虎に翼 あらすじ第54話「崔香淑」感想

このページでは、NHK朝ドラ「虎に翼」の第54話ネタバレ,あらすじを吹き出し(会話方式)でお伝えしています。

虎に翼のあらすじ第53話に、多岐川(滝藤賢一)は子どものためにすごく熱い人物であると評判でしたが、寅子(伊藤沙莉)はそれが信じられません。

 

虎に翼のあらすじ第54話は、崔香淑(ハ・ヨンス)と再会するところからスタートします。虎に翼第54話のタイトルは「崔香淑」です。

虎に翼あらすじ第54話

寅子
ヒャンちゃん?ヒャンちゃんだよね。
さいこうしゅく
その名前でよばないで。

さいこうしゅくは、寅子(伊藤沙莉)を見るとすぐに奥に下がってしまいます。

寅子
はて?今のって崔香淑ですよね。
多岐川
しまった。佐田くんを連れてくるなって言われていたのを忘れていた。今見たことは、忘れてくれ。

多岐川は、そう言って寅子の前からいなくなりました。

 

寅子は家でその話をします。

花江
本当にその人だったの。トラちゃんとあんなに仲よさそうにしてたのに。
寅子
間違いない。
はる
そうするしかなかったのよ。あなたの同僚と結婚したんでしょ。
寅子
うん。

 

翌日、汐見(平埜生成)は寅子に説明をしました。

汐見
ごめん。昨日のことも、黙っていたこともごめん。彼女は、僕との結婚の後は、香子と名乗ってる。香子とは・・・
寅子
いいんです。本人から聞きますから。
汐見
そういわずに聞いてくれ。彼女から話してくれと頼まれているんだ。僕は、戦争中に多岐川さんと一緒に朝鮮半島の裁判所にいたんだ。

そこで、労働争議扇動の疑いをかけられた、こうしゅくの兄の予審判事をしていたんだ。

そのつながりで、こうしゅくと知り合い結婚して日本に戻ってきたんだ。多岐川さんは、行き所のない僕たちを居候させてくれているんだ。

日本人と結婚したことで、香子(ハ・ヨンス)は兄からも冷たくされてふさぎ込んでいたのです。

汐見
香子からの伝言。崔香淑のことは忘れて、私のことは誰にも話さないで。トラちゃんは、トラちゃんの仕事頑張って。
寅子
私は戦前、彼女との約束を果たすことはできませんでした。私にできることはないのでしょうか。
多岐川
んなもんあるか。香子ちゃんはすべてを承知で汐見くんと結婚したんだ。どうするか決める権利はすべて香子ちゃんにある。

この国にしみついてる香子ちゃんに対する偏見を佐田くんに正す力はあるのか。ないだろ?だったら黙ってろ。

助けてほしいかどうかわからん人に使う時間は今の君にはない。家を出てから家に帰るまでの時間は、家庭裁判所設立のために使いたまえ。今、この日本には愛の裁判所が必要なんだ。

汐見
香子も佐田さんがお仕事頑張ってくれることが一番うれしいと思うよ。

寅子は、納得できないまま家庭裁判所設立のために働きます。しかし、壇(土平ドンペイ)と浦野(野添義弘)の話合いはいつまでたっても平行線のままです。

それを見ている、多岐川も居眠りするために同席しているのではないかと思うぐらい、寝ることが多い状況でした。

 

ある日、桂場(松山ケンイチ)が調査室にやってきました。

多岐川
桂場、相変わらず辛気臭い顔してるな。
桂場
相変わらず、間抜けな顔してますね。佐田くん、ついてこい。客人だ。

寅子が桂場についていくと、そこには花岡(岩田剛典)の奥さんだった奈津子(古畑奈和)がいました。

桂場
花岡判事の奥さんの奈津子さんだ。

寅子は、奈津子に一度会ったことがありました。奈津子は、寅子にお礼を言いにやってきていたのです。

寅子
ごめんなさい。花岡さんが苦しんでいることに気づきませんでした。気づいてたら何かできがのに。ごめんなさい。

奈津子は、寅子が花岡に渡した半分のチョコレート。それで、家族が笑顔になれたことのお礼をどうしても言いくてやってきたのです。

奈津子は、花岡がなくなってから、子どもたちと佐賀に戻っていました。そして、子供たちのためにお互い頑張りましょうと健闘を称えあって、別れました。

 

それを見ていた桂場が言います。

桂場
家庭裁判所の設立は急務だ。家族に恵まれたご婦人ばかりではない。
寅子
わかっています。でも、正論だけじゃ誰も納得しないんですよ。
桂場
正論は、純度が高ければ高いほど効果抜群だ。
寅子
じゃあ、私の正論は純度が低いってことですか。

虎に翼第54話のネタバレ,あらすじはここまで。虎に翼第55話のネタバレ,あらすじにつづく



虎に翼第54話の感想

虎に翼第54話のあらすじでは、寅子は崔香淑と再会しました。崔香淑は、香子と名前を変えて生活をしていました。

寅子はそんな状態の崔香淑をなんとか救いたいと考えます。しかし、多岐川は香子の国に対する差別から守り切れるのかと割れた寅子は黙ってしまうというストーリーでした。

 

それにしても、汐見と崔香淑が一緒になっているとは寅子は夢にも思わなかったでしょうね。もう朝鮮に帰っているものだと思ってましたから。

でも、崔香淑にもそれなりの理由がありました。でも、汐見はいい人っぽいので良かったと言えばよかったのかな。

 

多岐川もあんなだけど、国籍差別がある中で崔香淑と汐見を守ってくれています。多岐川でなければ、差別するってこともあったと思います。

そういう意味で、いいところに居候させてもらっているんですね。その点は、寅子にとっても安心ではあるでしょう。

 

でも、花岡さんの奥さんがお礼に来ていたシーンは良かったです。寅子からしても、奈津子と会えてよかったのかもしれません。

そして、最後のシーンはちょっと面白かったです。純度って面白いキーワードでした。虎に翼第55話の感想はここまで



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