どうする家康 ネタバレ,あらすじ第27話「安土城の決闘」

このページは、2023年(令和5年)のNHK大河ドラマどうする家康第27話ネタバレ,あらすじを吹き出し(会話方式)でお伝えしています

どうする家康のあらすじ第26話で、家康(松本潤)は信長(岡田准一)を富士の大遊覧でもてなしました。

 

どうする家康の第27話のあらすじは、家康が信長から安土城に招かれるところからスタートします。どうする家康の第27話タイトルは「安土城の決闘」です。

どうする家康ネタバレ,あらすじ第27話

徳川家康
信長を殺す。天下をとる。
本多忠勝
どうやります?
榊原康政
安土で左様なことはできないでしょう。
徳川家康
安土城ではやらん。信長は、京にうつるはずじゃ。今は、都は信長の家。都は穏やかになり敵への備えは手薄。すでに、半蔵たちに調べさせておる。近頃、信長の宿は本能寺という寺だそうじゃ。ぬかりなく進めておる。信長を本能寺で討つ。
大久保忠世
信長は討てても、配下の将たちがおるでしょう。
石川数正
いや、おらん。配下の者は、遠くにおる。秀吉は毛利攻め、柴田は北国、すぐにはかけつけられん。唯一やっかいのは、明智。
徳川家康
やつを遠ざける策は、考えてある。異存反論は一切許さぬ。従えぬ者は、この場で切る。わしはもう誰も指図は受けん。誰にもわしの大切な者は奪わせはせぬ。

宿敵・武田を滅ぼし信長(岡田准一)を富士の大遊覧でもてなした家康(松本潤)は、穴山梅雪(田辺誠一)と一緒に安土城に招待されました。

家康が安土城に行く準備をしていると於愛(広瀬アリス)が息子たちを連れてやってきました。

於愛の方
長丸、福松、父上に挨拶しなさい。

家康と於愛の間には、2人の子供ができていました。気立てのよい於愛は、家臣に慕われ浜松城の奥を取り仕切っていました。長丸は3歳、福松は2歳であります。

徳川家康
留守を任せたぞ。

信長にとって、徳川は武田に対する備えの役割を果たしていました。その武田がいなくなった今、信長が家康のことをやっかいに思っても不思議ではない。

信長からの招待は罠かもしれない。そんな話が家臣たちの間でもささやかれていました。

於愛の方
なにか心配ごとでも?
徳川家康
ウサギはオオカミより強いと思うか?
於愛の方
謎かけですか?
徳川家康
そんなことを言ってた者がおってな。
瀬名
ウサギはオオカミより、ずっと強うございます。

家康は、瀬名(有村架純)の言葉を思い出します。

於愛の方
狼が強いに決まっております。でも、考えてみたら狼は強いけど数は減っています。兎はたくさんいます。勝ち残っているのは兎でございます。案外、兎の方がたくましいのかもしれませぬなあ。
徳川家康
よう教えてくれた。そなたは、たまにいいことを言う。

そして、家康は再び瀬名の言葉を思い出します。

瀬名
あなたならできます。

家康は、もう誰にも大切なものは奪われない。そう決意して出立します。

徳川家康
行ってまいる。

安土城を見た家康の家臣団と穴山梅雪は、息をのみました。その城は、誰もが腰を抜かすほどの要塞であり、信長の力を天下に示すものでした。

家康たちが招かれた宴の席でも、見たことがないような豪華絢爛なものが並びます。

織田信長
うまいか?
徳川家康
はっ

そう答えたものの、家康は緊張して味がわからなくなっていました。そこに、次の御前が運ばれてきて明智光秀(酒向芳)が得意気に説明します。

明智光秀
淀の鯉にございます。

この頃、信長の重臣たちは各地に散らばっていました。秀吉(ムロツヨシ)は、中国の毛利攻め、柴田勝家(吉原光夫)は、北国へいき上杉を追い詰めていました。

唯一、暇をあたえられていたのが明智光秀でした。鯉を口にしようとした瞬間、家康の手が止まり鼻をびくつかせます。

穴山梅雪
どうかなさいましたか?
徳川家康
いえ・・・

そんな様子を見て、酒井忠次(大森南朋)や家臣たちがにおいをかぎ、信長や穴山梅雪もつられてにおいをかぎました。

明智光秀
くさみはございません。日本一の淀鯉ですから。
徳川家康
そうでしょうな。贅沢なものを食べ慣れていませんゆえ。

そういって口に運ぼうとした瞬間に、信長が止めました。

織田信長
におうならやめておけ。当たったら一大事じゃ。

信長は、そういって明智光秀を睨みつけます。

明智光秀
におうはずがありませぬ。徳川殿は、高貴な料理になじみがないのでございましょう。
織田信長
なんともうした?

信長は、立ち上がり明智光秀を殴り倒しました。

織田信長
出て行け

信長は、どんな家臣であれミスには容赦ない。明智光秀は屈辱にまみれがなら出ていきました。

明智光秀
三河のくそ田舎者が。

そして、明智光秀(酒向芳)は任務を解かれ毛利攻めの手伝いの命がでました。

明智光秀
不手際により、大変なご無礼を・・・お詫びのしようもありません。腹をめす所存。
徳川家康
この陽気で、なっていたのでしょう。おきにめさるな。
明智光秀
おきにめさるな?上様は、しくじりを決して許さぬお方。

その晩、信長は家康と2人きりで話たいと伝えてきました。家康が御殿におもむくと、信長が独りで酒を飲んでいました。

織田信長
本当に臭かったのか?
徳川家康
明智殿のご処分は、ほどほどに。
織田信長
しくじりは許さぬ。つかえないものは切り捨てる。

家康の言葉にも、信長は容赦ありません。

徳川家康
うちにも使えんのがようおります。でも、なかなかそうは・・・。
織田信長
それはいかん。甘くみられると足元をすくわれるぞ。

信長は、父・織田信秀(藤岡弘)にそう叩き込まれていました。しかし、家康は違いました。

鳥居忠吉
それならそれでしょうがない。信じなければ、信じてもらえん。それで裏切られるなら、それまでの器だったのだと。
織田信長
それはいかん。誰も信じるな。信じられるのは、己一人だ。

信長とは違い、家康は自分一人では何もできない。これまで生き延びてこられたのも、みんなの助けがあったからこそです。

徳川家康
上様、京へ入られるのでございましょう。一足先に行って、お待ちしております。今後のことは、その時に。今宵はこの辺で。

そう言って立ち上がった家康に、信長は言います。

織田信長
京で待ち伏せして、俺を討とうとしてるのか。やめとけ、お前には無理だ。白兎。腹の中を見せなくなったな・・・謝って欲しいか。妻と子供を殺して謝ってほしいか。くだらん。
徳川家康
妻と子供の死をくだらんと申すのか。

家康は怒って、信長につかみかかります。

織田信長
妻子を死なせてすまなかったと俺があたまっを下げれば気がすむのか?俺は謝らんぞ。人を殺めるということは、その痛み苦しみをわが身に受けるということじゃ。

数えきれないほどの命を奪った報いは、いずれ必ず受けるだろう。俺はかまわん。だが、お前には無理じゃ。わしを支えるのが精いっぱいじゃ。

徳川家康
私には、あなたの真似はできん。したいとも思はん。わしは、わしのやり方で世を治める。たしかに、わしは弱い。弱ければこそできることがあるとわしは信じる。行き詰っておるのは、お主ではないのか。弱き兎が狼を食らうんじゃ。
織田信長
ならやればいい。本当にわしの代りをやる覚悟あがるなら、俺を討ってやってみろ。

天正10年5月29日、信長はわずか100人ほどの兵を連れて安土城をたちました。一方、家康はすでに京に入り、茶郎四郎次郎(中村勘九郎)の屋敷に滞在していました。

家康は、本能寺に入った信長と入れ違いで、京を離れて堺に向かいました。どうする家康第27話のネタバレ,あらすじはここまで。どうする家康第28話のネタバレ,あらすじにつづく



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