく、来るはずじゃ。
本多忠勝
高天神は、もう持ちこたえられんぞ。

そこに、高天神が落ちたと知らせられました。

大久保忠世
信玄はいなくても、武田は武田ですな。
徳川家康
くそっ

家康は、武田領を切り取ろうとしていましたが敗北を重ねて、武田領がどんどん広がっていることがわかりました。

 

天正3年、信玄(阿部寛)の三回忌を終え、武田勝頼が穴山信君(田辺誠一)に聞きました。

武田勝頼
穴山、戦の具合はどうじゃ?
穴山信君
つつなく進んでおります。
武田勝頼
父の三回忌を終えた。ここからは、存分にやらせてもらう。岡崎を取る。狙うは松平信康、そしてその母・築山殿じゃ。

勝頼は、ここから本気で岡崎城を攻め落とす気でいました。

 

そのことが、浜松城にいる家康の元にも伝えられていました。

大久保忠世
殿、武田勝頼本軍が動き出した様子。
徳川家康
どこへ向かっておる。
大久保忠世
足助城。

足助城は、西三河の要所でありました。

鳥居元忠
やはり、狙いは岡崎かと。

家康は、書き物を後回しに立ち上がりました。

徳川家康
わしがでる

それを鳥居元忠(音尾琢真)、大久保忠世が止めます。

徳川家康
このままでは、岡崎がとられる。
大久保忠世
岡崎には、数正殿が行っております。
徳川家康
岡崎がやられれば、元も子もないんじゃ。

そういって向かおうとしていますが、高熱を出して倒れてしまいます。

 

一方、岡崎では松平信康(細田佳央太)が甲冑をつけていました。信康は、気持ちがたかぶってしまい紐がうまく結べませんでした。

五徳(久保史緒里)は何も手伝わず、正座してすまし顔をしていました。

五徳姫
落ち着かれませ。総大将は、どんと構えてなければなりませぬ。
徳川信康
わかっておる。

そこに、瀬名(有村架純)と亀(當真あみ)がやってきました。

瀬名
私たちも城に入ります。
岡崎が戦場になるのですか?
徳川信康
そうはさせぬ。岡崎に松平信康ありと武田勝頼に思い知らせてやる。
五徳姫
浜松の殿は、床に伏せってるとかで頼りになりませぬでな。

その言葉に、瀬名も亀もイラっとします。

父上は、遠江のことで忙しいのです。
徳川信康
五徳、そなたの父はあれこれ指示はだすが、助けをよこさず、頼りにならぬがな。
五徳姫
わが父は、天下人としての役目があるのです。
徳川信康
ご立派なことよのう。
五徳姫
侮辱するなら、父上に言います。

そういって、2人の夫婦喧嘩がはじまりました。

瀬名
やめなされ。我らは心を一つにする時じゃ。信康、そなたには殿が残してくださった家臣が大勢おる。一丸となれば、かなわなう敵はおりませぬ。
徳川信康
心得ています。

そして、家臣たちを集めて宣言しました。

徳川信康
これより、足助城に向かう。

家臣たちも雄たけびをあげ、出陣をします。

 

しかし、その2日後には敗走して戻ってきます。負傷した兵の手当てを瀬名と亀は行います。瀬名は、慣れていましたが亀は慣れないことに泣き出してしまいます。

瀬名
亀、泣くでない。息のあるものを助けよ。
はい。

そして、瀬名があちこちを見渡して処置をしていると、五徳が突っ立っていました。

瀬名
五徳、誰もそなたに命令はできぬ。自ら進んで手伝わねばならぬぞ。
五徳姫
このような汚い男たちに触れることなど、できませぬ。
瀬名
汚いとは何事か。三河を守るために、戦っている者たちぞ。そなたも三河の女子であろう。
五徳姫
私は、織田信長の娘じゃ。無礼者。

五徳は怒って出ていきました。

 

そこに、信康と数正(松重豊)がやってきました。

徳川信康
母上、どうされました?
瀬名
なんでもない。それより、うまくいかなかったようじゃな。
石川数正
こちらの動きが読まれてたようで、手痛くやられました。
平岩親吉
かくなる上は、ここで籠城の構えでございます。

その頃、浜松城では戦況が伝えられていました。

酒井忠次
武田勝頼、足助に入った模様。早ければ明日にも岡崎を攻めまする。
徳川家康
こんな時に動けんとは、我ながら情けない。
酒井忠次
お疲れがでたのでございましょう。私が変わりを務めますゆえ、ゆっくりお休みください。岡崎には、平八郎と小平太を急ぎ送りこみました。
徳川家康
そうか。
酒井忠次
それから、あの小僧もつけておきました。
徳川家康
ああ。
酒井忠次
岡崎が落ちることはありませぬ。
徳川家康
そう思うが、わしは武田勝頼という男が恐ろしい。あやつは、信玄の知力のすべてを受け継いでおる。武田信玄は、生きておるんじゃ。

その頃、岡崎のはずれを一人の巫女が歩いていました。千代(古川琴音)です。しばらくすると、武士が一人やってきました。

大岡弥四郎(毎熊克哉)です。弥四郎は、渡された紙を読み、表情が固まりその紙を破り捨てました。その晩、岡崎領内にある屋敷の中に30人ほどの人が集まっていました。

弥四郎
勝頼さまからお指図あり。明日、武田勢が攻めてまいる。よって、我らは今宵ことをなす。刻は虎の刻じゃ。これは、岡崎を救うためになすことじゃ。狙うはまず、松平信康。次いで築山殿。岡崎城を乗っ取り、武田勝頼さまをお迎えいたす。

信康の家臣・弥四郎と山田八蔵の姿もありました。弥四郎は、信康と瀬名を討ち岡崎を乗っ取ろうとしていました。

その計画のために、30人ほど集まっていました。八蔵は、瀬名に怪我の手当てをしてもらっているので、瀬名を討つことを知り心が揺らぎます。

 

そして、八蔵は瀬名にそのことを打ち明けました。瀬名は、すぐに信康、数正、七之助を集めました。

徳川信康
弥四郎が?信じられぬ。
石川数正
今は、誰が寝返っても不思議はござらん。弥四郎が通じたとあれば、こちらの動きが読まれているのも合点が行きます。

そして、わざとやらせて膿をだしきる方向で、動くことを決めます。

 

弥四郎たちの襲撃は、こうして防ぐことができました。弥四郎たちを捕らえて、なぜこのようなことをしたか問いただします。

弥四郎
脅されて仕方なく、つい武田の口車にのせられてしまいました。悔いておりますと言えば、満足でございますか。武田の方が優勢だからそっちについた。沈む船に居続けるのは愚かである。
徳川信康
わが父までも愚弄するつもりか。
弥四郎
ずっと、戦をしておる。ずっとじゃ。織田信長に尻尾を振って、我らに死んでこいとずっと言うておる。なんの御恩があろうか。

みなもうこりごりなんじゃ。終わりにしたいんじゃ。だが終わらん。信長にくっついておる限り、ずっと終わらん。

遅かれ早かれ死ぬのなら、ほんのひと時でも夢を見た方がましじゃ。よう聞け。これがみなの本当の心じゃ。

勝頼たちは、弥四郎から上がる予定であったのろしがないので、しくじったことを察します。

穴山信君
のろしが上がりません。しくじったようですな。
山県昌景
御屋形様、かまわず力攻めいたしましょう。
武田勝頼
そう焦ることもあるまい。
山県昌景
見逃すのでございますか。
武田勝頼
岡崎攻めは、まだはじまったところよ。あの城はいずれ、必ず内側から崩れる。

そして、勝頼は浜松城の方に向かいました。

 

浜松城では、岡崎のことが報告されていました。

徳川家康
大岡弥四郎がな・・・。

家康は驚きました。

本多忠勝
みな死罪にするしかありませぬ。
徳川家康
武田勝頼、恐ろしい敵じゃ。
榊原康政
奴らは、岡崎攻めをやめ南に向かっております。
徳川家康
こちらに向かっておるのか。
本多忠勝
迎え撃つなら、吉田城になりましょう。
徳川家康
わしも、吉田にはいる。

そして、井伊虎松(板垣李光人)を呼びます。

井伊虎松
虎松、参りました。
徳川家康
聞かせてくれんか。わしを恨んでおったのに、なぜ仕官した。
井伊虎松
郷里を立て直すためでございます。
徳川家康
なぜ、武田じゃなくわしじゃ。ずっと、武田にやられっぱなしじゃ。民は、わしをバカにして笑っているそうじゃ。なのに、お前はなぜ?
井伊虎松
だからこそです。私は、幼い頃より民の苦しむ顔ばかり見ています。しかし、殿の話をする時、みなが愉快そうに笑います。
徳川家康
あざ笑ってるだけじゃ。
井伊虎松
民を恐れさせる殿様より、笑顔にする殿様の方がずっといい。心の底では、殿にこの国を守ってほしい。そう願っているはずです。それに正直、武田にいったらすごいのがたくさんいて出世できませぬ。
徳川家康
こっちには、大したのがおらんか。
井伊虎松
へんちくりんなのばっかりで。

そして、虎松は家康の側で働くことになります。名を万千代に改めました。

 

吉田城で、家康、酒井忠次(大森南朋)、鳥居元忠がみているなか、武田軍が引き揚げていきます。

徳川家康
引き揚げたのではない。
酒井忠次
我らをおびき出すつもりでしょう。生贄を狙いに来たんじゃ。
鳥居元忠
いけにえ?
酒井忠次
長篠

長篠は、武田と徳川の境界にありました。そこに、おびきだそうとしていたのです。

 

一方、岡崎城で瀬名は、八蔵に頼みをしました。それは、武田と弥四郎をつないだ人物をさぐるためでした。瀬名は、八蔵に手紙を託しました。

そして、築山にやってきたのは、千代でした。

瀬名
よう、おいでくださった。
千代
なんと素敵なところでしょう。まさか、築山殿が直々にお招きいただけると思っていませんでした。
瀬名
またおいでくださって嬉しい。お千代さん。
千代
私を覚えておいででございますか。
瀬名
昔、お寺で楽しい踊りをさせていただきました。こたびも、あなたではないかと思っておりました。2人きりで話ましょう。お茶をたてますね。
千代
おできになるとお思い?この私を取り込もうなんて。
瀬名
家臣に手を出されるぐらいなら、私がお相手しましょう。そっちにとっても、望むところでは?

そして、瀬名は笑顔をうかべて千代に言います。

瀬名
お友達になりましょう。

どうする家康第20話のネタバレ,あらすじはここまで。どうする家康第21話のネタバレ,あらすじにつづく。



どうする家康第20話の感想

どうする家康第20話のあらすじでは、武田勝頼が岡崎に狙いをつけて弥四郎(毎熊克哉)に岡崎城を乗っ取ろうとさせました。

計画は、八蔵のおかげで失敗に終わりました。しかし、瀬名が八蔵の治療をしてなかったら危なかったですね。八蔵も弥四郎と同じように裏切ろうと思っていたからです。

 

弥四郎も言っていたように、武田の方が徳川より強い。だから、そっちについて少しでもいい想いをするっていうのは人間の欲ですね。

気持ちはわかります。ただ、そういう欲だけで動いていると感情が揺れ動くものです。だから、八蔵のように事実を打ち明けるものもいます。

 

弥四郎は、武田からトカゲの尻尾切りにあってもうおしまいです。それにしても、この大事な時に家安は熱を出すって・・・。

岡崎城を信康に任せておくのはちょっと不安かもって思いました。もちろん、数正(松重豊)もいますが、武田が本気でせめてきたら終わる気がします。

 

そして、千代と瀬名の女の戦いは戦とは違うものがあって怖いです。女性同志で、ともに頭が切れるだけにどうなるのかな?

こういう時の瀬名は、どこか頼りになります。どうする家康第20話の感想はここまで。どうする家康第21話の感想につづく



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