虎に翼 あらすじ第47話「素晴らしい法改正」感想

このページでは、NHK朝ドラ「虎に翼」の第47話ネタバレ,あらすじを吹き出し(会話方式)でお伝えしています。

虎に翼のあらすじ第46話で、寅子(伊藤沙莉)は裁判官にはなれませんでしたが、ライアンこと久藤(沢村一樹)のところで働かせてもらうことになります。

 

虎に翼のあらすじ第47話は、寅子(伊藤沙莉)が仕事に取り組むところからはじまります。虎に翼第47話のタイトルは「素晴らしい法改正」です。

虎に翼あらすじ第47話

寅子(伊藤沙莉)は、さっそく民法の親族編と相続編の改正の仕事に着手します。寅子は、改正案の民法を涙ながらに読みました。

読み終わったときには、正午が来ていました。寅子が真剣に条文案を呼んでいる様子をライアン久藤がじっと見ていました。

久藤
終わった?
寅子
久藤さん。
久藤
随分変わったでしょ。前の民法と。
寅子
さっきから、この喜びを分かち合いたい人の顔が思い浮かんできました。憲法に書かれている、すべての国民は平等にというのはこのことかと。
久藤
サディ、君思ったより謙虚なんだね。心からそう思う?新民法に不満はゼロ?
寅子
物事は、少しずつでも前進するのが大切かと。
久藤
じゃあ、例えば苗字の問題。これについてはどう思う。新憲法にのっとってると思う?
寅子
妻の権利を考慮した素晴らしい法改正です。
久藤
ふ~ん。実は、この法案GHQに跳ね返されたんだよね。ご婦人が結婚することで、縛られる形をすべて変えろというんだ。夫の苗字が優先になってる時点で生ぬるいと。
寅子
なるほど。
久藤
確かに生ぬるい。しかし、こういう観点もあるんだ。君のように、夫に先立たれた妻は婚姻関係が終わるわけだから、夫の苗字を名乗ることができなくなる。

君のように、名前をそのまま変えたくない人もいるはずだ。夫の家族といきなりバイバイできない人もたくさんいるだろう。

そういったご婦人方の気持ちを無視して、GHQの解放運動をすすめるべきかどうか。君はどう思う?

寅子は答えに困ってしまいます。

久藤
本来は、憲法と同時に民法も施行したかったんだけど。でも、早急にしないと世の中の善悪が宙ぶらりんになっちゃうからね。

そこに、外国の軍人・アルバルトホーナー(ブレイク・クロフォード)がやってきました。

ホーナー
ライアン、もしかして彼女が?
寅子
佐田寅子です。はじめまして。
久藤
彼とは、アメリカを視察したときからの知り合いでね。今は、GHQの民法セクションに携わってる。さっきの文句は全部、彼から出てきたわけ。

そういって、ライアン久藤はホーナーと英語でしゃべりながらいなくなりました。寅子はどうしても、「すん」となります。

ライアンに、寅子は謙虚と言われました。謙虚・・・あれは悪い意味合いであると考えました。優未に食事を食べさせながらつぶやきます。

寅子
明日からは、もっと意見を言っていかないと。
直明
姉ちゃんのこと謙虚って思ったことないけどなあ。

そういって、はる(石田ゆり子)と子どもたちも一緒に笑いあいました。

花江
私はとても笑えない。みんなよく平気ね。GHQってアメリカの人でしょ。直道さんの仇の国の人とトラちゃんが仕事で仲良くして。ごめんなさい。今のは忘れて。トラちゃんは、家族のために頑張ろうとしてくれてるのに。
寅子
無理に笑うことなんてない。

寅子は花江(森田望智)に寄り添いました。

寅子
給料が入ったら、何か美味しいもの食べにいきましょうか。

翌朝、寅子が出社すると桂場(松山ケンイチ)に会いました。桂場はとたんに眉間のしわが寄ります。

寅子
そんな顔しなくても・・・この度は、採用していただきありがとうございました。
桂場
採用したのは、久藤だ。俺は反対したんだけど。
寅子
だとしても、雇っていただいてよかった。少しでも皆さんの力になれるように精一杯働きます。よろしくお願いします。
桂場
君も、そういう薄っぺらいこと言うんだな。どう思われたいかは行動で示すべきだろ。

寅子は、桂場を面倒くさいと思いながら「すん」とした笑顔で対応しました。そこに、老紳士がやってきました。

桂場
佐田くん。こちらは、東京帝大の神保衛彦教授だ。政治学の権威で、私の恩師でもある。神保先生には、民法改正審議会の委員をしてもらっている。
寅子
そうなんですね。

神保教授は保守的な考えで、現行の法律を変えることで家族の在り方が変わる可能性があるので改正に反対していました。

神保教授
日本に根付く古き良き美徳を失えば、敗戦で満身創痍の国にトドメを刺すことになる。家族と家族が手を取り合うため、家制度や戸主がなくなったら困るだろ。君もそう思うだろ。

神保教授は、寅子に聞きます。

寅子
今、私に聞く?

寅子は心の中でそう思います。虎に翼第47話のネタバレ,あらすじはここまで。虎に翼第48話のネタバレ,あらすじにつづく



虎に翼第47話の感想

虎に翼第47話のあらすじでは、寅子がライアンに謙虚と言われてもっと自分の主張をしなければって思うというストーリーでした。

最後のところでは、神保教授から寅子は質問されました。寅子にとっては困ったタイミングでの質問になりました。

 

寅子の仕事は民法の相続と親族編の改正に携わることでした。でも、GHQから押し付けられた憲法と連携する民法ですから、それまでの民法とはまるで違うものにしなければなりません。

それまでとまったく異なるということは、反発がでてくるのも当然です。神保教授は、これまでの民法や家族関係を守りたいってタイプですね。

 

これって古いものにも良いところは必ずあります。新しいものにも良いものはあります。なので、それをうまく融合する必要がある。そのあたりが寅子たちの役割ですね。

個人的には、アメリカに押し付けられるものよりも、それまでに残っているものを大切にした方が日本の文化は壊れなかったのかなって戦後70年以上たったから思うことではあります。

 

なんでも欧米に右へならえではなく、日本独自のものをたくさん残していた方が良かったんじゃないかなって思ったりはします。

寅子は、神保教授にどんな返答をするのか。そのあたりが気になりますね。虎に翼第47話の感想はここまで。虎に翼第48話の感想につづく



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