どうする家康 ネタバレ,あらすじ第18話「真・三方ヶ原合戦」

このページは、2023年(令和5年)のNHK大河ドラマどうする家康第18話ネタバレ,あらすじを吹き出し(会話方式)でお伝えしています

どうする家康のあらすじ第17話で、徳川軍は武田軍の罠にはまり三方ヶ原の戦いで大敗を喫してしまいます。

 

どうする家康の第18話のあらすじは、井伊虎松(板垣李光人)が三方ヶ原の凄惨な現場を見ているところからスタートします。どうする家康の第18話タイトルは「真・三方ヶ原合戦」です。

どうする家康ネタバレ,あらすじ第18話

浜松にとどまっていた井伊虎松(板垣李光人)は草むらに隠れて、三方ヶ原の凄惨な現場を見ていました。

そこで、荷車で運ばれる金茶美具足がをまとった男がいました。後ろから、その者がかぶっていたであろう金の鎧兜も見えます。

 

その頃、信長(岡田准一)は岐阜城から三方ヶ原の方を向いていました。

織田信長
誰が持ち場を離れてよいと申した。
羽柴秀吉
知らせを聞いて、居ても立っても居られず。まことでございますか?
織田信長
あっという間じゃったそうじゃ。
羽柴秀吉
徳川様が・・・えらいことになりましたな。
織田信長
やはり、桶狭間は二度おきぬか。

信玄(阿部寛)の圧倒的な強さに、羽柴秀吉(ムロツヨシ)も沈んでいました。

 

西には、浅井・朝倉軍や本願寺。東には武田軍、織田勢は敵に囲まれて四面楚歌の状態でした。

織田信長
サル、愉快よのう

信長は、危機感・緊張感があればあるほど気持ちが高ぶります。秀吉もそんな信長に呼応しました。しかし、秀吉は同時に将軍・足利義昭(古田新太)が変な行動にでないか心配していました。

前日の夜、徳川軍は三方ヶ原で武田軍に待ち伏せされて大敗しました。絶望的な状況を見た、織田軍の水野信元(寺島進)は早々に逃げ帰りました。

 

いつも酒を飲んでいた本多忠真(波岡一喜)も壮絶な最後を遂げていました。本多忠勝(山田裕貴)に家康を守るように言い残し・・・

本多忠真
ここから先は、何人たりとも通さん。

そういって亡くなります。

 

徳川軍は、散り散りになります。負傷して浜松城に入るものがたくさんいる中で、家康の姿は浜松城にありませんでした。

浜松城は、徳川軍の負傷者と治療をする女性でごったがえしていました。そこに、酒井忠次(大森南朋)が帰ってきました。

夏目広次
よう戻られた。
酒井忠次
殿は?
夏目広次
まだ戻られてません。
酒井忠次
なんだと?馬を引け。
夏目広次
その体では、無理でございます。

家康は、本多忠勝(山田裕貴)、榊原康政(杉野遥亮)、鳥居元忠(音尾琢真)らに守られながら三方ヶ原の集落に入っていました。

周辺には、武田の兵士がうようよいました。家康たちは身を潜めてかくれていましたが、夏目広次(甲本雅裕)がやってきます。

夏目広次
殿、具足を脱いでください。早く。

夏目広次は、家康を守って死のうとしていたのです。

徳川家康
ならん。

家康は、全力で拒みましたが全員ではぎとられました。夏目はなんの迷いもなく、金茶美具足を身にまとっていきます。

徳川家康
ならん!ならん!やめろ。夏目吉信!吉信じゃろう。幼い頃、わしと一番よう遊んでくれた夏目吉信じゃろう。こんなことはせんでよい。
夏目広次
足りませぬ。一度ならず、二度までも殿の命を危うくした。これだけでは足りませぬ。

家康が幼い頃、夏目吉信はよく遊んでくれました。弱虫な竹千代をいつも励ましてくれる存在でした。

しかし、夏目吉信はついていながら幼い家康を織田にとられるという失態をしてしまいます。そのため、名前を広次に変えていたのです。

 

だから、家康はいつまでたっても夏目広次と名前を覚えることができなかったのです。

夏目広次
夏目吉信、今度こそ殿のお役に立てます。殿を頼みました。
徳川家康
吉信だめじゃ。ならぬ吉信。
夏目広次
殿が生きてさえおれば、徳川は滅びませぬ。生きてさえいれば、いつか信玄を倒せましょう。殿は、きっと大丈夫。

そういって、金茶美具足をまとった夏目広次は敵に攻めかかりました。三方ヶ原の戦いで命を失ったのは、家康ではなく夏目広次だったのです。

そんな中、浜松城に武田勝頼(真栄田郷敦)が攻めてきました。

酒井忠次
今攻められたら、ひとたまりもない。

そういって、策を石川数正(松重豊)に耳打ちしました。数正も他に手がないので、酒井忠次の策に乗りました。

石川数正
城門を開け放て。
酒井忠次
かがり火をたいて息をしずめよ。

「空城の計」という空っぽの城をさも罠のようにみせかける兵法です。武田勝頼は、罠だと思い三方ヶ原に陣を引き武田信玄(阿部寛)に報告しました。

武田信玄
門をあけて、静まり返っておる?
武田勝頼
何かの罠でございます。
穴山信君
それは、空城の計ですな。諸葛孔明がつかった戦法じゃ。しかし、使った奴は初めてみた。面白き連中じゃ。
武田勝頼
ただちに浜松城を落ちします。
武田信玄
まあ待て。古事を学んでおるのはけっこうなことじゃ。それに免じて、見逃してやろうじゃないか。
武田勝頼
なにを申します。今なら、浜松城をたやすく落とせます。
武田信玄
一朝一夕にはいかぬ。立ち上がれぬほど叩いた。もう十分じゃ。我らの敵は、都に住む魔物よ。わしは時が惜しいのじゃ。一日たりとも無駄にしとうない。美しい朝じゃ。さあ、西へ向かおうぞ。

浜松城では仰向けになり、家康は悔しくて泣いていました。

石川数正
ひとまずは難をしのいだかと。

家康は、三方ヶ原のことを思い出すと涙が止まりませんでした。

酒井忠次
殿、彦は深手を負いながらも女子供を励ましております。平八郎は、かすり傷ないと軍勢を立て直しております。
徳川家康
わかっておる。わしは、みなに生かされた。この命、無駄にはせぬ。必ず立て直すぞ。家康は生きておる。そう言いふらせ。

一方、武田軍は東三河の野田城を落として、ゆっくりと西に進んでいました。信長(岡田准一)は軍議を開いていました。

織田信長
信玄が戦をする時は、すでに勝ちが決まってるという。わしは、お主たに勝てとはいわぬ。俺が言うことは1つ。ただ己のなすべきことをすべてなせ。さすれば、天が信長が信玄のどちらかを選ぶときじゃ。
羽柴秀吉
まことか。天は、もう選んでしもうたのかもしれません。

元亀4(1573)年4月、急に武田軍は進路を変えました。武田軍は甲斐へ戻っていったのです。どうする家康第18話のネタバレ,あらすじはここまで。どうする家康第19話のネタバレ,あらすじにつづく。



どうする家康第18話の感想

どうする家康第18話のあらすじは、三方ヶ原の戦いで家康がどのように生き延びたのか。どのように大敗したのかというストーリーでした。

今回のストーリーで、特にかっこよかったのは本多忠真と夏目吉信でした。すごくかっこいい最後をとげました。

 

本多忠勝と家康は辛かったでしょうね。これまでずっと一緒に戦ってきた人たちが自分のために死んでいくことがわかる。

その悲壮感がとても伝わってきました。本多忠真なんかは、普段はただの飲んだくれです。でも、最後はかっこよく本多忠勝を守りました。

 

三方ヶ原の敗戦は、家康にとって大きな教訓になったのではないかと思います。元々用心深い家康は、信玄に負けたことで多くのことを学んだのでしょう。

そういった意味では、武田信玄が浜松城を落としにこなかったことは助かりました。自分の命が短いことを知っていたので、信長と戦をしたかった。

 

だから、浜松城を落とすことなく西へ進んだんでしょう。この時のタイミングで、信長と信玄が戦っていたら歴史は変わっていたかもしれませんね。

それが、武田信玄が戦国最強武将と言われる所以でもあります。三方ヶ原の戦いで、家康はたくさんの兵を失いました。

 

大きな勉強代になりましたが、この負けがあったからこそ天下人になれたのだと思います。どうする家康第18話の感想はここまで。どうする家康第19話の感想につづく



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