どうする家康 ネタバレ,あらすじ第21話「長篠を救え」

この記事は、2023年(令和5年)のNHK大河ドラマどうする家康第21話ネタバレ,あらすじを吹き出し(会話方式)でお伝えしています

どうする家康のあらすじ第20話で、瀬名(有村架純)が武田の忍びである千代(古川琴音)と築山城が対峙していました。

 

どうする家康の第21話のあらすじは、瀬名と千代が対峙しているつづきからスタートします。どうする家康の第21話タイトルは「長篠を救え」です。

どうする家康ネタバレ,あらすじ第21話

瀬名
ようおいでくださった。
千代
まさか築山殿から呼ばれるとは思っていませんでした。
瀬名
またおいでくださって嬉しい。お千代さん。
千代
苦しいご胸中、お察しいたします。もはや、徳川は風前の灯火。頼みの織田様は、助けてくれませぬしなあ。岡崎は、岡崎で生きていかねばなるまい。

武田は、いつでも受け入れますよ。あなた様と信康さまを。あなた様なら、勝頼様の妻として受け入れることだって。

瀬名
お千代さん、旦那さまは?
千代
とうになくしております。
瀬名
戦で?
千代
ええ。
瀬名
お子は?
千代
いません。
瀬名
それで忍びを?あなたも苦労してますね。
千代
性に合ってます。武田様もよくしてくれますし。
瀬名
されど、戦がなければ違った暮らしになったでしょう。旦那さまを支えて、お子を育てて。あなたから幸せを奪ったのは、誰なのかしら?

私とあなたが手を携えれば、何かできるんじゃないかしら。徳川のためでも、武田のためでもなく、もっと大きなことが。

千代
毒を飲まされるところでした。
瀬名
毒など入っておりません。
千代
その大きな瞳に吸い込まれ、余計なことをしゃべってしまう毒でございます。怖いお方でございますね。今日は、このへんで。
瀬名
またおいでくださいませ。

千代(古川琴音)は、何も答えずそのまま去っていきました。

 

天正3年(1575)5月、武田の大軍が長篠城を取り囲んでいました。武田勝頼(眞栄田郷敦)は長篠城を見下ろ医王寺山で本陣をしいていました。

長篠城では、武田に兵糧攻めをされ兵士たちは飢えに耐えていました。城主は、奥平信昌(白洲迅)ですが、2年前に武田から離反。

 

徳川軍が助けに来てくれると、待っていました。その中の一人が川を泳いで、家康のところに助けを求めに行きました。瀬名(有村架純)のもとに、亀(當真あみ)が慌ててやってきました。

母上、母上。表に倒れております。
瀬名
何が?
初めは熊か大きな猿かと。
瀬名
死んでおるのか?
そう思って、石をぶつけてみたら・・・飯くだせえと。
瀬名
え?
人でございました。

長篠城から助けを求めて、岡崎城までやってきたのです。

 

その様子を知った、武田軍の山県昌景(橋本さとし)が武田勝頼に確認します。

山県昌景
一人、谷川を伝って徳川に助けを求めに行くものと思われます。捕らえましょうか?
武田勝頼
いや、行かせよ。

勝頼は、何かを企んでいる顔をしました。

 

その知らせを受けた翌日、浜松城から家康(松本潤)がやってきました。

酒井忠次
長篠からの使者で間違いないのか?
石川数正
奥平殿からの書状を携えておった。
平岩親吉
連れてまいりましょうか。
徳川家康
あとでよい。手立てを考えるのが先だ。

そういって、手立てを考え始めます。

鳥居元忠
奥平勢は、わずか500足らず。ここまでよく持ちこたえております。
徳川信康
なんとしても助けなければ・・・・
石川数正
ですが、武田軍は我らの3倍。のこのこ出ていけば三方ヶ原の二の舞でござる。
井伊万千代
それこそが、勝頼の狙い。長篠は、我らを引っ張りだすための餌でござる。
徳川信康
つまるところ、頼みの綱は・・・
平岩親吉
もう一度、助けを求めましょう。
鳥居元忠
また、水野や佐久間あたりをよこして、言い訳するばかりでないといいが。

その数日後、水野信元(寺島進)と佐久間信盛(立川談春)が岡崎城にやってきました。

水野信元
上様は、まだ天下のことで手一杯でな。
佐久間信盛
上様は、徳川様の力を信じておられる。みなさまだけで、なんとかできると。

しかし、家康は三方ヶ原で一番に逃げた水野や佐久間の言葉を信じることができませんでした。そして、怒っていいます。

徳川家康
手を切る。今すぐ助けに来なければ、織田とは手を切る。
徳川信康
父上・・・

家康は、心に決めていました。

徳川家康
武田勝頼と組んで、信長を攻める。そう伝えよ。
水野信元
上様に、そんなことを申してはならん。えらいことになるぞ。
徳川家康
だいたい、上様とはなんじゃ。将軍でもなんでもなかろう。
佐久間信盛
本当にそうお伝えしてよいのですな。
徳川家康
ああ、ようござる。
水野信元
まあ、まあ、落ち着け。
佐久間信盛
そう伝えますぞ。
徳川家康
さっさと行かれよ。

そう言われて、佐久間信盛はでていきました。

徳川信康
大丈夫でしょうか?
徳川家康
びくびくするな。わしと信長は、対等な間柄じゃ。

そういったものの、家康の手は震えていました。

 

その2日後の5月14日です。見張りをしていた、万千代(板垣李光人)が驚きの声をあげました。

井伊万千代
おい、来たぜ。織田勢がきやがった。

櫓に、家康、酒井忠次(大森南朋)、本多忠勝(山田裕貴)、榊原小平太(杉野遥亮)、鳥居元忠(音尾琢真)、大久保忠世(小手伸也)が集まります。

井伊万千代
道が真っ黒だ。
鳥居元忠
2万、いや3万はおるかの
本多忠勝
これなら、武田に勝てるぞ。
徳川信康
父上、賭けに勝ちましたな。
徳川家康
わしが脅せば、こんなもんじゃ
平岩親吉
お迎えに行ってまいります。
酒井忠次
一同、粗相のないようにな。

そして、平岩親吉(岡部大)に案内されて、信長(岡田准一)と秀吉(ムロツヨシ)と小人数で広間に入りました。外で待つ秀吉に平岩親吉が声をかけます。

平岩親吉
ご家中の方も、中へ。
羽柴秀吉
いえいえ、外でけっこう。

そして、家康が信長に挨拶をします。

徳川家康
よくぞおいでくださった。お礼を申し上げ・・・

家康が挨拶をするのを遮って、信長は膝をついて謝罪します。

織田信長
徳川殿、再三の求めにかかわらず遅れたこと、心よりお詫びいたす。
徳川家康
滅相もない。

信長が膝をついたため、家康をはじめみなが膝をついて挨拶をします。そして、信長は信康(細田佳央太)の方に向き直していいます。

織田信長
婿殿。今更ながらの対面、許されよ。織田信長である。
徳川信康
信康にございまする。

信康は、信長の圧に圧倒されていました。そして、瀬名にも挨拶をしました。

織田信長
お内儀。織田信長でござる。
瀬名
家康の妻でございます。夫がいつもお世話になっております。
織田信長
五徳。しかとやっておろうな。
五徳姫
はい。父上。
織田信長
ご内儀や信康殿にご無礼ないだろうな。
五徳姫
はい。父上。
織田信長
これが、わがまま申すようなら遠慮なく、折檻なされよ。

瀬名がどういえばいいか迷っているところに、信長は亀(當真あみ)をみました。

織田信長
姫、長篠が持ちこたえておるのは姫のおかげ。礼をもうす。

首をかしげる瀬名に対して、家康はまずいと感じます。

織田信長
戦が終われば、一日も早く奥平殿のもとへ参るとよかろう。
石川数正
時が惜しく存じます。さっそく軍評定を
酒井忠次
織田さま、あちらへ。
織田信長
そこは、城主の場所であろう。家康殿と信康殿が
酒井忠次
いえいえ、総大将が。
羽柴秀吉
総大将は、徳川様でございましょう。さあ、さあ、さあ、さあ。

そして、家康と信康が上座に座って軍議が始まります。重苦しい雰囲気の中、代りに秀吉が口を開きました。

羽柴秀吉
この戦は、徳川様の戦です。わしらは、手伝いにまいったまでです。徳川様がお指図くだせ~。
石川数正
では、本多忠勝より。
本多忠勝
まず、武田勝頼本軍がここに布陣していると考えられます。さすれば・・・・

信長は、ただ黙って聞いていました。その提案を秀吉が絶賛しました。

羽柴秀吉
さすがは、本多殿。結構な策でございます。

その後、信長たちがいなくなると徳川家の家臣は、ため息をつきました。

大久保忠世
なんじゃ。あの殊勝なふるまいは。
鳥居元忠
信長のくせに、慎ましくしおって。

瀬名は、家康を連れて大台所にいました。瀬名は、亀のことについて問いただします。家康は、密かにすすんでいた縁談を打ち明けます。

瀬名
亀は、奥平に輿入れすることが決まっておる。そうでございますね。
徳川家康
奥平の若殿は、武田をみかぎってわしについた。
瀬名
どうして、私や亀に話してくれなかったのですか?
徳川家康
いや、違うんじゃ。
徳川信康
私は、反対です。何故、亀をあんなところに行かさなければなりませぬか。
五徳姫
奥平をつなぎとめるために決まっておるでしょう。
徳川信康
つり合いがとれぬと言っておる。
母上、長篠とはいかなるところでしょう
瀬名
私もいったことはないが・・・
五徳姫
ものすごい山の中じゃ。けものしかおりませぬ。みんな毛むくじゃらよ。
嫌じゃ、嫌じゃ。
徳川信康
父上、奥平には他の家の姫で十分だと思います。亀には、もっとよい家に・・・
徳川家康
落ち着け。これは決まったことではない。信長が勝手に話を進めてしまったんじゃ。亀、わしもそなたを奥平へ行かせるつもりはない。
まことでございますか?
徳川家康
他の家の姫でよいと思っておる。
徳川信康
では、きっぱりお断りください。
徳川家康
折をみてな。
徳川信康
今日、この場で申し上げればよろしゅうござる。
徳川家康
まあな・・・。

そして、信長たちとの食事の席で家康がなかなか言い出せずにいると、信康が信長の前に行きます。

徳川信康
舅殿、申し上げたき儀がございます。

家康が止めようとしますが、そのまま言います。

徳川信康
我が妹と奥平殿との婚姻の儀、なしとしていただきたく存じます。

瀬名と家康も前に出て、頭を下げます。

徳川家康
この件につきましては、我が家の事柄でございますゆえ、我らにお任せ願いたく・・・
織田信長
その通りじゃ。勝手に話を進めてすまなんだ。
徳川家康
では、取りやめても?
織田信長
ちょうどよい機会だ。徳川殿に申せ。
羽柴秀吉
は。この度、上様は徳川様との仲について考え直されましてな。清州以来の盟約をおしめえにすることにしました。
徳川家康
おしまいとは?
羽柴秀吉
手を切るっていうことで。徳川様がそうお望みだとか。

家康は、そう来たかと感じました。

羽柴秀吉
この天下に生きるもんは全員、織田信長の臣下とならん。ちゅうことだわ。
酒井忠次
つまり、我が殿にも織田家の家臣になれと?
羽柴秀吉
左様。わしらと同じ。これからは、上様がしかとお守りくださるだに。
石川数正
代わりに、織田さまにすべて従わなければならなくなります。徳川家中のことも。
羽柴秀吉
そりゃ、そうだわ。当たり前でしょ。
石川数正
もし、臣下にならなければ?
羽柴秀吉
敵とみなすことになりますわな。五徳様をお連れして、ここを引き揚げるよりほかねえわ。
徳川家康
なんたる仕打ち。これは、あまりに身勝手な取り決め。
羽柴秀吉
なんでえ。ええ話で・・・
徳川家康
だまれ。信長殿に申しておる。
織田信長
勝手に決めるつもりはない。決めるのは、お主じゃ。俺と手を切りたければ、そうすればよい。勝頼と組んで、俺を攻めたければ攻めるがよい。いっそ、ここで俺の首を斬ったらどうだ。今なら、とれるかもしれんぞ。今じゃ、今、決めろ。
徳川家康
これは、脅しじゃ。
織田信長
先に脅しをかけてきたのは、お主だろうが。
徳川家康
お前がちっとも助けをよこさんからだろうが。。
織田信長
俺を脅すなど許さんぞ。さあ、決めよ。どうする家康
徳川家康
今まで、織田が徳川に何をしてくれたんじゃ。わしは、桶狭間からこの手で国を守ってきたんじゃ。多くの犠牲を払って。なんで今更、お前の家臣にならねばならんのだ。
織田信長
なら、それでよい。

信長は、そういって客間を出ていきました。そして、亀が信長を追いかけて謝ります。

お怒りをお沈めくださいませn。亀のせいで申し訳ございませぬ。亀はわがまま申しませぬゆえ、どうか仲直りしてください。亀は、奥平さまのもとに喜んでまいります。

瀬名も信長に手をついて願いでます。

瀬名
我が夫は、織田様の臣下になるのを拒むものではございません。ただ、これは家臣一同にかかわることゆえ、猶予をいただきたいまでです。

このことは横に置いて、長篠をすくことを先になさってはいかがでしょうか。その後、お答え申します。旦那様、そうでございますよね。

徳川家康
ああ。
織田信長
面をあげなされ。怒ってなどおらん。ほんの余興よ。無論、長篠は助ける。

亀のおかげで、ことなきをえました。

 

そして、長篠から来ていた強右衛門(岡崎体育)は、喜んで長篠へ帰っていきました。しかし、その途中に武田の兵につかまります。

武田勝頼
奥平信昌には、徳川は長篠を見捨てた。城を明け渡すべきだと伝えろ。そうすれば、武田で召し抱えてやる。

強右衛門は、迷いました。そして、最初は勝頼に言われたとおりに話しますが、亀のことを思い出し本当のことを話しました。

強右衛門
徳川様はすぐにやってくるぞ。織田様の大軍勢と一緒じゃ。皆の衆、もう少しじゃ、もう少しの辛抱じゃ。持ちこたえろ、持ちこたえるんじゃ。

すると、すぐに強右衛門は武田に捕らえられ磔にされてしまいました。

強右衛門
殿、殿、徳川の姫君は麗しい姫君じゃ。ようございました。大事にしなはれや。殿、殿。

その頃、岡崎城では信長が上座にどっしりと座っていました。

織田信長
これより、我が策をしめす。

そういった信長を家康は気づかれないように睨んでいました。どうする家康第21話のネタバレ,あらすじはここまで。どうする家康第22話のネタバレ,あらすじにつづく



どうする家康第21話の感想

どうする家康第21話のあらすじでは、長篠を助けに信長がやってきたというストーリーでした。その際に、強右衛門が命をかけて伝令をしました。

武田に殺されるとわかっていながら、徳川がもうすぐ来ること。信長の大軍勢を率いて助けにくることを伝えました。

 

第21話のあらすじでは、強右衛門がとても印象的でした。岡崎体育さんが悲痛の叫びの中で、磔にされるシーンは、ちょっと胸が痛くなりました。

自分の命に代えても、真実を話す。そして、長篠城の人たちに希望を伝えました。あの行動は、今の日本人が忘れている気持ちなんだと思います。

 

今の日本人は、本当に今だけ金だけ自分だけになってしまいました。でも、この時の強右衛門にはプライドがありました。そこがすごくよかったです。

それにしても、信長は家康の何倍も上手ですね。家康がキレて、武田と手を組んで織田を攻めるって言った時には、大丈夫かって思いました。

 

でも、信長はそれを上手に利用しました。これまで何もしてくれなかった信長が、いよいよ本領を発揮する長篠の戦ですね。

長篠城の人たちもなんとか間に合いました。どうやって、武田をやっつけるのか。来週が楽しみですね。どうする家康第21話の感想はここまで。どうする家康第22話の感想につづく



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